ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。
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「誓いの休暇」 青春回帰〔12〕 

誓いの休暇」 切ない青春
 

 
【原題】БАЛЛАДА О СОЛДАТЕ
【公開年】1959年  【制作国】蘇連  【時間】88分  
【監督】グリゴーリ・チュフライ
【音楽】 ミハイル・ジーフ
【脚本】ワレンチン・エジョフ グリゴーリ・チュフライ
【言語】ロシア語
【出演】ウラジミール・イワショフ(少年兵アリョーシャ)  ジャンナ・プロホレンコ(シューラ)  アントニーナ・マクシーモア(アリョーシャの母)  ニコライ・クリューチコフ (将軍)
          
【成分】泣ける 悲しい ロマンチック 切ない かわいい 第二次大戦 ソ連 白黒映画 
      
【特徴】ソ連時代の映画。怪我の功名で手柄を立てた少年兵は6日間の休暇をもらって故郷へ帰るが。その道中で出会った人々との触れ合いの青臭さが切ない。何故なら、冒頭で戦争が終わった時に喪服姿の母親の姿が登場するからだ。この映画は、人の良い少年兵の最期の青春を描写したものである。
 列車の中で出会った同年齢の少女と心を通わす光景が美しい。
 
【効能】まだ性愛とまでいかないプラトニックな初恋を思い出す。
 
【副作用】少年の青臭さに少しイラっ。
 
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[ 2008/01/30 13:19 ] 映画・・青春回帰 | TB(0) | CM(2)

「裂けた鉤十字/ローマの最も長い一日」 自分に喝を入れたい時に〔6〕 

裂けた鉤十字/ローマの最も長い一日
コストマス監督のデビュー作

 

      
【原題】RAPPRESAGLIA
【英題】MASSACRE IN ROME
【公開年】1973年  【制作国】伊太利 仏蘭西  【時間】107分  
【監督】ジョルジ・パン・コスマトス
【原作】ロバート・カッツ
【音楽】エンニオ・モリコーネ
【脚本】ロバート・カッツ ジョルジ・パン・コスマトス       
【出演】リチャード・バートン(カプラー大佐)  マルチェロ・マストロヤンニ(アントネリ神父)  レオ・マッカーン(-)  デリア・ボッカルド(-)  ジョン・スタイナー(-)  アンソニー・スティール(-)  ロバート・ハリス[俳優](-)  ピーター・ヴォーン(-)  レンツォ・モンタニャーニ(-)  ジャンカルロ・プレト(-)  レンツォ・パルメル(-)  デュリオ・デル・プレト(-)
   
【成分】悲しい パニック 不気味 恐怖 勇敢 絶望的 バチカン ナチスドイツ 第二次大戦 虐殺 1940年代 イタリア イタリア語(一部ドイツ語) 

【特徴】ムッソリーニが失脚し、ドイツ軍が大挙してイタリアを制圧、ローマが武装親衛隊の占領下になった頃の物語。
 ローマ市中を行進するSS小隊がレジスタンスの爆破テロを受ける。ヒトラーはその報復に戦死した兵士の十倍の数のイタリア人処刑を命令。頭を抱える現地責任者のカプラーと、それを阻止しようと奔走する神父の対立が基軸となっている。
 カプラーはヒトラーの命令に神経をすり減らし、神父はナチに迎合するバチカンに失望する。後に娯楽大作を量産するコストマス監督の社会派作品。 
    
【効能】組織や社会の不条理・矛盾を学べる。人間の英知は社会貢献よりも言い訳と正当化に使われる事を学べる。
 
【副作用】全体に陰鬱で重苦しい雰囲気に気分が悪くなる。
 
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「アンナと王様」 カップルで癒されたい時に〔5〕 

アンナと王様」 予想外の佳作



【原題】ANNA AND THE KING
【公開年】1999年  【制作国】亜米利加  【時間】147分  
【監督】アンディ・テナント
【原作】アンナ・レオノーウェンズ
【音楽】ジョージ・フェントン
【脚本】スティーヴ・ミーアソン ピーター・クリクス
【言語】イングランド語 一部タイ語
【出演】ジョディ・フォスター(アンナ)  周潤發(モンクット王)  白靈(タプティム)  トム・フェルトン(ルイ )  シード・アルウィ(The Kralahome)  ランダル・ダク・キム(アラク将軍)  リム・ケイ・シュウ(-)  メリッサ・キャンベル(-)  キース・チン(-)    

【成分】スペクタクル ゴージャス ロマンチック 勇敢 知的 切ない かっこいい タイ 19世紀中頃

【特徴】ユル・ブリンナー氏とデボラ・カー氏の名作「王様と私」のリメイク。ハリウッドの映画は伝統的にアジア蔑視が目立つ。「王様と私」もタイ国を知らなかったらラブコメの傑作なのだが、非常に残念である。
 本作はアジア諸国の経済発展と欧米人の民族差別が是正されてきたのか、時代考証・風俗考証の正確さに努めようと配慮したあとがある。また、女性解放の価値観も浸透してきたこともあって、デボラ・カー氏のアンナは良妻賢母型婦人だったが、今回のジョディ・フォスター氏のアンナはやや19世紀の女性らしからぬキャリアウーマン風に描かれている。

【効能】ゴージャスでプラトニックな大人の恋にウットリするだろう。

【副作用】アンナのアジア文化軽視による内政干渉に不快感をもよおす。

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「冒険者たち」 青春回帰〔11〕 

冒険者たち
青春の黄昏を映した美しい作品

 

