ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。
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女優評 沢尻エリカ 二 

沢尻エリカ 「パッチギ!」(2004)

【雑感】井筒監督とは、本業の監督業よりも情報番組のコメンテーターとして辛口世相評論のほうが知られている。話題作や大作などを遠慮会釈なく酷評するので、監督に対する世間の評価は良し悪しハッキリ割れている。二言で評すれば文句言いの反骨キャラで売っているといえよう。
 本業の監督業では指導に厳しい人で知られている。こないだ「パッチギ!」の2作目のメイキング番組が放送されていたが、若手俳優を大声で怒鳴る。人格否定ともとれる罵詈雑言を浴びせる。この尊大な態度で嫌悪感を感じる者も少なくない。アイドル女優相手でも情け容赦ない。(余談1)

 さて、沢尻エリカ氏は「パッチギ!」で朝鮮高級学校に通うヒロインに抜擢された。漏れ伝わる話によると、沢尻氏は日本映画のあり方に考えるところあり、強面の尊大な井筒監督に向かって「日本映画を変えたい」と言い放ったそうだ。井筒監督の日頃の言動を考えると、彼自身も日本映画界のあり方に憤懣は多々ありそうで、沢尻氏が臆せず意見した内容は「我が意を得たり」というべきものかもしれない。
 沢尻エリカ氏は「パッチギ!」において監督の罵詈雑言洗礼はあまり受けなかったそうだ。監督は相手が可愛いアイドルであっても厳しく指導する人間なので、沢尻氏が可愛いとか小娘だから難を逃れたのではない。演技力には色々異論はありそうだが、私は在日コリアンの女学生を十分に演じきれている(余談2)と思うし、何より映画に対する志が少なくとも「パッチギ!」に於いては監督と沢尻氏は一致していたのではないだろうか。

 これは既に公的なサイトでも公開されている事だが、沢尻氏は日仏の混血である。母親がアルジェリア系フランス人なのだが、フランスにおけるアルジェリア系フランス人はイギリス社会のアイルランド人や日本社会のコリアンと相関関係が似ている部分がある。(余談3)少なくとも、在日外国人の問題について全く無知ではなかったはずだ。
 だから日本映画史上初の朝鮮学校(チョソンハッキョ)を舞台にした娯楽作のヒロインを演じることに強い意欲を抱いたであろうことは想像に難くない。

 名作と評価される作品の重要な条件として、監督と主演が志を一つにできるかどうかがある。古くはポーランドのワイダ監督と主演のチブルスキー氏、黒澤監督と三船敏郎氏、最近ではサム・ライミ監督とブルース・キャンベル氏があげられる。
 「パッチギ! LOVE&PEACE」がこの作品より大掛かりな映画になったのにインパクトが足らなかったのは、原因の一つとして俳優陣は監督の命令通りに動く駒にされてしまっているのではないか。監督と一緒に映画界に挑戦しようとする「同志」がいなかったのではないか。その点、この「パッチギ!」での沢尻氏は同志に近い関係だったのではないかと思う。

 逆にいうと、沢尻氏のこれまでの言動から「クローズド・ノート」は「普通の恋愛物語」でしかなく、「別に」取り立てていうモノでもなく、事務所の意向に従い監督の指示通りに演技をしただけの作品だったのかもしれない。いくら大きな賞をとった女優でも21歳の立場と日本映画の事情を考えれば、ロバート・デ・ニーロ氏のように仕事を選ぶことはできないだろう。(余談4)
 麻薬所持で逮捕された勝新太郎氏が世間の非難を浴びた例があるが、それを上回るバッシング、沢尻氏はまだ法に触れることはやっていないので不当な制裁とも言えるが、出る杭を叩き潰す口実を見つけるや大挙して叩きにくるのが日本社会である。

(余談1)いつだったか、お昼の情報番組で横綱朝青龍関の鬱問題では「私も経験があるけど、そっとしてやるのが一番」とコメントしていた。出演者たちに罵詈雑言を浴びせる井筒監督が鬱患者や鬱症の人に理解があるとは驚きだった。

(余談2)1作目については、在日コリアンの友人の娘たち(中学生)の間で高評だった。あまり違和感は感じなかったようである。

(余談3)アルジェリア系フランス人で世界的有名人にサッカー選手のジダン氏がいる。
 沢尻氏が公にしている経歴だけを評価すれば、21歳の人間の割には世間というものをよく知っている部類の人間だ。逆に世間を知りすぎたために、自制心が限界になったとも見れる。

(余談4)もちろん、制作した「商品」を宣伝するまでが出演者たちの仕事である。
 どうせ素っ気ない発言をするなら嫌味とも思えるほど満面に笑顔を魅せるか、睨みつけるのなら嫌味と思えるほど歯の浮くような作品へのオベンチャラを言葉多く並べれば良かったのだ。あとで何とでも言い訳できる。悔し涙を流さずとも、世間の非難を煙に巻くことはできたのだ。
 

 
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[ 2009/09/30 23:21 ] 映画・・女優評 | TB(0) | CM(2)

女優評 沢尻エリカ 

沢尻エリカ 「クローズド・ノート」 (2007)
 

 
【雑感】クローズド・ノート」は不幸にも場外のエピソードで大きな評判となった。舞台挨拶、出演者が観客に向かって「どうぞ私たちの映画を観てください」とお薦めする場である。沢尻エリカ氏は主役としての責任感が感じられない極めて穏当を欠く発言をし、険悪となった場を取繕おうとする元アナウンサーの司会者には大きな瞳で睨みつけたという。その光景は異様だった。
 例えていうなら、八百屋のオバサンが仏頂面で店頭の野菜を指して「別に味もシャシャラも無いよ」と客を睨みつけながらふんぞり返っているようなものだ。客にしてみれば野菜を売りたいのか売りたくないのか解らず、顔見知りの常連なら「あんた、何があったの?」と心配になるだろう・・。
[ 2009/09/30 17:37 ] 映画・・女優評 | TB(0) | CM(0)

沢尻エリカ(2) 近頃の現象[二百四十七] 

エリカ様解雇は最終結論出ず“延期”
 
 重大な契約違反があったとされ、28日にも所属事務所のスターダストプロモーションから契約解除される見込みだった女優、沢尻エリカ(23)はこの日、双方の弁護士が話し合ったが、最終結論は出なかった。すぐの解雇はないようだ。(サンケイスポーツ)
 
【雑感】手切れ金の額が懸案として残っているのかな? 
 
 もし沢尻側に訴訟の用意が誠あるとしたら、重大な契約違反のなかで薬物所持説は消える。もし薬物が原因なら、裁判にすれば刑事事件が明るみになるリスクが大きいので沢尻側にメリットが無い。
 とすれば、解雇に値する重大な契約違反は、事務所に断りなく水面下で独立を画策したぐらいか。事務所にとって都合の悪い時期に独立される可能性があったので先手を打って解雇を仕掛けた、という形が自然だ。

 長引くと、双方にとってイメージのダウンになるので、程よい落しどころをみつけてもらいたいものだ。個人的にはお気に入り女優なので、消えてしまうとつまらん。
 
 実写版「宇宙戦艦ヤマト」の森雪役に決まっていたそうだが、私は彼女にそんな可愛い役は似合わないと思う。噂によれば黒木メイサ氏が代役になるようだが、沢尻氏よりは似合っていると思う。
 エリカ様には思い切って是非ガミラスの女総統か、あるいはドメル将軍になってほしい。そして大艦隊を率いてヤマトの諸君を弄るように痛めつけてほしい。ヤマト第1艦橋の天井スクリーンいっぱいにエリカ様の度アップを映し、鼻の奥が見えるくらい反り返って勝者の高笑いを魅せてほしい。
 

 
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[ 2009/09/29 13:57 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

小林麻耶 近頃の現象[二百四十六] 

