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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

バター不足 近頃の現象[八]

よつ葉バター

 
 聞くところによると、近頃はバター不足だそうだ。在庫が無い状態が続き、自治体によっては学校給食に出されていたバターパンの供給を止めて別のパンに代用しているとか。
 
 そんな馬鹿な、とPCを開けてインターネットを閲覧したら、確かに国内産バターが不足している。不足の原因は地球温暖化云々の大層なものではなく、単に牛乳が余った時期が3年前にあって生産調整をしたからだった。
 
 むかし、コンビニでバイトをやったときに、品が余り気味だったので発注を控え目にしたら、今度は売れすぎて客から「なんで無いんや!」と怒鳴られたことがあった。それと同じ理屈のヘマだ。
 ただ、乳牛の生産調整はコンビニのヘマと違って埋め合わせがなかなかできない。「調整」と言えば綺麗な言い方だが、歳をとって乳の出が少なくなった乳牛を殺して肉にしたり、種付けを控えて乳牛の数を減らしたりしているので、今から乳牛を産ませて育てるのに2・3年はかかる。
  
 なんとも馬鹿げたヘマに見えるが、生産現場では今日のような状況を予想して議論はあっただろう。日本の畜産業界も厳しいので、判っていても余剰の乳牛を抱えたり、ミルク・バターの値崩れを大目に見る余裕は無かったと思う。
 余裕が無いと、どうしてもその場の対処方法しか取れなくなる。そういうとき、長期的展望の対策をとるべき役割を担っているはずの存在が政府なのである。が、乳牛の「調整」を通達?あるいは指導?したのは政府だった。
 
 いま輸入食材の汚染が騒がれている。学校給食の場合は積極的にパンから米飯に切り換える事で解決とするべきだ。
 問題はパンやケーキなどをつくる業者だ。大量にバターを使うから死活問題だ。私もケーキもどきをつくったことがあるが、マーガリンでは代用はしんどい。
 
 ページトップの写真は、私が加盟している消費者団体関西よつ葉会の有塩バター。スーパーなどで流通しているバターより少し高い。
 

 
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「麦の穂をゆらす風」 自分に喝を入れたい時に〔9〕

麦の穂をゆらす風」 



【原題】THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY
【公開年】2006年  【制作国】英吉利 愛蘭 独逸 伊太利 西班牙  
【時間】126分  
【監督】ケン・ローチ
【音楽】ジョージ・フェントン
【脚本】ポール・ラヴァーティ
【言語】イングランド語
【出演】キリアン・マーフィ(デミアン・オドノヴァン)  ポードリック・ディレーニー(テディ・オドノヴァン)  リーアム・カニンガム(ダン)  オーラ・フィッツジェラルド(シネード)  メアリー・オリオーダン(ペギー)  メアリー・マーフィ(ベマデッタ)  ローレンス・バリー(マイケル)  ダミアン・カーニー(Finbar)  マイルス・ホーガン(Rory)  マーティン・ルーシー(Congo)  ジェラルド・カーニー(Donacha)  ロジャー・アラム(ハミルトン)  ウィリアム・ルアン(Gogan)

【成分】泣ける 悲しい スペクタクル パニック 恐怖 勇敢 絶望的 切ない 1910年代~1920年代 独立戦争 アイルランド

【特徴】アイルランド独立戦争に身を投じた2人の若い兄弟を軸に物語が進む。情熱的で強硬派の兄と穏健で現実主義の弟だったが、戦争に揉まれていくうちに立場が変わっていく。
 日本の政治ドラマ、戦争ドラマはステレオタイプ的なベタな台詞で済ましてしまうが、本作は説得力があり強烈。政治運動や市民運動に関わった事がある人が見れば、身につまされる痛い場面の連続だ。
 実際のマイケル・コリンズが登場するニュース映像も挿入される。

【効能】歴史の勉強になる。日本周辺との類似性を観る事で日本の危うさも学べる。現実逃避の人や浮かれ気味の人には活を入れられ政治の厳しさを教えられて目が冴える。

【副作用】重たくて息がつまる。

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「アデルの恋の物語」 孤独を楽しむ時に〔15〕

アデルの恋の物語」 
弱冠19歳イザベル・アジャーニ氏の熱演




【原題】L'HISTOIRE D'ADELE H.
【公開年】1975年  【制作国】仏蘭西  【時間】97分  
【監督】フランソワ・トリュフォー
【原作】フランセス・V・ギール
【音楽】モーリス・ジョーベール
【脚本】フランソワ・トリュフォー ジャン・グリュオー シュザンヌ・シフマン
【言語】フランス語 イングランド語
【出演】イザベル・アジャーニ(アデル・ユーゴー)  ブルース・ロビンソン(アルバート・ピンンン中尉)  ジョゼフ・ブラッチリー(ウィスラー)  シルヴィア・マリオット(サンダース夫人)

【成分】悲しい 不気味 絶望的 切ない かわいい 怖い 19世紀後半 

【特徴】フランス近世の文豪ビクトル・ユーゴーの次女アデルの転落人生を描いた物語。若い中尉にストーカー行為を行い恋愛感情が破綻して正気を失う若い女性を当時19歳のイザベル・アジャーニ氏が熱演。

【効能】ストーカー行為の精神状態を若干知る事ができる。過ぎたるは及ばざるが如しの教訓を得られる。

【副作用】恋愛が怖くなる。女性が怖くなる。

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中華饅頭の悲劇。 近頃の現象[七]

中華饅頭の悲劇

 私が中高生だった頃、人民中国はモラルの高い国と教えられた。毛沢東の三大規律八項注意(余談1)が行き届き、町は隅々まで清掃され、人民は質素ながらも貧富の差はなく健康で文化的な生活を営んでいる。
 
 高校生のとき、府の主催で日中友好の高校生親善使節団に参加した。出発の際に受けた注意の中に、「中国人はモノを大切にするので、要らなくなった下着をホテルで捨てたら、忘れ物と判断されて次の宿泊地に届けられるから、捨てずに持って行くように」というのがあった。なんと高潔な精神だろうか。私は素直に感動した。
  
 また、一応国賓だったので、三度の食事はどれも素晴らしく、いわゆるジャンクフード的なものはなかった。食べ飽きない朝のシンプルな中華粥と漬物、昼のボリュームある軽食。そして夕方の高級宴会料理、いくら食べても次から次へと料理がはこばれる。しかも全て日本ではお目にかからないご馳走ばかりだ。
 
 そんな贅沢な中国の旅だったが、印象に残っている料理は、上海から南京までの特急列車で食べたシンプルなサンドイッチだった。厚切りの茶色がかった食パンにハムや野菜をふんだんに挟んだ食べごたえのあるサンドイッチ弁当だった。
 
