北朝鮮の「人工衛星」 近頃の現象[十六]
「若草物語」 家族と一緒に癒されよう〔12〕
【原題】LITTLE WOMEN
【公開年】1994年 【制作国】亜米利加 【時間】118分 【監督】ジリアン・アームストロング
【原作】ルイザ・メイ・オルコット
【音楽】トーマス・ニューマン
【脚本】ロビン・スウィコード
【出演】ウィノナ・ライダー(次女ジョー) ガブリエル・バーン(フレデリック・ベア) トリニ・アルヴァラード(長女メグ) サマンサ・マシス(成長した四女エミー) キルステン・ダンスト(四女エミー) クレア・デインズ(三女ベス) クリスチャン・ベイル(ローリー) エリック・ストルツ(ジョン・ブルック) ジョン・ネヴィル(ローレンス氏) メアリー・ウィックス(-) スーザン・サランドン(母マーチ夫人)
【成分】泣ける 楽しい 悲しい ロマンチック 切ない かわいい ホームドラマ 南北戦争 1860年代 アメリカ
【特徴】幸せな家庭の物語。不幸を最小限にとどめ、様々な人々が幸せを求めて主人公家族に集まるのが特徴。家族団欒に最適な映画である。南北戦争当時の中流家庭水準が表れている。
【効能】家族団欒向き。少女漫画家・小説家を目指す多感な少女はこれで心を癒そう。
【副作用】主人公の家庭を中心に大団円となるのが不自然に思えるかもしれない。
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。
陣内智則 近頃の現象[十五]
あれは夢だったのか?
女優の藤原紀香さん(37)とお笑いタレントの陣内智則さん(35)が近く離婚することが19日分かった。仕事でアフリカ滞在中の藤原さんが帰国次第、離婚届を出す予定であると所属事務所が明らかにした。(毎日新聞)
【雑感】また不景気な話題か! いいかげんにしろ!
陣内智則氏よ、つかの間にせよ、ええ夢見れて良かったなぁ。と、言いたいところだが、単純に考えて、あれだけ大騒ぎして感動的な結婚式をやって、京阪神では一種の祝日のような騒ぎだったのに、不景気な話題はもう沢山じゃ、という気持ちだ。
結婚という行為は両性の合意で決するのが基本だが、そもそも何故結婚するのか、その意味を考えなければならない。
ただ愛し合って結婚するのか、といえばそれだけではない。愛情だけならば男と女が愛し合うだけでかまわないのであり、別に結婚という手続きを無理にする必要も無いし、男女が一緒に住む必要もない。現に古代の日本では通い婚で、男が女の家を訪問するスタイルだった。
結婚という手続きをなぜ踏むのか、それは子供をつくり家庭を営むに便利だからだ。
何が便利なのか、近頃は一部フェミニストが家族制度を否定する論調もあるが、現在の社会制度や法体制の中で子供をつくり育てていく事を考えたら、家庭を構成する必要があるし、それには法的に結婚する事が有利だからだ。結婚もせずに子供をつくって育てていくと、様々な法的権利面で弱い部分が出てくる。
また仕事面でも結婚する事が社会的信用につながる。現に紀香嬢は仕事が増えていた。陣内氏の吉本でのポジションもどちらかといえば上向きになっている。
つまり結婚というのは、愛情だけでなく利害関係も重要な問題なのである。
結婚というのは、男と女2人が契約して終了という問題で済まされる傾向が強いが、現実問題としてそれでは済まない。双方の血縁者や親戚との付き合いが生じる。芸能人・著名人・地域の名士となれば、地域経済にも影響してくる。陣内・紀香の結婚は、あまりにも話題性がありすぎた。まるで祝日のような騒ぎとなり、京阪神に与えた経済効果は小さくはない。
ようするに、2人だけの問題ではあるべきかもしれないが、利害の連鎖関係上は物理的にそれでは済まないのだ。
双方に身内がいる。双方に所属事務所がある。陣内の頭を叩けば陣内家や吉本や芸人仲間の頭を叩く事になる。紀香の頭を叩けば藤原家や所属事務所や芸能人仲間の頭を叩く事になる。結婚することによるメリット・デメリット、離婚することによるメリット・デメリット、社会的影響力が大きければ大きいほど2人の問題に限定される事はありえない。
