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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

第1499回「どんなジャンルの映画を観る事が多い?」

こんにちは!トラックバックテーマ担当の加瀬です(^v^)/今日のテーマは「どんなジャンルの映画を観る事が多い?」です!加瀬は、映画は映画館で観るより家でゆっくり楽しむ派です!今加瀬の中で映画ブームが到来しており��...
FC2 トラックバックテーマ:「どんなジャンルの映画を観る事が多い?」



【雑感】私は一通りのジャンルは観る。しかしレビューで紹介する映画は、リアリティを追求した実録モノ作品が多いような気がする。たとえばチェ・ゲバラの青春時代を描いた「モーターサイクル・ダイアリーズ」や、キューバ革命に身を投じた以降の「チェ二部作」、リアルな潜水艦生活が定評の「Uボート」「K-19」、優れたディスカッション劇の「謀議」「フロスト&ニクソン」、あとはスカッとストレス解消のドンパチ・チャンバラ映画に、エロくてホラーなB級映画。あとはポルノ映画か。
 
 逆に「どんなジャンルの映画を観る事が少ない?」という問いなら、簡単に明快に答えられる。ロマンスやミュージカルは一応は観るが、あまり印象に残らない。残らないからレビューを書く衝動も起きない。したがって当ブログでの紹介は圧倒的に少ない。
 ロマンスでミュージカルの「ウエストサイド物語」などは背景にアメリカのヒスパニック移民問題があるから観たのであって、純粋なロマンスなら見向きもしなかったかもしれない。または観ても忘却してしまう。
  

 
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「はやぶさ/HAYABUSA」 家族と一緒に感動しよう〔24〕

はやぶさ/HAYABUSA
人類の発展はオタクが切り開く!!

 

  
【原題】
【公開年】2011年  【制作国】日本国  【時間】140分  
【監督】堤幸彦
【原作】
【音楽】長谷部徹
【脚本】白崎博史 井上潔
【言語】日本語       
【出演】竹内結子(水沢恵)  西田敏行(的場泰弘)  高嶋政宏(坂上健一)  佐野史郎(川渕幸一)  山本耕史(田嶋学)  鶴見辰吾(喜多修)  筧利夫(矢吹豊)  市川実和子(小田島加那子)  甲本雅裕(平山孝行)  マギー(福本哲也)  正名僕蔵(-)  六角慎司(-)  高橋長英(萩原理)  生瀬勝久(<はやぶさ>の熱狂的なファン)
      
【成分】泣ける 笑える 楽しい ロマンチック 知的 切ない コミカル 宇宙開発 イトカワ 

【特徴】小惑星のイトカワからサンプルの採取に成功した小惑星探査機「はやぶさ」の実話をベースにした実写映画の佳作。実話映画化にしてはデフォルメ臭が少ない。出演俳優も実在のご健在の人物を演じるためか、オーバーな演技は控えている。
 JAXAの雰囲気が小気味良く出ている。日本から見れば潤沢な予算を湯水の如く使えるアメリカのNASAと違って貧乏所帯のJAXAは親近感が持てるだろう。
 
 1つの事を立ち上げ、様々な困難を乗り越えて成し遂げていく様は感動であり未来が明るく見える。家族団欒で鑑賞する事を勧める。

 佐野史郎氏は実際の川渕幸一氏に非常によく似ている。ヒロイン竹内結子氏が演じる水沢をはじめメガネキャラが多い事も特徴。 
    
【効能】子供の頃の夢がよみがえる。未来が明るくなる。
 
【副作用】クセのある登場人物ばかりで気持ち悪い。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。

韓流スター(ソン・イルグク)、竹島への遠泳 近頃の現象[八百九十六]

ソン・イルグク
山口副大臣の「日本に来られない」発言に
「大韓、民国、万歳!」

 
 俳優ソン・イルグクが、「今後日本に来るのは難しいだろう」という日本外務副大臣の発言対し、「大韓、民国、万歳!」とすがすがしい言葉を送った。(中央日報日本語版)
 
