ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「おとうと」 人生をふり返ろう〔11〕 

おとうと」 
山田洋次監督、久々の現代劇。

 
 
  
【原題】
【公開年】2009年  【制作国】日本国  【時間】126分  【監督】山田洋次
【原作】
【音楽】冨田勲
【脚本】 山田洋次 平松恵美子
【言語】日本語(東京方言 大阪方言)
【出演】吉永小百合(高野吟子)  笑福亭鶴瓶(丹野鉄郎)  蒼井優(高野小春)  加瀬亮(長田亨)  小林稔侍(丹野庄平)  森本レオ(遠藤)  茅島成美(-)  田中壮太郎(-)  キムラ緑子(-)  笹野高史(丸山)  ラサール石井(-)  佐藤蛾次郎(-)  池乃めだか(-)  小日向文世(小宮山進)  横山あきお(-)  近藤公園(-)  石田ゆり子(小宮山千秋)  加藤治子(高野絹代)  
         
【成分】泣ける 笑える 楽しい 知的 切ない かわいい コミカル 
       
【特徴】山田洋次監督久々の現代劇。吉永小百合氏と笑福亭鶴瓶氏の異色共演で評判。蒼井優氏は娘役と語り部を担当する。

 鶴瓶氏は自身のキャラから役作りしやすい大阪の大衆演劇の役者役、吉永小百合氏はその姉で嫁いで東京へ移住して30年という設定なのでこれも役作りしやすい。ときおり台詞に出る関西イントネーションの標準語が綺麗だ。
 鶴瓶氏が病で次第に身体が衰弱していく様を熱演している。吉永小百合氏は実年齢より若い設定で演じているようだが、違和感が全く無い。
   
【効能】家族を省みるきっかけにできる。還暦過ぎとは思えない吉永小百合氏の若さに感動。
 
【副作用】ステレオタイプの人物描写に食傷。
 
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「沈まぬ太陽」 人生をふり返ろう 

沈まぬ太陽」 久々の本格邦画。
 
 
  
【英題】
【公開年】2009年  【制作国】日本  【時間】202分  【監督】若松節朗
【原作】山崎豊子
【音楽】住友紀人
【脚本】西岡琢也
【出演】渡辺謙(恩地元)  三浦友和(行天四郎)  松雪泰子(三井美樹)  鈴木京香(恩地りつ子)  石坂浩二(国見正之)  香川照之(八木和夫)  木村多江(鈴木夏子)  清水美沙(小山田修子)  鶴田真由(布施晴美)  柏原崇(恩地克己)  戸田恵梨香(恩地純子)  大杉漣(和光雅継)  西村雅彦(八馬忠次)  柴俊夫(堂本信介)  風間トオル(沢泉徹)  山田辰夫(古溝安男)  菅田俊(志方達郎)  神山繁(桧山衛)  草笛光子(恩地将江)  小野武彦(道塚一郎)  矢島健一(青山竹太郎)  品川徹(龍崎一清)  田中健(井之山啓輔)  松下奈緒(樋口恭子)  宇津井健(阪口清一郎)  小林稔侍(竹丸鉄二郎)  加藤剛(利根川泰司)
         
【成分】泣ける 勇敢 知的 切ない かっこいい 1970年代~80年代 
     
【特徴】
   
【効能】
 
【副作用】
 
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「望郷」 人生をふり返ろう〔9〕 

望郷」 ジャン・ギャバン出世作。
 

 
【原題】PEPE-LE-MOKO
【公開年】1937年  【制作国】仏蘭西  【時間】94分  
【監督】ジュリアン・デュヴィヴィエ
【原作】ロジェ・ダシェルベ
【音楽】ヴィンセント・スコット
【脚本】アンリ・ジャンソン ロジェ・ダシェルベ
【出演】ジャン・ギャバン(ぺぺ)  ミレーユ・バラン(ギャビー)  リーヌ・ノロ(イネス)  リュカ・クリドゥ(スリマン)  ルネ・カール(-)  マルセル・ダリオ(-)
        