総力報道!THE NEWS
メインキャスター小林麻耶

 
小林麻耶
(セント・フォースHPから引用)
 
【雑感】ちょっと、気になるな。
 たしか彼女は最初のころ単独のメインキャスターだったはずなのに、今年7月頃からニューヨーク帰りのキレ者ジャーナリスト風竹内明氏がキャスターに加わり、そして今日の番組改編初日はついに竹内氏と座席が入れ替わった。現場取材も今までは竹内氏が担当していたのが、今回は麻耶ちゃんだった。
 気のせいかもしれないが、なんだか小林麻耶ちゃんがジワジワ格下げされているように見えて気の毒に思えてくる。視聴率も芳しくないとの噂もあるし。
 
 2009年春からTBS系列で18時から約2時間枠でニュース番組「総力報道!THE NEWS」が開始され、これまで「チューボーですよ!」や「世界・ふしぎ発見!」などのバラエティ番組の印象が強かった小林麻耶氏が硬いニュース番組のメインキャスターへ「栄転」した。
 
 もともと夕方のニュースは昔からTBSを見ていたので、小林麻耶氏がキャスターだから観ていた訳ではない。しかし正直いって麻耶ちゃんの姿は目の保養と癒しになっていた。むくつけき男性がニュース読むより、30歳前後の知的で可愛らしい女性がニュース読んでくれた方が心が落ち着く。

 また、小林麻耶・麻央姉妹はけっこうインパクトがあった。普通、私の周囲の友人知人にせよ、芸能人姉妹にせよ、姉は美人タイプで妹は幼可愛いタイプが殆どだ。石野真子・いしのようこ姉妹、岩崎宏美・良美姉妹、中山美穂・忍姉妹、芸能人ではないが浅田舞・真央姉妹など。ところが小林姉妹はお姉さんの方が童顔なので印象に残っていた。
 
 あくまで私の主観的印象なのだが、どこか無理に元気を出そうとしているように見えたので、気張らず仕事をこなしてほしいものだ。
 

 
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[ 2009/09/28 20:06 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(2)

「ロッキー2」 家族と一緒に感動しよう〔15〕 

ロッキー2」 感動の続編
 


【原題】ROCKY II
【公開年】1979年  【制作国】亜米利加  【時間】119分  
【監督】シルヴェスター・スタローン
【音楽】ビル・コンティ
【脚本】シルヴェスター・スタローン
【言語】イングランド語
【出演】シルヴェスター・スタローン(ロッキー・バルボア)  タリア・シャイア(エイドリアン)  バート・ヤング(ポーリー)  カール・ウェザース(アポロ)  バージェス・メレディス(ミッキー)  トニー・バートン(-)  ジョー・スピネル(-)  レナード・ゲインズ(-)  シルヴィア・ミールズ(-)  フランク・マクレー(-)  アルド・シルヴァーニ(-)  ジョン・プレシェット(-)  ビル・ボールドウィン(-)  リーフ・エリクソン(-)  ポール・マクレーン(-)
   
【成分】泣ける 勇敢 かっこいい ボクシング
     
【特徴】前作の続編。ロッキーはボクシングから足を洗って様々な職に就くがうまくいかず、アポロはチャンピオンとしての威信を回復させるため再びロッキーをリングに引きずり上げようとする。
 今回は脚本・主演だけでなく監督もスタローン氏自身が担当する。続編らしい平凡でベタな展開なのだが、思わず感動してしまう。
 
【効能】人生に行き詰ったとき、問題を突破する活力と希望を与えてくれる。
 
【副作用】平凡な続編なので白ける。
 
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夫婦別姓 近頃の現象[二百四十五] 

夫婦別姓導入へ…政府、
来年にも民法改正案

 
 政府は、夫婦が別々の姓を名乗ることを認める選択的夫婦別姓を導入する方針を固めた。(読売新聞)
  
【雑感】社民党が参加する連立政権であるから、当然この法案は出すだろう。民主党内にも別姓賛成派が少なくないので、党の政策として掲げられている。自民党は下野したんだなと実感させる現象だ。
 
 これはかなり感情的な議論になるため平行線が続くだろう。家制度粉砕を目論むフェミニスト勢力は制度改革の第一歩だし、家制度存続で気張る保守市民は秩序崩壊の序曲になる恐怖から夫婦別姓阻止は一種の防衛線だ。
 
 だが、議論を聞いていると、私には双方とも日本文化を誤解しているように見えるのだ。
 
「夫婦同姓」・・これはフェミニストがいう古い前近代的因襲でもなければ、保守がいう日本文化の伝統でもない。
 夫婦同姓が確立したのは明治末の20世紀初頭である。戸籍法成立からであり、長い日本の歴史の中では最近の話だ。
 その証拠に北条政子はなぜ源政子と名乗らんのだ? 日野富子はなぜ足利富子と名乗らんのだ? また、明治の後半までは事実婚が当たり前だった。
 したがって、夫婦別姓にしたからといって「家制度」が無くなるわけはない。家制度が根強くあり、男尊女卑が厳しい中国韓国は大昔から別姓だった。それから、中国韓国の厳しい家制度と男尊女卑社会から判るように、むしろ日本の夫婦同性制度は妻を他人扱いしない配慮から生まれたものと言えなくもない。
 
「苗字は個人のアイデンティティ」・・本気でそう思っているのなら、現行の名前を捨てた方が話が早いのではないか。おそらく、殆どの人民大衆は自分の意思が及ばない与り知らぬところで勝手に名前を決められているものである。言うまでもなく、自分が産まれた時に自分の意思で自分の名前を決定するのは生物学的にも物理的にも不可能だからだ。
 
 フェミニストたちにとっては、現行の「本名」は単なる「戸籍名」のはずだろ。国家が管理するための「登録名」だろ。夫婦別姓なんて中途半端なことを主張するのではなく、思い切って改名の自由に踏み込んだらどうなんだ。
 家制度の尾骶骨がある苗字を温存する法律設定にやっきになるより、成人すれば自由に自分の名前を改名できる制度の方が、より理念に近いはずだ。
 
【苗字はやっぱり家族名】・・よく江戸時代では庶民に苗字を名乗ることが許されなかった、と学校で教えられるが、それは正確ではない。農民でも名主や庄屋などの大百姓は名乗っていたし、職人などの技術者の元締めも名乗っている人はいた。士農工商の下層である商人も、苗字はないが屋号が苗字として機能していた。
 ここまでいったら判るだろう。苗字とは、血縁地縁集団の看板である。なぜ看板が必要なのかと言えば、財産や特権がある集団には権利を主張すべく既得権集団を表す看板が必要だったからだ。現代社会でも政治家・企業家・商店主・伝統文化の担い手など既得権や財産のある家庭は家制度を維持している事が多い。
 逆に言えば、無産階級の人間には特に苗字は必要ない。だから「○○町の喜兵衛」でも不都合はなかった。時代を遡って私有財産の無い旧石器時代であれば、名前すら必要なかったかもしれない。

 所帯を持つことは子供を育てるのに便利と言う人が多いが、実際にシングルマザーやシングルファーザーに比べたら負担は少ない。さらに核家族ではなく祖父母がいる大家族なら、子供の世話を祖父母に任せることもできる。子供を育てるに家族は便利だ。その延長線で自分たちの権益を守り後継者を立てて将来も確保するに血縁地縁集団による家制度は便利なのである。
 
 フェミニスト的な考え方のヒラリー・クリントン氏も、結婚当初は実家の姓を名乗っていたがアーカンソー州知事に夫が就任するあたりからクリントン姓を名乗るようになった。その方が選挙で便利だからだ。大統領選出馬や国務長官として辣腕を振るうにしても実力にプラスしてクリントン家の影響も少なくない。
 
