思い出のザ・ピーナッツ
【雑感】ザ・ピーナッツという双子姉妹のユニット名を聞いてピンとこない世代が増えてきたと思う。実は60年代に生まれた私の世代でも、子供の頃によくテレビで見かけた事がある程度の記憶しかない。
が、怪獣映画「モスラ」に登場する双子の妖精小美人に扮したザ・ピーナッツが歌う「モスラー~や♪」を思い浮かべる人は若い世代でも少なくないと思う。
またザ・ピーナッツと同世代の方々はエレキの伴奏が効いている「恋のバカンス」を思い浮かべたり、沢田研二氏と結婚・離婚をした伊藤エミ氏(姉)を連想するだろう。
その伊藤エミ氏が黄泉の客となられた。
伊藤エミ氏が旅立たれたニュースを聞いて、私が思い浮かべた歌はスタンダードなヒット曲というには少し知名度が低い「心の窓にともし灯を」である。
初めて聞いたのは小学生の頃だった。たまたまラジオをつけたらこの歌が流れていた。当時はザ・ピーナッツの歌とは知らなかったが、2人の女性のハーモニーから「ピーナッツかな?」とは思っていた。
内容はとにかくわびしい。「マッチ売りの少女」のような歌詞と曲調である。貧乏臭い内容に閉口する者もいるかもしれないが、陰鬱な冬景色に仄かな明かりを感じるような、絶望の中に微かな希望が胎動しているような、そんな思いにさせる。この思いは齢を重ねるにつれて大きくなっていった。
子供時代の私の印象に残ったもう1つの理由に、当時日曜日朝のアニメ番組の時間帯にロシア菓子をテーマにしたパルナスのCMが流れていた。子供向け菓子の宣伝なのに面白くも明るくもない、寒くて暗い北国を彷彿させるメロディー、しかし楽しい日曜日の朝に放送する楽しいアニメ番組の時間帯に必ず放送されていたので、脳裏に焼きついてしまった。
このパルナスのCMソングのイメージと「心の窓にともし灯を」がダブってしまったために、妙に懐かしさを感じてしまうのだ。



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NHKスペシャル「産みたいのに 産めない」 近頃の現象[八百八十五]
~卵子老化の衝撃~
いま、全国の不妊治療クリニックに、30代、40代の女性たちが次々と訪れ、衝撃を受けている。健康なのに、妊娠の可能性が低いと告げられるのだ。原因は「卵子の老化」。
女性の卵子は年齢とともに年を重ね、35歳の女性が出産できる可能性は20歳代の半分になる。
しかし、多くの女性はこの事実を治療に来て初めて知るという。晩婚化が進む現代、不妊は先進国共通の課題だ。 しかし、日本は特異な状況にある。
不妊の検査や治療を受けたことのある夫婦は、6組に1組。不妊治療専門のクリニックが世界一多く、体外受精の実施数も世界一になっている。
女性の社会進出を進める一方で、いつ産むのかという視点を見過ごしてきた日本のひずみが現れている。
「卵子の老化」による不妊をさらに深刻化させる一因は、男性側にもある。実は、不妊の原因の半分は男性側にあるが、夫が不妊の検査に行きたがらず、ようやく治療が始まった時には、妻の卵子が老化しているというケースが後を絶たない。
専門家は「早くに気付いて治療すれば、自然妊娠が見込めるケースも多い」と指摘する。
番組では、全国の医療機関と不妊治療経験者を対象に、大規模なアンケート調査を実施。
“不妊大国”ニッポンの姿を明らかにする。そして、これまで個人の問題ととらえられてきた不妊が、実は、社会で向き合わなければ解決できない実態を浮き彫りにする。(NHKスペシャルHP)
【雑感】不妊治療を受けた私たち夫婦にとっても痛い番組だった。
6月23日(土)放送のNHKスペシャルで卵子の老化と男性の治療不協力が問題にされた。残念ながら私も不協力の夫の1人だったから自分が批難されているように思った。幸い息子が授かったから良いようなものの、怖い話だ。
