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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「28日後...」 孤独をたのしむ時に〔19〕

28日後...」 ファンタジーホラーの佳作。
 

28日後… [Blu-ray]
28日後...(特別編) [DVD]
 
【原題】28 DAYS LATER...
【公開年】2002年  【制作国】英吉利 亜米利加 阿蘭陀  
【時間】114分  
【監督】ダニー・ボイル
【音楽】ジョン・マーフィ
【脚本】アレックス・ガーランド
【言語】イングランド語
【出演】キリアン・マーフィ(ジム)  ナオミ・ハリス(セリーナ)  クリストファー・エクルストン(ヘンリー少佐)  ミーガン・バーンズ(ハンナ)  ブレンダン・グリーソン(フランク)  レオ・ビル(兵士ジョーンズ)  リッチ・ハーネット(ミッチェル伍長)  スチュワート・マッカリー(ファレル軍曹)  ノア・ハントリー(マーク)  
             
【成分】悲しい パニック 不気味 恐怖 勇敢 絶望的 切ない バイオハザード アンデッド UK ロンドン
           
【特徴】イギリスのバイオハザード物。静から動、動から静への展開が優れていて、血飛沫にアンデッドとおどろおどろしい内容でありながらファンタジー風味も楽しめる。

 不自然な展開が若干あるが、キリアン・マーフィ氏をはじめ実力派揃いの俳優のおかげでリアリティある作品に仕上がっている。主役のキリアン・マーフィー氏は体格の良い俳優たちの中にいると痩せこけているように見え、佳境では雨と泥と血に塗れての格闘シーンを演じている様は、ゾンビやアンデットよりも恐ろしい形相。
 
 ラストはバッドエンドとハッピーエンドの2通り製作され、DVDで両方楽しめる。
 
【効能】蒸し暑い夏の深夜に鑑賞すると、鎮静と興奮を交互に楽しめる。
 
【副作用】後半の展開に不快感、感情移入できなくなる。
 
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「ザ・グラディエーターII ローマ帝国への逆襲」 突っ込みどころを楽しもう〔8〕

ザ・グラディエーターII ローマ帝国への逆襲
美人モデルたちのアクション活劇。

 

 
【原題】THE ARENA
【公開年】2001年  【制作国】亜米利加 露西亜  【時間】93分  
【監督】ティムール・ベクマンベトフ
【制作】ロジャー・コーマン
【脚本】ジョン・ウィリアム・コリントン
【言語】イングランド語
【出演】カレン・マクドゥーガル(-)  リサ・ダーガン(-)  ヴィクトル・ヴェルズビツキー(-)  アナトリー・マンベトフ(-)  
             
【成分】勇敢 セクシー アクション ローマ史劇 2世紀 ローマ時代
            
【特徴】美人モデルたちが露出度の多いローマの衣裳でチャンバラアクションを繰り広げたり、お色気場面を魅せる。明らかにリドリー・スコット監督「グラディエーター」の便乗お色気低予算企画。
 
【効能】美人モデルたちの美しいプロポーションに萌え。
 
【副作用】気ぜわしくて中途半端で目が疲れ苛つく。
 
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「うる星やつら3 リメンバー・マイラブ」 青春回帰〔16〕

うる星やつら3 リメンバー・マイラブ」 
友引町の時間が動き出す

 

 
【英題】Urusei Yatsura - Remember My Love
【公開年】1985年  【制作国】日本国  【時間】90分  【監督】やまざきかずお
【原作】高橋留美子
【音楽】ミッキー吉野
【脚本】金春智子
【言語】日本語
【出演】平野文(ラム)  古川登志夫(諸星あたる)  島津冴子(三宅しのぶ)  神谷明(面堂終太郎)  杉山佳寿子(テンちゃん)  永井一郎(錯乱坊)  鷲尾真知子(サクラ先生)  千葉繁(メガネ)  田中真弓(-)  池水通洋(-)  安西正弘(-)  小山茉美(-)  玄田哲章(-)  小宮和枝(-)  三田ゆう子(-)  鈴木一輝(ルウ)  岩田光央(ルウ)  島本須美(ラーラ)  菅谷政子(-)  京田尚子(-)
               
【成分】笑える 楽しい ファンタジー 切ない かわいい コミカル SF アニメ
            
【特徴】押井守監督からやまざきかずお監督へバトンタッチした作品。前作、前々作のギャグを受け継ぎ、テーマ曲は可愛らしいアニソンからヘビメタ調へとグレードアップ。しかし、シリアス路線・ノスタルジー路線が強調された内容になっている。また、「サザエさん」の如く時間が停滞していると思われた友引町が、ラムが拉致された事により再び時間が動き出したのも興味深い。
 本作を映画館で観た当時、制作陣は「うる星」の最終回を考え始めているのでは、と勘繰ったものだ。
 