【改名の権利】・・苗字が持つ機能は解ったと思う。フェミニストたちが言うように苗字は個人の人格を表すものではあるが、あくまでも「個人の人格も」だ。メインは血縁地縁集団の名称である。私有財産を禁止にしない限り、血縁地縁集団の名称としての苗字の必要性は無くならない。
 苗字の成立と発展の経緯と機能してきた事実と現状を無視した夫婦別姓論は、あまり意味が無い。血縁地縁のしがらみが無い人々は、現行の法律でも別段不都合はないのだ。どちらの姓にするかはジャンケンで軽く決めたカップルも知人にはいた。
 しかし血縁地縁集団を大事にしたい人々にとっては、一種の死活問題と感じそういう訳にはいかない。現行法でも男女いずれかの姓を名乗る事になっているのに、圧倒的多数は男性の姓を名乗っている。日本人の多くは保守であり慣習を踏襲し秩序重視だ。

 フェミニストが主張すべき事は、自分で名前を決める権利だ。
 
追伸 以前、あるフェミニストと言い争った事が元になっているので、フェミニストと言う単語を用いてしまった。
 夫婦別姓論も広く世間に浸透している事は存じている。
 

 
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[ 2009/09/28 00:14 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

「南京!南京!」 晴雨堂推薦新作映画 

日本人は複雑?
南京虐殺事件を描いた中国映画
南京!南京!』が映画祭で最高賞を受賞!

 
 スペインで開催中の第57回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門の受賞結果が現地時間26日、審査委員長のローラン・カンテ監督から発表された。最優秀作品に贈られるゴールデン・シェル賞を南京虐殺事件を描いた中国映画『南京!南京!』が受賞した。『南京!南京!』はほかに、審査員賞(最優秀監督賞)と、カトリック映画賞(シグニス賞)と、全3冠を獲得した。(シネマトゥデイ)
  
【雑感】日本人だけでなく、中国人も複雑だろう。今回は日本人側の視点も盛り込まれており、日本人俳優も多数参加している。間違いなく中国人から見れば「日本寄りだ」と非難するだろう。現に、中国では興行的には盛況だったようだが多くの評論家たちからは好意的評価はされていない。
 この手の映画は双方から非難を浴びるものだ。作品として良質なら第三者が評価する。陸川監督は賢明にもそれを最初から覚悟されているようだ。そういう意味で私はこの作品に興味を持っている。

 
 「被害者」の立場あるいは「被害者である」と子供の頃から教育されてきた人々にとっては「加害者」は鬼畜・悪魔でないと納得できない。少しでも人間的にリアルに描こうとすれば、「被害者」は美化と見なし敵性行動と断定して攻撃する。
 実際、中国人の知人は日本にやってきて想像に反して日本は治安が良くて日本人は親切だったと言っていたし、四川大震災での日本医療隊の活躍に日本人へのイメージを変えた成都市民もいたそうだ。イメージは恐ろしい。
 「ヒトラー 最期の12日間」でもユダヤ人勢力から美化と非難された。私のような第三者の目には「どこが美化やねん」と思うのだが。「被害者」の要望通りに描いたら、もはや人間ばなれしたモンスターになってしまうだろう。
 しかし、大量虐殺はモンスターがやっているのではない普通の人間がやってきた、その事実を歪めてはならない。

 「被害者」の言い分に迎合すると逆に新たな「加害者」を生む土壌になる。世の中は単純では無い。「被害者」が連想するような「加害者」であれば、たとえドイツ人が馬鹿でもヒトラーを総統に選ぶはずがない。モンスターである事がまる見えなら誰も支持はしないのだ。
 「加害者」をステレオタイプで表現する事は、「加害者」の本質を歪めてしまい、本当の「加害者」が台頭したとき無警戒になる。
 
 日本軍兵士の描写にしてもそうだ。日本人が鬼畜という訳ではない。日本を弁護しているとの非難を受けそうだが、日本の長い歴史で侵略を展開した時期は少ない。むしろ強力な軍事力で外国に攻め入る機会が多かったのは中国の方だろう。
 カダフィ大佐の国連演説を聞くまでもなく、世界中に強大な軍隊を派遣し多くの民族を殺戮蹂躪支配してきた経験が豊富な国は、国連の常任理事国たちである。
  
 あいつが悪いとか、俺はもともと悪くなかった、とかそんな議論では平行線のままだ。それより「侵略する側」に立ってしまうと誰でも鬼畜になってしまう、誰でも鬼畜になる可能性がある、それを教訓とするべきだろう。でないと、今は「被害者」でも将来はとんでもない「加害者」に豹変する。
 
 ナチスドイツの被害にあったユダヤ人はパレスチナの地にイスラエルを建国し、それまで友好関係だったパレスチナ人とは回復不能とも思える険悪な関係となった。
 満州国では傀儡とはいえ満州族の皇帝を擁立し、政府閣僚も一応満州族や漢族で占められたが、チベット自治区はチベット人の首長だろうか? 新疆ウイグル自治区の「新疆」とは新しい国境という意味だが、未だに漢族目線では建前すら怪しいと世界から疑われる。
 
 ステレオタイプ描写は、「加害者」は素直に加害事実を認められないし、「被害者」は自らに巣食う「加害者の素質」に対し鈍感になる。
  

 
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ストレス解消活劇 「デス・レース」 

デス・レース」 
デス・レース2000」のリメイク

 
 

【原題】DEATH RACE
【公開年】2008年  【制作国】米  【時間】105分  【監督】ポール・W・S・アンダーソン
【音楽】ポール・ハスリンジャー
【脚本】ポール・W・S・アンダーソン
【出演】ジェイソン・ステイサム(ジェンセン・エイムズ)  ジョーン・アレン(ウォーデン・ヘネシー)  イアン・マクシェーン(コーチ)  ナタリー・マルティネス(エリザベス・ケース)  タイリース・ギブソン(マシンガン・ジョー・メイソン)  マックス・ライアン(パチェンコ)  ジェイコブ・バルガス(ガナー)  ジェイソン・クラーク(ウーリック)  フレデリック・コーラー(リスツ)  ロバート・ラサード(ヘクター・グリム)  ロビン・ショウ(14K)  デヴィッド・キャラダイン(フランケンシュタイン)
   
【成分】パニック 勇敢 セクシー かっこいい バイオレンス 近未来 レース
     
【特徴】デヴィッド・キャラダイン主演、シルヴェスター・スタローン悪役の「デス・レース2000」のリメイク。低予算の前作と違って、最新の技術で作り上げた迫力映像が魅力。
 
【効能】アドレナリン全開! スカッとストレス解消。
 
【副作用】前作の低予算の魅力が無くなってつまらない。前作の社会批判的笑いが無いのでつまらない。
 
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秋のゴーヤー 晴雨堂の晴耕雨読な日常[十九] 

健気に咲くゴーヤーの花
 
090926_ゴーヤーの花.jpg
 
【雑感】夏の暑さ対策で毎年ベランダにゴーヤーを植える。ゴーヤーは成長が早く枝分かれも多いので、ほどなくベランダに緑のカーテンが形成され、夏の陽射しを防いでくれる。ゴーヤーの実は食卓に並び食費をカバーしてくれる。私はよく味噌と豆板醤を絡めて炒めたり、ソーメンと混ぜてチャンプルにして食べる事が多い。
 
 ところが、今年の夏はあまり実がなかった。いつもは実がなり過ぎるので、小指くらいの大きさのうちに間引きする。丼鉢一杯分くらい間引きしても、一家が食べる分のゴーヤーはなる。
 今年は5つしかならなかった。花はたくさん咲かせるのだが実にならない。何故かなと思っていたら、蜜蜂の数が少ないというニュースが流れた。そういえば、いつもはベランダの隅に巣を作ったり、家の中に蜂が入ってきて難儀したものだが、今年は蜂の姿じたいあまり見かけなかった。
 
 農業としてはかなり深刻で、ある学者の説では数年以内に世界は食糧危機に陥り人類が滅亡するかもしれないという。
 蜜蜂が減った理由は諸説あるが、携帯電話などの電磁波によって方向感覚が無くなり営巣ができなくなるというのが注目されている。
 
 我家のゴーヤーはもうすぐ10月になろうというときでも、健気に花を咲かせている。しかし、もう蜂は来ない。
 

 
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沢尻エリカ 近頃の現象[二百四十四] 

エリカ様“クビ!”
 