 当時、学校では有吉佐和子氏の「複合汚染」を教材に食品添加物や農薬の毒性について学んでいた。真っ白い食パンは漂白されている、そんなイメージから中国の薄茶色食パンはナチュラルに見えたし、実際に麦の香ばしさを強く感じだ。
 
 ある観光地を見学したときは、全員にアイスクリームが配られた。形状が細長い延べ板のようで、ちょうど書道に使う墨のと同じ大きさだった。クリーム色のボール紙の箱には赤い宋朝体で○○碑と書かれていた。
 アイスクリームは黄色っぽく、味は麦の香ばしさがあった。食べた時は、これこそ漂白剤・安定剤・増粘剤を使っていないナチュラルなアイスクリームだ、と感動したものだ。今から考えると、たんにバニラ抜きアイスだったようだ。
 
 あれから四半世紀が過ぎた。ここ10年の中国は「社会主義」と「共産党」の看板は掲げ続けてはいるが、タチの悪い資本主義のように見えてしまう。貧富の差はヘタすれば日本以上に拡がり、街にはゴミが溢れ、その一部は東シナ
海を渡って九州沿岸に漂着している。
 大勢の市民が健康的にチャリンコ通勤する清々しい風景からマナーの悪い運転の自動車に排気ガスで溢れ、近年では偏西風に乗って日本で光化学スモッグを起すようになったと指摘する学者がいる。光化学スモッグなど、私が小学生の頃は頻繁にあったが、ここ20年はなりを潜めていたのに。
 
 そして、中国産の餃子や中華饅頭から農薬が検出されて、体調を壊す方が現われるとは。かつて一緒に中国へ行った知人たちも、あの頃の思い出が遠い昔話のように思っている頃だろう。
 
(余談1)「三大規律八項注意」とは、毛沢東らが人民の支持を得るために紅軍兵士に課したルールである。後のキューバ革命ではゲバラが同様の規律を厳格に兵士たちを縛ったことでも有名だ。
 
三大規律」とは以下のとおり。
・命令には服従
・民衆のものは針一本糸一筋もとらぬ
・敵や地主からとったものは公のものにする
 
八項注意」とは以下のとおり。
・言葉はていねいに
・買い物は公正に
・借りたら返す
・壊したら弁償する
・人に暴力を行使しない
・農作物を荒らさない
・婦人をからかわず乱暴しない
・捕虜をいじめない
 

 
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「刑務所の中」 心を落ち着かせたい時に〔1〕

刑務所の中」 小春日和のような日常
 

 
【公開年】2002年  【制作国】日本国  【時間】93分  【監督】崔洋一
【原作】花輪和一
【音楽】佐々木次彦
【脚本】崔洋一 鄭義信 中村義洋
【出演】山崎努(受刑者No.222 花輪)  香川照之(受刑者No.134 伊笠)  田口トモロヲ(受刑者No.124 田辺)  松重豊(受刑者No.128 小屋)  村松利史(受刑者No.62 竹伏)  大杉漣(ティッシュマン高橋)  伊藤洋三郎(掃夫友田)  遠藤憲一(ミリタリー中田)  浅見小四郎(ミリタリー佐藤)  粟田茂(ミリタリー田村)  恩田括(ミリタリー木下)  小木茂光(ミリタリー佐伯)  椎名桔平(医官)  窪塚洋介(浜村)  木下ほうか(大内)  長江英和(岸田)  榎戸耕史(野口)  戸田昌宏(中井)  山中聡(加藤)  斎藤征義(戸川)  森下能幸(原山)  黒沼弘巳(それじゃさま青島)  草薙良一(藤島)  斎藤歩(工場担当横山)  大橋一三(計算工山本)  田村上連(班長内)  中村義洋(配食係)  林海象(クロスワードの受刑者)  本田徳樹(佐々木さん)  宮川宏司(本島)  本間盛行(モミアゲの受刑者)  三原康可(看守稲川)  飯島大介(看守杉野)  田邊年秋(看守水上)  小形雄二(工場区長)
          
【成分】笑える 楽しい コミカル 社会風刺
        
【特徴】漫画家花輪和一氏の原作をほぼ忠実に実写映画化。銃砲刀違反で懲役刑となった花輪氏本人が刑務所内部の風景や生活を緻密な記憶力とデッサンで漫画化したのが原作だが、本作も刑務所の内部をほぼ忠実に再現。
 バイオレンス映画のイメージが強い崔洋一監督だが、本作はいたって穏やかで癒し系、暴力場面のかけらも無い。
 
【効能】実にほのぼのと穏やかな小春日和といった雰囲気、荒んだ心が和んでくる。
 
【副作用】囚人の待遇の良さに犯罪被害者は不快感を抱くかもしれない。
 
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「スターリングラード」(門の敵) 自分に喝を入れたい時に〔8〕

スターリングラード」 予想外の秀作。
 

 
【原題】ENEMY AT THE GATES 
【公開年】2000年  【制作国】亜米利加 英吉利 独逸 愛蘭  
【時間】132分  
【監督】ジャン=ジャック・アノー  
【原作】ウィリアム・クレイグ
【音楽】ジェームズ・ホーナー
【脚本】ジャン=ジャック・アノー アラン・ゴダール
【言語】イングランド語 一部ドイツ語 ロシア語  
【出演】ジュード・ロウ(ヴァシリ・ザイツェフ)  ジョセフ・ファインズ(ダニロフ)  レイチェル・ワイズ(ターニャ)  エド・ハリス(ケーニッヒ少佐)  
 
【成分】悲しい スペクタクル パニック 恐怖 勇敢 知的 絶望的 第二次世界大戦 独ソ戦
 
【特徴】ソ連軍の伝説的狙撃兵を主人公に、独ソ戦の激戦地スターリングラードを舞台にドイツの伝説的狙撃士ケーニッヒ少佐(実在が疑われている)との死闘を描く。社会性とエンタメのバランスが取れた名作。CGで当時のスターリングラード市街およびヴォルガ河を再現。
  