【効能】思春期時代への郷愁を募らせる効果がある。

【副作用】ギャグのキレが鈍く以前の活気がなくなり、元気が萎える。
 
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「ダンディー少佐」 ストレス解消活劇〔17〕

ダンディー少佐」 北軍少佐と南軍大尉の友情
 

 
【原題】MAJOR DUNDEE
【公開年】1965年  【制作国】亜米利加  【時間】124分  
【監督】サム・ペキンパー
【音楽】ダニエル・アンフィシアトロフ
【脚本】ハリー・ジュリアン・フィンク サム・ペキンパー オスカー・ソウル
【言語】イングランド語
【出演】チャールトン・ヘストン(ダンディー少佐)  リチャード・ハリス(タイリーン大尉)  ジェームズ・コバーン(ポッツ)  ジム・ハットン(グラハム中尉)  マイケル・アンダーソン・Jr(ライアン)  センタ・バーガー(テレサ・サンティアゴ)  マリオ・アドルフ(ゴメス軍曹)  ブロック・ピータース(イソップ)  ウォーレン・オーツ(O・W・ハドリー)  ベン・ジョンソン(チラム軍曹)  R・G・アームストロング(ダールストロム)  L・Q・ジョーンズ(アーサー・ハドリー)  スリム・ピケンズ(ワイリー)  カール・スウェンソン(ウォーラー)  マイケル・ペイト(チャリバ)  ジョン・デイヴィス・チャンドラー(ベンティーン)  ダブ・テイラー(プリアム)  ベゴナ・パラシオス(リンダ)  
             
【成分】笑える 勇敢 かっこいい 南北戦争 西部劇 1860年代 アメリカ
            
【特徴】かつて士官学校時代は友人だったダンディーとタイリーンは南北戦争で敵味方に分かれてしまったが、アメリカ先住民アパッチ族の攻勢や西部の領有権をめぐって対立するフランス軍との戦いで再び友情と結束を取り戻す。当時の歴史観が反映した西部劇である。
 サム・ペキンパー監督は3時間に及ぶ大作として撮ったらしいが、映画会社の意向で大巾カットを強いられ、プロデューサーと大喧嘩をしたいわくつきの作品でもある。
 
【効能】共通の敵を持った時の男の友情の強さを実感できる。
 
【副作用】撃たれるために突撃する敵の描き方に不快感。
 
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「ラストエンペラー」 美術鑑賞映画〔3〕

ラストエンペラー
ジョン・ローン氏は良かったが・・。

 

 
【原題】THE LAST EMPEROR
【公開年】1987年  【制作国】伊太利 英吉利 中華人民共和国  
【時間】163分  
【監督】ベルナルド・ベルトルッチ
【原作】愛新覚羅溥儀
【音楽】坂本龍一 デヴィッド・バーン 蘇聡
【脚本】ベルナルド・ベルトルッチ マーク・ペプロー エンツォ・ウンガリ
【言語】イングランド語 一部中国語 日本語
【出演】ジョン・ローン愛新覚羅溥儀)  陳冲(婉容皇后)  ピーター・オトゥール(レジナルド・ジョンストン)  坂本龍一(甘粕正彦)  デニス・ダン(大李)  ヴィクター・ウォン(陳宝琛)  高松英郎(菱刈隆大将)  マギー・ハン(川島芳子)  リック・ヤン(戦犯収容所尋問官)  鄔君梅(文繍淑妃)  ケイリー=ヒロユキ・タガワ(張謙和)  池田史比古(吉岡安直中佐)  
             
【成分】スペクタクル ゴージャス 勇敢 知的 切ない かっこいい 20世紀初頭~1960年代 第二次大戦 満州国 中国
            
【特徴】イタリアの名監督ベルナルド・ベルトルッチ氏による歴史大作。当時の中国政府の協力によって紫禁城のロケーションが実現。
 男前のジョン・ローン氏の辮髪姿・背広姿・人民服姿が見られる。映画音楽を担当した坂本龍一氏の中華風西洋音楽がグッド。(彼は音楽でアカデミー賞をとる)。
 
【効能】時代劇とゴージャス劇と人民中国風映画など、さまざまな雰囲気が楽しめる。
 
【副作用】西洋人的興味本位な歴史改竄が目立ち不快になるかもしれない。
 
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「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 アジア民族意識高揚作品〔1〕

イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」 
ジョン・ローン氏が主人公だ。

 

 
【原題】YEAR OF THE DRAGON
【公開年】1985年  【制作国】亜米利加  【時間】134分  
【監督】マイケル・チミノ
【原作】ロバート・デイリー
【音楽】デヴィッド・マンスフィールド
【脚本】オリヴァー・ストーン マイケル・チミノ
【言語】イングランド語 中国語
【出演】ミッキー・ローク(スタンレイ・ホワイト警部)  ジョン・ローン(ジョン・タイ)  アリアーヌ(トレーシー)  ヴィクター・ウォン(ハリー・ヤン)  レナード・テルモ(アンジェロ・リッツォ)  レイ・バリー(ルイス・ビューコウスキ)  キャロライン・カヴァ(コニー・ホワイト)  エディ・ジョーンズ(ウィリアム・マッケンナ)  トニー・リップ(-)  デニス・ダン(-)  
             