 女優沢尻エリカ(23)が25日までに、所属事務所「スターダストプロモーション」から解雇通告されていた。夫でマルチクリエーターの高城剛氏(45)と7月に鹿児島県奄美大島を訪れた際、警察の事情聴取を受けるトラブルを起こすなど、度重なる問題行動が契約違反と判断されたもよう。高城氏が弁護士を立てて事務所側と話し合っているものの、契約解除は避けられない状況だ。(スポニチアネックス)
 
【雑感】この解雇は様々な憶測をよぶな。
 
 直接の原因はヘルメットを被らずフル電動自転車に乗ったことが道路交通法に抵触し警察の拘束を受けるというトラブルを起こした事らしいが、事務所にとっては不肖の女優でも、芸能ビジネスに於ける存在感は素晴らしいので、余程の事がないかぎり道交法違反程度の微罪で解雇という伝家の宝刀は抜かないと思う。
 
 もちろん、れいの「別に」発言のように、日頃の怠慢で尊大な営業活動や、勝手に所帯を持って仕事を休んだり、事務所にとって厄介者ゆえ解雇の機会と口実を探していたかもしれないが。
 やはり解雇されるに値する大きな不祥事というモノが裏にあるのでは、と勘繰ってしまう。また周囲もそのように疑うだろう。
 
 私は沢尻エリカ氏のような女優は好きだが。
 
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[ 2009/09/26 09:48 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(2)

教師の服装 近頃の現象[二百四十三] 

橋下知事、教師のジーパン禁止!

 先生のジーンズやジャージー姿は是か非か-。大阪府の橋下徹知事が「公務員である以上、服装まで自由なんてあり得ない」として、教師の服装にルールを設ける考えを示し、波紋を広げている。(夕刊フジ)
 
【雑感】橋下よ、お前がそれを言うか?! と言いたいところだが、この意見には賛成だ。

 というか、制服を指定していない学校なら別に教師もジーンズやジャージで良いと思う。ただ、生徒に制服着用を強要している学校であるなら、教師も範としてスーツを着るべきだ。体育教師は授業はジャージ姿で良いが、授業が終わればスーツに着替える。当然、通勤もスーツ着用が義務だ。
 それこそ、茶髪にサングラスの教師から服装云々注意されても説得力が無い。俺が生徒なら教師をナメてかかる。
 
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[ 2009/09/25 23:06 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

羽田空港 近頃の現象[二百四十二] 

「深夜羽田発」で欧米へ!?

 2010年秋、新滑走路の供用開始に伴い、羽田空港が本格的な国際空港へと進化する。この影響で日本の“空”が激変。一方、鉄道でも来年末には東北新幹線が新青森まで延伸。飛躍的に進化する交通サービスのなかで、消費者の支持を得るのは何か。(nikkei TRENDYnet)
 
【雑感】おいおい、けっきょく成田はどうなるねん。あれだけ時間と労力を払い、地元反対派の声を機動隊動員してまで強権で捻じ伏せ、サヨク活動家も巻き込んで泥沼の三里塚闘争を経てつくった成田空港の存在意義はなんやったんや?
 
 同じ事は関西国際空港にもいえる。伊丹の空港では騒音が社会問題になったから、24時間発着可能の本格飛行場として泉州沖に巨費を投じて人工島をつくり関空をつくったのではなかったのか? それを、廃港する約束だった伊丹は残すは、神戸沖に人工島つくって神戸空港はつくるは、関空なんのために造ってん?
 
 俺は空港建設が全てダメというつもりはない。こんなんやったら、最初から羽田を改良すれば良かったし、関空も最初から神戸沖につくるべきやったんや。
 利便性から考えて、成田や関空は不便、発着料金が高い。国際競争に勝たれへん。福岡空港は飛行機から降りるとそのまま地下鉄に乗って福岡市街に入れるんやで。最初から神戸沖に造って、空港からポートライナーと地下鉄で神戸市街を結べば、三宮の中心街にすぐ出られるは、新神戸いって大阪・京都に出れるし、ついでに新幹線で東京にも行ける。
 
 わざと要領の悪い後手後手計画で工事の数を増やしているだけに見える。
 
 現政権が矢面に立たされるのは致し方ないが、そんな土建政策を長年やってきたのは自民党である。
 
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「成田」とは何か―戦後日本の悲劇 (岩波新書) 宇沢弘文
抵抗する自由―少数者として生きる 鎌田慧
三里塚―成田闘争の記憶 三留理男
  

 
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[ 2009/09/25 15:11 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

家族と一緒に感動しよう 「ロッキー」 

ロッキー」 ボクシング映画の金字塔
 
  

【原題】ROCKY
【公開年】1976年  【制作国】米  【時間】119分  【監督】ジョン・G・アヴィルドセン
【音楽】ビル・コンティ
【脚本】シルヴェスター・スタローン
【出演】シルヴェスター・スタローンロッキー・バルボア)  タリア・シャイア(エイドリアン)  バート・ヤング(ポーリー)  カール・ウェザース(アポロ・クリード)  バージェス・メレディス(ミッキー)  ジョー・スピネル(ガッゾ)  セイヤー・デヴィッド(-)  ジミー・ガンビナ(-)  ビル・ボールドウィン(-)  アルド・シルヴァーニ(-)  ジョージ・メモリー(-)
   
【成分】泣ける 勇敢 かっこいい イタリア系移民 貧困 社会的少数者 ボクシング
     
【特徴】シルヴェスター・スタローン氏渾身の感動作。長い下積みからアメリカンドリームに乗ってスターダムに上がる主人公と「原作者スタローン」は見事にダブる、だからこそ作品の隅々に渡って説得力がある。
 アカデミー授賞式には、礼服の調達が間に合わず普段着で出席したスタローン氏が初々しい。
 
【効能】エネルギーをもらえる。生命力が甦る。絶望から光を見る。
 
【副作用】ボクシングの試合はややリアリティに欠け興ざめ。八百長試合に見えて感動できない。
 
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自民党政権の負債 近頃の現象[二百四十一] 

八ッ場ダム日本航空
 
 建設中止方針で一躍脚光を浴びた八ッ場ダムに、一目見ようと観光客が殺到している。車で来る人も多く、渋滞などの問題が起きているようだ。地元の中止反対については、批判の声もあり、自治体などは対応に苦慮している。(J-CASTニュース)
 
 経営不振に陥った日本航空の再建問題がヤマ場を迎えた。銀行団とともに前原誠司国土交通相と24日面談した日航の西松遥社長は、政府に公的資金を使った資本注入を要請。しかし国交相が、公的資金の前提となる日航のリストラ案に実現性の根拠が足りないと不満を見せるなど、日航再建は新政権全体を巻き込んだテーマに発展してきた。(毎日新聞)
 
【雑感】マスコミの多くは、可哀相な地元民VS強引な前原誠司の対立として報道する傾向があるが、これらは全て自民党政権の負債である。
 地元民や日航経営者は冷静になれないのは仕方がないが、第三者はいたずらに民主党政権の「被害者」に感情移入すると問題の本当の姿が見えない。
 
 例えば八ッ場ダム、冷静になって考えれば、まこと必要に迫られての計画なら2・30年前に完成していなければならない。半世紀も時間かけて未だダム本体は着工していない。ニュース映像に出ている造りかけの鉄筋コンクリートの柱はダム周辺整備の一環である道路工事だ。
 さらに計画も変更を繰り返している。工事予算は増えるは、目的も治水から利水と変化している。役所の試算はあてになっていない。今回もダム計画続行とダムを計画中止にかかる資金を試算して中止の方が金かかるとしているが、果たしてどうだろうか? ダムのメンテナンスなどにかかる費用は正確に加味しているのだろうか?
 