【雑感】宋一国氏(ソン・イルグク)は、けっこう気に入っていた俳優であるし、今後も私にとってはお気に入り俳優である。高句麗を舞台にした歴史ドラマ「朱蒙」や「風の国」は好きで観ていた。
 私は日韓双方の右翼のようなその場の好き嫌いで人を判断はしない。

 私は宋一国氏の経歴を知っている。これを知ったとき、日本で認識されている優男イメージの韓流スターとは随分違う印象を持ったし、日韓関係がギクシャクしたら真っ先に反日姿勢を強調する俳優だろうな、と思った。
 
 彼の母親は現国会議員の金乙東氏(キム・ウルドン)、女優から政治家へ転身した保守系議員である。たしか、李明博大統領と同じ政党だったのではないか。そして金乙東氏の父、宋一国の祖父にあたる金斗漢氏(キム・ドゥハン)は日本統治時代に独立運動を展開していた任侠団体のリーダー、そしてさらにその父は金佐鎮氏(キム・ジャジン)は伝説的な独立運動家である。映画の題材に十分なりえる波乱に満ちた家系だ。当然、宋一国氏は自分の出自を誇りに思っているであろう事は想像に難くない。
 
 つまり宋一国氏が行った竹島まで泳いで渡るパフォーマンスは必然である。代々抗日の韓国右翼の硬派家系に生まれた彼の立場としては、祖父や曽祖父の苦労を考えれば竹島までの遠泳はまだまだぬるいやり方だ。それによって日本市場を失う事になったとしてもKARAのように日本人ファンへの気遣いはしない。躊躇なく韓国右翼としての立場を表明するし、それ以外の選択肢は彼には無い。李明博大統領の煽動が有ろうと無かろうと、いずれはやる男だ。

 彼の祖国愛は日本の右翼もビックリだ。なにしろ自分の3人の子供にそれぞれ「大韓」「民国」「万歳」とつけているのだ。もし日本の若手人気俳優が自分の子供に「大」「日本」「万歳」と付けたら、ちょっと怖い右翼と思われ、護憲派やフェミニストたちの攻撃対象にされるだろう。

 山口壮外務副大臣は、宋一国氏を単なる優男の韓流スターのつもりで放った発言のようだ。彼に勲章を与えるようなもの、むしろ「政治的にいろいろあるが、理性的に対処するべきだ。宋氏が訪日されるときは日本の友人として歓迎する」ぐらいの台詞を言ってもらいたかった。

 保守右翼の一介の路傍の石に過ぎない私でさえ、宋一国氏の事をこれだけ「理解」しているのだ。山口氏はもっと韓国を理解してほしいし、宋氏はもっと日本を理解してもらいたい。
 たぶん宋一国氏は幼い頃から目上の家族によってデフォルメ加工された日本人の悪い部分を吹き込まれているだろうが、それだけでは本当のことは判らない。KARAたちはたぶん日本人の良さも見たはずだ。日本市場だけが目的なら、韓国マスコミから糾弾される事が目に見えている言動はしない。

  

 
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KARAと竹島 近頃の現象[八百九十五]

KARA」、竹島問題質問に「沈黙」 
韓国メディアから批判浴びる

 
 日本で活躍していた韓流アイドルグループ「KARA」が韓国でバッシングを受けている。理由は記者会見で記者から「竹島はどこの領土か?」と質問され、言葉を濁したからだ。(J-CASTニュース)
 
【雑感】領土問題は脊髄反射的偏狭な幼稚ナショナリズムを煽る。私は保守右翼だが、偏狭なナショナリズムは滑稽で醜く、なおかつ国益を損するので組しない。

 民主化以降の歴代韓国大統領は任期切れが近付くと支持率と求心力が弱まるため、それを補うために反日言動を強調させていく。韓国民に根強くある反日感情を煽るのが手っ取り早いからだ。これはヨーロッパで根強くある嫌ユダヤ感情を煽って支持率を獲得したヒトラーと同じ手法である。
 しかし現代社会はヒトラーの頃よりも利害関係は複雑、似たような手法を用いてもあまり効果が上がらず損失の方が大きい。