【成分】・ゴージャス パニック 勇敢 切ない ギャング 中国系 80年代
            
【特徴】チャイニーズマフィアに焦点をあてた問題作。在米華僑を中心に「民族差別」との批判がでた。
 ゴージャスなジョン・ローン氏と野卑なミッキー・ローク氏が織りなすハードボイルドアクション。敵役のジョン・ローン氏は本作で「ラストエンペラー」主演の座を掴む。
 
【効能】ジョン・ローンを主役に、ミッキー・ロークを悪役と解釈して観ればもっと楽しめる。
 
【副作用】アジア民族意識の強い人が観たら、ミッキー・ロークに対して激しい不快感と怒りを感じるかもしれない。(私がそうだった)
 
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「桃太郎 海の神兵」 社会問題を考えたい時に〔3〕

桃太郎 海の神兵」 
手塚治虫に影響を与えた伝説のアニメ

 

左の画像をクリックするとDVD、右の画像をクリックするとBlu-rayのAmazon商品サイトにジャンプします。
 
【公開年】1945年  【制作国】日本国  【時間】74分  【監督】瀬尾光世
【音楽】古関裕而 大東亜交響楽団
【脚本】瀬尾光世
【言語】日本語 一部イングランド語
【出演】未確認  
             
【成分】・ファンタジー スペクタクル ロマンチック 勇敢 切ない かわいい かっこいい 戦争アニメ 1940年代 第二次大戦 白黒 アニメ
            
【特徴】第二次大戦末期、海軍省の後援で制作された国策アニメ映画。桃太郎の鬼退治をベースに、第二次大戦初期の第一落下傘旅団パレンバン油田基地急襲や山下奉文将軍のシンガポール占領などの勝ち戦を物語に盛り込んでいる。
 落下傘部隊が敵地に降下し銃撃を行う様は綺麗に描き込まれていて動きも良く名場面である。また、鬼である欧米人が世界中を侵略し植民地にしていった歴史的事実が影絵アニメで絵本調に解り易く描写されている点もセンスが良い。これらの描写に影響を受けた手塚治虫氏は後に「ジャングル大帝」を制作したといわれている。
 海軍省の強力なバックアップがあったとはいえ、制作時は大戦末期、物資も熟練アニメーターも不足している中での制作、国策アニメとはいえ作品づくりにかける情熱を感じる一作だ。
 
【効能】牧歌的な当時の日本の山村描写に癒されると同時に、油断するとその山村が蹂躙される國際社会の厳しさを学べる。
 当時の末期的戦況と作品内容の落差を見ることで反面教師として戦争の虚しさを体感できる。
 
【副作用】偏った認識のもと戦意高揚のための国策アニメゆえ、胡散臭さとわざとらしさでおぞましく思う。
 古い画質とデッサンの乱れが不快感。
 
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「太陽」 孤独を楽しむ時に〔18〕

太陽」 ロシア人監督が描く昭和天皇
 

 
【原題】Солнце
【英題】The Sun
【公開年】2005年  【制作国】露西亜 伊太利 仏蘭西 瑞西  【時間】115分  
【監督】アレクサンドル・ソクーロフ
【音楽】アンドレイ・シグレ
【脚本】ユーリー・アラボフ
【言語】日本語 一部イングランド語
【出演】イッセー尾形昭和天皇)  ロバート・ドーソン(マッカーサー将軍)  佐野史郎(侍従長)  桃井かおり(香淳皇后)  つじしんめい(老僕)  田村泰二郎(研究所所長)  ゲオルギイ・ピツケラウリ(マッカーサー将軍の副官)  守田比呂也(鈴木貫太郎総理大臣)  西沢利明(米内光政海軍大臣)  六平直政(阿南惟幾陸軍大臣)  戸沢佑介(木戸幸一内大臣)  草薙幸二郎(東郷茂徳外務大臣)  津野哲郎(梅津美治郎陸軍大将)  阿部六郎(豊田貞次郎海軍大将)  灰地順(安倍源基内務大臣)  伊藤幸純(平沼騏一郎枢密院議長)  品川徹(迫水久常書記官長)  
             
【成分】知的 切ない コミカル 第二次大戦末~終戦直後 1940年代後半 日本
            
【特徴】ロシア映画では珍しく殆どの台詞が日本語。後半、進駐軍が登場する場面では英語が飛び交う程度だ。
 昭和天皇の楽屋裏の日常に焦点を当てた力作で、監督・脚本らスタッフが日本をかなり正確に取材してきた努力が伺われる。
 イッセー尾形氏の昭和天皇は漏れ伝わる素顔に近い。日本での劇場公開で保守右翼がアレルギー反応を示かと危惧されたが、大きな混乱もなく全国上映された。
 
【効能】主人公に感情移入することで孤高の孤独を味わえる。
 
【副作用】保守派市民の中にはアレルギーを起こす恐れがある。
 
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「将軍」 ストレス解消活劇〔16〕

将軍」 中華人民共和国の戦争映画

将軍
(未DVD化、但し中国ではディスク化されている有名な作品)
 