 日本航空の問題でも、これは全国の空港建設問題が背景にある。私の知人に神戸空港反対の住民投票運動に参加した人や、長らく関空反対運動に参加している人がいるが、残念ながら経営維持の問題に関しては彼ら反対運動家たちの言う通りになってしまっている。
 日本各地にある空港の多くが同様の傾向にあり、工事を推進してきた責任者たちが弾きだした数字の通りにはなっていない。その挙句に日本航空の経営不振だ。親方日の丸の殿様経営をしてきたとの批判はあるが、空港ができたらそこへ飛行機をとばしてやらなければならない責任を負わされた同情すべき側面もある。
 
 全ては自民党の長期に渡る土建行政によって犠牲になった人々だ。これら行政に反対する人々の声は長年にわたって圧殺されてきた。圧殺され続けたその声が、政権交代でやっと陽の目をみた。
 何を今さらと思う人も多いだろう。極めて語弊のある言葉を敢えて言うならば、私が八ッ場ダム計画の地元民なら、たとえダムが下流民の安全のためになるどころか逆に生命を脅かす太凶器であると100%判っていても「今になって中止は遅いんじゃ、ダムつくれ!」と怒鳴るだろう。私が日航の経営者なら「お国の方針に従って採算の合わない航路を維持してきた、公的資金注入して当然やろ、国家にはその義理があるんじゃ!」と怒鳴る。
 
 民主党は政権を奪取した。別の言い方を使えば、自民党がつくった膨大な負債を民主党が引き継いだのだ。だから批判の矛先が現政権に集中するのは筋違いではない。
 だが少なくとも言えるのは、何を今さらといっても、その今までを自民党政権に委ね強引な土建行政を際限なく続けさせた支持者や棄権者たちには現政権批判の道義的資格は無い。
 

 
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[ 2009/09/25 10:37 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

「ケイン号の叛乱」 知的興奮を楽しもう〔5〕 

ケイン号の叛乱」 組織問題がテーマの秀作
 


【原題】THE CAINE MUTINY
【公開年】1954年  【制作国】亜米利加  【時間】124分  
【監督】エドワード・ドミトリク
【原作】ハーマン・ウォーク
【音楽】マックス・スタイナー
【脚本】スタンリー・ロバーツ
【言語】イングランド語
【出演】ハンフリー・ボガート(クィーグ中佐)  ホセ・ファーラー(バーニー・グリーンウォルド中尉)  リー・マーヴィン(ミートベル)  ヴァン・ジョンソン(スティーブ・マリク大尉)  ロバート・フランシス(ウィリー・キース少尉)  E・G・マーシャル(チャーリー少佐)  メイ・ウィン(メイ・ウィン)  フレッド・マクマレイ(キーファー大尉)  トム・テューリー(デヴリース中佐)  クロード・エイキンス(ホリーベル)
  
【成分】パニック 知的 かっこいい アメリカ海軍 1940年代前半
     
【特徴】赤狩りの標的にされたこともあるドミトリク監督の秀作。海洋叛乱モノの金字塔であり、後の「スタートレック」や「クリムゾンタイド」などにも影響を与えている。
 主演で悪役のハンフリー・ボガード氏が良い味を出している。この時期のボギーは民家を占拠して人質をとる凶悪犯役など悪役を熱心にこなした。
 
 舞台は第二次大戦時、日本軍と対峙する米太平洋艦隊所属の駆逐艦ケイン号、ここで見掛け倒しの無能艦長とそれをフォローする部下との対立を描く。後半は軍法会議に舞台が移り優れた法廷劇を展開する。
 組織論や人間関係や事実関係というものを学ぶ格好の教材だ。
 
【効能】職場での人間関係対策の参考になる。事実関係の落とし穴を学べる。
 
【副作用】軍艦が舞台なのに戦闘場面が無いのでガッカリ。
 
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田中美絵子(3) 近頃の現象[二百四十] 

民主・田中氏、第5の名「中田美保」発覚

 仰天過去が次々と明るみに出た民主党の田中美絵子衆院議員(33)=比例北陸・信越=は16日、他の新人議員らとともに初登院し、「お騒がせしたことをおわびしたい」と前日15日に続いて陳謝した。だが、晴れの一歩を踏み出したその日、ツアーコンダクター時代の体験をもとに、下半身ネタ満載の暴露記事を雑誌に執筆していたことが発覚。いったい、打ち止めになるのはいつ?(サンケイスポーツ)
 
【雑感】打ち止めにならないのは、マスコミのスケベ心のせいだ。

 風俗業界でライターやっていたら、2つや3つ名前を持っていても不思議ではない。5つなんて想定の範囲内だ。
 仮にAV女優が議員になったら、もっと沢山の芸名を持っている場合があるで。作風やメーカーによって使い分ける事も多々あるし、キャバクラやソープや踊り子さんを掛け持ちしてたら、さらに源氏名もつく。マスコミはいちいち過去の芸名や源氏名を探しまくるのかな?
 
 スポーツ新聞は積極的に風俗関係の情報を掲載しているのに、これが議員の過去の職業となるとまるで風俗を犯罪であるかのように批判的記事を流す。バチあたりの所業だ
 何度もいうが、エリートや世襲よりも頼りになるキャリアだと思うな、俺は。
 
 田中美絵子氏も、党本部から言わされているかもしれないが、もっと自分の過去の経歴に誇りをもって堂々としてもらいたい。
 

 
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[ 2009/09/23 23:44 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

「クリムゾン・タイド」 知的興奮を楽しもう〔4〕 

クリムゾン・タイド」 
久々の潜水艦モノ佳作

 


【原題】CRIMSON TIDE
【公開年】1995年  【制作国】亜米利加  【時間】115分  
【監督】トニー・スコット
【音楽】ハンス・ジマー
【脚本】マイケル・シファー
【言語】イングランド語
【出演】デンゼル・ワシントン(ロン・ハンター少佐)  ジーン・ハックマン(フランク・ラムジー大佐)  ジョージ・ズンザ(ウォルターズ先任伍長)  ヴィゴ・モーテンセン(ピーター・“ウェップス”・インス大尉)  ジェームズ・ガンドルフィーニ(ボビー・ドガーティ大尉)  マット・クレイヴン(ロイ・ジマー大尉)  リロ・ブランカトー・Jr(ラッセル・ヴォスラー通信兵)  ライアン・フィリップ(グラッタム二等兵)  ダニー・ヌッチ(ダニー・リベッティ)  リック・シュローダー(ポール・ハラーマン大尉)
  
【成分】パニック 勇敢 知的 かっこいい 潜水艦
     
【特徴】「ケイン号の叛乱」水準の完成度、潜水艦モノの佳作である。ラストは爽やかなので家族での鑑賞にも適している。
 緊急出動した原子力潜水艦で勃発する艦長と副長の対立を軸に話が進む。叩き上げの艦長役にジーン・ハックマン氏、正義感の強いエリート副長役にデンゼル・ワシントン氏、キャスティングは絶妙、2人の俳優としてのキャラや演技のぶつかり合いも物語上での対立と同時に楽しめお得感がある作品だ。
 「ロード・オブ・ザ・リング」で渋い戦士を演じていたヴィゴ・モーテンセン氏は、ここではツルツル顔の優柔不断士官を演じている。また、名を連ねていないが、クエンティン・タランティーノ氏が脚本に関わっている。
 
【効能】職場での人間関係対策の参考になる。
 
【副作用】安っぽい海軍賛歌の映画に見えて不快感。
 
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国立メディア芸術総合センター(2) 近頃の現象[二百三十九] 