姉が40を過ぎて結婚・出産をしたから、それが私に楽観を抱かせ、子作りを先送りにしてしまった。新婚当初すでに私は30代の後半に差し掛かっていた。連れ合いは若そうに見えたが30歳。幸いにも結婚10年目で息子ができたが、自然分娩ではなく帝王切開だったし、息子には手術で完治するものの若干の障害がある。もし、すぐにつくっていたら、できちゃった婚だったら、腹にメスを入れなくて済んだかもしれないし、息子も障害が無かったかもしれない。
ありふれた言い訳だが、当時は二束の草鞋を履いた状態の忙しさだった。どのくらい忙しいかというと、通勤に片道1時間以上かけて12時間労働をしながらプライベートの時間で選挙運動するような、睡眠時間を確保するのも難儀する状態だった。ひどいときは通勤の電車の中と食事休憩に仮眠を取るだけの日々が1ヶ月以上続く事もあった。今にして思えば、よく生きてこれたものだ。
こんな生活は強制されたものではなく、私が嬉々として選択したものなので責任は私にある。
10代20代の私を知る友人から見れば考えられない事かもしれないが、セックスをするのがしんどくて嫌になっていった。性欲はたぶん人並み以上と思うが、なのにセックスレスになってしまったのである。
加えて気分障害にも陥り、市民運動から足を洗い職を転々、病気の治療と生活の安定が優先で子作りは後回しになった。
連れ合いが30代後半に差し掛かるようになってからタイムリミットを口にするようになった。姉が40を過ぎてから子供を生んだことで楽観している私に向かって、連れ合いは卵子の老化を問題にして苦言を呈し「経済云々はどーでもええ。もう待てない」と言った。連れ合いはネットなどから勉強して基礎体温なども毎日チェックするなど子作りに日々備えていた。妊娠の確率は40から急激に落ちることをデータで示しながら、悠長な姿勢の私に真顔で迫った。
初めての排卵から閉経までの20年から30年を同じ調子で卵子ができる訳ではない、という事を私は恥ずかしながら知らなかった。やはり10代後半から20代前半が良く、30代から徐々に質が落ち始め、40代から急激に劣化する。
こないだも、医療関係の学校へ通う20代の知人がツイッターで「そんなの常識」と呟いていた。身体が衰えていくのに卵子が衰えないはずがない、医学的知識云々以前の問題らしい。
そういえば小学生の頃、結婚の適齢期は20代半ばという感覚だった。30代後半はけっこうオバサンのイメージを抱いてた。
それが医療の進歩でたとえ50歳でも妊娠可能、もはや30代は高齢出産ではない、そんな感覚へと変化していった。考えてみれば、生物としての生理機能が激変するわけではない。
遅まきながら、2年前から不妊治療を受けることに同意した。
もちろん私も以前から責任を感じているのだが、責任を感じれば感じるほどセックスのほうが駄目になる。連れ合いと一緒に不妊治療の産婦人科へ行き、病院で処方された薬を飲んで子作りに臨むのだが、やる前はヤル気満々でも、いざ射精の段になると萎えてしまう。改めて行為に及んでも「途中で萎えてしまうのでは」と気になり萎えてしまう。止むを得ず連れ合いに無理やり立たせてもらって、射精の瞬間にインサート。
そんな事を繰り返すうちにセックスが嫌になる。なかなか妊娠できない連れ合いは次第に焦燥感を募らせ、その気配が余計萎えさせていく。連れ合いもその事は解っていたので辛抱していたが、極たまに感情を抑えきれなくなって、私を突き飛ばしたり泣き出したり。悪循環だった。
連れ合いの妊娠は私にとって目前の地獄からの解放だった。まだまだ子育ての苦難が続くが、息子の誕生は本当にツイていた。私の優柔不断で一生の後悔を背負うところだった。



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AKB48(10)指原莉乃が左遷? 近頃の現象[八百八十四]
秋元康「イエローカード1枚」