【効能】全編を通じて緊張感あふれる作品。萎えた心、弛んだ心に喝。
 
【副作用】血腥い場面のオンパレード。戦争映画が嫌いな人は不快感。当時を知るロシア人にはソ連軍のデフォルメと誤った描写に屈辱と不快感をもよおす。
 
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「マーシャン・クロニクル」 孤独を楽しむ時に〔14〕

マーシャン・クロニクル」 火星年代記
   

 
【原題】THE MARTIAN CHRONICLES
【公開年】1979年  【制作国】亜米利加  【時間】300分  
【監督】マイケル・アンダーソン
【原作】レイ・ブラッドベリ
【音楽】スタンリー・マイヤーズ
【脚本】リチャード・マシスン
【言語】イングランド語
【出演】ロック・ハドソン(ワイルダー大佐)  ダーレン・マクギャヴィン(パークヒル)  フリッツ・ウィーヴァー(ハサウェイ)  ゲイル・ハニカット(-)  バーナデット・ピータース(ジュヌビエーブ・セルサー)  バーニー・ケーシー(ジェフ・スペンダー少佐)  ニリー・ドーン・ポーター(-)  マリア・シェル(-)  ジョイス・ヴァン・パタン(-)  ジョン・フィンチ(-)
          
【成分】ファンタジー ロマンチック 不思議 火星 終末 SF
        
【特徴】ハードSFではなく、幻想的でポエムな作風、レイ・ブラッドベリリチャード・マシスンらしい作品。人類が火星へ移住し始めた時代を描写しながら人類への警鐘を絡める。前半は調査に訪れた宇宙飛行士たちと神出鬼没の火星人との接触を描き、後半は火星人が「絶滅」し地球の人類も最終戦争で滅び、火星に取り残された主人公たち移住者の後日談を描く。
 寂寞感のある透明な雰囲気の音楽が作風と巧くマッチ、ラストの主人公が家族を連れて火星人の古代遺跡をピクニックする場面は、けっこう感動する。
 
【効能】深夜の静けさを愉しむのに効果的。カップルと2人だけの夜を愉しむのにもムード満点だが、上映時間が5時間と長く、最初から最後まで見てしまうと夜が明けてしまう。
 
【副作用】ハードSFファンには子供だましな映画でつまらない。長すぎるので疲労と退屈で嫌になる。
 
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「ミートマーケット ゾンビ撃滅作戦」 おバカになって愉快になろう〔5〕

ミートマーケット ゾンビ撃滅作戦」 
銃撃・格闘技・女バンパイア・H場面盛り沢山

 


【原題】MEAT MARKET
【公開年】2000年  【制作国】加奈陀  【時間】91分  
【監督】ブライアン・クレメント
【音楽】ジャスティン・ハグバーグ
【脚本】ブライアン・クレメント
【言語】イングランド語
【出演】クレア・ウェストビー(-)  ポール・ペドローサ(-)  テレサ・サイモン(-)  チェルシー・アレントセン(-)  カム・パイプス(-)  ケン・ピータース(-)

【成分】笑える パニック 不気味 セクシー コミカル バンパイア ゾンビ

【特徴】自主制作レベルの規模で制作したゾンビ映画。全編に渡って陳腐かつコミカルな場面が続く。低予算を反映して、出演者たちも監督の友人知人か、知人俳優か、あるいはアルバイトのエキストラか、そう思えるような演技力とスタイルである。
 これはホラーではなく、自分も映画制作スタッフになった気分で内輪笑いするための作品だ。

【効能】短い映画の中に期待シーンが中途半端に盛り沢山、盛り下がった気力が復活する。

【副作用】銭と時間の浪費感・損失感で暫く気分が悪くなる。

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寂しさをまぎらわす時に 6 「パッチギ! LOVE&PEACE」

パッチギ! LOVE&PEACE」 
個性派俳優勢揃い

 

 
【公開年】2007年  【制作国】米  【時間】127分  【監督】井筒和幸
【音楽】加藤和彦
【脚本】羽原大介 井筒和幸
【出演】井坂俊哉(李安成)  中村ゆり(李慶子)  西島秀俊(野村健作)  藤井隆(佐藤政之)  風間杜夫(ビョンチャン)  キムラ緑子(兄妹の母)  手塚理美(キョンスン)  キム・ウンス(高泰玉)  今井悠貴(李燦秀)  米倉斉加年(枝川の長老)  馬渕晴子(ホルモン屋のおばさん)  村田雄浩(朝鮮将棋のおじさん)  ラサール石井(三浦プロデューサー)  杉本哲太(「太平洋のサムライ」監督)  麿赤兒(石橋中将役の大物俳優)  でんでん(ライトエージェンシー社長)  寺島進(イカ釣り船の船長)  国生さゆり(お志摩)  田口浩正(南プロデューサー)  すほうれいこ(なおみ)  宮川大輔(水中運動会のAD)  山本浩司(ライトエージェンシー松井)  松尾貴史(ギャグ好きのおじさん)  清水優(ヨンギ)  桐谷健太(国土舘応援団団長の近藤)  粟野史浩(応援団の金閣)  土平ドンペイ(応援団の金閣)  田中要次(先輩運転士)  徳山昌守(朝高生の番長)  浜田学(錦宏次郎)  菅原大吉(舞台挨拶の司会者)  堀江慶(サード助監督)  長原成樹(ブローカーの男)  田中哲司(取調官)  日向丈(刑事)  愛染恭子(スナックのママ)  木下ほうか(ヤクザ俳優)  金田敦(時代劇の監督)  並樹史朗(倉田プロデューサー)  竹下明子(佐藤の母)  鎌田愛(佐藤の妹)  吉田千晃(三浦プロデューサーの秘書)  久ヶ沢徹(水中運動会の司会)  川村亜紀(水中運動会の司会)  松永京子(チャンスの母(写真))  ソン・チャンウィ(父ジンソン)  ちすん(若い海女)  パク・ソヒ(金村伍長)  新屋英子(故買屋の女店主)  中村有志(宇野重吉)  温水洋一(マスター)  木村祐一(漁船の船長)
          
【成分】切ない 賑やか 騒々しい 暴力 在日コリアン 1970年代 
      
【特徴】大人になった主人公アンソンが前作からさほど人間的に成長せず、相変わらず暴力沙汰に絡んでいる。元世界チャンピオンの徳山昌守氏(洪昌守/ホン・チャンス)がカメオ出演。個性派俳優盛り沢山で非常に賑やかな作品に仕上がっている。
 
【効能】寂しい時、孤独感に苛まれている時に観ると、鬱陶しいくらいに賑やかな気分にさせられる。
 
【副作用】保守右翼の人、嫌韓派の人には不愉快な場面のオンパレード。
 
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今日(2月22日)は「猫の日」である。 猫がいる風景

猫の駅長2

 
 貴志川線の駅長たまはどうしているかな? 写真は昨年の桜の季節に連れ合いと2人で貴志川線を観光したときに撮ったもの。

「村の写真集」 人生をふり返ろう〔4〕

村の写真集
ダム湖に沈む村の話。

  

