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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話」 家族と一緒に感動しよう〔29〕 

フライト・キャプテン 高度1万メートル、奇跡の実話」 
実際の航空機事故をベースにした感動作


中国機長

【原題】中国机长
【英題】The Captain
【公開年】2019年  【制作国】中華人民共和国   
【時間】111分
【監督】劉偉強
【制作】李錦文
【原作】
【音楽】
【脚本】于勇敢
【言語】中国語 一部英語
【出演】张涵予(劉長健機長)  欧豪(徐奕辰副操縦士)  杜江(梁栋第二機長)  袁泉(毕男乗務長)  张天爱(黄佳乗務員4)  李沁(周雅文乗務員5)  张雅玫(张秋悦乗務員2)  杨祺如(杨慧乗務員3)  高戈(吴言安全員) 关晓彤(航空マニア)          

【成分】楽しい パニック 勇敢 かっこいい コミカル 中国 四川省 チベット自治区 旅客機事故 実話  

【特徴】2018年に起こった実際の航空機事故を映画化。例によって四川航空をはじめ航空会社や空軍の協力を得て制作。実物と同じコクピットと客室のセットで撮影、リアルな映像には説得力と迫力がある。
 それにしても、出演する女優達の美しいこと。訳あり風のビジネスクラスの一人旅の女性、人気ブレイク中の孟子義氏が美しい。

 最後は大団円なのだが、かなり尺をとって乗客達のその後やクルーたちの一年後など幸せな光景をたっぷり描写、エンディングでは実際のクルーと俳優が並んでの記念写真が映される。

 中国に警戒感を抱く人々はプロパガンダ臭を感じると思うが、日本の「シン・ゴジラ」も従来の反体制的ゴジラと違って役人賛歌だし、素直に映画を楽しもう。

【効能】四川航空を利用したくなる。家族と感動を共有する効果があり家族団欒向き。火鍋が食べたくなる。

【副作用】善い話過ぎてプロパガンダ臭がする。やたら中国の豊かさを強調し過ぎてバタ臭い。

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「太秦ライムライト」 家族と一緒に感動しよう〔28〕 

太秦ライムライト」 
「斬られ役」齢70過ぎて初主演映画


太秦ライムライト

【原題】
【公開年】2014年  【制作国】日本国   
【時間】104分
【監督】落合賢
【制作】
【原作】
【音楽】戸田信子
【脚本】大野裕之
【言語】日本語
【出演】福本清三(香美山清一)  山本千尋(伊賀さつき)  萬田久子(田村美鶴)  小林稔侍(先代 尾上清十郎)  松方弘樹(尾上清十郎)  本田博太郎(長沼兼一)  エローラ・トルキア(コニー)  ビョルン・アンドレセン(ダン)          

【成分】泣ける 切ない かっこいい 時代劇 太秦 

【特徴】

【効能】

【副作用】

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「シン・ゴジラ」 家族と一緒に感動しよう〔27〕 

シン・ゴジラ」 
リアルな役人描写・自衛隊描写が評判



シン・ゴジラ Blu-ray特別版3枚組
シン・ゴジラ DVD2枚組

【原題】
【英題】Shin Godzilla
【公開年】2016年  【制作国】日本国  
【時間】111分
【監督】庵野秀明(総監督) 樋口真嗣(特技監督)
【制作】
【原作】
【音楽】鷺巣詩郎 伊福部昭
【脚本】庵野秀明
【言語】日本語 イングランド語
【出演】長谷川博己(矢口蘭堂)  石原さとみ(カヨコ・アン・パタースン)  竹野内豊(赤坂秀樹)  松尾諭(泉修一)  高良健吾(志村祐介)  津田寛治(森文哉)  市川実日子(尾頭ヒロミ)  塚本晋也(間邦夫)  高橋一生(安田龍彥)  大杉漣(大河内清次)  柄本明(東竜太)  余貴美子(花森麗子)  平泉成(里見祐介)  野村萬斎(ゴジラ・モーションキャプチャー)  

【成分】かっこいい スペクタクル パニック 勇敢 知的 放射能 怪獣映画

【特徴】久々に日本で制作された正統派ゴジラ。
 主役級の俳優を助演からチョイ出演の脇役まで贅沢に起用。政治家や役人・自衛隊の監修協力があって全編にリアルな役人言葉が散りばめられ物語全体の説得力を強めている。
 また、物語にはアメリカが日本の「宗主国」として絡んでくるがアメリカ人俳優は殆ど顔を出さず、石原さとみ氏が日系アメリカ人の政府高官役で登場、多くの日本人が抱く典型的なアメリカ人キャラを忠実に演じている。