アイドルグループ「AKB48」の27枚目のシングルを歌う選抜メンバーを決める「第4回AKB48選抜総選挙」で4位となった指原莉乃さんが16日、同グループの姉妹ユニットで福岡・博多を拠点に活動する「HKT48」に移籍するとブログで発表した。指原さんは、過去の異性との交際が週刊誌で報じられたことを受け、「昨日のオールナイトニッポンで、(総合プロデューサーの)秋元(康)先生からお話がありました。私はHKT48に、移籍することになりました」とつづっている。(まんたんウェブ)
【雑感】まだまだ私の応援が必要かな、と呟いたら、連れ合いは「またしょーもない事いうて」とでも言いたそうに無言で微妙に眉を顰め聞き流す。
HKT48移籍は予想外だった。謹慎程度かなと思ったが。MNBに移籍してくれたら、私は劇場へ赴き応援してあげるのに。
出身が大分だから、同じ九州の博多のグループでリセット再出発、HKT48のテコ入れを図りながら、頃合を見計らってHKT48を兼任のままAKB復帰のロードマップでも考えてするのかな?秋元氏は。
それから他のメンバーに対してより緊張感を高める効果もある。いくら相手がただの男友達や小中学生時代の幼友達であっても、ファンと接するような距離感を維持しなければならんし、下手に親しげにしたら芸能マスコミのトラップに引っかかる。
よく少女漫画で零落れるライバルを冷笑するドロドロした女の園の描写があるが、このAKBでは無いと思う。明日は我が身の恐怖感に近い気持ちだろう。そしてメンバー1人1人にある種の団結力が生まれグループ全体の力になる。
もし昨日のベルギービール祭にお忍びで指原莉乃ちゃんがやってきて、仮に意気投合して私とビールの回し飲みをやったら、レッドカードだろうか?
そんな事を呟いたら、連れ合いは幼い息子に「またお父さんの病気が発症した」という。
いやいや、そういう意味で言ったのではなく、男性とは常に大きく距離を置き続けなければならないという不自然な生活をこれからも彼女たちはおくるのだと思うと、少し気の毒かな。
「経営的」に良い手だとは思うが、いくら秋元氏が否定しても左遷のイメージは払拭できないな。なんだか菅原道真が台頭して右大臣までのぼったのに、朝廷を牛耳る藤原家の謀略によって突然大宰府権帥にされ福岡の大宰府へ左遷というより流罪にされてしまう、そんな故事とダブってしまう。
HKT48は平均年齢の低いグループ。前田敦子氏と歳が変わらないMNBの山田菜々ちゃんがお局扱いだから、指原莉乃ちゃんはAKBの次世代若手から一気に「年長者」になってしまうか。



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ベルギービール祭に行ってきた! ビールは偉大な発酵食品だ[27]

会場に設置された舞台にヒューガルデンマン登場。
【雑感】友人とベルギービールウイークエンド大阪に行ってきた。夜勤明けで疲れた身体に鞭打ち、会場となっている梅田スカイビルへ。ここはかつて毎年秋にビールサミットと題したビールのお祭りが開かれていた場所でもあり懐かしい。
全盛期のビールサミットと比べると小規模感がある。雨天なので客入りもまばらだ。しかし、このイベントは世界のビールを紹介するビールサミットではなく、ベルギーのビールのみを紹介なのでそれを考慮すれば大したものである。滅多にお目にかかれないベルギービールが数十銘柄一堂に会しているのだ。大きなスーパーに行けば見かけるヒューガルデンやシメイはパスだ、普段飲めないビールに的を絞る。
雨天は主催者側にとっては不運だが、私にとっては混雑しないゆったりした空間で目当ての銘柄を楽しめるのでむしろ歓迎だ。客が多いと、飲みたい銘柄が売り切れになることもあるからだ。
会場の中央には仮説テントにカウンターテーブルが置かれてあり、そこでグラスや食べ物を置いて歓談できるようになっている。こういうお祭りは相席となった方々とのビール談義が醍醐味である。
私の息子と同じくらいの赤ん坊を連れた若い夫婦とは育児の話や家計とビール代のせめぎ合いなどで盛り上がった?