 
【公開年】2003年  【制作国】日本国  【時間】111分  【監督】三原光尋
【音楽】小椋佳
【脚本】三原光尋
【言語】日本語
【出演】藤竜也(高橋研一)  海東健(高橋孝)  宮地真緒(高橋香夏)  甲本雅裕(野原正浩)  桜むつ子(山本のおばあちゃん)  吹石一恵(小学校分校の水沢先生)  大杉漣(植田進)  原田知世(高橋紀子)  ペース・ウー(チン・リン)
          
【成分】切ない ダム問題 山村 徳島 
      
【特徴】ダム建設で湖底に沈む予定の村をまわって村の風景や村民の記念写真を撮っていく写真屋の親父と息子の物語。
 
【効能】自分の人生をふり返り、家庭や仕事のありがたさを再確認させる。青春の黄昏、人生の黄昏などの節目に観ると効果的。
 
【副作用】文科省選定映画的で退屈。ステレオタイプな家族描写にリアリティが感じられず不快感。
 ダムをめぐって村内外で利害対立が発生しているはずなのに、社会のドロドロは完全割愛で安っぽく見える。
 
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四月危機 近頃の現象[六]

4月から小麦の値段が上がるという。
 
 原油高だから輸送コストもあがり続ける。あらゆるものの値が急騰するだろう。
 
 我家は豆腐・キムチ・腸詰め・コロッケなどの加工食材を関西よつ葉から、主食の玄米および野菜・精肉などの生鮮食材を大阪愛農から仕入れている。いずれの団体も無農薬・無添加・有機農法・地場流通にこだわる消費者団体だ。
 
 家の近くにイズミヤがあるが、安い駄菓子や晩酌用のヱビスビールを買う程度である。だから、もともと割高の食材を買っているので、一般に流通している食材に比べれば影響はすぐには現れない。
 
 しかし、経済の連鎖は複雑に絡み合ってつながっているので、時間差で影響が出てくるのは必定だ。食糧自給率が今日ほど騒がれている時期はない。

 日本は農業を犠牲にして経済大国になった。日本と同じ敗戦国ドイツは8割程度の自給率を維持しながらの経済発展。
 経済力がいくらあっても、食糧輸出国が干魃になれば、銭を積んでも買うことはできない。しかも今の日本経済はかつての勢いはない。泣きっ面に蜂だ。さらに干魃の原因である温暖化についての対策はアメリカに追従?しているかのようで消極的とくる。
 
 そもそも、今日のような事態、いやもっとヒドイ時代がくることは以前からいわれていた事である。
 

 
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「スパルタカス」 絶望から脱出しよう〔13〕

スパルタカス」 
普遍的テーマの傑作ローマ史劇

 

 
【原題】SPARTACUS
【公開年】1960年  【制作国】亜米利加  【時間】198分  
【監督】スタンリー・キューブリック
【原作】ハワード・ファスト
【音楽】アレックス・ノース
【脚本】ダルトン・トランボ
【出演】カーク・ダグラススパルタカス)  ローレンス・オリヴィエ(マーカス・リシニアス・クラサス)  チャールズ・ロートン(グラッカス)  ジーン・シモンズ(バリニア)  ピーター・ユスティノフ(レンチュラス・バタイアタス)  トニー・カーティス(アントナイナス)  ジョン・ギャヴィン(カイアス・ジュリアス・シーザー)
          
【成分】泣ける 悲しい スペクタクル 勇敢 知的 切ない かっこいい 戦争 BC1世紀 ローマ史劇 
      
【特徴】カーク・ダグラス氏制作による歴史超大作。監督は若きスタンリー・キューブリック氏。2人は険悪な仲だったようだが、作品は素晴らしい感動巨編だ。
 ローマ時代に起こった実際の組織的奴隷解放戦争をベースにした現代にも通ずる社会派色のローマ史劇になっており、台詞の節々には当時のアメリカで沸き起こった公民権運動が背景になっている。
 本作品に感動した映画好きのある少年は後に俳優となって「ブレイブハート」を監督主演する事になった。
 
【効能】絶望と無力感に打ちひしがれたとき、活力と勇気と明日への希望が湧き起こる。
 
【副作用】長い映画なので疲れる。反体制・反権力志向を嫌悪する人には生理的に嫌な物語。
 ハッピーエンドでないと納得しない人には徒にテンション下る暗い話。
 
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「ズール戦争」 ストレス解消活劇〔15〕

ズール戦争」 大英帝国讃歌の「秀作」
  

 
【原題】ZULU
【公開年】1963年  【制作国】英吉利  【時間】138分  
【監督】サイ・エンドフィールド
【音楽】ジョン・バリー
【脚本】ジョン・プレビル サイ・エンドフィールド
【言語】イングランド語 一部ズールー語
【出演】スタンリー・ベイカー(ジョン・チャード中尉)  ジャック・ホーキンス(ウィット神父)  マイケル・ケイン(ブロムヘッド中尉)  ウーラ・ヤコブソン(マーガレタ・ウィット)  ジェームズ・ブース(フック)  ナイジェル・グリーン(ボーン軍曹)
          
【成分】スペクタクル パニック 不気味 恐怖 勇敢 絶望的 切ない かっこいい ズール族 イギリス軍 戦争映画 南ア 1870年代 
      
【特徴】一見すると英軍対野蛮人の英国讃歌の映画だが、当時としては随所に英軍とズール族の戦いをイーブンで描こうと努力していたあとがある。監督は赤狩りでハリウッドを追い出されたサイ・エンドフィールド氏。
 イギリスでは今でも名作の一つに数えられている映画で、根強い人気がある。
 
【効能】英軍とズール族の戦いは、ちょうど信長軍団と武田騎馬軍団の戦いを連想する。双方ともよく訓練され整然とした動きで戦う戦争美に爽やかさを感じる。まるでシューティングゲームのような興奮を覚える。
 新石器時代の装備でイギリスの近代的軍隊に戦いを挑むズール族に畏怖を覚える。一方的にやられながらも果敢に攻撃するズール族の姿に、反ヨーロッパ的アジア民族主義に目覚める。
 
【副作用】ズール族の描写が不十分、一方的にズール族を虐殺するイギリス軍に不快感、さらにそれを美談として未だに扱うイギリス人たちに嫌悪。
 
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「マイケル・コリンズ」 自分に喝を入れたい時に〔7〕

マイケル・コリンズ」 IRA創始者の短い一生。



【原題】MICHAEL COLLINS
【公開年】1996年  【制作国】英吉利 愛蘭 亜米利加  【時間】133分  
【監督】ニール・ジョーダン
【音楽】エリオット・ゴールデンサール
【脚本】ニール・ジョーダン
【言語】イングランド語
【出演】リーアム・ニーソンマイケル・コリンズ)  エイダン・クイン(ハリー・ボランド)  アラン・リックマン(エイモン・デ・ヴァレラ)  ジュリア・ロバーツ(キティ・キールナン)  スティーヴン・レイ(ネッド・ブロイ)  チャールズ・ダンス(ソームズ)  イアン・ハート(ジョー・オレイリー)  ショーン・マッギンレイ(スミス)  ジョン・ケニー(パトリック・ピアース)  ジョナサン・リス=マイヤーズ(暗殺者)  ジョン・オリアリー(-)  ブレンダン・グリーソン(リアム・トビン)  ジェラルド・マクソーリー(カハル・ブルハ)