 
【原題】LES AVENTURIERS
【英題】THE LAST ADVENTURE
【公開年】1967年  【制作国】仏蘭西  【時間】110分  
【監督】ロベール・アンリコ
【原作】ジョゼ・ジョヴァンニ
【音楽】フランソワ・ド・ルーベ
【脚本】ロベール・アンリコ ジョゼ・ジョヴァンニ ピエール・ペルグリ
【言語】フランス語
【出演】アラン・ドロン(マヌー)  リノ・ヴァンチュラ(ローランド)  ジョアンナ・シムカス(リティティア)  セルジュ・レジアニ(パイロット)    
      
【成分】楽しい 悲しい 勇敢 切ない かっこいい 黄昏 60年代 フランス コンゴ動乱
      
【特徴】青春の黄昏を感じさせる作品。宝探しにワクワクするアラン・ドロン氏とリノ・ヴァンチュラ氏とジョアンナ・シムカス氏の牧歌的雰囲気が切なく、赤道直下の大西洋の眩しい太陽と抑揚の無い淡々としたテーマ曲がお洒落でマッチしている。
 
【効能】バカをやって無為に過ごしていた頃のほろ苦い青春の日々がよみがえる。
 
【副作用】単なる山師3人組の低次元冒険に呆れる?
 
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[ 2008/01/27 19:28 ] 映画・・青春回帰 | TB(0) | CM(1)

「風雪の太陽」 絶望から脱出しよう〔11〕 

風雪の太陽
旧ユーゴスラビア制作の感動巨編。

 
風雪の太陽
(日本では未ソフト化)
 
【原題】Sutjeska
【公開年】1973年  【制作国】南斯拉夫  【時間】130分  
【監督】ステェイペ・デリッチ
【音楽】ミキス・テオドラキス
【脚本】ブラニミール・スチェパノビッチ ウォルフ・マンキウィッツ ミレンコ・スモエ オーソン・ウェルズ セルゲイ・ボンダルチュク
【言語】セルビア・クロアチア語? 一部ドイツ語・英語
【出演】リチャード・バートンチトー)  イレーネ・パパス(母) リューバ・タディッチ(Sava)  ミレナ・ドラヴィッチ(Vera)  ボリス・ドボルニク(Partisan)  リュビシャ・サマルディッチ(Gunner)  ギュンター・マイスナー(Lutters)  アントン・ディフリング(Von Lohr)   
      
【成分】泣ける 悲しい スペクタクル 勇敢 絶望的 切ない かっこいい ユーゴ 戦争 第二次大戦 1941年 
      
【特徴】第二次大戦中、凄惨を極めたドイツ軍とユーゴ軍の激戦を描いた超大作。質・量とも遥に勝るドイツ軍の空陸連携の機械化軍団に対して制服も装備もバラバラの貧相貧弱なユーゴ軍が祖国を守るため果敢に挑み勝利する。史実に沿った映画なので説得力は抜群。
 当然の事ながらユーゴスラビア軍全面協力でスケールの大きい戦闘場面が展開。谷間を虻のように飛ぶドイツ軍の爆撃機、パノラマ全体に展開するドイツ軍は大迫力。
 ユーゴの英雄チトー役には「聖衣」「史上最大の作戦」「クレオパトラ」「荒鷲の要塞」などの大作で知られているリチャード・バートン氏が扮している。
 
【効能】絶望的な状況から死力を尽くし、ただただ侵略者への激しい怒りを原動力に勝利する主人公たちに、勇気付けられる。
 
【副作用】戦闘場面の連続で疲れる。
 
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「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」 カップルで泣きたい時に〔7〕 

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち
感動の宇宙戦争浪漫

  

 
【公開年】1978年  【制作国】日本国  【時間】151分  【監督】舛田利雄
【原作】松本零士
【音楽】宮川泰
【脚本】 舛田利雄 山本英明 藤川桂介
【言語】日本語
【出演】納谷悟朗(沖田十三)  富山敬(古代進)  仲村秀生(島大介)  麻上洋子(森雪)  神谷明(加藤三郎)  野村信次(真田志郎)  伊武雅之(デスラー総統)  永井一郎(徳川彦佐衛門/佐渡酒造)  安原義人(太田健二郎)  緒方賢一(アナライザー)  林一夫(南部康雄)  曽我部和行(山本)  木村幌(土方艦長)  ささきいさお(斎藤始)  辻村真人(アンドロメダ艦長)  小林修(ズォーダ大帝)  小宮和枝(サーベラ―)  大塚周夫(バルゼー)  阪脩(ゴーランド)  村越伊知郎(ゲーニッツ)  富田耕生(ザバイバル)  市川治(ミル)  矢田耕司(タラン)  上田みゆき(テレサ)    
      
【成分】泣ける 悲しい スペクタクル 勇敢 絶望的 かっこいい 戦争 アニメ
      
【特徴】アニメ大国日本の礎となった伝説の超大作「宇宙戦艦ヤマト」の完結編となるはずだった名作。迫力ある戦闘場面や感動場面が機関銃のように出てきて、当時の少年少女たちは映画館で感涙した。登場人物がことごとく戦死する映画としても有名。
 
【効能】胸が高鳴り涙腺が活発に涙を分泌するだろう。
 
【副作用】ヤマト洗脳から解き放たれた人にはトンデモ作品。
 
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さすが!浅野忠信氏! 