アニメの殿堂>川端文科相、
中止を明言 「人の育成に重点」


 川端達夫文部科学相は22日、アニメーションやマンガなどを展示・保存する施設として09年度補正予算に建設費117億円が盛り込まれた「国立メディア芸術総合センター(仮称)」について「新たに建物は建てない」と明言したうえで、「メディア芸術を支える人やクリエーターの育成にウエートを置きたい」と述べた。(毎日新聞)
 
【雑感】具体的な代替案はまだ未定のようだが、方向としては正しいと思う。巨費を投じてハコ物を造ったとしても、それが機能しなければ無用の長物だ。それでなくても博物館や美術館などの施設はどこも運営維持に四苦八苦している。

 そもそも、漫画やアニメといった文化は国家の支援を得ずに発展してきた。それどころか、しばしば保守系市民と国家の連携による「弾圧」を受けながらも成長し、世界的に認知されるまでになったのだ。今さら大層な御殿をつくられても、逆に国家からより厳しい管理下に置かれ飼い馴らされていくようで気味が悪い。全ての漫画・アニメ・映画など分け隔てなく殿堂で扱うとも思えないし。
 
 私の見解としては、表現規制を緩和したり、あるいはクリエイターに「規制」という名のストレスをかけない方が遥かに安上がりでクリエイター育成につながると思う。
 
晴雨堂関連記事案内
近頃の現象 国立メディア芸術総合センター
 

 
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[ 2009/09/23 10:12 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

ビールは偉大な発酵食品だ 「ぶなの森」 

地ビール ぶなの森 
 
ぶなの森 地ビール
 
【雑感】連れ合いの実家近くにあるオーガニック食堂で昼食をとった。そこでこんな地ビールを見つける。秋田の地ビールだ。
 
 大手ビールメーカーとの差別化をはかるため、多くの地ビール業者はまずビールのタイプをこだわっている。スーパードライやバドワイザーといった味の薄いビールよりもドイツやベルギーなどの味の濃いヨーロッパ型のビールタイプを採用し醸造する。
 それともう1つは麦芽・ホップ・酵母、そして水にこだわる。このビールも水を自慢にしている。
 
 「ぶなの森」とラベルしているように、今や世界遺産となった秋田白神山地のぶな林がテーマになっている。ブナの木から採取した酵母を使って醸造し、水は奥羽山脈和賀山塊の伏流水。ブナの原生林によって溜められ地中で濾過された水で仕込んでいるという。
 
 私が飲んだビールのタイプはピルスナー、ブナの香りは正直言って感じなかったが、ほのかに爽やかな甘い香りすら感じる上品なビールだった。
 
 ラベルのデザインは、トトロの森の作画で知られる男鹿和雄氏の手によるもの。スタジオジブリの作品で背景の森を描写する美術監督。そういえば、男鹿氏の故郷は秋田である。ジブリに登場する森は秋田のブナ林からイメージしているのか。
 
 白神のブナ林も、スーパー林道建設問題で紛糾していた。れいによって林野庁側は必要な道路と説明、反対派側は土建業界に血税を投資するための不必要な事業にして世界的にも貴重なブナ林を破壊する無知蒙昧甚だしい蛮行と非難していた。
 現在は一定区画は世界遺産に登録されたが、今度は先祖代々白神のブナ林で生活していたマタギが山から追い出される羽目となった。100%巧くはいかぬ。
 
晴雨堂関連書籍案内
ブナの森を楽しむ (岩波新書) 西口親雄
ブナの森とイヌワシの空―会津・博士山の自然誌 博士山ブナ林を守る会
ブナの放流―森は地球のお医者さん 宮下正次
 

 
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八ッ場ダム 近頃の現象[二百三十八] 

八ッ場ダム意見交換会、住民側反発し欠席へ
あれ? ホントに? 
中止賛成派住民いるのに・・。

 
 八ッ場(やんば)ダムの建設中止で揺れる群馬県長野原町。前原国土交通相が21日、「住民との対話」を掲げて建設中止手続きの「先送り」を表明した後も地元住民の反発は収まらず、「中止を決めてからの話し合いではおかしい」と、23日の前原誠司国交相との意見交換会に出席しないことを決めた。(読売新聞)
 
【雑感】ここでふと疑問に思うのは、まるで地元住民全員が出席しないかのように報道されているのだが、こういう問題では必ず反主流派に反対派住民がいるものだ。報道機関は建設反対派すなわち中止賛成派の主張を意識して無視しているように見える。
 
 というか、もし自民党政権であれば、けっこう報道機関は建設反対派の言い分を申し訳程度にせよ報道していたように思うのだが、ばっさり少なくなった。いくら建設反対派が「与党」になったからといって、これまで長年に渡り散々痛めつけられてきたのだ。今さら権力側扱いにして黙殺するのだろうか?

 ダム問題で揺れた徳島県旧木頭村の知人によれば、いくら反対派村長を立てても、国と県が予算や地場産業・公共事業など多岐に渡って冷遇し兵糧攻めを仕掛けてくる。最初は村をあげて建設反対で一致団結していても、この兵糧攻めで次第に住民が分裂させられ、議会もジワジワ建設推進派が力を持つようになってくる。

 長期に渡って抑圧された結果、地域社会の人間関係も険悪になって大きな傷を残す。仮にダムが下流地域の水利の役にたたないと判っていても、国が提示した「下流住民を水害から守るため」という大義名分に敢えて騙されてみせる。
 そういった話を聞いた事がある。
 
 前原・辻元・馬淵らにとって、ここは正念場だ。
 

 
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[ 2009/09/22 16:29 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

「レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―」 ストレス解消活劇〔63〕 

レッドクリフ Part II ―未来への最終決戦―」 
久しぶりの正統派スペクタクル時代劇。

 


【原題】赤壁下 決戰天下
【英題】RED CLIFF: PART II
【公開年】2009年  
【制作国】亜米利加 中華人民共和国 中華台北 日本国 大韓民国  
【時間】144分  
【監督】呉宇森
【音楽】岩代太郎
【脚本】呉宇森 陳汗 郭筝 盛和
【言語】中国語
【出演】梁朝偉周瑜)  金城武孔明)  張豊毅(曹操)  張震(孫権)  趙薇(尚香)  胡軍(趙雲)  中村獅童(甘興)  林志玲(小喬)  尤勇(劉備)  侯勇[俳優](魯粛)  バーサンジャプ(関羽)  臧金生(張飛)  佟大為(孫叔材)  宋佳(驪姫)  張山(黄蓋)    
  
【成分】スペクタクル パニック 勇敢 知的 セクシー かわいい かっこいい 時代劇 3世紀初頭 中国 三國志 
   
【特徴】三國志で名高い赤壁の戦いを実写映画化。中国映画界空前の制作費100億円を投じた超大作の後編。前編とうって変わって第二次大戦のような戦争スペクタクルに描き、なおかつラストはヒロイックファンタジーに仕上げている。
 周夫人小喬と孫権の妹尚香が大活躍。金城孔明が飄々とした軍師ぶりを発揮。中村甘興がまるでノルマンディー上陸作戦のような奮闘を魅せる。
 
【効能】血わき肉おどりストレス解消。イケメン武者たちの活躍に萌え。白く輝く林志玲に萌え。ヴィッキー・チャオの可愛らしさに萌え。
 
【副作用】三国志ファンの中には、三国志を薄っぺらい男の友情活劇にされて憤懣。曹操を色ボケ爺にされて激怒。
 
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前原誠司 近頃の現象[二百三十七] 

八ツ場ダム中止時期が不透明に 
国交相「地元の理解得るまで」

 
 前原誠司国土交通相は21日、民主党が建設中止をマニフェスト(政権公約)に盛り込んだ八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)について、「地元や関係都県の理解を得るまでは基本計画廃止に関する法律上の手続きは始めない」と表明、地元関係者との調整を踏まえ、合意形成を目指す考えを鮮明にした。(産経新聞)
 