【成分】ゴージャス ロマンチック 知的 切ない かっこいい ギャング物 1930年代 アルジェリア アルジェ カスバ 白黒映画 
   
【特徴】ジャン・ギャバンがスター俳優の地位を不動にした作品。当時フランス領だったアルジェリアの首都アルジェに潜伏するギャングの若きボスと若いパリジェンヌの束の間の恋。
 ギャング物のラブストーリーとしては金字塔扱いされる作品で、後の作品でしばしば模倣される。日本でも昭和14年に大ヒット。
  
【効能】青年から中年への節目を実感。異国情緒の中での恋を疑似体験。
 
【副作用】古い白黒映画なので映像が暗い。主人公の詰めの甘さにイラっ。
 
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「富士山頂」 人生をふり返ろう〔8〕 

富士山頂」 青春の戦後復興



【公開年】1970年  【制作国】日本国  【時間】109分  【監督】村野鐵太郎
【制作】石原裕次郎 二橋進悟 久保圭之介
【協力】三菱電機株式会社 三菱重工株式会社 大成建設株式会社 朝日ヘリコプター株式会社 気象庁
【原作】新田次郎
【音楽】黛敏郎
【脚本】国弘威雄
【言語】日本語
【出演】石原裕次郎(梅原悟郎)  山崎努(伊石昇)  渡哲也(加田雄平)  芦田伸介(葛木章一)  佐藤允(辰吉)  中谷一郎(岡田)  本郷淳(川西)  市原悦子(茂子)  星由里子(美津子)  宇野重吉(村岡)  山内明(中林)  東野英治郎(加納)  金井進二(寺崎)  古谷一行(荒木)  露口茂(富沢)  清水将夫(伊佐山)  神山繁(主計官)  信欽三(初老の男)  玉川伊佐男(植松)  加藤武(山中)  小瀬格(大田)  田中邦衛(馬方)  武藤章生(管野)  浜田光夫(測候所員)  勝新太郎(朝吉)

【成分】勇敢 知的 かっこいい 山岳 

【特徴】元気象庁職員だった新田次郎氏が原作者。新田氏自身が富士山頂に測候所建設計画にかかわり、原作はその体験がベースになっている。それを石原プロモーションが実写映画化。

 原作は執筆者自身の体験を元にしているため主人公は気象庁の担当職員だが、映画化には工事にかかわった三菱電機の全面協力があったため主人公は三菱電機の若い技術者に変更され制作者である石原裕次郎氏自ら扮している。また原作では工事にかかわった社名は伏せられていたが、映画化では実名登場。

 主演の石原裕次郎氏をはじめ当時の第一線で活躍するベテランから若手までの俳優が総出演の感があるボリューム、実際に富士山高所をロケ地にするなど、日本が高度経済成長に邁進する力強い内容だ。

【効能】日本が未来への希望に満ち溢れた時期が描写しているため元気をもらえる。日本人技術者の逞しさに奮起する。

【副作用】官僚と企業との共同事業成功の映画化のため、国策映画ぽくて不快感。

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「オリヲン座からの招待状」 人生をふり返ろう〔7〕 

オリヲン座からの招待状」 
宮沢りえの清らかさが魅力

 


【公開年】2007年  【制作国】日本国  【時間】116分  【監督】三枝健起
【原作】浅田次郎
【音楽】村松崇継
【脚本】いながききよたか
【言語】日本語
【出演】宮沢りえ(豊田トヨ)  加瀬亮(仙波留吉)  宇崎竜童(豊田松蔵)  田口トモロヲ(三好祐次(平成))  中原ひとみ(豊田トヨ(平成))  樋口可南子(三好良枝(平成))  原田芳雄(仙波留吉(平成))  小清水一揮(少年時代の三好祐次)  工藤あかり(少女時代の三好良枝)  
  
【成分】ロマンチック 切ない かわいい 1950年代~現代 京都 
  
【特徴】日本版「ニューシネマパラダイス」を目指したような内容になっている。宮沢りえ氏が透明感のある清らかな未亡人を好演。「三丁目の夕日」の鈴木一平役で有名な小清水一揮君が田口トモロヲ氏の少年時代を演じているが、顔の風貌がよく似ている。
 映画全盛期の昭和30年代の町の映画館、ノスタルジーを感じる。
 