浅野忠信氏、チンギス・ハーンを演じる!

 アカデミー賞外国語映画部門ノミネート? 制作国はカザフスタン。監督は黒澤映画をかなり意識。衣装はワダ=エミ氏。全編モンゴル語の台詞。当然、プロ俳優である浅野氏もモンゴル語で演技。こうでなくてはいけない。

 角川映画に無い生々しいリアルな遊牧民の魅力が期待できる。こういう映画を待っていたのだ!
 
 残念ながら、日本での映画館上映の予定は無い。アカデミー賞にノミネートされたのだから、関西圏でもどこかで公開されると思うが。
 
 

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「竹取物語」 孤独を楽しむ時に〔11〕 

竹取物語」 
幻想的な絵、
市川崑監督の光の使い方が素晴らしい

 

 
【公開年】1987年  【制作国】日本国  【時間】121分  【監督】市川崑
【音楽】谷川賢作
【脚本】菊島隆三 石上三登志 日高真也 市川崑
【言語】日本語
【出演】沢口靖子(加耶)  三船敏郎(竹取りの造)  若尾文子(田吉女)  中井貴一(大伴の大納言)  春風亭小朝(車持の皇子)  竹田高利(安部の右大臣)  石坂浩二(帝)  小高恵美(明野)  中村嘉葎雄(密偵・理世)  伊東四朗(僧上の道尊)  常田富士男(商人の宇陀)  加藤武(藤原の大國)  岸田今日子(皇后)  山口弘知(彫金師)  浜村純(坂上の太政大臣)  出光元(村の長者)  横山道代(理世の妻)  井上博一(小野の房守)  中野美穂(五歳の加耶)    
      
【成分】ファンタジー ロマンチック ゴージャス 切ない 平安時代 時代劇 SF
      
【特徴】日本の古典名作「竹取物語」をSF仕立てにした市川崑監督の異色作。かぐや姫は月からやってきた宇宙人という設定だ。
 
【効能】いま観ると沢口靖子氏が可愛らしい。衣装が豪華で華やか。リッチな気分と浪漫に浸れる。幻想的な絵になっているので、深夜の静けさを楽しみたい時に最適。
 
【副作用】メリハリが少なく迫力が無いところに不満が出る。SF改編に不満、しかも中途半端。
 
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「宇宙人東京に現わる」 家族と一緒に癒されよう〔6〕 

宇宙人東京に現わる
日本特撮映画史上初のカラーSF作品!

 

 
【英題】Warning from Space
【公開年】1956年  【制作国】日本国  【時間】87分  【監督】島耕二
【原案】中島源太郎
【特撮】的場徹 築地米三郎 田中捨一
【音楽】大森盛太郎
【脚本】小国英雄
【言語】日本語 パイラ語らしき音声
【出演】刈田とよみ(青空ひかり/天野銀子・パイラ人)  川崎敬三(磯辺徹)  八木沢敏(パイラ人第2号)  見明凡太郎(小村芳雄)  南部彰三(磯辺直太郎)  フランク・熊谷(天文台通信係)  河原侃二(高島博士)  岡村文子(お花)  永井エミ子(小村多恵子)  小原利之(天野健一)  平井岐代子(松田清子)  斎藤紫香(紳士を振った男)  山形勲(松田英輔)  夏木章(パイラ人第3号)  目黒幸子(磯辺徳子)  渡辺鉄弥(三吉)  泉静治(酔客)  谷謙一(用心棒)  杉田康(新聞記者)  津田駿二(パイラ人第4号)  花村泰子(芸者)  原田該(船員)       
 
【成分】ファンタジー パニック 不気味 絶望的 近未来 50年代 特撮 SF
    
【特徴】敗戦の廃墟からまだ11年、日本特撮史上初の壮大なスケールで描くカラーSF作品が誕生。アダムスキー型円盤が登場したり、内容は「地球の静止する日」や「地球最後の日」などのアメリカSF映画の影響が観られるが、日本人ならではのオリジナリティがある。すなわち、「郷に入れば郷に従え」の精神を作中の宇宙人が実行しているところが素晴らしい。アメリカ人には乏しい美徳である。
 
【効能】まさに友愛の精神に満ちた明るい未来を体感できる。
 
【副作用】特撮が稚拙。ストーリーの展開が都合よすぎてリアリティが感じられず白ける。
 
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「ウエスト・サイド物語」 カップルで泣きたい時に〔6〕 

ウエスト・サイド物語」 
ミュージカルの金字塔
ロミオとジュリエット」のリメイク

 

 
【原題】WEST SIDE STORY
【公開年】1961年  【制作国】亜米利加  【時間】152分  
【監督】ロバート・ワイズ
【原作】ジェローム・ロビンズ アーサー・ローレンツ
【音楽】レナード・バーンスタイン スティーヴン・ソンドハイム
【脚本】アーネスト・レーマン
【出演】ナタリー・ウッド(マリア)  リチャード・ベイマー(トニー)  ジョージ・チャキリス(ベルナルド)  リタ・モレノ(アニタ)  ラス・タンブリン(リフ)  ホセ・デ・ヴェガ(チノ)
         