 ただ、政治家や自衛隊の熱心な監修協力を得ているためか、初期のゴジラ映画に比べると「反権力・反体制」色は無く、主人公は若き世襲政治家で、彼が率いるチームの活躍を前面に出すことで官僚・自衛隊に華を持たせる内容になっており左派系のゴジラファンには不評である。

【効能】日本のシビリアンコントロールの有様を実感できる。

【副作用】シビリアンコントロールに悪いイメージを抱く。放射能被害を甘く見る。

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「ポンペイ最後の日」 家族と一緒に感動しよう〔26〕 

ポンペイ最後の日」 
クリスティーネ・カウフマン嬢が美しい。



現在、日本版DVDは流通していないようだ。

【原題】THE LAST DAYS OF POMPEII  
【公開年】1960年  【制作国】亜米利加 伊太利 西班牙 西独逸 摩納哥  
【時間】112分  
【監督】マリオ・ボンナルド
【制作】
【原作】エドワード・ブルワー=リットン
【音楽】アンジェロ・フランチェスコ・ラヴァニーノ
【脚本】エンニオ・デ・コンチーニ セルジオ・レオーネ ドゥッチョ・テッサリ セルジオ・コルブッチ
【言語】イングランド語
【出演】スティーヴ・リーヴス(グラウカス)  クリスティーネ・カウフマン(アイオネ)  バーバラ・キャロル(ニディア)  A・M・バウマン(ジュリア)  ミンモ・パルマラ(ガリヌス)     

【成分】ゴージャス スペクタクル パニック ファンタジー ロマンチック 切ない 勇敢 ローマ時代 79年 ポンペイ

【特徴】イギリス貴族エドワード・ブルワー=リットン男爵が描いた冒険活劇が原作。不朽の名作らしく何度も映画化されている。
 因みに原作者の孫は、満州事変後に国際連盟が満州に派遣したリットン調査団の団長である。

 晴雨堂は物語よりヒロインの美しさに萌え。それ以外はあまり記憶に残っていない。

【効能】夏休みの家族団欒に合う作品。古代ローマ史に興味を持つ。

【副作用】時代考証無視が不愉快。豪華な舞台の割に物語が拍子抜け。
 
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「風立ちぬ」 家族と一緒に感動しよう〔25〕 

風立ちぬ」 
宮崎駿引退作。



  
【英題】THE WIND RISES
【公開年】2013年  【制作国】日本国  【時間】126分  
【制作】
【監督】宮崎駿
【原作】宮崎駿
【音楽】久石譲
【脚本】宮崎駿
【言語】日本語       
【出演】庵野秀明(堀越二郎)  瀧本美織(里見菜穂子)  西島秀俊(本庄季郎)  西村雅彦(黒川)  スティーブン・アルパート(カストルプ)  風間杜夫(里見)  竹下景子(二郎の母)  志田未来(堀越加代)  國村隼(服部)  大竹しのぶ(黒川夫人)  野村萬斎(カプローニ)
      
【成分】泣ける 悲しい スペクタクル ロマンチック パニック 知的 切ない かっこいい

【特徴】堀辰雄の名作「風立ちぬ」から着想し、ゼロ戦の設計者堀越二郎の半生を描いた長編アニメ。宮崎駿氏は本作を以て長編アニメ制作からの引退を宣言した。主題歌は松任谷由実氏が荒井由実時代に発表した「ひこうき雲」をあてている。
 堀越二郎氏の遺族たちの評判は史実と異なる点が気になったものの概ね良かった。

【効能】一途に何かを打ち込んでいた青春時代がよみがえる。
 
【副作用】嫌煙派には不快感。平和主義には兵器描写が不快感。
 
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「はやぶさ/HAYABUSA」 家族と一緒に感動しよう〔24〕 

はやぶさ/HAYABUSA
人類の発展はオタクが切り開く!!