新婚夫婦とその従妹?のグループとはビールの回し飲みをして楽しんだ。昨今は潔癖傾向のある日本人、特に異性間で回し飲みしようとすればセクハラ容疑がかかる場合もある。だが、もともと私の郷里では返杯の風習があって回し飲みは当たり前、それにいろんな銘柄を少量ずつ吟味できる利点がある。
料理にしても、1人自分が食べる料理だけを注文するより、それぞれが注文した料理をそれぞれが小皿に分けて食べたほうがいろんな味が楽しめるというもの。
久しぶりに「ビール祭」を楽しんだ。
飲んだビールの中で特に興味を引いたモノについては、後日写真付で紹介しよう。
このベルギービール祭は今日も開催。チケット前売りは3100円、ベルギービール用のチューリップ型ビアグラス付、このグラスの購入代金の内100円は震災復興にまわされる。



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逃亡者高橋克也容疑者 近頃の現象[八百八十三]
警視庁は15日、地下鉄サリン事件などで警察庁から特別手配を受け、川崎市の潜伏先から逃走していたオウム真理教(アレフに改称)の元信者、高橋克也容疑者(54)を、同事件の殺人容疑などで逮捕した。東京都大田区内で発見した。6月3日の菊地直子容疑者(40)の逮捕によって、4日に潜伏先が判明したものの、捜査員が向かった直前に姿を消した高橋容疑者だったが、11日ぶりの逮捕となった。(毎日新聞)
【雑感】意外に遠くへは行ってなかったな。大阪に例えれば、堺市の堺東から逃亡して大和川を渡って大阪市の住之江か住吉大社で身柄確保されるようなものか。距離にして5キロ未満。
駅の防犯カメラには姿が映ってなかったというから、タクシーで川崎駅に行って電車に乗ったと見せかけ実は徒歩で逃げたかもしれない。5キロ程度なら私もよく歩く。失職中、自宅から7キロ程度離れたハローワークまで徒歩で往復したものだから、大した距離ではない。むしろ11日も逃げておきながら、街境・県境の川を渡っただけというのが意外だった。
私が高橋容疑者なら、現金をおろした後、公園の便所で髪を短くして眉を細く剃り、短パンにTシャツに着替え雪駄履きの手ぶら軽装でひたすら都心に向かって歩く。
漫画喫茶や試写室をハシゴしながら、化粧で少しずつ印象を変えていく。余裕ができたらオキシドールで髪の毛を脱色する。
数週間の潜伏に成功したら、サイクリング用品とチャリンコを買ってスポーティーで爽やかなキャラへイメージチェンジし全国逃亡に挑戦する。
と思ったけど、最近の防犯カメラシステムは大幅な整形をしない限り群集から瞬時に個人を特定できるそうな。私の策は20年前なら有効だったかもしれんが今は無理か。
平田信容疑者が出頭しなかったら、世間の目は厳しくならなかったろうから、高橋容疑者たちは世を忍ぶ仮の姿で平凡な日常を淡々と過ごしていたかもしれない。



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聖子の結婚 近頃の現象[八百八十二]
慶大准教授・河奈氏は
イケメンで腕も評判の歯科医
歌手の松田聖子(50)が13日、電撃入籍したことを自身の公式サイトなどで発表した。聖子にとって3度目の結婚となるお相手は、慶応大学医学部准教授(歯科・口腔外科学)の河奈裕正氏(48)。1997年に離婚した最初の夫である俳優・神田正輝(61)に似たイケメンで、2000年に離婚した前夫に続く歯科医との結婚となった。知人の紹介で知り合い、数年前から、歯の治療も担当していたという。(デイリースポーツ)
【雑感】突然の結婚か。今度は硬い大学の先生か。
しかし、松田聖子氏にしては平凡で堅い選択だな。これがアメリカのアフリカ系ミュージシャンだったり、欧州の若いツバメだったら、聖子らしいサプライズだが。
今回の結婚はサプライズでも何でもない。当たり前だ。
松田聖子ほどの人物なら、流行の企業家でも同業の歌手・俳優でも役不足だ。知的でスタイリッシュで権威を持っている者でないといけない。という条件なら、河奈裕正氏は釣り合いが取れるか。



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「平清盛」(4) TVドラマ評[五十]
リアルタイム解説を試験導入