【原題】従奴隷到将軍
【公開年】1979年  【制作国】中華人民共和国  【時間】167分  【監督】王炎
【音楽】イー・ヤン
【脚本】梁信
【言語】中国語
【出演】楊在葆(羅霄)  張金玲(索瑪)  馮淳超(陳毅)  
             
【成分】スペクタクル 勇敢 切ない かっこいい 中国革命 日中戦争 1920年代~1930年代 人民中国 戦争映画
            
【特徴】人民中国が描く壮大なスペクタクルロマン。中国革命で内乱状態の20世紀初頭、少数民族の少年が奴隷の身に耐えていた時、国民党の将校に拾われ従卒になったのをきっかけに頭角を表し大尉になり連隊長代理を務めるまでになるが、国民党のやり方に限界を感じ共産党の八路軍に寝返る。
 人民解放軍を動員しての戦争場面は迫力がある。原版では3時間近い超大作だったが、日本のTVでは半分にカットされているため話の筋が判りづらい。
 ヒロインの張金玲氏は女優を引退して現在は北京を拠点に画家として活躍中。
 
【効能】立身出世物語に気分が高陽。
 
【副作用】人民中国らしく教育的説教臭さがあって胡散臭さを感じる。
 
【お願い】中国通の方、本作に関する詳しいデータを教えてください。
 
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「アマゾネス」 萌えたい時に〔5〕

アマゾネス」 
お色気アクション歴史超大作




【原題】LES AMAZONES
【公開年】1973年  【制作国】仏蘭西・伊太利・西班牙  【時間】108分  
【監督】テレンス・ヤング
【原作】リチャーソ・オーブリ ロバート・グレイヴス
【音楽】リズ・オルトラーニ
【脚本】テレンス・ヤング ディノ・マイウリ マッシモ・デ・リタ シャルル・スパーク アルデュイノ・マイウリ
【言語】イタリア語  
【出演】アレナ・ジョンストン(女王アンティオペ)  サヴィーヌ・サン(オリティア)  アンジェロ・インファンティ(テセウス)
 
【成分】スペクタクル アクション レズビアン ソフトポルノ風味 時代劇 古代ギリシア劇
 
【特徴】ギリシア神話に登場するアマゾネスを題材にしたお色気時代劇。アクションを演じられる女優がいない時代での画期的な女性ヒーロー物である。衣装やエキストラも本格的で豪華。監督は「007シリーズ」で有名なテレンス・ヤング氏。

【効能】キャット・ファイトあり、レズあり、男性向けのお色気歴史超大作に仕上がっている。
 
【副作用】アクションに不慣れなので殺陣はイマイチ、女性上位の女性ヒーロー物のはずなのに男性に対して常に劣勢なのが気に入らない。
 
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「ハリウッド人肉通り」 社会を冷笑したい時に〔10〕

ハリウッド人肉通り」 低予算魂が光る作品
 

 
【原題】THE GHOULS
【公開年】2003年  【制作国】亜米利加  【時間】81分  
【監督】チャド・ファーリン
【音楽】 ニック・スミス
【脚本】チャド・ファーリン
【言語】イングランド語
【出演】ティナ・バーチフィールド(-)  ジェームズ・ガン(-)  スティーヴン・ブラックハート(-)  ジル・エスピノーザ(-)  
             
【成分】パニック 不気味 都市伝説 食人族   
        
【特徴】一見するとゾンビ映画のようだが、これは食人族モノである。ジャングルでのロケをする資金が無かったので、大都会の下水道に潜む食人族という設定で映画を撮ったように見える。
 エログロ・ナンセンスがはびこる退廃した現代社会を風刺するという崇高なテーマが一応あるのが微笑ましい。
 
【効能】使い古されたテーマを低予算で撮る映画人魂に感動する。
 
【副作用】あまりの駄作で時間と金銭を浪費したような喪失感を味わう。
 
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「キングコング」 社会を冷笑したい時に〔9〕

キングコング」 
今は貴重映像、貿易センタービル

 

 
【原題】KING KONG
【公開年】1976年  【制作国】亜米利加  【時間】134分  
【監督】ジョン・ギラーミン
【音楽】ジョン・バリー
【脚本】ロレンツォ・センプル・Jr
【言語】イングランド語
【出演】ジェフ・ブリッジス(ジャック・プレスコット)  ジェシカ・ラング(アン・ドワン)  チャールズ・グローディン(フレッド・ウィルソン)  ジャック・オハローラン(ジョー・ペルコ)  ジョン・ランドルフ(キャプテン・ロス)  ルネ・オーベルジョノワ(バグリー)  ジュリアス・ハリス(ボアン)  ジョン・ローン(-)  エド・ローター(カーナハン)  
             