【成分】泣ける 悲しい ロマンチック 勇敢 切ない かっこいい スラム街 移民問題 50年代 アメリカ ニューヨークの下町
    
【特徴】ロミオとジュリエット」の現代版リメイク。といっても、61年制作なので21世紀の現在から見れば少し昔、風俗は50年代アメリカを表している。当時のスラム街が抱えている民族問題が背景となっていて、けっこう社会的側面もある。
 ミュージカルの古典であり金字塔であり、日本でも劇団四季などがほぼ同じ振り付けで舞台公演をやっている超有名作品。若きジョージ・チャキリス氏が中間を従え下町をバックに踊る場面は本作を象徴するものとして頻繁に紹介されている。
 後の映画などへの影響は計り知れない。
 
【効能】ラストのナタリー・ウッドの泣きの演技にもらい泣きする。
 
【副作用】突然踊ったり歌ったり、ミュージカル嫌いには不自然な光景に戸惑いを覚える。現代人の間隔では間延びし過ぎ、上映時間が長すぎる。
 
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「パッチギ!」 青春回帰〔10〕 

パッチギ!
朝鮮学校を舞台にした初のエンタメ

 

 
【朝題】박치기
【公開年】2004年  【制作国】日本国  【時間】119分  【監督】井筒和幸
【原案】松山猛
【音楽】 加藤和彦
【脚本】羽原大介 井筒和幸
【言語】日本語 一部朝鮮語
【出演】塩谷瞬(松山康介)  高岡蒼佑(李安成)  沢尻エリカ(李慶子)  楊原京子(桃子)  尾上寛之(チェドキ)  真木よう子(鄭康子)  小出恵介(吉田紀男)  波岡一喜(モトキ・バンホー)  オダギリジョー(坂崎)  光石研(布川先生)  加瀬亮(野口ヒデト)  江口のりこ(ヘヨン)       
 
【成分】笑える 楽しい 切ない かわいい コミカル 1968年 京都 在日コリアン 朝鮮学校 
    
【特徴】朝鮮学校を舞台にした愛と暴力と葛藤の青春映画。和製ウエストサイド物語と評しても良い。国内の映画賞をほぼ総なめの問題作だ。
 在日コリアンをテーマにした邦画はこれまで反差別啓蒙を目的にした文科省推薦的教育映画の側面が強く説教臭いのが特徴だった。そういう意味では初の青春エンタメの作品といえよう。

 チマチョゴリの朝鮮高級学校(朝高)の制服姿の沢尻エリカ氏が清楚で可愛らしい。
 
【効能】在日コリアンと日本人との関係が比較的判り易く描写。民族差別の難儀さを学べる。
 
【副作用】暴力の連続なので気分が悪くなる。朝鮮韓国に反感を持っている人には誤解と偏見にまかせた歴史観に見えて憤懣を抱く。
 
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[ 2008/01/15 19:27 ] 映画・・青春回帰 | TB(1) | CM(2)

「山猫」 美術鑑賞的映画〔2〕 

山猫」 ヨーロッパ美術を体感する映画
 

 
【公開年】1963年  【制作国】伊太利 仏蘭西  【時間】161分  
【監督】ルキノ・ヴィスコンティ
【原作】ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサ
【音楽】ニーノ・ロータ
【出演】バート・ランカスター(サリーナ公爵)  アラン・ドロン(タンクレディ)  クラウディア・カルディナーレ(アンジェリカ)  リナ・モレリ(-)  パオロ・ストッパ(-)  ジュリアーノ・ジェンマ(-)  オッタヴィア・ピッコロ(-)  ピエール・クレマンティ(-)  ロモロ・ヴァリ(-)  セルジュ・レジアニ(-)  イヴォ・ガラーニ(-)  アイダ・ガリ(-)  マリオ・ジロッティ(-)     
 
【成分】ゴージャス ロマンチック 切ない 知的 没落貴族 イタリア 19世紀中頃
   
【特徴】ランペドゥーサが老境になって発表した処女小説をルキノ・ヴィスコンティ監督が映画化。若きアラン・ドロンが出演。佳境の舞踏会は西洋絵画のようで美しい。没落していく公爵家と台頭する市民階級出身の若きレディが対比されて美しい。
 
【効能】ヨーロッパ美術そのものの映画。ゴージャスな気分に浸れる。
 
【副作用】ハリウッド映画に慣れている人には、退屈でダラダラ長い映画。
 
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「黒いチューリップ」 ストレス解消活劇〔11〕 

黒いチューリップ」 痛快フランス時代劇
 
黒いチューリップ
黒いチューリップ [DVD] 
 
【原題】La Tulipe noire 
【公開年】1963年  【制作国】仏蘭西 伊太利 西班牙  【時間】113分  
【監督】クリスチャン・ジャック
【原作】アレクサンドル・デュマ
【音楽】ジェラール・カルヴィ
【出演】アラン・ドロン(ギョーム/ジュリアン/黒いチューリップ)  ドーン・アダムス(-)  ヴィルナ・リージ(カロリーヌ)     
 
【成分】楽しい ロマン パニック 切ない かわいい コミカル フランス革命 18世紀後半 時代劇 フランス フランス語
   
【特徴】若きアラン・ドロン氏が演じる黒装束の義賊「黒いチューリップ」の冒険活劇。
 
【効能】スカッと爽やか明るいチャンバラ劇。
 
【副作用】文藝嗜好の人には薄っぺらい時代劇に見える。
 
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「ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖」 不安と恐怖を楽しむ時に〔1〕 