NHK大河ドラマ『平清盛』(毎週日曜 後8:00)のプロデューサーが、放送に合わせてツイッターでリアルタイムに各場面を解説する新たな試みを6月17日(日)「第24回 清盛の大一番」で実施することが10日、わかった。視聴率で伸び悩む同作にとってどれだけ有用になるのか。(オリコン)
【雑感】保元の乱エピソード、なかなか良かったと思う。
風を切る勢いだった実質最高権力者悪左府藤原頼長の最期はいい味だった。いつもは身なり正しく喜怒哀楽をあまり表面に出さない白面の権力者が失脚して髪を乱し狼狽する場面や、保元の乱勃発して初めて見る戦場(いくさば)の迫力に腰を抜かし、矢を受けて負傷し命からがら父親の元へ逃げ込もうとするも、父親はお家存続のため見捨てる。その時の絶望に打ちひしがれた頼長扮する山本耕史氏の顔。化粧の剥げ加減もグッド。
一夜明けて、父親の邸宅に頼長が飼っていたオウムが瀕死の状態で飛び込んでいき「父上」と悲痛に鳴く。父親が駆け寄ったときには死んでいる。巧い演出だ。
保元の乱が終結し、逆賊となった平清盛の叔父と源義朝の父の処刑場面も泣かせる。伏線として、捕えられ各々の屋敷に軟禁される清盛の叔父と義朝の父、叔父は清盛の幼い子供たちに竹馬を作ってやると約束し、父は敵として戦った息子義朝の左馬頭昇進に思わず笑みを浮かべる。
清盛が助命嘆願を懇意の藤原成親にするが、成親は泣きながら力不足をひたすら詫び、清盛が去るとケロッとした顔になる変わり身はリアル。
平氏と源氏の処刑場面が同時進行に進められる。清盛も義朝も同じように悲痛な顔で躊躇するが、清盛は物語的にスタンダードな進行。義朝は父を斬れず太刀を落とし嘆き悲しむ。苦しむ義朝役の玉木宏氏とすっかり年老いた体の父役小日向文世氏の表情が良かった。
またしてもだが、松ケンの演技は何故かあまり印象に残らない。脇の俳優たちの演技が胸を打つ。弟平頼盛役の西島隆弘氏や叔父平忠正役の豊原功補氏の表情が良い。



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「マッハ!エンジェル くノ一Mission」 萌えたい時に〔22〕
宮里藍似のグラマー・スレンダー美女が活躍。
【原題】สวยซามูไร
【英題】THE VANQUISHER
【公開年】2009年 【制作国】泰国 【時間】85分
【監督】マノップ・ウドムデート
【原作】
【音楽】パタイ・プアンチン
【脚本】マノップ・ウドムデート
【言語】イングランド語 タイ語 日本語
【出演】キャサリン・エークタワットクン(大尉) ソーピター・シーバーンチューン(警部補) 斉藤華乃(ハナ) ピート・トンチュワー(-) ジーノ・アンソニー・ペシ(-)
【成分】勇敢 セクシー かっこいい 女闘美 タイ
【特徴】宮里藍似の逞しい美女が活躍するタイのアクション劇。原題は「スアイ・サムーライ」美しい侍という意味。英題「THE VANQUISHER」は作中に登場するCIAのタイ現地組織の名称、「征服者」の意味。
はっきり言って、話の筋は解りづらい。たった85分の作品にCIA・イスラム系テロ組織・日本忍者組織・タイ陸軍特殊部隊などが乱入、それぞれの組織に「主役級」の登場人物がいるから、誰が悪役で誰が本当の主人公なのか訳が解らない。
割り切って、宮里藍似の女の子と金妍兒をグラマーにしたような女の子の女闘美を萌えながら楽しむべし。2人のノースリーブ格闘装束は美しい。
【効能】逞しい女性たちからエナジーをもらえる。
【副作用】訳わからず白ける。
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。記事に直接アクセスした場合は、この行より下がネタばれになりますので注意してください。
AKB48(9)大相撲との関係 近頃の現象[八百八十一]
故郷・栃木で初凱旋公演
6日に開票されたAKB48の「第4回選抜総選挙」で2年ぶりにセンターへ返り咲いた大島優子(23)が8日、故郷・栃木に初凱旋した。大島らチームKメンバー16人が、栃木県総合文化センターで全国ツアー栃木公演を行い、1600人の前で「ヘビーローテーション」など26曲を熱唱。AKBが栃木で公演を行うのは初めてで、新センターとして故郷に錦を飾った大島は、ステージ上で総選挙の1位の記念盾を掲げ「獲ったど~!!」と絶叫した。(デイリースポーツ)
【雑感】総選挙の後、大島優子氏は前田敦子氏ら「戦友たち」と夜遅くまで祝勝会をやり、2日後には自分の所属チームを率いて栃木に凱旋コンサート、なんだか大相撲みたいだな。