 私が韓国人なら無茶なナショナリズムでは訴えない。日本の護憲派は領土問題に無関心どころか日本の保守派や体制権力を憎み韓国に同情的、韓国にとって味方である勢力は未だに根強く勢力を維持してる。さらに日本官僚は事なかれ主義の先送り主義、半世紀以上も竹島問題を棚上げにしてきた。
 日本のテレビやレンタルビデオ屋は韓流で溢れ、日本語を流暢に話す韓国アイドルに我々日本人の多くは萌えだ。韓流市場は日本でも重要なポジションになっている。

 そっとしておいたら、日本はこのさき何年も竹島問題になんらアクションを起こさないままでいた。韓流のイケメン優男や美脚女子で日本人は無邪気にメロメロ、韓国への高感度はアップ。波風立てずにあと2・30年ていど実効支配を続けていたら、国際社会に於ける日本領竹島の根拠は無くなる。日本の若い世代も、「竹島ぐらい、どうでもええやん」となったかもしれない。
 大阪出身の李明博大統領は、日本のナショナリズムを徒に煽っただけ、彼の言動は韓国人にとって「利敵行為」だ。それに踊らされる輩は大馬鹿者。もちろん、この大馬鹿者には李大統領に喝采を送る韓国人だけでなく、脊髄反射にK-POP発禁をぶちあげる自民党幹部も同レベルだ。

 そんな中で、KARAは大人の判断をした。日本市場の恩恵を目一杯うけている裵勇俊氏(ペ・ヨンジュン)でさえも短兵急な反日感情に迎合せざるを得なかった。KARAはよく踏ん張った。
 私は少女時代のファンだが、KARAのファンになろう。
 

 
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第1498回「携帯電話はどれくらいで買い替える?」

こんにちは!トラックバックテーマ担当の新村です今日のテーマは「携帯電話はどれくらいで買い替える?」です!新村はほとんど1年半ぐらいですね2年間はこのままって決めてもあと半年が我慢できず、新しく買ってしまうこと��...
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【雑感】最初に買うたのは90年代の半ばだろうか、この初代携帯電話は5年くらい使った。周囲が携帯でインターネットやったり内蔵カメラで写真撮るようになっても、私はまだ白黒液晶のカタカナ表示だった。当時、関西セルラーと呼ばれていた会社と契約し、乗り換えすることなくauを使い続けている。
 
 2代目に買うた電話や3代目の電話も4代目の電話も2年程度使っている。2年は意識して使い続けたというわけではなく、不本意ながら2年で止めた。折りたたみの蝶番?やテンキーが壊れたり、アンテナが捥げたり、水に濡れて機能不全になったり、仕方なく機種交換した。機種交換はもちろん、最新の最高機種ではなく一番安い機種にしてきた。

 4代目が水に濡れて故障したこともあって、5代目は防水機能付にグレードをアップさせた。けっこう酷使に耐えたので、これも5年使い続けた。
 今年に入って新しい機種に交換したのだが、auから電波変更のため今までの携帯は使えなくなる、との通知があったので止むを得ず無料で交換できる機種に変えたのだ。電波条件が変更にならなかったら、たぶん私はあと数年は5代目を使い続けただろう。

 ようするに、私は新機種にはあまり興味が無い。防水で電話とメールができたらそれで十分だからだ。
 

 
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大津の「イジメ」事件の不条理 近頃の現象[八百九十四]

学校校長にも脅迫電話、
大津市教育長脅迫と同一犯か 
大津襲撃事件


 大津市教育委員会に同市の澤村憲次教育長(65)を脅迫する電話がかかってきたことに関連し、自殺した中学2年の男子生徒が通っていた学校の校長にも危害を加える内容の電話がかかっていたことが15日、分かった。(産経新聞)
 