【成分】泣ける 悲しい ファンタジー 勇敢 切ない セクシー 怪獣
         
【特徴】一応、1930年代に制作された「キング・コング」のリメイク。キング・コングが登るビルがエンパイアステートビルから貿易センタービルに、攻撃する戦闘機は複葉機から攻撃用ヘリに変わっている。
 特撮ファンの間ではあまり評判が良くなかったが、日本公開当時は年間興行収入1位だった。今にしてみれば、2001年の9.11テロによって崩落した貿易センタービルが舞台になっているので、けっこう貴重影像である。それから「イアー・オブ・ザ・ドラゴン」「ラストエンペラー」で一時期大スターになったジョン・ローン氏の下積時代が観られる。本作でアジア系の使用人役を演じていた。脇役というより殆どエキストラの扱いだった。
  
【効能】資本主義の身勝手さ・おぞましさを実感させられる。
 
【副作用】キング・コングが弱すぎて拍子抜けする。特撮の魅せ場が少なく、特撮ファンは欲求不満になる。この手の映画に必ず登場する思慮の浅いバカどもにイライラ。
 
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「アラモ(2004年)」 絶望から脱出しよう〔14〕

アラモ(2004年)」 歴史超大作アラモ
 

 
【原題】THE ALAMO
【公開年】2004年  【制作国】亜米利加  【時間】137分  
【監督】ジョン・リー・ハンコック
【音楽】カーター・バーウェル
【脚色】レスリー・ボーエム 、スティーヴン・ギャガン 、ジョン・リー・ハンコック
【言語】イングランド語 スペイン語
【出演】デニス・クエイドサム・ヒューストン将軍)  ビリー・ボブ・ソーントン(デイヴィ・クロケット元合衆国下院議員)  ジェイソン・パトリック(ジム・ボウイ大佐)  ジョルディ・モリャ(ホワン・ゼギン大尉)  パトリック・ウィルソン(ウィリアム・トラヴィス中佐)  エミリオ・エチェバリア(サンタアナ将軍/メキシコ大統領)  レオン・リッピー(ウィリアム・ワード)  トム・デヴィッドソン(グリーン・ジェームソン大佐)  マーク・ブルカス(ジェイムス・ボナム)  W・アール・ブラウン(-)  エミリー・デシャネル(-)  
             
【成分】悲しい スペクタクル ゴージャス 勇敢 絶望的 かっこいい 西部劇 戦争映画 1830年代 テキサス
        
【特徴】テキサスがまだメキシコ領だった頃の西部劇。メキシコからの分離独立をはかろうとするアメリカ系住民とそれを許さないメキシコ軍との死闘を描いている。19世紀前半のナポレオン時代の戦法を忠実に再現。宇宙人まで英語を話させるハリウッド映画にしては珍しくスペイン語を話すメキシコ軍が登場する。
 アラモは日本の明治維新に匹敵する歴史的事件だが、単純にアメリカナショナリズムに任せた美談にはせず、テキサス軍の内部事情や奴隷制度を廃止したメキシコの事情なども描写している。
  
【効能】若くして大役を任された人には精神的励ましになる。日本人にとっては意外なアメリカの歴史に新鮮な印象を覚える。
 
【副作用】メキシコを悪く描いているので、反米的志向の人は冷笑したくなる。
 
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「散り行く花」 自分に喝を入れたい時に〔10〕

散り行く花」 映画史の伝説的名作


散り行く花【淀川長治解説映像付き】《IVC BEST SELECTION》 [DVD]
散り行く花 (トールケース) [DVD]

【原題】BROKEN BLOSSOMS 
【公開年】1919年  【制作国】亜米利加  【時間】60分  
【監督】D・W・グリフィス
【原作】トーマス・パーク
【脚本】D・W・グリフィス
【言語】無声映画
【出演】リリアン・ギッシュ(ルーシー)  リチャード・バーセルメス(中国人青年チェン・ハン)  ドナルド・クリスプ(バトリング・バロウズ)  

【成分】泣ける 悲しい ロマンチック 切ない かわいい 1910年代 サイレント白黒映画

【特徴】夢やぶれ落ちぶれた中国人青年チェン・ハン、父親の暴力に怯える美少女ルーシー、野卑で凶暴なプロボクサーの父親バトリング。ロンドンの陰気なスラム街で荒んだ日々をおくるチェン・ハンとルーシーに巡ってきた束の間の儚い安らぎを描くプラトニックなラブ・ロマンス。

【効能】思春期の頃に抱いたプラトニックな恋愛を思い出させる。ドメスティック・バイオレンスは昨日今日に始まった現象ではなく、古くから連綿と起こっていた事を再確認させる。

【副作用】全体に話が暗くて気が重くなる。

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「王様と私」 カップルで愉快になろう〔2〕

王様と私」 
ラブコメの金字塔か?罪なハリウッドだ

 