ふと思った。そうなんだ、秋元康氏のシステムは決して前代未聞のオリジナルではない。同様のシステムは以前からあった。それを巧くアレンジしているのだ。
「総選挙」は昨今の政治劇から流行った言葉の借用だが、システム自体は大相撲のタニマチと変わりは無い。自前の劇場で芝居やコンサートをするのも両国国技館で取組をするようなものとベースは同じだし、色んなチームや階級があるのは相撲部屋や番付と同じ。総選挙のつど順位で一喜一憂するのは番付で一喜一憂するのと似ている。揃いの制服や衣装でイベントやTV番組に出演するのは巡業と同じ。
そして大島優子氏の栃木凱旋は、場所で優勝したり横綱になって故郷に凱旋するのと同じだ。脚光を浴びる力士は出身地の町興しに一役立つ。1人の芸能人やスポーツ選手が錦を飾るよりも、力士なら和服と大銀杏の大相撲協会、大島優子氏ならJKファッションのAKBとまとまった団体の1人としたほうがよりインパクトがある。
最初は宝塚歌劇団を連想したが、地域密着性とタニマチの存在などを考えると、大相撲に近い。
ところで、もはや指原莉乃氏はトップ7入りしたので私の応援は必要なくなった。(これを言うと連れ合いは幼い息子に「またお父さんの持病の発作や」という)今の私の関心はNMBのチームN山田菜々ちゃんだ。テレ朝の関西ローカル番組「おは朝」火曜日のレギュラーコーナーはいつも見ている。長い黒髪に太い眉が素敵だ。天麩羅うどんが好物というのも親近感がある。
彼女は前田敦子氏らと歳は変わらないのに、NMBのメンバーは平均年齢が15・6歳の中学生が多いため、どこかお局扱いされているようなとろがあり気の毒だ。関西の吉本系列の番組にはよく出演して顔は売れているはずなのだが、今回の総選挙は46位。こういうアイドルは応援のしがいがある。
また木下春奈ちゃんもイチオシである。こんな事を言うと連れ合いから「おぞましい」「こわい」と批難されるが、春奈ちゃんの歳不相応の老成したしゃべりは魅力である。仮にNMBが解散しても司会業でやっていけるのではないかと思うくらいだ。
思うのだが、総選挙といっても1人1票ではない。あくまでCDの売り上げ数だ。ということは、ファンの1人が金持ちなら何票も投票できる。株主総会のようなものだ。
大島優子氏や昨年までの覇者前田敦子氏は大口のタニマチが存在していると考えたほうが自然である。勤勉にファンサービスしている柏木由紀氏が3位にとどまったのも、タニマチの経済力で及ばなかったかもしれない。下位の女の子たちも、ローカル番組では積極的に存在感を出しているはずだ。
私はメジャーに興味は無い。原石にこそ応援の価値がある。



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AKB48(8)2012年総選挙 近頃の現象[八百八十]
「つぶすつもりで来てください」
6日、「AKB48 27thシングル 選抜総選挙 ~ファンが選ぶ64議席~」開票イベントが行われ、5位に選ばれた篠田麻里子が壇上のスピーチで「つぶすつもりで来てください。わたしはいつでも待っています」と後輩に檄(げき)を飛ばすと、「そんな心強い後輩が出てきたならば、わたしは笑顔で卒業したいと思います」とその胸中を明かした。(シネマトゥデイ)
【雑感】今年の総選挙は、イマイチ意外性に欠けたものになった。私は前田敦子氏とともにトップに君臨してきた大島優子氏と大躍進の柏木由紀氏の一騎討ちになるのを期待していたのだが、けっきょく神7出身の渡辺麻友氏が2位に躍り出たか。
柏木由紀氏は明らかにトップに照準を合わせていたはず。他のメンバーは泣きながらスピーチしているのに、いたって冷静な笑顔で淡々と語る。
以前から私が贔屓にしていた指原莉乃氏は4位どまり、「笑っていいとも」レギュラーになって知名度は定着しているし、しばしば「大分出身」を口にしているので郷里の応援も大きかったはずだが、イマイチ伸びなかった。もちろん前回の総選挙から見れば躍進であり、次世代エースと評価されよう。
ところで、選挙結果はイマイチだったが、最年長?の篠田麻里子氏が可愛い系を捨て体育会系の闘争心満々のノリでスピーチ、後から壇上にあがった指原莉乃氏や渡辺麻友氏を感化させた。特にお姫様キャラ渡辺麻友氏は次世代のメンバーとしてトップを獲るとまで野望を披露する。これは面白かった。会場にいたら迫力あるスピーチだったろう。



