ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

阪急阪神グループの失態 社長がとるべき唯一の選択肢とは 近頃の現象[九百五十] 

阪急阪神の料理偽装 
納入業者「霧島ポーク」一度も入手できず

 
 阪急阪神ホテルズ(大阪市)系列のレストランでメニューと異なる食材が使われていた問題で、新阪急ホテル(同)に「霧島ポーク」と偽って他県産の豚肉を納入していた大阪市の食肉業者が25日、産経新聞の取材に応じ「流通量が少なくて入手できず、同品質の国産豚なら問題ないと思って納品した」と釈明した。(産経新聞)
 
【雑感】当ブログのカテゴリー「近頃の現象」を設置して間もない頃、船場吉兆の不正事件が明るみになった。そのときにも論じたが、最高経営者がとるべき選択肢は限られている。
 
 船場吉兆では経営者一族の役員が不祥事の責任を一介のパート従業員に擦り付けて難を逃れようとした為にかえって傷口を広げ火だるまになってしまった。
 
 今回の事件でも同じ事がいえよう。いや、最初はスキャンダルが明るみになる前に会社が内部調査をして公表したので、私はむしろマスコミや世論は不用意にバッシングせず潔さを評価するべきだと思っていた。というのも、辛坊治郎氏も朝のニュース番組で同様のことを述べていたが、自ら白旗を掲げて来た者を必要以上にバッシングすれば、「それなら隠していた方がマシやないか」と逆に隠蔽体質を悪化させてしまう。酌量の余地を認めるべきだろう。

 ところがである。後から会見を行った阪急阪神ホテルズ出崎弘社長の顔を見て考えを改めた。なんと悪びれもしない、陳謝する者にしては態度がでかい、直接の部下ではないにしても先に会見を行った者の趣旨をひっくり返す、これではやはり叩かれても仕方がない。せっかく内部調査をしてクロと出た結果を潔く世間に公表し陳謝しているのに社長が台無しにしてしまった。
 
 たしかに出崎社長の立場であれば、「偽装」を認めてしまうと刑事事件になるので「誤表示」としか言えないだろう。また会社に付いている法曹界の顧問から「誤表示」で貫き通せと言われているのかもしれない。
 だが、日本は阿部サダヲ氏主演「謝罪の王様」に見られるように謝罪文化がある。大勢の客に損害を与えたのだから、最初から社長が会見に臨んで謝り倒せば同情票が得られたかもしれない。肝心な責任問題については「誤表示」だと頑なに認めなくても、謝る態度をもっと前面に出すべきだった。
 会社全体の信用を失墜する事件を起こしたのだから、真っ先に会社トップが客に対して謝るのが良策、部長級を出して小出しにしたら傷口は広がる。なぜ社長自ら最初の内部調査発表会見に臨まなかった?

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船場吉兆 近頃の現象[四]
 

 
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[ 2013/10/26 16:36 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(2)

「リンカーン vs ゾンビ」 おバカになって愉快になろう〔32〕 

リンカーン vs ゾンビ」 
今度のリンカーンゾンビハンターだ!

 

  
【原題】ABRAHAM LINCOLN VS ZOMBIES
【公開年】2012年  【制作国】亜米利加  【時間】97分  
【監督】リチャード・シェンクマン
【原作】
【音楽】クリス・ライデンハウア
【脚本】リチャード・シェンクマン
【言語】イングランド語       
【出演】ビル・オバースト・Jr(エイブラハム・リンカーン)  ブレネン・ハーパー(幼少期のリンカーン)  ケント・アイグルハート(トーマス・リンカーン)  リアーナ・ヴァン・ヘルトン(ナンシー・リンカーン)  ジェイソン・ヒューリー(ウィルソン・ブラウン)  ベイビー・ノーマン(メアリー・オーウェンズ)  ハンナ・ブライアン(ソフィア・オーウェンズ)  ドン・マックグロウ(ジャクソン将軍)  シンディ・クィパース(セオドア・ルーズベルト)  バーニー・アスク(エドウィン・スタントン)  デボラ・クリテンドン(メアリー・トッド・リンカーン)  デヴィッド・アレクサンダー(エドワード・エヴァレット)  クリス・ホロゼク(ジョン・マッギル少佐)  デヴィッド・ルソー(ジョージ・エインズリー)
    
