ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「マイティジャック」 ゴージャス気分を楽しむ時に〔11〕 

マイティジャック」 
アタリ隊長(二谷英明)、さようなら!

 

     
【原題】Mighty Jack
【公開年】1968年  【制作国】日本国  【時間】1442分  
【監督】満田かずほ
【原作】
【音楽】冨田勲
【脚本】関沢新一ほか      
【出演】二谷英明(当八郎隊長)  久保菜穂子(桂めぐみ)  南廣(天田一平)  春日章良(英健)  天本英世(村上譲)  二瓶正也(源田明)  池田和歌子(一条マリ)  井上紀明(寺川進)  田中淑隆(玉木英雄)  福岡正剛(服部六助)
   
【成分】泣ける 悲しい 不気味 ゴージャス 勇敢 知的 切ない 特撮 諜報アクション 日本語

【特徴】円谷プロが放った伝説の青年向け特撮アクションドラマ。世界征服を企む謎の組織Qに敢然と立ち向かう万能戦艦マイティ号のチームたちを描く。
 当時も今も異例の1時間もの特撮ドラマであり、対象は子供ではなく青少年。スパイアクション的要素があり、台詞も気が利いていた。大人向けを意識しているのか、メンバーたちの平素は背広姿である。
 残念ながら制作者側・TV局側・主演の二谷英明氏側との間で意見の相違が顕著になり、加えて「大人向け特撮ドラマ」が受け入れられなかったのか視聴率低迷。徐々に内容を子供向けへとシフトし1クールで一旦中断。新たに子供向けに新装された「戦え!マイティジャック」が2クール制作された。
 「ウルトラマン」科特隊のアッコ隊員こと桜井浩子氏や「戦え!・・」では「ウルトラセブン」のモロボシ・ダンこと森次浩司氏がゲスト出演。
 
 批判はいろいろあろうかと思うが、けっして同時代の「スタートレック」と遜色は無い。むしろメイクなどでは「スタートレック」の方が稚拙だったり、構成や設定がいい加減な場合もある。 
    
【効能】気分が明るくなる。スタイリッシュで大人感覚に魅了。
 
【副作用】しょぼい気持ちになる。
 
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「釈迦」 ゴージャス気分を楽しむ時に〔10〕 

釈迦」 
当時の邦画エネルギーを感じる超大作。

 
 
 
【原題】
【公開年】1961年  【制作国】日本国  【時間】157分  【監督】三隅研次
【原作】
【音楽】伊福部昭
【脚本】八尋不二
【出演】本郷功次郎(シッダ太子)  チェリト・ソリス(ヤショダラー)  勝新太郎(ダイバ・ダッタ)  川崎敬三(ウパリ)  川口浩(アジヤセ王)  小林勝彦(アナン)  市川雷蔵[8代目](クナラ王子)  山本富士子(ウシヤナ)  中村玉緒(オータミー)  叶順子(マータンガ)  京マチ子(村の女ヤサ)  近藤美恵子(アマン)  藤原礼子(母親)  三田登喜子(サリイ)  市田ひろみ(ナジヤ)  阿井美千子(キリコ)  三田村元(サリーブッタ)  丹羽又三郎(ソーナ)  島田竜三(武将ブタイ)  鶴見丈二(アーラーマ)  大辻伺郎(カルダイ)  北原義郎(コンダンニヤ)  根上淳(マハーツサバ)  中村鴈治郎[2代目](アショカ王)  千葉敏郎(グリハ)  石井竜一(バンダ)  舟木洋一(モツガラーナ)  花布辰男(陶物師の翁)  嵐三右衛門(ラーヤナ)  寺島貢(侍従長)  阿部脩(番人)  丸山修(ジーワカ)  寺島雄作(占者)  荒木忍(行者)  清水元(キツショー)  山田五十鈴(カリティ)  月丘夢路(タクシラー)  北林谷栄(スミイ)  細川ちか子(マーヤー)  杉村春子(イダイケ)  千田是也(スッドーダナ)  東野英治郎(シュラダ)  見明凡太郎(チャンナ)  滝沢修(アシユダ仙人)  市川寿海[3代目](ビンビサーラ)  南部彰三(老門番)  葛木香一(スッパプッダ)  東良之助(ワッパ)  南条新太郎(マハーナーマ)  水原浩一(牢番甲)  浅尾奥山(老人)  市川謹也(チュンダ)  原聖四郎(バッディヤ)  伊達三郎(アッサジ)  金剛麗子(サバ)  橘公子(アミター)  近江輝子(庶民)  藤川準(牢番乙)  玉置一恵(群集乙)  堀北幸夫(番兵A)  横山文彦(群集甲)  菊野昌代士(群集丙)  越川一(群集丁)  丸凡太(油屋の小僧)  沖時男(物見)  浜田雄史(番兵B)
  