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韓国映画への期待 近頃の現象[八百七十九]
日本における韓国映画の現状を探る
東方神起や少女時代、KANGTAやBoAといった人気アーティストが、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンの大舞台を踏むまでを追ったドキュメンタリー「I AM. SMTOWN LIVE WORLD TOUR IN MADISON SQUARE GARDEN」が6月2日に公開され、6月30日にはアジアを代表する2つのグループが1つになった最強ユニット2PM+2AM‘Oneday'を追ったドキュメンタリー「Beyond the ONEDAY ~Story of 2PM & 2AM~」が公開と、相変わらずの盛り上がりを見せるK-POP。では現在、韓国映画自体はどうなのだろうか。(ハリウッドチャンネル)
【雑感】昔を知る私から見れば、先行きは眩い道ばかりではないか、と思ってしまう。
私が韓国映画に興味を持ち始めた高校・大学生時代、私も含めてだが世間の目に「韓国映画」というカテゴリーはなく、中国や台湾やタイやインドなどひっくるめて「アジア映画」という認識で観ていた。
鑑賞の機会も少なく、NHK教育テレビで放送されるアジア映画特集や民放の深夜番組、マニアックなミニシアターの上映、市民団体による公民館を借りて行う自主上映会に頼っていた。
それが今や、チャンネルを開けば必ず韓国ドラマや中国ドラマを放送しているし、レンタル屋に行けば大量の韓国映画や韓国ドラマのソフトが置いてある。その数や、見た目では日本ドラマと韓国ドラマの分量は拮抗しているように見える。
学生の頃は上映するところ自体が少なく、韓国映画などの話題で意気投合する友人もいない。周囲の評価はアジア趣味のマニアックな奴だった。そもそも韓国料理と中国料理の違いすら判らない人が圧倒的、多少判る人でも韓国料理を「焼肉と冷麺とキムチ」だけの認識、知人の韓国料理屋のママさんは「焼肉しか食べてくれない」とこぼしていた。
今では韓国映画を語れる人は無数にいる。私は古い映画は知っているが最近の映画はイマイチなので、韓流ファンの話題にはまったくついて行けない状態だ。学生の頃では想像できないシチュエーションである。
韓国料理にしても、中国料理との違いが判らない人は殆ど居ない。しかもかつては在日コリアンが経営する専門店でないとチヂミやビビンバやトックは無かったのに今は場末の焼肉屋でさえも出している。
ハリウッドチャンネルの記事によると、
固定ファンがいるゆえに、興収の予測はたてやすく、堅実にやっていけるものの、そこに胡座をかいていては、ファン層が広がらない。だが、もしファン層が広がったところで、広がってブームになったがゆえに固定ファンが離れていったら本末転倒の結果を生んでしまう。
と指摘しているが、私のような極少数のファンが鑑賞していた時代に比べると、固定ファンといってもレンタル屋のソフトの潤沢さを見れば決して少数派ではなく、大きな市場が形成され定着しているのだ。
私はマニアック呼ばわりされたり、しばしば在日コリアンや華僑だと勘違いされ、極稀に民族差別的な暴言を日本人である私に投げつけたりもされた。いま韓流ファンを自称してもマニアック呼ばわりはされない。
ハリウッドチャンネルの指摘は杞憂に過ぎないと思っている。巨大な固定ファンを元手に幾らでも営業展開ができるではないか。学生のころは「アジアを理解しよう」とか「日韓友好」といった大義名分がどうしても付帯していたものだが、今は純粋に「面白い映画が観たい」「お洒落な映画を観たい」だけでも勝負できる。これは凄い事だ。
まだ邦画やハリウッドではポップスと映画の連携は当たり前だが、K-POPと韓国映画を抱き合わせて日本展開はまだ本格的ではない。固定ファンを元手に伸び代に挑戦するべきだ。失敗しても、もはや私の学生時代の頃のような状態には零落れる事はありえない。



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なぜ開襟シャツを無視する?! 近頃の現象[八百七十八]
中高生の制服と思って
単に忘れているのか?