【雑感】先日は教育長が19歳の未成年者にハンマーで頭を殴打され、危うく殺されかかった。

 「有識者」は口を揃えていう「暴力はいけない」と。

 当たり前だ。その暴力はいけないという社会的批判は、自殺に追い込まれた大津の中学生の時は助けなかった。暴力ではなく、「イジメ」とい仮名三文字で片付けられた。この期に及んでもだ。
 
 自殺した中学生が被った被害が事実とすれば、加害者たちは7年単位の懲役刑を負わねばならない犯罪を日常的に執拗にやっていた事になる。関係の校長や教育長が受けた被害など、自殺した中学生の苦しみに比べれば足下にも及ばない。
 しかし、自殺した子供の場合は「イジメ」と矮小化され、校長や教育長に対しては脅迫・殺人未遂の被害者として保護される。
 自殺した子供は「イジメ」を受けたと今でもマスコミは主張するのであれば、校長や教育長は世間からイジメを受けているだけとしなければ整合性はない。校長や教育長はイジメられているだけだ、とね。

 かつては婦女子への強制猥褻や強姦を「いたずら」と片付けていた。「イジメ」も表現を改める時がきた。もはや「イジメ」の度を超している。
 でないと、そのうち校長や教育長や加害者を狙う犯罪者予備軍は、「俺はあいつらをイジメ返してるだけや。殺すつもりは無い」と言い張るようになるだろう。
 私はそれを心配している。
 

 
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明神平の遭難 近頃の現象[八百九十三]

「途中で道間違った」 
引率の教諭らが謝罪―大阪

 
 奈良県東吉野村の「明神平」(標高1323メートル)付近で合宿中に連絡が取れなくなっていた私立上宮中学校(大阪市天王寺区)の山岳・アウトドア部員ら12人全員が無事発見されたことを受け、引率した松野正淳教諭(59)らが14日午後、同校で記者会見し「途中で道を間違った。大勢の方々に迷惑、心配を掛け非常に申し訳ない」と謝罪した。(時事通信)
 
【雑感】無事で良かった。


 ニュース映像をみて、気がついた事を列挙する。

 ・まず、部員たちの装備がまちまち。安い数百円程度の乳白色雨合羽を着用している者もいれば、数万円のゴアテックスの良い物を着ている者もいる。装備格差を縮める努力をした方が良いのではないか。特に初心者であればあるほど良い物を使うべきだと思っている。
 
 ・衛星通信の携帯電話やGPSを持たなかったこと。有名私立の山岳部なのだから、最新の機器を装備して不測の事態に備えるべきだ。通常の携帯電話ではつながらなくなるのは最初からわかりきっていた事、遭難しないまでもアクシデントで下山が遅れたら学校や保護者側が心配しだす、部活は課外授業の一環であって個人が勝手に行う登山ではないので、責任がもろに教師にかかってくる。

 ・下見をしなかった事。紀伊半島内陸部は昨年の台風で大きな被害を受けた。未だに復旧し切れていない被災地がある現状では、登山道は荒れたままになっている可能性があるのは素人の私でも予測できる。近頃の学校教師はストレスが多く多忙なのは解るが、事前に下見をするべきだった。


 これは数十年前から登山家でもあるジャーナリスト本多勝一氏が訴えているが、山岳ガイドを国家ライセンス制にして、たとえば今回のようなシチュエーションであれば引率教諭はライセンス習得を必須条件にする、無免許で引率すれば罰金などの刑を科す。 
 そもそもバスの運転免許も通常の運転免許とは別に要るのだ。普通免許しか持っていない運転手が運転するバスなど恐怖だ。
 