【成分】ファンタジー スペクタクル ゴージャス ロマンチック 不思議 パニック 知的 セクシー インド 紀元前5世紀
                   
【特徴】邦画界に君臨した大映社長永田雅一氏の肝煎りで制作された空前の超大作、強いていえば日本版「十戒」にも見える。当時としても現在から見ても邦画界としては破格の予算を投入し、事前にロケ隊をインドに派遣して衣装・食事・建築物を調査し、広大な自衛隊演習場を借りて紀元前5世紀のインドの町を再現した。
 日本発の70ミリ映画としても映画史に刻み込まれ、釈迦がいた時代の衣装を着て出演している当時のスター俳優たちが鮮明なカラー映像で残っているわけだから、貴重中の貴重映像。
 ただし、本作は宗教映画というよりはスペクタクル冒険ロマンが先行していて、一般で認識されている史実を敢えて無視している部分が多々ある。
    
【効能】当時の邦画界の凄さを体感。当時の若手女優がシングル肩だしの艶やかな衣装で演じているので活力がみなぎる。
 
【副作用】釈迦をだしに使った低俗贅沢映画にしか見えない。日本人がインドの衣装を着て日本語で演じているのに違和感。
 
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「シーザーとクレオパトラ」 ゴージャス気分を楽しむ時に〔9〕 

シーザーとクレオパトラ」 
スカーレット・オハラのヴィヴィアン・リー
クレオパトラを演じる。

 
 
  
【原題】CAESAR AND CLEOPATRA
【公開年】1945年  【制作国】英吉利  【時間】127分  
【監督】ガブリエル・パスカル ブライアン・デズモンド・ハースト
【原作】ジョージ・バーナード・ショウ
【音楽】ジョルジュ・オーリック
【脚本】ジョージ・バーナード・ショウ
【言語】イングランド語
【出演】クロード・レインズジュリアス・シーザー)  ヴィヴィアン・リークレオパトラ)  スチュワート・グレンジャー(-)  フローラ・ロブソン(-)  アンソニー・ハーヴェイ(-)  ルネ・アシャーソン(-)  ケイ・ケンドール(-)  ジーン・シモンズ(-)  フランシス・L・サリヴァン(-)  ベイジル・シドニー(-)  セシル・パーカー(-)  レイモンド・ラヴェル(-)  アーネスト・セシジャー(-)  マイケル・レニー(-)  エスメ・パーシイ(-)  スタンリー・ホロウェイ(-)  レオ・ゲン(-)  アラン・ウィートリー(-)  フェリックス・アイルマー(-)  ラッセル・ソーンダイク(-) 
  