それとも服飾業界の利権と
癒着しているのか?
【雑感】昨夜は夜勤だった。深夜の12時になると社員食堂で「昼食」を食べる。カレー風味の鶏唐揚ときんぴらゴボウの定食を食べながら何気に食堂のTVを見ていた。ちょうど日本テレビ系列の「NEWS ZERO」が放送されていた。
特集のテーマは「クールビズ」だった。番組の取材スタッフは、ポロシャツ姿やランニング姿などのイラストを描いたボードを持って市内に意識調査に出ている。どのていどのくだけた格好までなら許されるのかの意識調査だった。
おおむねポロシャツぐらいまでなら出勤に値して、ランニングはまずいという意見が圧倒的だったような。中にはボードで紹介したクールビズ服装は公の場では駄目と言い切るサラリーマンも。その方は抜本的な意識改革が進まないと夏の背広ネクタイを手放すのは無理とも答えたような。
まてよ。そのボードにはポロシャツやランニングなどの「普段着」ばかりしか描かれていない。なぜ白の開襟シャツが無いのだ?
おい!「NEWS ZERO」よ! ふざけるな! 開襟シャツは改まった席にも着用できる装束である。これは国際法上の常識である。なんで無視する?
昭和30年代までの日本では当たり前に着用されてきた略装ではないか。一連のクールビズ商品は所詮普段着に毛が生えたもの。しかし白の開襟シャツは昔から略装に用いられてきたもの。この差は歴然としている。略装とは改まった席に着用することを念頭に入れている服である。
なぜ無視する? 中高生の制服と思って単に忘れているのか? それとも服飾業界の利権と癒着しているのか?



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なぜ開襟シャツを着ないのだ?! 近頃の現象[八百七十七]
電力不足が見込まれる今夏の節電対策として、上着なしのノーネクタイで働く「クールビズ」より、さらに軽装化を進めた「スーパークールビズ」が1日、東京・霞が関の環境省で始まり、職員がポロシャツ姿などで出勤した。(時事通信)
【雑感】だから何なんだ? もったいぶって「スーパークールビズ」なんていうが、私の出勤時の服装ではないか。
夏になると私はいつもグレーのポロシャツで出勤する。チャリンコ通勤は暑い、私は汗かきである。同じグレー、ぼぼ同じデザインのポロシャツを7着用意して毎日2回着替えている。
さらに少し改まったシチュエーションのために、まったく同じデザインのポロシャツで色を白にしたのを他所行用にしている。
私はすでに「スーパークールビズ」を実践しているわけか?
営業職ではない工場の現場作業者だから当たり前にできる事なのだが、一般サラリーマンはなかなか背広ネクタイは止めない。本気で危機感を持ってクールビズを考えているのであれば、いい加減に「命令」でもって背広ネクタイを禁止してはどうか。
就活で背広ネクタイで行けば不採用にする事を喧伝。背広ネクタイで出社したら皆勤が無効。背広を着る会社とは取引お断り。といった事を国が音頭を取り企業が率先して実施させれば存外簡単にネクタイを追放できるはずだ。
前にも言ったはずだが、なぜ回りくどく「クールビズ」などと変なファッションにこだわるのだ? 半世紀前まで日本のサラリーマンは当たり前に真っ白い開襟シャツを着ていたではないか。なぜ開襟シャツを見直さないのだ? あれは冠婚葬祭でも通用する正装だ。これは国際法である。

「張込み」(1958)の一場面から。
大木実氏と宮口精二氏がコンビを組んで張込み刑事を演じた。
当時のホワイトカラーの防暑服である白い開襟シャツを着ている。
背広ネクタイはもともと寒冷地ヨーロッパの民族衣装がベースとなっていて、高温多湿の日本の夏には全く不向きな衣装である。真夏の背広ネクタイ姿こそ常軌を逸した姿であることを、いい加減にビジネス社会は悟れ!
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