ザ・クレイジーズ/細菌兵器の恐怖
ゾンビ映画の巨匠が放つバイオハザード


 ザ・クレイジーズ
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【原題】THE CRAZIES 
【公開年】1973年  【制作国】亜米利加  【時間】104分  
【監督】ジョージ・A・ロメロ
【音楽】ブルース・ロバーツ
【脚本】ジョージ・A・ロメロ ポール・マッカロー
【出演】W・G・マクミラン(デヴィッド)  レイン・キャロル(ジュディ)  ハロルド・ウェイン・ジョーンズ(クランク)  リチャード・リバティー(アーティ・ボルマン)  リン・ローリイ(キャシー・ボルマン)  リチャード・フランス(ワッツ博士)  ロイド・ホーラー(ペッケム大佐)  ハリー・スピルマン(ライダー少佐)  ウィル・ディズニー(ブルックマイヤー博士)     

【成分】パニック 不気味 恐怖 絶望的

【特徴】ゾンビ映画の巨匠ジョージ・A・ロメロ監督が放つバイオハザード物。ゾンビは出てこないが、群集エキストラの使いかたに後年の「ゾンビ」を彷彿させるモノがある。特に白い防毒マスクと防護服に身を固めた兵士たちの動きが無機質でゾンビのようである。

【効能】権力者・暴力装置(軍・警察)・民衆の立場がストレートに描写。まさに民衆は権力に翻弄され逃げ惑い、軍隊は権力の命に従うゾンビのよう。サヨク的社会性が養われる。

【副作用】軍隊の融通の悪さ、ワクチン開発を行う医師の無用心にイラっとくる。

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「チャップリンの殺人狂時代」 社会を冷笑したい時に〔5〕 

チャップリンの殺人狂時代
社会への普遍的痛快批判

  

 
【原題】Monsieur Verdoux
【公開年】1947年  【制作国】亜米利加  【時間】124分  
【監督】チャールズ・チャップリン
【原案】オーソン・ウェルズ
【音楽】チャールズ・チャップリン
【脚本】チャールズ・チャップリン
【言語】イングランド語    
【出演】チャールズ・チャップリン(アンリ・ヴェルドゥ)  マーサ・レイ(アナベラ・ボヌール)  マリリン・ナッシュ(娘)  チャールズ・エヴァンズ(モロー刑事)  
 
【成分】コミカル 怖い 悲しい 知的 不気味 切ない 社会批判
 
【特徴】山高帽に窮屈な上着ダボダボズボンの放浪者チャーリーは出てこない。冷たい紳士のチャップリンが殺人犯を演じる。

 フランスに実在した殺人犯がモデル。オーソン・ウェルズが漠然とした企画段階でチャップリンに主演を打診、その場ではチャップリンは断るが、左派志向を強烈にしつつあるチャップリンはアメリカ資本主義を批難するべく乗り気になり、いつものように監督から主演までをこなす「チャップリンの映画」として制作、この経緯から原案はオーソン・ウェルズ名義となっている。オーソン・ウェルズが果たして反体制色の強い作品にするつもりであったかどうかは未確認。
 「モダンタイムス」以降、反体制姿勢を強めるチャップリンはこの作品で当局に要注意人物と見なされレッドパージによってアメリカ映画界から追放される。

 ラストで主人公が語る台詞「One murder makes a villain; millions a hero. Numbers sanctify(1人を殺せば犯罪者だ、百万の殺害は英雄。数が人殺しを神聖化する)」は映画史に残るとともに、強烈なアメリカ資本主義の非難である。
 
【効能】社会の不条理を表現、暗にアメリカを批判、溜飲さがる。
 
【副作用】怖いチャップリンなので、喜劇と思って鑑賞すると違和感を感じる。
 
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「レッズ」 カップルで泣きたい時に〔5〕 

レッズ
ロシア革命を舞台にした
あるカップルの恋愛物語

 

 
【原題】Reds
【公開年】1981年  【制作国】亜米利加  【時間】196分  
【監督】ウォーレン・ベイティ
【音楽】スティーヴン・ソンドハイム デイヴ・グルーシン
【脚本】ウォーレン・ベイティ トレヴァー・グリフィス
【言語】イングランド語 一部ロシア語 トルコ語系?
【出演】ウォーレン・ベイティジョン・リード)  ダイアン・キートン(ルイーズ・ブライアント)  ジャック・ニコルソン(ユージン・オニール)  エドワード・ハーマン(マックス・イーストマン)  イエジー・コジンスキー(ジノビエフ)  ポール・ソルヴィノ(ルイス・フレイナ)  モーリン・ステイプルトン(エマ・ゴールドマン)     
 
【成分】泣ける スペクタクル ロマン パニック 勇敢 知的 絶望的 切ない かっこいい 20世紀初頭 社会主義革命 ロシア革命 アメリカ ソ連
   
【特徴】ロシア革命を取材したアメリカ人ジャーナリストとその妻の激動の愛を描いたスペクタクル浪漫。とにかく主人公たちはよく喋る。
 社会主義者のジャックと女性解放運動のルイーズが出会って激しい恋に落ち、倦怠期に入って仲違いをし、再び確かな愛で結ばれる様がリアルだ。特に夫婦喧嘩の場面は素晴らしい説得力。政治的背景が強そうな左翼っぽい映画だが、主題は完全にラブロマンスである。