【成分】ゴージャス 知的 かわいい コミカル 戯曲 エジプト ローマ時代 BC1世紀
       
【特徴】1945年作だがカラー作品である。
 タイトルだけを見るとローマ時代を舞台にした壮大なスペクタクル史劇を連想するが、その先入観は捨てたほうが良い。ローマの大権力者と猫かぶりの権力志向の強いエジプト王女のウイットに富んだ大人の駆け引きを楽しむのが無難な鑑賞法だ。
 クレオパトラ役には「風と共に去りぬ」のヴィヴィアン・リー氏が好演。ファンならご存知のようにこの時期の彼女は結核を患っているのだが、それをまったく感じさせない小悪魔ぶりを披露。
 当時まだ15歳のジーン・シモンズ氏が楽器奏者の奴隷役でチョイ出演。
   
【効能】ゴージャスで豊かな大人の気分を楽しめる。
 
【副作用】壮大なローマ史劇を期待すると拍子抜け。史実にこだわる人は時代考証無視に激怒。
 
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「風と共に去りぬ」 ゴージャス気分を楽しむ時に〔8〕 

風と共に去りぬ」 
ハリウッド映画史上不朽の名作。

 
 
  
【原題】GONE WITH THE WIND
【公開年】1939年  【制作国】亜米利加  【時間】231分  
【監督】ヴィクター・フレミング
【原作】マーガレット・ミッチェル
【音楽】マックス・スタイナー
【脚本】シドニー・ハワード
【出演】ヴィヴィアン・リースカーレット・オハラ)  クラーク・ゲイブルレット・バトラー)  レスリー・ハワード(アシュレイ・ウィルクス)  オリヴィア・デ・ハヴィランド(メラニー・ハミルトン)  トーマス・ミッチェル(ジェラルド・オハラ)  バーバラ・オニール(エレン・オハラ)  ハティ・マクダニエル(マミー)  ジェーン・ダーウェル(ドーリー)  ウォード・ボンド(トム)  
         
【成分】ゴージャス ロマンチック 知的 切ない かっこいい アメリカ・ジョージア州アトランタ 1861年~1865年頃 
       
【特徴】「ベン・ハー」とならんでハリウッド映画の最高峰といってもよい大作。原作も「ベン・ハー」とならんでアメリカ文学史上のベストセラーにして不朽の名作。南北戦争当時の南部上流階級の正確な風俗が天然色フィルムで記録されているので歴史的価値がある。
 ただ、原作は1930年代の作品であり、マーガレット・ミッチェルの社会的ポジションから、白人の上から目線であるのは否めず、人権派や黒人勢力から根強い反発がある。
   
【効能】ゴージャスなアメリカンワールドを体感できる。
 
【副作用】黒人奴隷と地主制度を肯定しているように見え不快感。
 貧困に喘ぎホームレスになった訳でもない依然として地主階級にいるヒロインが何もかも失ったかのように絶望的になるのは笑止。
 
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「イル・ベント・ エ・ レ・ ローゼ 愛するということ」 ゴージャス気分を楽しむ時に〔7〕 

イル・ベント・ エ・ レ・ ローゼ
愛するということ」 
成人女性のゴージャスファンタジー

 

左はDVD、右はBlu-ray 
  
【伊題】IL VENTO E LE ROSE
【英題】The Awakening of Love
【公開年】2009年  【制作国】日本国 伊太利  【時間】73分  
【監督】エリーザ・ボロニーニ
【原作】叶恭子
【音楽】書上奈朋子
【脚本】
【言語】イタリア語 イングランド語
【出演】叶恭子(KOKO)  マリア・コッキャレッラ・アリスメンディ(ジョルジャ)  ラファエッラ・パニーキ(ジョルジャの祖母)  アントニオ・マテシッチ(紳士)  アレッシオ・シーカ(-)  パリデ・モッチャ(-)  アレッサンドロ・カラブロ(アンドレア)  ヴィンセント・パーパ(-)
         
【成分】ファンタジー ゴージャス 不思議 セクシー 官能 イタリア イタリア語 
     
【特徴】叶恭子氏の著作を元に実写映画化。全編オールイタリアロケ。スタッフは監督以下全て女性で制作。
 成人女性のためのファッショナブルでゴージャスな官能的映画。叶恭子氏のセックスを美しく描写している。
   