【成分】泣ける 悲しい スペクタクル パニック 勇敢 絶望的 切ない かっこいい テロ 独立戦争 革命 1910年代~20年代 アイルランド   

【特徴】20世紀初頭、若くしてアイルランド独立運動の指導者となったマイケル・コリンズの短い一生を描いた大作。前半は独立運動時を描写、集金能力に異能を発揮し、積極的かつ大胆な戦術で大英帝国を苦しめる果敢な突撃隊長であり、後半はアイルランド自治政府の事実上トップとなって、内乱の収拾に苦慮するゼネラリストを表現。
 事実のマイケル・コリンズは20代半ばから30そこそこの青年なので、主演のリーアム・ニーソン氏は少し老けていて貫禄がありすぎた。

【効能】身体をはって家族や仕事を守っているのに、無理解者から心無い批難を受けている働き盛りの企業戦士たちにとって精神的援護になる。

【副作用】ラストで志半ばに主人公が暗殺されるため、喪失感と無力感に襲われる。政治を志している、または政治家にとっては身につまされる。

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「レッド・バロン」 人生をふり返ろう〔3〕

レッド・バロン」 「赤い彗星」のモデル
 

レッド・バロン [DVD]
 
【原題】VON RICHTHOFEN AND BROWN/THE RED BARON 
【公開年】1971年  【制作国】亜米利加  【時間】99分  
【監督】ロジャー・コーマン
【音楽】ヒューゴ・フリードホーファー
【脚本】ジョイス・H・コリントン ジョン・ウィリアム・コリントン
【出演】ジョン・フィリップ・ロー(バロン・マンフレッド・フォン・リヒトホーフェン)  バリー・プリマス(ヘルマン・ゲーリング)  ドン・ストラウド(ロイ・ブラウン)  カレン・ヒューストン(イルゼ)  コリン・レッドグレーヴ(ホーカー少佐)  トム・アダムス(オーウェン)  ハード・ハットフィールド(アンソニー・フォッカー)
          
【成分】スペクタクル 勇敢 知的 切ない かっこいい ドイツ空軍 第一次大戦 1910年代 
      
【特徴】監督はB級映画の帝王ロジャー・コーマン。低予算の特撮SFやホラーばかりを撮っている監督と思われがちだが、本作のような「正統派戦争映画」を撮る事もある。

 第一次世界大戦時、ドイツ空軍で活躍した高潔な空の騎士レッド・バロンの栄光の日々から最期の戦いまでを描く。ラストの田園地帯上空でのドッグファイトは圧巻、もちろん当時はCGは無い。
 常にレッド・バロンと対立し、野卑で卑怯な戦いをするヘルマン・ゲーリングが、レッド・バロン亡き後のドイツ空軍を担う場面がラストで描写され、後のナチス台頭を暗示させる。
 
【効能】理想と現実の狭間で苦悩していた頃の自分を思い出させる。あくまで自分の戦いを貫いてきたレッド・バロンの高潔な姿に畏敬を抱き、上司や部下と対立する世渡下手に親近感を抱く。
 
【副作用】主役が少し老けているのでレッド・バロンらしくない。
 
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「アレクサンダー戦記 【劇場版】」 孤独を楽しむ時に〔13〕

アレクサンダー戦記
アレキサンダー大王の世界を大胆にアレンジ。

 
アレクサンダー戦記
アレクサンダー戦記【劇場版】 [DVD]
 
【公開年】2000年  【制作国】日本国  【時間】75分  【監督】兼森義則 りんたろう
【原作】荒俣宏
【音楽】
【脚本】村井さだゆき
【言語】日本語
【出演】関俊彦アレクサンダー)  麻志奈純子(オリュンピアス)  坂口芳貞(フィリポス三世)  野沢那智(アリストテレス)  目黒光祐(フィロタス)  大塚芳忠(クレイトス)  池田秀一(プトレマイオス)  辻谷耕史(ヘファイステオン)  田中敦子(カッサンドラ)  皆口裕子(ロクサネ)  山寺宏一(ダリウス三世)
          
【成分】ファンタジー スペクタクル 不思議 不気味 勇敢 知的 セクシー かっこいい 
      
【特徴】アレクサンダー大生の生涯を大胆にアレンジ。基本は史実通りに物語が進むが、衣装・武具・戦術・風俗などは近未来とも架空世界ともつかない。まるで「スターウォーズ」のようなどこかの星の物語といったイメージでアニメ化。関西では深夜枠で放送された。劇場公開版はTV放送分のかなりの部分をカット。
 
【効能】深夜で鑑賞すると丑三つ時の静けさを楽しめる。
 
【副作用】キャラデザインなどの趣味が気持ち悪い。
 
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「ムーントラップ」 おバカになって愉快になろう〔4〕

ムーントラップ」 
スタートレック」のチェコフと
「死霊のはらわた」のアッシュが共演!

 

ムーントラップ [DVD]
 
【原題】Moon trap
【公開年】1989年  【制作国】亜米利加  【時間】91分  
【監督】ロバート・ダイク
【音楽】ジョセフ・ロドゥカ
【脚本】テックス・ラグズデール
【言語】イングランド語
【出演】ウォルター・コーニッグ(ジェイソン・グラント)  ブルース・キャンベル(レイ・タナー)  リー・ロンバルディ(メラ)  ジョン・J・サウンダーズ(-)  リーヴィス・グレアム(-)             
【成分】笑える ファンタジー パニック 不気味 勇敢 セクシー かっこいい コミカル SF スリラー
      
【特徴】人類初の月面到達したアポロ11から20周年を記念して発表されたという売り文句だが、内容はそんな大層な作品ではない。が、謎の機械生物が孵化して他の機械や生物を取り込んで成長する設定は「トランスフォーマー」に通ずる。
 主人公は「スタートレック」のチェコフ少尉ことウォルター・コーニッグ氏、「死霊のはらわた」のブルース・キャンベル氏という濃い顔触れ、マニアにはたまらない。
 