 ハリウッドがアカデミー賞を与えたのは、本作の本質は社会主義革命への啓蒙ではなく単なるラブストーリーであると判断したためか。
 
【効能】いまラブラブのカップル、新婚カップル、仲が冷え始めたカップルが観ると感動できるかもしれない。
 
【副作用】理屈をこねた台詞がやたら多く、論理よりボディランゲージ派には鬱陶しい作品。左翼が嫌いな人はタイトルから嫌悪感。
 
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青春回帰 9 「宇宙戦艦ヤマト 」 

宇宙戦艦ヤマト <劇場版>」 アニメの地位を上げた作品
  
 
 
【公開年】1977年  【制作国】日本  【時間】112分  【監督】舛田利雄
【原作】松本零士
【音楽】宮川泰
【出演】納谷悟朗(沖田十三)  富山敬(古代進)  麻上洋子(森雪)  伊武雅之(デスラー総統)  神谷明(加藤三郎)  青野武(真田志郎)  仲村秀生(島大介)  緒方賢一(アナライザー)  永井一郎(佐渡酒造/徳川彦左衛門)  安原義人(太田健二郎)  柴田秀勝(ガイデル)  阪脩(ゲール副司令)  大林丈史(シュルツ)  平井道子(スターシャ)  小林修(ドメル将軍)  広川太一郎(古代守)  井上和彦(山本明)  野村信次(相原義一)  山下啓介(ヒス副総統)     
 
【成分】  
   
【特徴】
 
【効能】
 
【副作用】
 
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[ 2008/01/09 23:54 ] 映画・・青春回帰 | TB(0) | CM(0)

「アギーレ/神の怒り」 孤独を楽しむ時に〔10〕 

アギーレ/神の怒り」 孤高のクラウス
 

 
【原題】AGUIRRE, DER ZORN GOTTES
【英題】AGUIRRE: WRATH OF GOD
【公開年】1972年  【制作国】西独逸  【時間】93分  
【監督】ヴェルナー・ヘルツォーク
【音楽】ポポル・ヴー
【脚本】ヴェルナー・ヘルツォーク
【言語】ドイツ語
【出演】クラウス・キンスキー(ロペ・デ・アギーレ)  ヘレナ・ロホ(イネス・デ・アティエンサ)  ルイ・グエッラ(ペドロ・デ・ウルスア)  セシリア・リベーラ(フローレス・デ・アギーレ)      
【成分】パニック 不気味 恐怖 絶望的 切ない 熱帯 1560年 南米 ドイツ語  
   
【特徴】今でもときどき映画館で上映される名作。
 ナスターシャ・キンスキー氏の父親で稀代の怪優クラウス・キンスキー氏が主演。ありもしない黄金郷を目指し破滅へとつき進むアマゾン探検隊の支配者を怪演する。
 
【効能】孤高のクラウスが虚に吼える様は、真夏の蒸し暑さと騒々しさを吹き飛ばす。狂気を体感してうだるような暑さを和らげる。
 暑苦しい熱帯のジャングルにむさ苦しい男達の中でヒロインたちの涼しげな顔は一服の清涼感を与える。
 
【副作用】ラストは破滅なので、ハッピーエンド好みには納得できない。
 
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孤独を楽しむ時に 9 「ゴルゴ13」 

ゴルゴ13
パーレビー王朝時代のイランロケ。

 

 
【公開年】1973年  【制作国】日本  【時間】104分  【監督】佐藤純彌
【原作】さいとう・たかを
【音楽】木下忠司
【出演】高倉健ゴルゴ13/デューク・東郷)  モセネ・ソーラビ(アマン・ジャフアリ警部)  ジャレ・サム(アマン・ジャフアリの妻・シーラ)  プリ・バナイ(キャサリン)  アレズゥ (イボンヌ)  ガダキチアン(マックス・ボア)  ジャラル(ダグラス)  キャリミー(リチャード・フラナガン)  アーラッシュ(アルバード・ジョンソン)  レザー(ジャッド)  ヤドロ・シーランダミ(ワルター)  アトラシイ(サイモン)  アサザデ(ミスターワイン)  ゴルジイ(エグバリ)  アリ・デヒガニ(エバンス)  モハメッド・ノルジイ(クロード)  バハロム(チャーリー)  ハッサン・レザリイ(ビリー)  アッバス・モフタリ(ジャック)
       
【成分】不気味 恐怖 絶望的 サバイバル イラン  
 
【特徴】高倉健氏がゴルゴ13役を引き受けてくれた事で実現した映画。革命前のパーレビー王朝時代のイランロケは貴重映像。
 
【効能】淡々と黙々と「仕事」をこなす姿に憧れと共感を抱く。
 
【副作用】日本語吹替で臨場感が無くなる。
 
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突っ込みどころを楽しもう 6 「ヤマトよ永遠に」 

ヤマトよ永遠に
ヤマト史上初の地球での市街戦。

  

 
【公開年】1980年  【制作国】日本  【時間】145分  【監督】舛田利雄 松本零士
【原作】松本零士 西崎義展
【音楽】宮川泰
【出演】富山敬(古代進)  中村秀生(島大介)  麻上洋子(森雪)  青野武(真田志郎)  永井一郎(佐渡酒造)  緒方賢一(アナライザー)  上田みゆき(スターシャ)  広川太一郎(古代守)  藩恵子(サーシャ)     
 