 
【原題】THE KING AND I
【公開年】1956年  【制作国】亜米利加  【時間】133分  
【監督】ウォルター・ラング
【原作】マーガレット・ランドン
【音楽】ケン・ダービー
【脚色】アーネスト・レーマン
【出演】ユル・ブリンナー(王様)  デボラ・カー(アンナ)  リタ・モレノ(タプティム)  マーティン・ベンソン(クララホーム)  カルロス・リヴァス(ラン・タ)  パトリック・アディアート(チュラロンコーン王子)  テリー・サウンダース(-)  
             
【成分】笑える 楽しい ロマンチック 不思議 切ない かわいい かっこいい コミカル ミュージカル 19世紀半 タイ
         
【特徴】名作と名高いミュージカルの映画化。ユル・ブリンナー氏が坊主頭になってタイ国王を熱演、アタリ役となる。彼は晩年も痩せこけた身体に鞭打って王様役に扮していたのが痛々しい。
 当時のアジア蔑視の色彩が色濃いが、物語としては清潔でプラトニックなラブコメディに仕上がっている。デボラ・カーユル・ブリンナーがダンスをする際に歌う 「SHALL WE DANCE」は名曲だ。
  
【効能】カップルで観ると楽しい気分にさせる。
 
【副作用】唐突に王様が亡くなるので納得ができない。アジア蔑視の視点濃厚で、アジア人としての自覚のある者には欧米人の悪意を感じ不愉快になる。
 
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「デモンズ'95」 孤独を楽しむ時に〔17〕

デモンズ'95」 死臭と腐臭の幻想世界
 

 
【原題】DELLAMORTE DELLAMORE
【公開年】1994年  【制作国】伊太利 仏蘭西  【時間】100分  
【監督】ミケーレ・ソアヴィ
【原作】 ティジアノ・スクラヴィ
【音楽】マヌエル・デ・シーカ
【脚本】ジャンニ・ロモーリ
【言語】イングランド語
【出演】ルパート・エヴェレット(フランチェスコ・デラモルテ)  フランソワ・ハジー・ラザロ(ナギ)  アンナ・ファルチ(彼女)  
             
【成分】笑える ファンタジー 不思議 不気味 知的 切ない セクシー コミカル ゾンビ
         
【特徴】イタリアの片田舎にある墓地を舞台に、墓守と助手の2人がゾンビ相手に死闘を繰り広げる。ゾンビはもっぱら初七日の夜に発生し、夜の墓地で時には集団で、時にはバイクに乗って、幻想的に現れる。 墓場でヒロインがルパート・エヴェレット氏と騎乗位でセックスしている場面が評判となった。
 「デモンズ」のシリーズであるかのように邦題がつけられているが、関係ない。

 日本ではB級以下のエログロのホラーとして紹介されているが、内容はカフカの不条理世界を連想させる文学的描写である。
  
【効能】孤独感を楽しめる。月夜に観ると発情する。
 
【副作用】ホラー嫌いには爛れた映画にしか見えない。
 
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「アナザー・カントリー」 孤独をたのしむ時に〔16〕

アナザー・カントリー
エリック・サティが似合う映画

 

 
【原題】ANOTHER COUNTRY
【公開年】1983年  【制作国】英吉利  【時間】92分  
【監督】マレク・カニエフスカ
【原作】ジュリアン・ミッチェル
【音楽】マイケル・ストーン
【脚本】ジュリアン・ミッチェル
【言語】イングランド語
【出演】ルパート・エヴェレット(ガイ・ベネット)  コリン・ファース(トミー・ジャッド)  ルパート・ウェンライト(デヴェニッシュ)  マイケル・ジェン(バークレイ)  ロバート・アディ(デラヘイ)  トリスタン・オリヴァー(ファウラー)  ケイリー・エルウィズ(ジェームズ・ハーコート)  
              
【成分】ファンタジー ゴージャス 知的 切ない 同性愛 男子校 学園モノ 1930年代 イギリス 
        
【特徴】ゲイ映画の古典といえる作品だが、物語の主軸はむしろ異端と主流派との学園内権力闘争といったほうが良いかもしれない。
 80年代に思春期・青春時代をおくった女性たちの間で「アナカン」と呼ばれブームになった。佐々木倫子氏の代表作「動物のお医者さん」で馬小屋実習エピソードの扉絵は、雄だけの厩舎を「アナカン」イメージで描かれている。
  
【効能】主人公たちの孤高の立場は夜の静寂を楽しむのに最適。エリック・サティのピアノ曲を鑑賞後に聞くとより効果があがる。
 イギリスエリート層の階級意識が学べる。
 
【副作用】爛れたイメージで気持ち悪くなる。
 
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「さよならジュピター」 寂しさをまぎらわす時に〔9〕

さよならジュピター
ハードSF映画を目指した意欲作。

 

 
【英題】BYE BYE JUPITER
【公開年】1984年  【制作国】日本国  【時間】129分  【監督】橋本幸治
【制作】田中友幸 小松左京
【原作】小松左京
【音楽】羽田健太郎
【脚本】小松左京
【言語】日本語 イングランド語
【出演】三浦友和(JS計画主任本田英二)  マーク・パンソナ(カルロス・アンヘレス)  キム・バス(ブーカー)  ウィリアム・タビア(エドワード・ウエッブ)  レイチェル・ヒューゲット(ミリセント・ウイレム)  岡田真澄(ムハンマド・マンスール)  平田昭彦(井上博士)  ポール大河(ピーター)  ディアンヌ・ダンジェリー(マリア)  小野みゆき(アニタ)  森繁久彌(世界連邦大統領)  
             