報道各社から伝わる双方の言い分を鑑みると、陣内サイドが調子に乗り過ぎ問題を軽視していた事で紀香サイドもしくは紀香の支持者勢力が強硬手段に出たと観るほうが自然か。当事者2人はまだ公にする気は無かったろうから。



ブログランキングに参加しています。
小沢一郎 近頃の現象[十四]
民主党の小沢代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件を受け、読売新聞社の世論調査で53%が代表を辞任すべきだと回答するなど、各種世論調査で厳しい結果が出たことを受け、党内には動揺が広がっている。(読売新聞)
【雑感】当然の結果だろうが、しかし国民もいい加減に眠たい事はやめようやないか。現在の政治システムで完璧クリーンなんて無理。この程度で民主党が支持率暴落なら、国民は無いものねだりで自民党政権を結果的に容認する事になる。
そもそも政権を担当できる政党をほぼ自民党だけに任せてきた国家主権者たる我々国民の無責任がまねいたツケだ。政権を担当できる野党を育ててこなかった国民のツケだ。
政権交代を定期的に行わなければ、汚職の政治構造は今後も続く。



ブログランキングに参加しています。
「トッツィー」 カップルで愉快になろう〔4〕
ダスティン・ホフマン氏の一人舞台
【原題】TOOTSIE
【公開年】1982年 【制作国】亜米利加 【時間】116分 【監督】シドニー・ポラック
【原作】
【音楽】デイヴ・グルーシン
【脚本】ラリー・ゲルバート マレー・シスガル
【出演】ダスティン・ホフマン(-) ジェシカ・ラング(-) テリー・ガー(-) ダブニー・コールマン(-) チャールズ・ダーニング(-) ビル・マーレイ(-) シドニー・ポラック(-) ジョージ・ゲインズ(-) ジーナ・デイヴィス(-) ドリス・ベラック(-)
【成分】笑える 楽しい ロマンチック 知的 かわいい かっこいい
【特徴】女性に化けるダスティン・ホフマン氏の演技が素晴らしい。女にしか見えない。また、ダスティン・ホフマン氏が作中で硬派の男優だった主人公が女優に化け「女」を演じる事で女性をを理解していく様は面白い。
【効能】カップルで観ると面白いだろう。観賞後は清々しい気持ちになれる。
【副作用】特に思いあたらないが、女装のダスティン・ホフマン氏がちょっと気持ち悪いかも。
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。
「ハート・オブ・ウーマン」 カップルで愉快になろう〔3〕
メルの男臭さが光るラブコメ
【原題】WHAT WOMEN WANT
【公開年】2000年 【制作国】亜米利加 【時間】127分
【監督】ナンシー・マイヤーズ
【原作】
【音楽】アラン・シルヴェストリ
【脚本】ジョシュ・ゴールドスミス キャシー・ユスパ
【言語】イングランド語
【出演】メル・ギブソン(ニック・マーシャル) ヘレン・ハント(ダーシー) マリサ・トメイ(ローラ) ローレン・ホリー(-) ベット・ミドラー(-) マーク・フォイアスタイン(-) ヴァレリー・ペリン(-) アラン・アルダ(-) ローガン・ラーマン(-) エリック・バルフォー(-) アシュレイ・ジョンソン(-)
【成分】笑える 楽しい ファンタジー ゴージャス ロマンチック 不思議 知的 セクシー かわいい かっこいい コミカル
【特徴】男臭いメル・ギブソン自身のキャラを活かした純情ラブコメディ。いかにもレディーススーツが似合いそうなキャリアウーマンタイプのヘレン・ハントが魅せるうぶな所作が盛り上げる。物語のネタ自体は藤子F不二雄のSF短編漫画にありそうなアイディアだが、二人のキャラが印象深い作品に押し上げた。
因みに、メル・ギブソンは保守的なキリスト教徒としても知られているから、一見するとフェミニズム風映画でパニックになる様は笑える。
【効能】カップルと一緒に鑑賞するのにピッタリの映画。思春期カップルよりも30代のカップルの方がより楽しめるかも。
【副作用】展開がマンガチックでバカバカしく思えるかもしれない。日本の青少年向きSF短編によくある展開なので、最初からオチが判ってしまう。
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。