 
 今後、責任者である顧問の教諭たちは厳しい批判に晒される事は免れないだろう。だが、度を越した批難で廃部に追い込むような事態は避けてほしいものだ。その辺の匙加減を学校側と保護者側ははかってほしい。
 クレームをやりすぎて産婦人科医が激減して社会問題になったように、教諭たちが萎縮して責任がかかるものを回避するようになっても子供たちの利益にはならない。
 むしろ、これを機会に学校と保護者と生徒が一堂に会して山やアウトドアを学べば、事故は活かされる。
 

 
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今日の晩御飯(59) 晴雨堂の晴耕雨読な食生活[百三十九]

久しぶりの鰻丼
 
鰻丼SN3V0051.jpg

【雑感】8月6日の「今日の晩御飯」である。
 
 暑い日が続く。食事管理に注意しないと、ついつい惰性で冷やしうどんやザル蕎麦など冷たくてあっさりした食事に偏りがちとなり、栄養バランスの崩れから夏ばてしてしまう。暑い日こそ、シッカリしたものを食べて精をつけなければならない。

 近年、鰻が不漁で資源枯渇の危機に陥っているという。幸い、実家が冷凍鰻をくれたので、今年も鰻を食べることができた。パックの封を切って丼に盛り付けレンジで温めただけの簡単な御飯、別に私が鰻をさばいて蒲焼にしたわけではない。

 思えば90年代前半だったか、川津祐介中野珠子両氏(余談1)が司会をやっていた「てれび博物館」で鰻問題を取り上げた事があった。そこで初めて私は鰻の産卵場所や仔魚時代はどこで棲息しているのか不明である事、鰻の養殖は卵からではなく稚魚を捕獲して養殖所で育てているだけを知った。
 放送の段階では、どうもマリアナ海溝付近の深海に産卵しているのでは、という仮説で終わっていた。それまで鰻は川や湖にすむ馴染みのある魚とばかり思い込んでいたので、謎の多い魚で卵から養殖されておらず漁獲高が減少傾向を知って、下手をすれば絶滅が危惧される魚になってしまうやないかと驚いた事を憶えている。

 あれから20年が立った。鰻の産卵場所がマリアナ海嶺のスルガ海山付近だとほぼ特定され、漁獲高激減は現実のものとなり、鰻の高騰とニュージーランド産やヨーロッパ産鰻の買い付けが話題になっている。


浅蜊汁SN3V0052.jpg
 鰻丼には澄し汁か赤出汁を出す事が多いようだが、ウチは浅蜊汁にした。以前は肝臓に良い蜆の味噌汁にしていたが、蜆は粒が小さくて物足りない。浅蜊なら蜆に近い効能もあるし粒が大きいので食べ応えがある。また酒蒸しやボンゴレロッソなど用途も広い。

ハートランドSN3V0053.jpg
 ビールはハートランド。現在、大手ビール会社は麦芽100%ビールの銘柄を常時製造するようになったが、一時期はドライブームで麦芽100%ビールは隅に追いやられ、サッポロのヱビスとキリンのハートランドぐらいになってしまった。
 このハートランド、茶色瓶が多い日本のビールでヨーロッパ風に緑瓶だ。以前、飲みに行ったショットバーでは店主兼バーテンダーは抜栓して小瓶のまま客に勧める。ラッパ飲みしろという訳だが、私はジョッキに注ぎたい。たぶん、何か事情があってビアグラスのスペースとビアグラスを洗う手間を惜しんでの事だろうが。
 ラッパ飲みでは泡を楽しめないのでつまらんのだ。泡を楽しまないビールは、私の感覚では信じられない。生ビールならサーバーに口つけて直接飲んだら美味いか? そんな馬鹿な事はない。おっと、昔の嫌な思い出が湧き出そうになった、このあたりで止めておこう。

 因みにこの陶器のジョッキはドイツから取り寄せた500CC用だ。中瓶で量がぴったり合う。 

(余談1)川津祐介氏の落ち着いた雰囲気で番組進行する姿勢が気に入っていた。変に真面目くさらずオチャラケず、まるで小中学校の先生のようで良かった。実際、中学時代に習った社会科の先生や小学校時代の校長先生が川津祐介ぽかったから懐かしい。
 川津司会は好評だったようで、番組初回から20年以上も務めた。