【成分】悲しい パニック 不気味 勇敢 絶望的 ゾンビ ホラー リンカーン 1864年~1865年 アメリカ 南北戦争  
  
【特徴】いうまでもなくメジャー映画「リンカーン/秘密の書」の便乗作品と見なされている。
 画面全体に少ない予算と資材をやり繰りして19世紀半ばの南北戦争当時の風俗を再現しようと努力している跡が見られる。
      
【効能】リンカーンやセオドア・ルーズベルトに対するアメリカ市民の敬愛の念が感じられる?
 
【副作用】あまりの安っぽさに時間の消失感を抱く。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。記事に直接アクセスした場合は、この行より下がネタばれになりますので注意してください。

水曜日のネコ ビールは偉大な発酵食品だ[三十五] 

水曜日のネコ」 ヤッホーブルーイング
 
水曜日のネコ

【雑感】近所には良心的な酒屋がある。そこでいつも晩酌用のハートランド中瓶をダースで購入する。そこで見つけたヤッホーブルーイングの新作ビールだ。
 
 ヤッホーブルーイングは軽井沢の老舗地ビールで、早くから大量生産プラントを装備して缶ビールを送り出した地ビール会社でも知られる。初期の地ビール業界は初期投資が大き過ぎる上に少量生産ではコストが高い缶ビールには手を出せなかったから、ヤッホーブルーイングは異色の地ビールだった。

 柑橘系の香りと後味がする「よなよなエール」をはじめ、この会社はイングランドのエール系が得意でありセールスポイントだ。だから今回のベルジャン・ホワイトビールは少し毛色が違う。
 ローマ字で書くと「Balgian White」だから、ベルジャンとはベルギーの事をさす。ベルギーのホワイトビールと言えば、ヒューガルデン・ホワイトが有名である。これも同様のタイプのビールだ。
 
 原材料にはヒューガルデン・ホワイトと同じコリアンダーやオレンジピールを使っているので、香りは爽やかだ。日本の酒税法上ではコリアンダーなどを添加しているため「ビール」ではなく発泡酒のカテゴリーに入れられてしまうが、酒税法対策のコストダウンで麦芽量を減らし副原料を多くした日本のビールモドキとは全く次元が違う。
 
 酒類いっさいを受け付けない連れ合いは、ビールの味については論評なしだったが、缶に描かれた猫のデザインは「可愛い」と言っていた。
  

 
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吉田戦車氏の発言で思う。近頃の現象[九百四十九] 

故・やなせ氏に 
無報酬で仕事依頼していた自治体も…… 
吉田戦車が痛烈批判 「恥じろ」

 
 心不全のため亡くなったマンガ家・やなせたかし氏が地方自治体などから無償で仕事を依頼されていたことについて、マンガ家・吉田戦車氏が「そこに作品に対する敬意はあるのか?」とTwitter上で言及している。(RBB TODAY)
 
【雑感】やなせたかし氏が旅立たれたニュースはツイッターで知った。だから、愉快犯によるデマの可能性を考えたが、残念ながら本当だったようだ。
 
 やなせたかし氏は私と同じ高知県の旧香美郡出身、高知市内は坂本龍馬で町興しだが我が郷里では「アンパンマン」で町興しをやっている。だから、帰省する度にアンパンマンミュージアムの傍を通過するし、息子が生まれてからはアンパンマンミュージアムへ行くのが行事となってしまった。
 