【成分】悲しい パニック 勇敢 知的 絶望的 切ない かっこいい 22世紀 木星 SF 
        
【特徴】邦画界と日本SF小説界が世界に通用する重厚かつエンターテイメントのハードSF映画を目指した作品。主題歌は松任谷由実氏が担当。

 主演の三浦友和氏とヒロインに扮するディアンヌ・ダンジェリー氏との無重力セックスが評判。日本のSF映画は子供が観るモノというイメージから脱却を図ろうとした。
  
【効能】夏の夜中に観ると浪漫をかきたてられるかもしれない。
 
【副作用】無重力セックスなどが出てきて大人映画を目指しているのだが、どこか子供じみた雰囲気に見えてしまい白ける。
 
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「あずみ2 Death or Love」 突っ込みどころを楽しもう〔7〕

あずみ2 Death or Love
上戸彩栗山千明の共演

 

 
【公開年】2004年  【制作国】日本国  【時間】112分  【監督】金子修介
【原作】小山ゆう
【音楽】川村栄二
【脚色】水島力也 川尻善昭
【出演】上戸彩(あずみ)  石垣佑磨(ながら)  栗山千明(こずえ)  小栗旬(銀角/なち)  北村一輝(井上勘兵衛)  遠藤憲一(金角)  宍戸開(服部半蔵)  坂口拓(土蜘蛛)  謙吾(六波(ろっぱ))  増本庄一郎(三郎太)  伊藤俊(雉丸)  武智健二(喜兵太)  渕野俊太(慎太郎)  野村祐人(侍Z)  前田愛(千代)  根岸季衣(よね)  永澤俊矢(真田幸村)  神山繁(南光坊天海)  高島礼子(空如)  平幹二朗(真田昌幸)  
             
【成分】勇敢 セクシー かっこいい 時代劇 戦国時代 17世紀初頭 日本 
        
【特徴】前作からの続編。あずみは残りのターゲットを狙い、生き残った“ながら”と2人で行動を開始する。前作で刺客選抜試合であずみに殺されたはずの“なち”役小栗旬氏が銀角役で再出演。
    
【効能】時代劇とは思えない冒険活劇にストレス解消。
 
【副作用】アクションが不完全燃焼でストレス急騰。前作の美女丸のような強烈なキャラがいないため盛り下る。
 
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寂しさをまぎらわす時に 8 「日本沈没」

日本沈没」 
CGをふんだんに使った美しい映像。

 

 
【公開年】2006年  【制作国】日本  【時間】135分  【監督】樋口真嗣
【原作】小松左京
【音楽】岩代太郎
【脚本】加藤正人
【出演】草剛(小野寺俊夫)  柴咲コウ(阿部玲子レスキュー隊員)  豊川悦司(田所雄介博士)  大地真央(鷹森沙織文部科学兼危機管理担当大臣)  及川光博(結城慎司)  福田麻由子(倉木美咲)  吉田日出子(田野倉珠江)  柄本明(福原教授)  國村隼(野崎亨介内閣官房長官)  石坂浩二(山本尚之総理大臣)  和久井映見(小野寺俊夫の姉)  長山藍子(小野寺俊夫の母)  松尾貴史(篠原学内閣参事官)  ピエール瀧(自衛隊指揮官)  佐藤江梨子(結城の妻)  加藤武(山城教授)  安野モヨコ(山城教授の娘)  福井晴敏(小野寺の実家の従業員)  富野由悠季(京都の高僧)  丹波哲郎(阿部玲子の祖父)  
             
【成分】悲しい スペクタクル パニック 勇敢 災害 ヒューマン
        
【特徴】CGが美しい。前作では技術的な問題で描写できなかった光景を伸び伸びと描写している感じだ。深夜の寂しさを紛らわすにはちょうど良い映像だ。
 前作からの時代の変化を象徴する改編に、お嬢様キャラだったヒロインの阿部玲子がレスキュー隊員として現場で行動する。さらに災害対策の所轄官庁指揮者が田所博士の元妻で女性大臣鷹森沙織という新キャラが登場する。その他、樋口真嗣監督の人脈を象徴するようなカメオ出演が多数ある。
 