【成分】悲しい ファンタジー スペクタクル 勇敢 切ない かっこいい 地球本星決戦 レジスタンス アニメ  
 
【特徴】ヤマト史上初の地球本星での市街戦。新たに加わった古代守とスターシアの忘れ形見サーシャが強引に成人にさせられ活躍するのが見どころ。
 
【効能】アニメファンの宴会で笑いネタを提供するのに優れた作品。
 
【副作用】ヤマトの保守派ファンは「もうヤマトは終わった」と呆れ嘆くだろう。
 
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「ジェヴォーダンの獣」 孤独を楽しむ時に〔8〕 

ジェヴォーダンの獣
様々な素材が盛り沢山のフランス時代劇。

 

 
【原題】Le pacte des loups
【公開年】2001年  【制作国】仏蘭西  【時間】138分  
【監督】クリストフ・ガンズ
【音楽】ジョセフ・ロドゥカ
【出演】サミュエル・ル・ビアン(フロンサック)  ヴァンサン・カッセル(ジャン=フランソワ)  モニカ・ベルッチ(シルヴィア)  エミリー・ドゥケンヌ(マリアンヌ)  ジェレミー・レニエ(マルキ・トマ・ダプシェ)  マーク・ダカスコス(マニ)     
 
【成分】パニック 不気味 恐怖 ゴージャス ロココ 1764年~1790年代 ジェヴォーダン(ロゼール) フランス  
 
【特徴】怪奇マニアの間で有名な伝説的事件を扱った映画。ゴージャスな「ベルばら」風世界で繰り広げられるチャンバラ・カンフー・銃撃戦・ミステリー・ポルノチック・宗教・革命などなど盛り沢山の贅沢な作品である。
 ヴァンサン・カッセル氏とモニカ・ベルッチ氏の怪しげな夫婦共演が観られる。。
 
【効能】オチが平凡過ぎて失速するが、佳境までは退屈しない。怪しげでゴージャスな雰囲気を堪能できる。
 
【副作用】オドロオドロしいので気分が悪くなるかもしれない。シンプルな物語なのに様々な要素を盛り込み過ぎなので食傷気味になる。
 
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「サイレントフルート」 孤独を楽しむ時に〔7〕 

サイレントフルート
ブルース・リーのための企画だった。

  
サイレント・フルート
サイレントフルート [DVD]
 
【原題】THE SILENT FLUTE
【別題】CIRCLE OF IRON
【公開年】1977年  【制作国】亜米利加  【時間】93分  
【監督】リチャード・ムーア
【原案】ブルース・リー
【音楽】ブルース・スミートン
【脚本】スターリング・シリファント スタンリー・マン
【言語】イングランド語
【出演】デヴィッド・キャラダイン(-)  ジェフ・クーパー(-)  ロディ・マクドウォール(-)  クリストファー・リー(-)  アール・メイナード(-)     
 
【成分】ファンタジー 不思議 勇敢 かっこいい カンフー マーシャルアーツ 時代不詳
 
【特徴】アメリカ初のマーシャルアーツスター・デヴィッド・キャラダイン氏のカンフーアクション。原案はブルース・リー。欧米人が好みそうな東洋思想めいた説法をまじえながら悟りを目指して放浪の旅をする師弟。こんな雰囲気、けっこう私は好きだ。
 
【効能】デビット・キャラダイン氏の格調高い仙人のような静かな雰囲気に癒され、人生に希望がみなぎる。
 
【副作用】構成がやや散漫で、ラストは拍子抜け、損をした気分になるかもしれない。
 
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「姑獲鳥の夏」 孤独を楽しむ時に〔6〕 

姑獲鳥の夏」 実相寺昭雄監督の京極堂
  

 
【公開年】2005年  【制作国】日本国  【時間】123分  【監督】実相寺昭雄
【原作】京極夏彦
【音楽】池辺晋一郎
【脚本】猪爪慎一
【言語】日本語
【出演】堤真一京極堂・中禅寺秋彦)  永瀬正敏(関口巽)  阿部寛(榎木津礼二郎)  宮迫博之(木場修太郎)  原田知世(久遠寺涼子/梗子(二役))  田中麗奈(中禅寺敦子)  清水美砂(中禅寺千鶴子)  篠原涼子(関口雪絵)  恵俊彰(久遠寺牧朗)  原知佐子(澤田富子)  荒川良々(和寅)  京極夏彦(水木しげる)  すまけい(久遠寺嘉親)  いしだあゆみ(久遠寺菊乃)     
 
【成分】笑える ファンタジー パニック 不気味 知的 かっこいい 40年代後半
   
【特徴】京極堂ワールドを初めて映画化した作品。監督は京極夏彦氏がファンとして慕う実相寺昭雄氏。私にとってはウルトラセブンの「第四惑星の悪夢」の監督というイメージが未だに強烈に残っている。
 
【効能】知的好奇心をくすぐられる。丑三つ時に鑑賞すると静寂な夜を愉しめる。
 
【副作用】原作ファンはブーイング。
 
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突っ込みどころを楽しもう 5 「宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち」 

宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち
古代進とデスラーの熱い友情!