【効能】マニアにとってはお約束場面の連続・貴重映像の連続で楽しくなる。
 
【副作用】陳腐なSFもどきの映画。アポロ11号20周年という宣伝文句に怒りを覚える。
 
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「平成狸合戦ぽんぽこ」 家族と一緒に癒されよう〔7〕

平成狸合戦ぽんぽこ」 狸と人間の攻防戦。
 

 
【公開年】1994年  【制作国】日本国  【時間】119分  【監督】高畑勲
【原作】高畑勲
【音楽】紅龍 渡野辺マント 猪野陽子 後藤まさる 上々颱風 吉澤良治郎
【脚本】高畑勲
【出演】野々村真(正吉)  石田ゆり子(おキヨ)  三木のり平(青左衛門)  清川虹子(おろく婆)  泉谷しげる(権太)  芦屋雁之助(隠神刑部)  村田雄浩(文太)  林家こぶ平(ぽん吉)  福澤朗(竜太郎)  山下容莉枝(お玉)  桂米朝[3代目](六代目金長)  桂文枝(太三郎禿狸)  柳家小さん[五代目](鶴亀和尚)  神谷明(玉三郎)  鈴木弘子(女タヌキ)  矢田稔(屋台の客A)  中庸助(屋台の客B)  加藤治(林さん)  北村弘一(土地の人)  藤本譲(水木先生)  岸野一彦(年上の警官)  佐久間レイ(吟う女タヌキ)  小関一(飯場のAさん)  峰あつ子(女族長)  林原めぐみ(佐助)  西村智博(族長)  菅原淳一(親衛隊A)  石川ひろあき(親衛隊B)  水原リン(お福)  森川智之(警官)  坂東尚樹(男タヌキA)  関智一(男タヌキB)  江川央生(用心棒)  黒田由美(小春)  永衣志帆(花子)  稲葉祐貴(化け子供A)  江碕玲菜(化け子供B)  林勇(兄)  児玉英子(妹)  劇団ムーンライト(群衆)  舛方勝宏(アナウンサー)  芦沢俊美(アナウンサー)  石川牧子(アナウンサー)  保坂昌宏(アナウンサー)  永井美奈子(アナウンサー)  阿川佐和子(キャスター)  岩隈政信(レポーター)  井口成人(レポーター)    
          
【成分】笑える 楽しい ファンタジー 不思議 勇敢 切ない かわいい コミカル アニメ
 
【特徴】宅地造成で次々と山や丘が削られ集合団地が立ち並んでいく時代、生活圏を奪われていく狸たちは化け学を駆使して抵抗する。狸と人間の攻防をユーモラスに表現、しかしその裏には残酷な問題もある。
 
【効能】狸と人間の攻防を見て、大人や現代人が失った物の再確認ができる。
 
【副作用】説教臭い文科省選定映画的で鬱陶しくなる。
 
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「海辺のポーリーヌ」 カップルで愉快になろう〔1〕

海辺のポーリーヌ
爽やかで初々しい青春ドラマ。

 

 
【原題】PAULINE A LA PLAGE
【英題】PAULINE AT THE BEACH
【公開年】1983年  【制作国】仏蘭西  【時間】95分  【監督】エリック・ロメール
【音楽】ジャン=ルイ・ヴァレロ
【脚本】エリック・ロメール
【言語】フランス語
【出演】アマンダ・ラングレ(ポーリーヌ)  アリエル・ドンバール(マリオン)  パスカル・グレゴリー(ピエール)  フェオドール・アトキン (アンリ)  シモン・ド・ラ・ブロス (シルヴァン)    
          
【成分】笑える 楽しい ゴージャス ロマンチック 知的 セクシー かわいい コミカル 夏 ノルマンディ
     
【特徴】夏の浜辺を舞台に、思春期のカップルと大人のカップルに生真面目元カレが加わって展開される切なくて不安定な恋愛喜劇。清楚なアマンダ・ラングレ氏と艶やかなアリエル・ドンバール氏の対比が面白い。
 大人たちが性欲まるだしの子供っぽい恋愛で右往左往している様が滑稽、ポーリーヌたちのプラトニック的な恋が綺麗に見える。
 
【効能】白いワンピースが良く似合う清楚なヒロインに涼しさを感じる。
 
【副作用】ヒロインが毒牙にかかるのではと心配になる。男性の単純さにイラつく。
 
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「スパイ・ゾルゲ」 社会を冷笑したい時に〔7〕

スパイ・ゾルゲ
CGで戦前の東京を再現

  

 
【公開年】2003年  【制作国】日本国  【時間】182分  【監督】篠田正浩
【原作】篠田正浩
【音楽】池辺晋一郎
【脚本】 篠田正浩 ロバート・マンディ
【言語】日本語 イングランド語 一部中国語
【出演】イアン・グレンリヒャルト・ゾルゲ)  本木雅弘尾崎秀実)  椎名桔平(吉河光貞)  上川隆也(特高T)  永澤俊矢(宮城与徳)  葉月里緒菜(三宅華子)  小雪(山崎淑子)  夏川結衣(尾崎英子)  榎木孝明(近衛文麿)  大滝秀治(西園寺公望)  岩下志麻(近衛夫人)  石原良純(中島中尉)  ウルリッヒ・ミューエ(駐日本ドイツ大使)      
          
【成分】ゴージャス 不気味 知的 切ない 上海事変 2・26事件 第二次大戦 30年代~40年代 
      
【特徴】ゾルゲ役に「トゥームレイダー」のイアン・グレン氏(今は「バイオハザード」のアイザックス博士で有名か)を迎え、篠田正浩監督のラストフィルム、戦前の街並をCGで再現するなど、話題性のある作品だった。近年の邦画洋画では珍しい3時間におよぶ長編大作。劇場公開時では久々に上映中に休憩が入る映画となった。
 「善き人のためのソナタ」のウルリッヒ・ミューエ氏がドイツ大使役で出演。ゾルゲに騙される気の優しい人物を演じている。
 
【効能】戦前の日本の風俗を楽しめる。ノスタルジー、トラディショナル趣味を満足させられる。
 
【副作用】映画はなにを主張したいのか解らず、呆気にとられるかもしれない。また、保守右翼市民には不愉快な内容。
 
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「ブラッドレイン」 萌えたい時に〔4〕

ブラッドレイン
「ガンジー」の主役ベン・キングズレー氏が
お色気バンパイア物の悪役に・・。

 