【効能】深夜の寂寞を紛らわし賑やかにする。
 
【副作用】ラブロマンス中心で、災害の緊迫感はまるでなく、CG映像の美しさだけが印象に残る。
 
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当ブログの利用について〔2〕

● 映画作品制作国の表記について
 
 映画制作国の表記は基本的に漢字で行っています。よく使う国名を一覧を列挙いたします。
 
 アイルランド→愛蘭 
 アメリカ→亜米利加 
 イギリス→英吉利 
 イタリア→伊太利
 インド→印度
 インドネシア→印度尼西亜
 オーストラリア→濠太剌利
 オーストリア→墺太利
 オランダ→和蘭
 カナダ→加奈陀
 キューバ→玖馬
 ギリシア→希臘 
 スイス→瑞西 
 スウェーデン→瑞典
 スペイン→西班牙
 タイ→泰国 
 ドイツ→独逸
 ノルウェー→諾威
 ハンガリー→洪牙利
 フィリピン→比律賓
 フィンランド→芬蘭 
 フランス→仏蘭西
 ポルトガル→葡萄牙
 ポーランド→波蘭
 メキシコ→墨西哥
 モンゴル→蒙古
 ロシア→露西亜


 また漢字文化圏の国名および地域は漢字での正式表記を採ります。

 日本→日本国 
 中国→中華人民共和国 
 韓国→大韓民国 
 北朝鮮→朝鮮民主主義人民共和国 
 ベトナム→共和社會主義越南 
 香港→中華人民共和国香港特別行政区(イギリス統治時代は単に「香港」だが現香港と区別するため「英領香港」とする) 
 台湾→中華台北(正式名称は「中華民国」だが国際法上通用している名称を採用)


● タイトル・人名表記について。
 
 タイトルについては基本的に邦題と原題を列挙しています。

 人名は外国人の場合カタカナ表記を使用します。できるだけ日本語として定着しているカタカナ表記を用いますが、「スティーブ」「スティーヴ」のように若干のブレは御容赦ください。
 また、中国・朝鮮韓国・越南・日本の漢字文化圏で制作された作品については、可能な限り漢字表記を用います。近頃は朝鮮韓国・越南・だけでなく漢字の本場である中国の固有名詞までカタカナ表記する風潮がありますが、晴雨堂は断固としてこれに従いません。
 
【例】ソン・ガンホ(韓国の俳優)→宋康昊 
   チェ・ジウ(韓国の俳優)→崔志宇 
   ジェット・リー(中国の俳優)→李連杰 
   リン・チーリン(中国台湾の俳優)→林志玲
   トラン・アン・ユン(越南の映画監督)→陳英雄 
   トラン・ヌー・イエン・ケー(越南の俳優)→陳女燕溪 
 

 
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「KT」 社会を冷笑したい時に〔8〕

KT」 日韓合作によるスパイ映画の秀作。
 


【公開年】2002年  【制作国】日本国 大韓民国  【時間】138分  
【監督】阪本順治
【原作】中薗英助
【音楽】布袋寅泰
【脚本】荒井晴彦
【言語】日本語 韓国語
【出演】佐藤浩市(陸上自衛隊幕僚二部幹部富田満州男)  金甲洙(金車雲一等書記官)  チェ・イルファ(金大中)  筒井道隆(金甲寿)  ヤン・ウニョン(李政美)  香川照之(佐竹春男)  大口ひろし(陸上自衛隊幕僚二部部長塚田昭一)  柄本明(内山洋)  光石研(柳春成)  利重剛(洪性震)  麿赤兒(川原進)  江波杏子(甲寿の母)  中本奈奈(高島俊子)  平田満(趙勇俊)  白竜(柳沢三郎)  浜田晃(高井警察庁長官)  佐原健二(官房長官)  山田辰夫(小松外事課警部補)  康すおん(尹英学)  金廣照(金銅忠)  木下ほうか(金君雄)  リュ・イルハン(梁宇東)  キム・デソン(金敬一)  キム・ビョンセ(金俊権)  原田芳雄(新聞記者神川昭和)
          
【成分】悲しい 不気味 知的 切ない かっこいい スパイ 日韓問題 金大中事件 1970年代初頭
        
【特徴】邦画には珍しいハードなスパイサスペンス。実際に日韓を震撼させた70年代初頭の金大中事件を映画化したものである。日韓の俳優共演で欧米の社会派スパイ物と遜色ないリアルな内容に仕上がった。
 
【効能】日韓問題の難しさの一端を学べる。社会を斜め読み解く習慣がつく。だらけた心に喝。
 
【副作用】全体に暗い内容。
 
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寂しさをまぎらわす時に 7 「秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~」

秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE
総統は二度死ぬ~」
日本映画界もここまできたか・・。

 

 
【公開年】2007年  【制作国】日本  【時間】70分  【監督】FROGMAN
【脚本】FROGMAN
【出演】FROGMAN
          
【成分】笑える 楽しい かわいい コミカル アニメ
        
【特徴】FROGMAN1人で監督・作画・脚本・声優を務めた異能作。実際に1人で総統から吉田君・デラックスファイターまで、まるで1人放送劇のように演じている映像を観た事がある。
 世界に冠たる漫画・アニメ大国日本の底力を象徴する傑作だ。
 
【効能】1人で寂しくしている時、賑やかな気分にしてくれる。
 
【副作用】異能作なので、ギャグについて行けず退屈してしまう。
 
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