  

 
【公開年】1981年  【制作国】日本  【時間】95分  【総監督】西崎義展   
【原作】松本零士
【音楽】宮川泰
【出演】富山敬(古代進)  麻上洋子(森雪)  仲村秀生(島大介)  青野武(真田志郎)  寺島幹夫(山崎奨)  古谷徹(徳川太助)  井上真樹夫(北野哲)  古川登志夫(坂本茂)  広川太一郎(古代守)  上田みゆき(スターシャ)  伊武雅之(デスラー総統)     
 
【成分】笑える 悲しい ファンタジー 不気味 勇敢 絶望的 アニメ 
 
【特徴】映画「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」でシリーズを終えるはずだったのが大人の事情でTVアニメ版「宇宙戦艦ヤマト2」では映画と同じ物語を描くと見せながら継続できる内容に変更され、その続編として本作は文字通りシリーズの新たなる展開に突入する。
 デスラーの貫禄と知性が大幅に削減され、元首らしからぬ子供じみた行動に出ているのが健著になっている。
 
【効能】古代進とデスラー総統の種族と社会的身分を超えた熱い友情に感動。
 
【副作用】原典ファンにとっては、もはやヤマトの体をなしておらず激怒を通り越して呆れ果てる。
 
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「初恋のきた道」 カップルで癒されたい時に〔4〕 

初恋のきた道
広々とした農村を背景に実る純愛。

  

 
【原題】我的父親母親
【英題】The Road Home
【公開年】1999年  【制作国】中華人民共和国  【時間】89分  
【監督】張藝謀
【原作】鮑十
【音楽】三宝
【脚本】鮑十
【言語】中国語
【出演】章子怡(招娣・若き日の母)  鄭昊(駱長余)  孫紅雷(駱玉生)  趙玉蓮(老招娣)     
 
【成分】泣ける 楽しい ファンタジー ロマンチック 切ない かわいい 文化大革命 農村 70年代前半 中国 一部白黒
  
【特徴】広々とした長閑な農村の小学校に赴任してきた若い男性教師に恋をする村の美少女。後に2人は結婚し間に息子が生まれる。この物語は成人した息子が、父親が倒れた事をきっかけに父母の馴れ初めを語る形式で話が進む。
 現在を白黒映像、青春時代の父母をカラーで表現する方法は純愛を効果的にあらわしている。
 
【効能】カップルで観るとより心が癒される。交際を始めた頃の新鮮な感覚が蘇るかもしれない。
 
【副作用】「オズの魔法使」のパクリに見えるかもしれない。ヒロインの行動は一種のストーカーで引いてしまう人がいるかもしれない。
 
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大晦日とお正月。 晴雨堂の晴耕雨読な食生活[二十二] 

読者の皆様、明けましておめでとうございます。
 
 今年も私の独断と偏見で、日常のシチュエーションや気分に相応しい映画を紹介していきます。
 これから、羽織袴に着替えて初詣に行き、親類の家などを回らなければならないため、ブログ更新が滞るかもしれません。とりあえず、我家の大晦日の食事を紹介しましょう。
  
年越し蕎麦

 
 恒例の大晦日定番年越し蕎麦である。もともと年越し蕎麦の習慣は江戸町民の習慣だったそうだ。200年程前は毎月の晦日に蕎麦を食べていたのが、いつの間にか毎年の大晦日に食べる風習へと変化した。
 全国に広まったのはいつのことだろうか? 私の推測では案外明治に入ってからではないかと思う。日本の伝統と呼ばれている風習の主だったものは、江戸か明治に入ってからのものが多い。
 
 蕎麦は連れ合いが加入している消費者団体愛農から取り寄せたもので、海老天は近所のスーパーから買ってきたもの。1玉でもけっこう量は多かったが、私は3玉食べた。年越し用の蕎麦は食べきらないと金運に恵まれないという。したがって、私は大喰らいだから食べたのではなく、少食の家族のため家計のために頑張って食べたのである。
 
エビス麦酒みどり

 
 実家からもらったヱビス麦酒、私は発泡酒が嫌いである。麦酒はやはり麦芽100%、ドイツ・バイエルン州の「ビール純粋令」に叶ったビールが良い。だからヨーロッパのドイツ・チェコ・イギリス・アイルランドの濃いビールが好きだ。
 日本で私のメガネに叶うビールは残念ながら少ない。高価な地ビールか、サントリーのプレミアム・モルツ、キリンのチルドビール、そしてサッポロのヱビスだ。
 
 あくまで私の味覚からの印象だが、本家ヱビスは味が落ちてきたように思う。コマーシャルが派手になればなるほど味にインパクトが少なくなったような、気のせいかもしれないが。
 ただ、後発のヱビス黒と緑が、私の物足りなさを補っている。緑は爽やかなホップが効いていてなかなかの味だ。味の傾向を考えると、サントリーのプレミアム・モルツを意識しているように感じる。
 
 近年、日本では不景気によって安価な発泡酒や第三のビールに圧されて(私にとっては)「正統ビール」が窮地に立っている。ビールの本場ドイツでも勢いに陰りがあり、ベルギーの小規模な伝統ビール醸造所も危機だ。何とかしなければ、という思いを抱く。
 
大晦日の朝食

 
 因みに大晦日の朝食はこれだ。パンは生ハムとレタスのサンドにして、メインの惣菜は私が作った炒め卵、味噌汁用のお椀には連れ合い特製の蕪のチキンコンソメスープだ。奥に見える白い箱はよつ葉のバター。
 我家は連れ合い名義でキリスト教系の消費者団体愛農会に加盟して主に野菜を中心に生鮮食料を購入し、私名義で左翼系の消費者団体よつ葉に加盟して主にバターやハムなどの加工食品を購入している。だからエンゲル係数は高めである。
 
 大晦日はこのようにシンプルな食事にした。正月の御馳走の日々に備えるためである。不景気とはいえ、まだまだ我家は幸せかな。
 

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