 

  
【原題】
【公開年】2011年  【制作国】日本国  【時間】140分  
【監督】堤幸彦
【原作】
【音楽】長谷部徹
【脚本】白崎博史 井上潔
【言語】日本語       
【出演】竹内結子(水沢恵)  西田敏行(的場泰弘)  高嶋政宏(坂上健一)  佐野史郎(川渕幸一)  山本耕史(田嶋学)  鶴見辰吾(喜多修)  筧利夫(矢吹豊)  市川実和子(小田島加那子)  甲本雅裕(平山孝行)  マギー(福本哲也)  正名僕蔵(-)  六角慎司(-)  高橋長英(萩原理)  生瀬勝久(<はやぶさ>の熱狂的なファン)
      
【成分】泣ける 笑える 楽しい ロマンチック 知的 切ない コミカル 宇宙開発 イトカワ 

【特徴】小惑星のイトカワからサンプルの採取に成功した小惑星探査機「はやぶさ」の実話をベースにした実写映画の佳作。実話映画化にしてはデフォルメ臭が少ない。出演俳優も実在のご健在の人物を演じるためか、オーバーな演技は控えている。
 JAXAの雰囲気が小気味良く出ている。日本から見れば潤沢な予算を湯水の如く使えるアメリカのNASAと違って貧乏所帯のJAXAは親近感が持てるだろう。
 
 1つの事を立ち上げ、様々な困難を乗り越えて成し遂げていく様は感動であり未来が明るく見える。家族団欒で鑑賞する事を勧める。

 佐野史郎氏は実際の川渕幸一氏に非常によく似ている。ヒロイン竹内結子氏が演じる水沢をはじめメガネキャラが多い事も特徴。 
    
【効能】子供の頃の夢がよみがえる。未来が明るくなる。
 
【副作用】クセのある登場人物ばかりで気持ち悪い。
 
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「サウンド・オブ・ミュージック」 家族と一緒に感動しよう〔23〕 

サウンド・オブ・ミュージック」 
家族愛と反戦を歌った伝説ミュージカル。

 

 
【原題】THE SOUND OF MUSIC
【公開年】1964年  【制作国】亜米利加  【時間】174分  
【監督】ロバート・ワイズ
【原作】ハワード・リンゼイ ラッセル・クローズ
【音楽】リチャード・ロジャース オスカー・ハマースタイン二世 アーウィン・コスタル
【脚本】アーネスト・レーマン
【言語】イングランド語(「ヒットラー万歳」のみドイツ語)
【出演】ジュリー・アンドリュース(マリア)  クリストファー・プラマー(フォン・トラップ大佐)  エリノア・パーカー(男爵夫人)  リチャード・ヘイドン(マックス・デトワイラー)  ペギー・ウッド(修道院長)  アンナ・リー[女優](シスター・マルガリータ)  チャーミアン・カー(リーズル)  ニコラス・ハモンド(フリードリッヒ)  ヘザー・メンジース(ルイーザ)  デュエン・チェイス(クルト)  アンジェラ・カートライト(ブリギッタ)  デビー・ターナー(マルタ)  キム・カラス(グレーテル)  ポーティア・ネルソン(シスター・ベルテ)  ベン・ライト(ゼラー)  ダニエル・トゥルーヒット(ロルフ)  ノーマ・ヴァーデン(シュミット)
  
【成分】笑える 楽しい ゴージャス ロマンチック 勇敢 知的 かわいい 家族愛 ミュージカル ナチスドイツ オーストリア 1938年
                   
【特徴】第二次大戦前夜のオーストリア、実際のトラップ一家の体験をベースに脚色した反戦ミュージカル映画の金字塔的名作。監督は名匠ロバート・ワイズ氏。
 日本でも毎年どこかの映画館で上映されるほど支持されている。作中で歌われる「ドレミの歌」をはじめ日本の小中学校の音楽授業で歌われるものは少なくない。
 晴雨堂も「純真な少年時代」に鑑賞したため、思い出の名作となっている。
 
 ただし、世界中で好評を博した本作ではあるが、舞台となったオーストリアではどちらかといえば不評、理由はオーストリアの風俗がデフォルメされ過ぎているためと、モデルとなった実際のトラップ一家やその関係者たちを激怒させるほど脚色がなされていたためである。
    
【効能】家族団欒で鑑賞すると家族愛を再認識させる。家族でピクニックやキャンプに出かけたくなる。
 
【副作用】人物描写がやや単純で説得力に欠ける。オーストリア在住の人には白ける恐れあり。
 
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