【効能】人生をふり返る良い機会となる。映画館で見る映画の良さを再認識させる。
 
【副作用】展開はダラダラ唐突、リアリティに欠ける部分を感じてしまう。
 
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「ロビンとマリアン」 人生をふり返ろう〔6〕 

ロビンとマリアン」 
晩年のロビンとマリアンを描く異色作

 


【原題】ROBIN AND MARIAN
【公開年】1976年  【制作国】英吉利  【時間】107分  
【監督】リチャード・レスター
【音楽】ジョン・バリー
【脚本】ジェームズ・ゴールドマン
【言語】イングランド語
【出演】ショーン・コネリーロビン・フッド)  オードリー・ヘプバーンマリアン)  リチャード・ハリス(獅子心王リチャード)  ロバート・ショウ(ノッチンガム代官)  ニコル・ウィリアムソン(リトル・ジョン)  イアン・ホルム(ジョン王)  ロニー・バーカー(-)  デンホルム・エリオット(-)  ケネス・ヘイ(-)  
             
【成分】泣ける 笑える 楽しい 悲しい ロマンチック 勇敢 切ない かっこいい 義賊 中世時代劇 12世紀末~13世紀初頭? 中世イングランド 
        
【特徴】晩年の老いたロビン・フッドマリアンの物語。悪徳代官と立ち向かうべく最期の戦いを描く。ロビン・フッドといえば弓の名手だが、本作では殆ど使わない。若い頃と変わらずロビンを愛するマリアンや、慕い従う老リトル・ジョン、そして多くの村民たちの姿が切ない。
 子育てのため映画出演のオファーを断り続けていたオードリーにとって、マリアン姫役は9年ぶりの復帰作。
  
【効能】人生を振り返るのに適した作品。仕事一筋・大義一筋で活躍してきた人は特に周囲の家族や仲間達の犠牲というものを認識するのに効果がある。
 
【副作用】ロビン・フッドが年寄りでドン臭く、マリアンもオバサン。かっこいいショーン・コネリーと天真爛漫な美少女オードリーが目当ての人はガッカリする。
 
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「ニュー・シネマ・パラダイス」 人生をふり返ろう〔5〕 

ニュー・シネマ・パラダイス」 
恐るべき33歳青年監督。

 

右端はBlu-rayです。
 
【原題】NUOVO CINEMA PARADISO
【公開年】1989年  【制作国】伊太利 仏蘭西  【時間】175分  
【監督】ジュゼッペ・トルナトーレ
【原作】
【音楽】エンニオ・モリコーネ アンドレア・モリコーネ
【脚本】ジュゼッペ・トルナトーレ
【言語】イタリア語
【出演】フィリップ・ノワレ(アルフレード)  ジャック・ペラン(サルヴァトーレ)  サルヴァトーレ・カシオ(トト(サルヴァトーレ・少年時代))  マルコ・レオナルディ(サルヴァトーレ(青年時代))  アニェーゼ・ナーノ(エレナ)  プペラ・マッジオ(サルヴァトーレの母)  レオポルド・トリエステ(司祭)  アントネラ・アッティーリ(若き日のサルヴァトーレの母)  エンツォ・カナヴァレ(パラダイス座支配人)  イサ・ダニエリ(アンナおばさん)  レオ・グロッタ(劇場の案内人)  タノ・チマローサ(鍛冶屋)  ニコラ・ディ・ピント(広場をうろつく男)  ブリジット・フォッセー(-)
        
【成分】泣ける 笑える 楽しい 悲しい 切ない かわいい コミカル シチリア 田舎
  
【特徴】単なるノスタルジー映画ではない。私自身が歩んできたいい加減な人生を批判されているような気分にさせる作品だ。この作品の脚本と監督を担当したのは当時33歳の青年である。名作に年齢は関係ない。
 因みに主人公に強い影響を与える老映写技師には、あのルイ・マル監督のドタバタ喜劇「地下鉄のザジ」で少女ザジに振り回される心優しいオジサンを演じたフィリップ・ノワレ氏が扮した。
  
【効能】シチリアの田舎町風景に和み、老映写技師と少年時代の主人公との触れ合いに癒される。
 
【副作用】長い映画。90分から120分までのエンタメ娯楽作に慣れている人には些か単調で疲れる作品かもしれない。
 
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