【雑感】前原誠司国交相の判断は今のところ妥当だ。ダム建設反対派は不安がるだろうが。ただ人事は中止のためのフォーメーションなので、中止が撤回される事は今の状況ならありえない。
 
 基本的にマスコミは現政権に対して批判するのが仕事であるため、ダム行政についても中止となったために損をする人たちの言い分を重点に報道する。
 
 下流域の安全のためと強引に納得させてダム建設に合意させた訳だが、その「下流域の安全」の根拠となるデータがデタラメだったら・・。それが反対派の言い分なのである。
 全国のダム反対派勢力の間で「常識」となっているのが、

・旧建設省がはじきだしたデータは土建業界に仕事を与えるためこじつけた数字であって根拠は薄弱であること。
 
・未曾有の災害が発生したら、むしろダムはかえって災害の破壊力を倍加する危険な凶器になる。ダムを造ったためにかえって大損害となった例がある。治水なら広葉樹林を中心にした山林の整備の方が急務。
 
 反対派も昔のような感傷的な郷土愛エゴや自然保護運動ではない。行政の誤魔化しを科学的に検証・追及するスペシャリストになっている。
 
 一連の報道を見ていると、マスコミはダム問題をあまり勉強していないか、あるいはわざと反対派の言い分を黙殺しているようだ。
 双方の言い分が公平に提示されていないのが憤懣である。ダム推進派と反対派の言い分を並列させ、どちらに分があるのか、鳩山政権に果たして分があるのか無いのかを判断できるようにしてほしい。
 私は、「計画途中で止められては、今までの苦労は何だったんだ」というボヤキは聞きたくない。私が聞きたいのは、「反対派の連中のデータの根拠は○○でおかしい。薄弱な根拠と飛躍解釈でダム建設の意義を否定している」という反論である。反対派がぐうの音もでないくらいに論破する様である。
 これではかつての感傷的な自然保護運動家と同レベルではないか、推進派よ!
 
 ダム反対派=権力VSダム推進派=被抑圧者という図式に描こうとしている意図が丸見えだ。ついこないだまで推進者が権力で、村人たちを強引に推進派に鞍替えさせてきた歴史を歪曲している。
 
 保守は偉大だと思った事もあったが、このごろの保守は情けない。
 

 
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[ 2009/09/22 01:05 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

ストレス解消活劇 「レッドクリフ Part I」 

レッドクリフ Part I」 ハリウッド活劇と京劇の融合

  

【原題】赤壁
【英題】RED CLIFF: PART I
【公開年】2008年  【制作国】米・中・台・日・韓  【時間】145分  【監督】呉宇森
【音楽】【脚本】呉宇森 陳汗 郭筝 盛和
【出演】梁朝偉周瑜)  金城武孔明)  張豊毅(曹操)  張震(孫権)  趙薇(尚香)  胡軍(趙雲)  中村獅童(甘興)  林志玲(小喬)  尤勇(劉備)  侯勇[俳優](魯粛)  バーサンジャプ(関羽)  臧金生(張飛)  佟大為(孫叔材)  宋佳(驪姫)  張山(黄蓋)    
  
【成分】スペクタクル パニック 勇敢 知的 絶望的 セクシー かわいい かっこいい 時代劇 3世紀初頭 中国 三國志 
   
【特徴】三國志で名高い赤壁の戦いを実写映画化。中国映画界空前の制作費100億円を投じた超大作の前編。京劇的テンポのあるヒロイックファンタジーに仕上げている。
 金城武氏がなんと軍師諸葛孔明を演じたことでも話題になった。絶世の美女と言われた周夫人小喬を台湾のモデル林志玲氏が華やかに艶やかに好演、一時は激太りのお騒がせ女優趙薇氏(ヴィッキー・チャオ)が男勝りの孫権の妹尚香を演じる。体型はスリムになっていた。
 
【効能】血わき肉おどりストレス解消。イケメン武者たちの活躍に萌え。白く輝く林志玲に萌え。
 
【副作用】三国志ファンの中には、三国志を薄っぺらい男の友情活劇にされて憤懣。
 
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臼井儀人(4) 近頃の現象[二百三十六] 

クレヨンしんちゃん会館」できるか?
 
 「落胆している。非常に残念」。人気漫画「クレヨンしんちゃん」の作者臼井儀人(本名義人)さん(51)=埼玉県春日部市=が、群馬、長野県境にある荒船山のがけ下で遺体となって発見されたことを受け、同市の石川良三市長は20日、ショックで声を落とした。
 クレヨンしんちゃんは主人公の野原しんのすけ一家が春日部市に住んでいる設定。石川市長は「漫画を通じて、市の元気なところを広めてもらった」と話す。「元気印の子供の代表」のしんちゃんは子育て応援キャラクターにもなり、同市に住民登録もされた。
 石川市長は「心より臼井先生のご冥福をお祈り申し上げます」とコメントした上で、「しんちゃんは春日部の子。これからもずっと家族仲良く暮らしてもらいたい」と話した。
 
【雑感】クレヨンしんちゃん会館」をつくりたい、そんな事を臼井儀人氏は冗談めかしで近所の人たちに話をしていたらしい。「PTAの反対で無理だろう」と笑い話にしていたそうだが。
 
 しかし、もうPTAは反対しないだろう。異議表明はしても、強固に執拗に反対する事は無いだろうし、今度は世論が反対を許さない空気になって行く。
 
 「クレヨンしんちゃん」の野原家は、今や春日部市に住民登録したれっきとした春日部市民である。さらに主人公しんちゃんは子育て応援キャラクターだ。春日部市長石川良三氏は自分の名刺に“しんちゃん”をプリントしている。「クレヨンしんちゃん」は春日部のイメージキャラクターなのだ。

 それから、しんちゃんの野原家はしばしば「サザエさん」の磯野・フグ田家と比較される。戦後まもない頃までは平均的な日本人の家庭だった大家族のサザエさん一家、高度経済成長期から急増した今の典型的な家庭である核家族の野原家。学者やジャーナリストたちは現在の家族のあり方を説明するとき、よく両家族を引き合いに出した。
 
 それだけ、存在感のある一家なのだ。漫画は世界各国で翻訳されているし、アニメ映画はいずれも少し卑猥なギャグは無く家族で観て涙をさそう名作になっている。実写映画版「BALLAD」も好評だ。これで「クレヨンしんちゃん会館」でできなければおかしい。春日部市民の矜持が試される。
 
 私の友人の弁にいたっては、記念館どころか小規模のテーマパークだ。たしかに、ちょっとした遊園地や映画館やグッズ売り場を併設した春日部観光の主軸にすれば、面白いかもしれない。それぐらいやっても良いくらいだ。
 

 
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[ 2009/09/21 09:08 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

臼井儀人(3) 近頃の現象[二百三十五] 

やはり、臼井儀人氏だったか・・。
ご冥福を祈ります。


【雑感】イヤなサプライズだ。「クレヨンしんちゃん」の連載はあと20年は続くと思っていた。「バラット」が、遺作映画になるなんて。

 しかし、だからといって、荒船山にフェンスや手すりは付けてもらいたくない。登山が好きだった臼井氏も望んでいないだろう。

 それにしても携帯電話の電波が荒船山から離れた複数の地点から発せられたのは何故だ?
 