 サブ司会の中野珠子氏は当時20歳代だったろうか、私よりは歳上と思うが。長身痩身長い黒髪の女の子、私の好みの女性ではなかったが番組中の実験で自動二輪を乗り回したりと、いかにもスポーティーでアウトドア好きなところに好感を持った。
 蚊の生態特集で、中野氏が実験のため汗だく状態で蚊を集めた一室に閉じこもるシーンを見てから、番組をビデオ録画するようになってしまった。(半分冗談、それ以前からボチボチ録画はしていた)


 
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朝日新聞の特集「いじめと君」 近頃の現象[八百九十二]

朝日新聞 特集「いじめと君」を読んで。 
 
【雑感】この連載特集、頻繁に1面トップに掲載したり、1面でない日でも右カルムの記事紹介で大きく取り上げる、大津の自殺事件などいじめの内容ももはや法的に「犯罪」と化し社会問題となっている現状を憂い、朝日新聞がかなり力を入れて取り組んでいる特集である事が判る。
 テレビで御馴染みの各界著名人が日替わり交代で、いじめの被害者や加害者あるいは傍観者に呼びかける形式をとる。これを朝日がしばしば1面で掲載するわけだから、朝日新聞の呼びかけでもある。

 執筆する著名人、本日(2012/08/11 )は猫ひろし氏だ。ハッキリ言って執筆者は全員サラリーマン社会からドロップアウトした方々ばかりだ。ミュージシャンや冒険家などなど。こんな顔ぶれを見て、「市井の平凡な人間の意見ではダメなのか?」「所詮、地位を築いた著名人は変わり者で浮世離れして参考にはならない」といった意見を耳にする。

 だが、朝日の姿勢はけっこうイジメの本質を捉えているのかなと思う。というのも、いじめる子は基本的に世界が狭く想像力の乏しい人間がやってしまうのだ。執筆者たちは良い意味でも悪い意味でも様々な世界を体験してきた方々だ。
 
 5歳上の姉が学生の頃に家庭教師のアルバイトをやっていた。担当した子供が若干問題のある子ばかりで、人をいじめたりする子は世間知らずでストレスを多く抱えているという。またいじめられてグレてしまう子も同じように世間を知らない。
 そんな状況を見てきたためか、姉は私のチャリンコ旅行というものを支持し応援してくれた。また政治活動に関わったときも、父母は反対していたが姉は支持した。

 基本的に子供の世界とは、自宅と学校とそれを結ぶ線の地域と人間関係に限られている。私が中学生だった頃は受験戦争に悩んで自殺する者が大勢いて社会問題になったが、これとて自宅と学校しか世界を知らないから受験で挫折すると後が無いと錯覚してしまうからだ。
 この現象は子供の世界だけに留まらない。大人の世界においても、失職しただけで一家心中したり、借金を苦にして銀行強盗をしでかそうとしたり。

 旅というのは、そういう意味で生きる活力を与えてくれたかもしれない。いろんな風土人情を見ることはいろんな人生を見ることであり、それは心の持ち次第でまだまだ幾らでも新たな道を探し当てられる可能性を意味する。
 より広い世界が存在する事を知り、より多くの選択肢を作り出せることを知れば、自然と心に余裕が生まれて、ストレスに蝕まれにくくなる。

 思えば、わが郷里の英雄坂本龍馬も陰鬱な身分制度から脱却、自由に日本中を奔走し様々な人たちと積極的に会って知遇を得た。坂本龍馬が同輩後輩イジメをやった話は聞かないしありえない。また人をいじめて時間を無駄にできる立場でもない。
 坂本龍馬は上士と呼ばれる身分の侍からいじめられる立場にあった。自分がいくらシッカリしていても、いじめる輩はいじめを仕掛けてくる。話し合いで和解したり実力行使で粉砕する方法が通用すれば良いが、当時の土佐藩の状態では不可能に近い。実際、運動仲間の武市半平太は切腹へと追い詰められた。だから志を遂行するためには脱藩という決断をするしかなかった。
 