 
【公開年】2005年  【制作国】亜米利加 独逸  【時間】94分  
【監督】ウーヴェ・ボル
【音楽】ヘニング・ローナー
【脚本】グィネヴィア・ターナー
【出演】クリスタナ・ローケン(レイン)  ミシェル・ロドリゲス(キャタリン)  ベン・キングズレー(ケイガン)  マイケル・マドセン(ウラジミール)  マシュー・デイヴィス(セバスチャン)  ビリー・ゼイン(エルリッチ)  ウィル・サンダーソン(ドマスティール)  ウド・キア(リーガル・モンク)  ミート・ローフ(レオニド)  マイケル・パレ(イアンク)    
          
【成分】ファンタジー 不気味 勇敢 セクシー かっこいい ルーマニア 18世紀
      
【特徴】「ターミネーター3」で女ターミネーターを演じて一躍メジャーに躍り出たクリスタナ・ローケン氏がいわゆる女バンパイヤーハンターに扮する。ノースリーブのコスチュームで剣を振り回す姿は色気と凛々しさがあってグッド。男性観客が期待しそうな場面盛り沢山。ルーマニアロケのおかげで映像はヨーロピアンムードたっぷりである。
 
【効能】クリスタナ・ローケン氏の可愛らしさ格好よさに萌え。
 
【副作用】過去の話題作のパッチワーク的作品でガッカリする。クリスタナ・ローケン氏の殺陣がどんくさくてイラつく。
 
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「ヴァージン・スーサイズ」 青春回帰〔15〕

ヴァージン・スーサイズ」 
ソフィア・コッポラ監督デビュー作。

 

 
【原題】The Virgin Suicides 
【公開年】1999年  【制作国】亜米利加  【時間】98分  【監督】ソフィア・コッポラ
【原作】ジェフリー・ユージェニデス
【音楽】エール
【脚本】ソフィア・コッポラ
【言語】イングランド語
【出演】キルステン・ダンスト(ラックス)  ハンナ・ホール(セシリア)  ジェームズ・ウッズ(父)  キャスリーン・ターナー(母)  ジョナサン・タッカー(-)  ジョシュ・ハートネット(トリップ)  チェルシー・スウェイン(-)  A・J・クック(-)  レスリー・ヘイマン(-)  ダニー・デヴィート(-)  マイケル・パレ(-)  ジョヴァンニ・リビシ(-)  スコット・グレン(-)  ロバート・シュワルツマン(-)  ヘイデン・クリステンセン(-)  ジョー・ディニコル(-)    
          
【成分】悲しい ゴージャス 絶望的 切ない かわいい 初夏 70年代 アメリカの田舎町
      
【特徴】ソフィア・コッポラ氏の監督デビュー作。アメリカの爽やかな初夏の田舎町を舞台に、思春期の五人姉妹をめぐる物語が展開する。
 危うい地雷原のような心の5人の少女の描写や、その姉妹に淡い憧れと恋心を抱きファンクラブのように集う男の子の描写が丁寧で説得力がある。
 
【効能】自分の思春期時代を思い出す。ソフィア・コッポラ監督に心の中を覗かれたような錯覚を起こす。
 
【副作用】身内に先立たれたり自殺された経験のある人には、親の描き方が極めて稚拙で悪意を感じ激怒する。
 
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「ソナチネ」 青春回帰〔14〕

ソナチネ」 孤独な少女の物語。
 
ソナチネ 
(未ソフト化)

【原題】SONATINE 
【公開年】1984年  【制作国】加奈陀  【時間】91分  
【監督】ミシュリーヌ・ランクト
【音楽】フランソワ・ランクト
【脚本】ミシュリーヌ・ランクト
【言語】フランス語
【出演】パスカル・ビュシエール(シャンタル)  マルシア・ピトロ(ルイゼット)  ピエール・フォト(バスの運転手)    
          
【成分】悲しい 絶望的 切ない 悩める10代 仏語 モントリオール カナダ ケベック州
      
【特徴】カナダ・フランス語圏の大都市モントリオールを舞台にした危うい孤独な思春期の少女が突き進んでしまう危険なゲーム。冒頭で2人の少女が「ソナチネ」と笑いながら朗らかに言う。ラストは辛い。
 
【効能】女性の中には思春期時代の自分が見え、男性は少女の危うい琴線に触れたような気になる。
 
【副作用】暗いどんよりとした冬の様な冷たさを感じる。日本ではビートたけし氏の「ソナチネ」と間違える恐れがある。
 
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「THE BEATLES/マジカル・ミステリー・ツアー」 寂しさを紛らわす時に〔5〕

「THE BEATLES/マジカル・ミステリー・ツアー
画期的長編プロモーションビデオ

 

 
【原題】Magical Mystery Tour
【公開年】1967年  【制作国】英吉利  【時間】50分  【監督】ザ・ビートルズ
【制作】ザ・ビートルズ ガヴリック・ロージー デニス・オデル
【原案】ザ・ビートルズ
【撮影】ダニエル・ラカンバー リチャード・スターキィ
【音楽】ザ・ビートルズ
【脚本】ザ・ビートルズ
【言語】イングランド語
【出演】リンゴ・スター(-)  ジョン・レノン(-)  ポール・マッカートニー(-)  ジュージ・ハリソン(-) ジェシー・ロビンズ(ジェシー・スターキー夫人)    
          
【成分】ファンタジー ロマンチック コミカル PV的
      
【特徴】マイケル・ジャクソン氏の有名なPV「スリラー」は、映画制作と同様のスタッフと俳優と予算と労力を投じ、MVとしては異例の13分におよぶ大作ビデオ。最初から計算され尽くした無駄の無いキレのあるミュージカルのような短編映画の完成品だ。
 それとは真逆に、音楽をまじえた楽しいTVドラマを創ろうとして大コケし、アイディア先行が目立って無駄が多く構成が練られていないというのが当時の評価だったが、今になって観れば長編MVになっているではないか、と思ってしまう。結果的先駆作品だ。
 ドラムスのリンゴ・スター氏が本名で撮影を担当。
 
【効能】原色豊かな七色世界に寂しさを忘れる。ビートルズの楽しい楽曲に心がウキウキする。
 
【副作用】「映画」を求めている人には、贅沢な素人自主制作の作品に見えてつまらない。
 
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エナジーを得よう 4 「ロッキー・ザ・ファイナル」

ロッキー・ザ・ファイナル」 原点へ・・。
  
 
 
【公開年】2006年  【制作国】米  【時間】103分  【監督】シルヴェスター・スタローン
【原案】シルヴェスター・スタローン
【音楽】ビル・コンティ
【脚本】シルヴェスター・スタローン
【出演】シルヴェスター・スタローンロッキー・バルボア)  バート・ヤング(ポーリー)  アントニオ・ターヴァー(ディクソン)  ジェラルディン・ヒューズ(マリー)  マイロ・ヴィンティミリア(ロバート/ロッキー・ジュニア)  トニー・バートン(デューク)  ジェームズ・フランシス・ケリー三世(ステップス)  マイク・タイソン(-)  
          