 
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[ 2009/09/20 21:30 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

「カムイ外伝」 晴雨堂の晴耕雨読な日常[十八] 

カムイ外伝」本日からロードショー
 
カムイ外伝
(C) 2009「カムイ外伝」製作委員会
 
【雑感】19日のナイトショーで観る。「BALLAD 名もなき恋のうた」はナイトショーでも大勢入っていたが、「カムイ外伝」は残念ながら非常に空いていた。しかも、私の隣に座っていた歳の頃50くらいの男性は、まだ物語が佳境に入っていないのに帰ってしまった。
 
 映画の友人たちから伝わってくる「カムイ」評価も芳しくない。私は「カムイ外伝」を本命時代劇と位置づけ、「BALLAD」や「TAJOMARU」は駄作覚悟で観に行ったのだが、予想に反して「BALLAD」は佳作だったし、「TAJOMARU」もアイドルアクション劇と思いきや堅実な時代劇になっていた。
 正直いって、「カムイ外伝」は首を傾げる場面が多い。同じ忍者映画であれば、真田広之氏主演「忍者武芸帖 百地三太夫」の方が遥かにリアルで迫力があった。当然これは1980年の映画なのでCGは無い。全て真田広之氏や千葉真一氏がスタント無しでこなしたアクションだ。
 
 ただ、本作は白土三平氏原作の世界を実写化しようと努力したあとはみられる。体臭が漂いそうな泥臭い漁師たち、歌舞伎由来のヅラでなく自毛の生え際を活かしたリアルメイク、気合の入った俳優たちの演技。実写映画化の話を聞いたとき、カムイ役は山本耕史氏が適役と思っていたが、松山ケンイチ氏も悪くなかった。
 それからカムイに恋をする漁村の乙女サヤカ役の大後寿々花氏が良い。やはり彼女は現代の洋服よりも和服がよく似合う。こんな女性にアタックされたら、私なら過去を潔く忘却して島に骨を埋める決意を固め、子づくりに励んでしまうだろう。
 

 
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臼井儀人(2) 近頃の現象[二百三十四] 

山中に遺体、クレヨンしんちゃん作者か
 
 臼井儀人さん(51)は、今月11日に、「群馬県に登山に行く」と言って自宅を出たあと、行方が分からなくなっていました。
 警察などは、今月12日から群馬県と長野県の県境にある「荒船山」周辺の捜索を開始、19日午前11時前、登山をしている人から「岩の下に遺体がある」という通報を受けました。
 警察によりますと、遺体の服装が臼井さんに似ているとということです。(TBS)
 
【雑感】かなり、マズい事になってきた。遭難であれば、1週間以上が経っているので命の危険がある。滑落したのであれば深刻だ。
 
 一時は、携帯の電波が長野県側でキャッチされたとの報道があり、遭難ではなく事件に巻き込まれたとか、宗教団体に拉致されたといった噂もあったが、今となっては素直に遭難よりも事件の方がまだ生存の可能性が高い。

【追記】22時の報道によると、登山道自体は初心者コースで険しくないらしい。たしかにニュース映像で見る限りでは、うちの近所の金剛山か葛城山のような感じだ。
 遺体は登山道から大きく外れた所にあり、徒歩で現場へ行くには4時間くらいかかるという。遺体が収容されたら、また新たな事がわかるだろう。

 携帯電話の電波が荒船山から離れたところで発信されていたことから、遭難ではなく失踪の疑いもあったようだが、もし遺体が臼井氏なら単なる遭難ではない可能性が浮かび上がってしまうのではないか?
 

 
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[ 2009/09/19 17:38 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

「クレオパトラ」 美術鑑賞映画〔10〕 

クレオパトラ」 
当時は大失敗作、今は伝説の大作。

 


【原題】CLEOPATRA
【公開年】1963年  【制作国】亜米利加  【時間】244分  
【監督】ジョセフ・L・マンキウィッツ
【音楽】アレックス・ノース
【脚本】ジョセフ・L・マンキウィッツ シドニー・バックマン ロナルド・マクドゥガル
【出演】エリザベス・テイラークレオパトラ)  レックス・ハリソン(シーザー)  リチャード・バートン(アントニー)  ケネス・ヘイグ(ブルータス)  パメラ・ブラウン['17](巫女)  フランチェスカ・アニス(侍女)  ジョン・カーニー(フォイブス)  ジョン・ドーセット(アキレス)  ハーバート・バーゴフ(テオドトス)  ヒューム・クローニン(ソシゲネス)  マーティン・ランドー(ルフィオ)  ジョージ・コール(フラウィウス)  チェザーレ・ダノーヴァ(アポロドロス)  アンドリュー・キア(アグリッパ)  ロディ・マクドウォール(アウグストゥス)  ロバート・スティーヴンス(ゲルマニカス)  グレゴワール・アスラン(ポティナス)  マーティン・ベンソン(ラモス)  ジョン・ホイト(-)  キャロル・オコナー(-)    
  
【成分】スペクタクル ゴージャス パニック 勇敢 知的 セクシー かっこいい ローマ史劇 ローマ時代 紀元前1世紀 エジプト 
   
【特徴】当時の特撮技術とエキストラ動員力など、湯水の如く資金を投下して制作された超贅沢映画。もし同じような条件で現代の映画界が制作したら、数カ国合作でないと追いつかない。
 公開当時は興行成績トップであったにも関わらず、投下資金は回収されず大赤字。フォックス社は一時存亡の危機を迎えただけでなく、「十戒」「ベン・ハー」「スパルタカス」など古代史劇の名作を発表し続けたハリウッド全体にも衝撃を与えてしまい、ローマ史劇は衰退する。
 若きマーティン・ランドー氏が出演、「スペース1999」「スパイ大作戦」などのファンにとっては感激。
 
【効能】豪華な気分に浸れる。
 
【副作用】知的なクレオパトラを期待していた古代史ファンには、エリザベスのクレオパトラは妖艶さが強調され過ぎて残念。
 
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辻元清美 近頃の現象[二百三十三] 

国交副大臣に辻元清美
 
辻元清美
辻元清美公式サイトから

 政府は18日午前の閣議で、鳩山内閣の副大臣22人を決定した。

 国土交通副大臣に社民党の辻元清美衆院議員が就任する。同日夕の皇居での認証式を経て発令される。(読売新聞)
 
【雑感】興味ある点が2つある。1つは長妻昭氏とならぶ論客スター議員である馬淵澄夫氏とともに辻元清美氏を副大臣に起用した事。これは鳩山由紀夫首相・前原誠司国交相らの土建行政方針は揺ぎ無いものである証と解釈できる。
 そもそも辻元清美氏は以前より自民党の土建行政に否定的であり、ダム建設反対派の側の立場で現場を視察して、長良川河口堰問題でも熱心だった。護憲派勢力の多くは、環境保護・反戦反核・世界平和・アジア友好・男女平等などの思想がセットであり、そんな市民運動畑から政治家になったのが辻元清美である。
 防衛問題では前原氏と辻元氏は正反対の立場だが、ダム問題については以前より共闘関係にある。この国交省中枢の陣容は、ダム建設を止める強固な意志の表れだ。
 
 もう1つは、「前科」がついた国会議員が副大臣になるのは初めての事だ。れいの秘書給与流用事件、同時期に失脚した政治家に鈴木宗男氏がいる。彼もまた新党大地で復活し、いまや同じ与党議員として衆院外務委員長就任をめぐり野党と紛糾している。
 かつて辻元氏は鈴木宗男氏を激しく非難し追及していたのだが、今はどんな気持ちなのだろうか? 昨日の敵は今日の友か。
 

 
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[ 2009/09/19 00:19 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

サッポロラガービール 

サッポロラガービール
 
サッポロラガービール
 
【雑感】クラシックなラベルの数量限定販売ビール。1877年当時のビールを意識して作られたビールらしい。
 そういえば、私が小学校6年生の頃にサッポロビールは日本最初の国産ビールメーカーで創業百周年を盛んに宣伝していた。当時、住んでいた町にはサッポロビールの工場があり、5月になると一般に開放して見学会をやっていた。私は無料でくれるおつまみのクラッカーと大きなサッポロビールのロゴが入った栓抜が目当てでよく行った。子供だったからビールは飲ませてくれず、代わりにオレンジジュースが飲めたかな。
 
 さて、このラガービール、副原料を使っているのだが、けっこうコクがあって麦芽100%ビールと遜色ない味と香りだった。
 

 
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