 坂本龍馬の脱藩とは意味が違うかもしれないが、自宅と学校とそれを結ぶ線で作られた子供の世界から脱出する事が重要だ。
 具体的に旅をするのが私にとっては最も面白かったが、他にも身近にいろいろ方法がある。当ブログは映画がテーマなので映画を鑑賞する事も勧める。映画といっても、いろんなジャンルの映画を観る事が重要だ。敢えて名指し批判するが、数年前に流行った「恋空」のように作品内容が悪い意味で子供世界に閉じ篭ったものでは観ても同じだ。
 私は色んな国の映画を観た事で、作品から様々な文化や価値観を摂取できた。子供が旅に出るのは、社会的制約からなかなか難しい場合が多々あるから、まずは入門編的にてっとりばやく映画で違う世界を疑似体験するのも悪くない。できれば、邦画やハリウッドは避けてヨーロッパ映画から始めよう。
 

 
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「平清盛」(6) TVドラマ評[五十二]

貧乏臭い武者から裕福な公達へ
 
【雑感】ドラマ開始時は、貧乏臭くてくたびれた直垂に侍烏帽子姿、当主正盛でさえ被りモノは立烏帽子だが着ているのは他と変わらず小汚い直垂。
 それが前々回から平氏一門の衣装は様変わり、今回は嫡男重盛も三位の参議になったので、普段着は直衣に立烏帽子に昇格した。清盛の弟や他の息子たちも立烏帽子に狩衣、狩衣は金糸などを使ったセレブなものにかわった。

 オープニングイメージも変化した。かつての大河ドラマは1年を通じて同じイメージを使い続けたものだが、90年代の「跳ぶが如く」あたりから変化をつけるようになった。前々回の「龍馬伝」では1年を4シーズンに分け、4通りのオープニングを制作。
 「平清盛」では武家の棟梁をイメージして、大鎧を着た青年清盛が矢を射る描写だったが、今回からは公卿となった清盛らしく白の直衣に立烏帽子姿で舞うイメージに変化した。
 ラストシーズンでは坊主頭の清盛が登場するのだろうか?

 大概の大河ドラマは、どんなに不評でも後半から面白くなる。藤原頼長、源義朝とライバルがいなくなった今、清盛にとって最後の障壁が後白河院、二人の権力闘争をどのように魅せるかが大河ドラマ「平清盛」全体の評価にもつながるだろう。松田後白河の捻くれぶり狂気ぶりはなかなか良い出だした。
 また清盛嫡男の重盛を生真面目に描いているが、これはスタンダードな描き方である。平家物語では驕れる平氏の中でも数少ない良識派として登場するし、史実でも清盛と後白河院の板ばさみにあって気苦労が絶えなかったらしい。清盛より早く鬼籍に入る。胃潰瘍だったと伝えられているが、その辺のエピソードを詳しく取り上げる事を期待する。
 

 
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「鷲と鷹」 ストレス解消活劇〔81〕

鷲と鷹
スカッと爽やか邦画海洋アクション!

 

  
【原題】
【公開年】1957年  【制作国】日本国  【時間】115分  
【監督】井上梅次
【原作】
【音楽】多忠修
【脚本】井上梅次
【言語】日本語       
【出演】石原裕次郎(千吉)  三国連太郎(佐々木)  浅丘ルリ子(明子)  月丘夢路(朱実)  長門裕之(吾郎)  二本柳寛(-)  沢村国太郎(-)  柳沢真一(-)  西村晃(-)  安部徹(-)  木戸新太郎(-)  青木富夫(-)  穂高渓介(-)  弘松三郎(-)  小林重四郎(-)  河上信夫(-)  天草四郎(-)
      
【成分】 

【特徴】。 
    
【効能】
 
【副作用】
 
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