【成分】泣ける ロマンチック 勇敢 切ない かっこいい ボクシング 
      
【特徴】マイノリティの星だったロッキーはいつしか戦意高揚のアメリカンヒーローになってしまったが、今回は再び原点に回帰した。還暦を迎えたロッキーは、再びかつてのチャレンジ精神に火がつきトレーニングを始め、年齢制限のあるプロボクサーのライセンスを特例で取る。そこを興行屋が目をつけ、伝説のチャンピオン・ロッキーと現役チャンピオンとの親善試合を企画する。
 スタローン氏が老骨に鞭打って筋肉をつけているが痛々しい、しかしこれが強烈な説得力。作中のロッキーも監督主演のスタローン氏も全く同じ挑戦をしている点に感動。
 
【効能】観ているうちに身体の奥底からエネルギーが湧きあがってくる。
 
【副作用】予定調和な展開にマンネリ感とリアリティの無さを感じる。
 
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「ウンタマギルー」 青春回帰〔13〕

ウンタマギルー」 沖縄現代民話
 
ウンタマギルー
ウンタマギルー [VHS] 高嶺剛
 
【公開年】1989年  【制作国】日本国  【時間】120分  【監督】高嶺剛
【音楽】上野耕路
【脚本】高嶺剛
【言語】ウチナグチ(沖縄方言) 一部ヤマトグチ(標準的日本語)
【出演】小林薫(ギルー)  青山知可子(マレー)  平良進(西原親分)  戸川純(チルー)  ジョン・セイルズ(カマジサー高等弁務官)  照屋林助(テルリン)  エディ(アンダクェー)  間好子(ウトゥーバーサン)  宮里栄弘(キジムナー)  北村三郎(安里親方)  平良トミ(ギルーの母ソブシー)  大宜見小太郎(島袋警察長官)  
          
【成分】笑える 楽しい 悲しい ファンタジー ロマンチック 不思議 勇敢 切ない かっこいい コミカル 60年代末 沖縄 ウチナグチ
      
【特徴】本土復帰前の米軍統治下の沖縄が舞台。日本復帰派・米統治派・独立派と世論が分かれている中、平凡な若い労働者ギルーは超能力を会得し義賊ウンタマギルーとして活躍する。全編沖縄方言であるウチナグチ台詞、標準語字幕付。沖縄の風土人情が前面に出た現代の政治的ファンタジー。
 照屋林助氏は、りんけんバンドのお父さん。
 
【効能】絶望的で深刻な状況で楽天的。精神の鎮静作用がある。
 
【副作用】ヤマト(本土)を悪く描かれている点に保守は不快感。
 
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「アンデッド」 社会を冷笑したい時に〔6〕

アンデッド」 微笑ましいゾンビ映画
  

 
【原題】UNDEAD
【公開年】2003年  【制作国】濠太剌利  【時間】105分  
【監督】ピーター・スピエリッグ マイケル・スピエリッグ
【音楽】クリフ・ブラッドリー
【脚本】ピーター・スピエリッグ マイケル・スピエリッグ
【言語】イングランド語
【出演】フェリシティ・メーソン(レナ)  ムンゴ・マッケイ(マリオン)  ロブ・ジェンキンス(-)  リサ・カニンガム(サリーネ)  ダーク・ハンター(ハリソン)  エマ・ランドール(-)  
          
【成分】笑える ファンタジー パニック 不気味 ウエスタン ゾンビ 宇宙人
      
【特徴】超低予算映画。日本のメジャーなアダルトビデオの方が潤沢な予算を使っているほどだ。にもかかわらず新機軸が散りばめられ、ゾンビにウエスタンに宇宙人と盛り沢山、オーストラリアでヒットする。2人の監督はこれでメジャー進出。
 映画のデキは必ずしも予算が問題ではない、金が無くても面白い映画ができる見本である。
 
【効能】笑う、苛つく、不思議な映画。
 
【副作用】女優の方がゾンビより怖い。
 
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ドイツのオーガニックビール。 ビールは偉大な発酵食品だ 4 

オーガニックビール

 
 昨夜、久々に「よつ葉」からドイツのオーガニックビールを取り寄せた。淡いピルスナータイプのビールで、爽やかな味わいにドライ、芳香なアロマ、呑んだ後には苦味よりも麦芽の甘味が余韻に残る。
 ドイツの厳しい基準をパスした食材と醸造施設でつくられたオーガニックビールだ。味はドイツの標準的なピルスナータイプだと思う。
  
 この後、私は続けてホップ香る緑のヱビスを呑んでみた。やはり、痛感するのはドイツと日本のビールには決定的に差がある。それは芳香だ。ドイツビールは抜栓しただけで甘くて爽やかな香りが漂うが、日本のビールにはそれが無い。緑のヱビスは日本ビールの中でも香りが良い方なのだが。
 

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「キング・アーサー」 ストレス解消活劇〔14〕

キング・アーサー
歴史ファンには興味深い作品
 
 

 
【原題】KING ARTHUR
【公開年】2004年  【制作国】亜米利加 愛蘭 英吉利  【時間】126分  
【監督】アントワーン・フークア
【音楽】ハンス・ジマー
【脚本】デヴィッド・フランゾーニ
【言語】イングランド語 一部ラテン語 ゲール語
【出演】クライヴ・オーウェン(アーサー)  キーラ・ナイトレイ(グウィネヴィア)  ヨアン・グリフィズ(ランスロット)  ステラン・スカルスガルド(セルディック)  スティーヴン・ディレイン(マーリン)  マッツ・ミケルセン(トリスタン)  ジョエル・エドガートン(ガウェイン)  ヒュー・ダンシー(ガラハッド)  レイ・ウィンストン(ボース)  レイ・スティーヴンソン(ダゴネット)  ティル・シュヴァイガー(シンリック)  イヴァノ・マレスコッティ(ゲルマヌス)
          
【成分】スペクタクル 勇敢 切ない かっこいい ローマ史劇 ブリタニア 5世紀
      
【特徴】エクスカリバーや魔女が登場するヒロイックファンタジーではない。近年の考古学調査で定説になりつつあるアーサー王像を元に映画化。ここでは中世のアーサー王ではなく、ローマ時代末期の将軍アーサーが登場する。
 5世紀ごろのローマ帝国を描写した、ローマ史劇としては珍しい内容となっている。
 
【効能】歴史好きにとってはワクワクする内容。矢を射るキーラ・ナイトレイ氏の姿に萌え。
 
【副作用】ヒロイックファンタジーを期待して観ればガッカリする。
 
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