【効能】ゴージャスで官能的なファンタジーで萌え。
 
【副作用】女性を対象にした作品なので、男性には物足りなさと拍子抜けを感じる。
 
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「アマルフィ 女神の報酬」 ゴージャス気分を楽しむ時に 

アマルフィ 女神の報酬」 
織田裕二に似合う映画

 

 
【原題】
【公開年】2009年  【制作国】日本  【時間】125分  【監督】西谷弘
【原作】真保裕一
【音楽】菅野祐悟
【脚本】
【出演】織田裕二(黒田康作)  天海祐希(矢上紗江子)  戸田恵梨香(安達香苗)  佐藤浩市(藤井昌樹)  大塚寧々(羽場良美)  伊藤淳史(谷木幹安)  小野寺昭(菊原清文)  平田満(川越亘)  佐野史郎(西野道生)  大森絢音(矢上まどか)  中井貴一(片岡博嗣)  サラ・ブライトマン(本人)  福山雅治(佐伯章悟)
        
【成分】ゴージャス パニック 勇敢 知的 かっこいい ミステリー イタリア  
   
【特徴】全編イタリアロケを敢行した意欲的ミステリー「大作」。事件を解決するのは何やら特務を担っていそうな謎の敏腕外交官。イタリアを堪能できる仕上がりにはなっている。
  
【効能】イタリア観光の疑似体験ができるかな。
 
【副作用】人によっては、配役表と物語の冒頭で話の展開が予測でき、つまらない。
 
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「西太后」 ゴージャス気分を楽しむ時に〔5〕 

西太后」 
壮大な中国の悪女時代劇。

 

完全版6時間バージョン

【原題】火燒圓明園・垂簾聽政
【公開年】1984年  【制作国】中華人民共和国 英領香港  【時間】129分  
【監督】李翰祥
【原作】
【音楽】葉純文
【脚本】楊村彬
【言語】中国語 一部イングランド語
【出演】劉暁慶西太后)  梁家輝(咸豊帝・文宗)  陳(東太后)  張樹義(同治帝・穆宗)  周潔(麗己)  項坤(粛順)  張鉄林(恭親王・奕訴)  
        
【成分】スペクタクル ゴージャス 不気味 知的 権力闘争 宮廷 清朝末期 19世紀中頃 中国
   
【特徴】おそらく、人民中国が初めて手掛けたゴージャス時代劇スペクタクル。
 稀代の悪女と呼ばれている西太后が16歳で皇帝の后妃候補試験ともいえる「選秀女」に合格してから清王朝の最高権力を握る30前までの前半生を描いている。

 もともと、イギリス軍による圓明園略奪を主軸にした「火燒圓明園」と西太后が老臣たちを粛清して幼い同治帝を傀儡に全権を掌握する「垂簾聽政」の2つの作品を1つに合わせ6時間に及ぶ物語を2時間余に短縮しているため、作品の大味感は否めない。
 ただ、紫禁城の一大ロケーションと本格の京劇を観劇する場面など、清朝宮廷生活がゴージャスに再現。もともとは清楚な可愛らしいキャラだった劉暁慶氏が煌びやかな悪女を好演、大きく光る射るような瞳に萌えるM男も少なくないだろう。
 人民解放軍が東アジア人まるだしで顔を白く塗り赤髭やブロンドのカツラをつけてイギリス兵を演じているのが丸出しなのが微笑ましい。

 因みに本作から26年後に制作された「蒼穹之昴」での西太后は比較的実像に近いといわれている。演じた田中裕子氏は中国でも「似ている」と評判だった。
  
【効能】中国的ゴージャスに豊かな気分になれる。台詞が綺麗な普通話(標準語)なので中国語の学習に最適。
 
【副作用】史実を無視して西太后の残虐さを強調しすぎている点に不快感。中国的生臭さに気分が悪くなる。物語として大味感がある。
 
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