 実はアンパンマンはあまり好きではない。初めてアニメを見たとき、どういてこんなのが人気でるんや?と不可解でならなかった。自分の顔を飢えた子供たちに与えるなんか、カニバリズムの臭いがする。さらに、バイキンマンがてんどんマンやカツドンマンを襲って頭の具を食べる場面など、脳みそ啜るかのようなイメージがあるし、てんどん母さんが襲われる時などはカニバリズムに加えて性倒錯まで勘繰ってしまう。
 
 だが、甥っ子や姪っ子たちが2歳から3歳にかけての歳頃になると、みんな「アンパンマン」が好きになる。泣いたり愚図ったりしても「アンパンマン」がTVに映るとピタリと大人しくなる。この光景を何度も見てしまうと、「アンパンマン」の力を認めざるを得ない。
 
 と、「アンパンマン」の悪口を書いてしまったが、やなせたかし氏が嫌いだというわけではなく、氏が編集長を務められた「詩とメルヘン」を高校生から大学生にかけて購読していたし、氏が美術監督とキャラデザインを務めたアニメ「千夜一夜物語」(手塚治虫制作として有名)は大好きだ。
 マスコミ各紙はやなせたかし氏の功績は、まるでアンパンマンだけであるかのようにアンパンマンの事しか紹介しないのが不満である。「千夜一夜物語」も「詩とメルヘン」も氏の代表的な業績ではないか。
 
 
 ところで吉田戦車氏の発言についてだが、私は仕方がないと思っている。すでに第一人者となっている氏にタダ働きさせる自治体には私も不快感を抱くが結局やなせたかし氏のような偉人は権利とか利益などを超越して描くほうを優先してしまうのだ。
 手塚治虫氏も著作権については大らかなところがあったらしいし、自身が不健康極まりない労働条件下で創作していたものだから結果的に労働基準法に抵触しそうなアシスタント制やアニメ制作のシステムを確立してしまった事を宮崎駿氏が批判した話を聞いたことがある。森林破壊に警鐘を鳴らしながら森林破壊の張本人とエコロジストから批判されている西武グループのあるスポーツチームにトレードマークを提供したことで左派市民から「節操がない、矛盾だ」と批判もされた。
 
 目先の銭や理屈より目先の描く機会を獲る、あれほどの人物になると描ける内に一つでも多く描きたい、そんな欲求に駆られるのではないか。
 そこに付け入った自治体は、税金の節約と付加価値のあるデザインやキャラクターを獲得したことで、なかなか「いい仕事」した訳だ。ならば未来永劫、使い続けてほしい。老舗百貨店三越はやなせ氏が手掛けた三越のローマ字ロゴを今も包装紙に使用している。簡単にやなせ氏の作品を捨てて別の人間の作品に挿げ替えたら天罰喰らうぞ。
 

 
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[ 2013/10/19 00:18 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

「バルトの楽園」 ビールのある風景〔2〕 

麒麟ビール」 日本最大のビールメーカー
バルトの楽園」 
忠実に再現された収容所セットが話題。

 
【紹介】第一次大戦、青島のドイツ租借地を守るドイツ軍が日本軍に降伏し、日本各地の捕虜収容所に収容される。
 史実では当時の日本軍は国際法遵守に熱心でドイツ兵捕虜の扱いは丁重だったらしいが、本作では主人公松江中佐の働きを劇的に見せる演出の関係からか、ドイツ側主人公カルル・バウムたちが最初に収容された久留米の施設は劣悪に描写され、後に移される松江中佐の施設が天国であるかのように際立たせている。
 
バルトの楽園・酒保風景
 
 上記写真は松江中佐が所長を務める徳島の板東俘虜収容所に移された久留米からの捕虜たちを酒保(軍の基地や軍艦内で酒や雑貨などを売る売店。ここでは娯楽室や食堂も兼ねているようだ)で歓迎パーティーをやっている場面。
 写真では解り辛いが、バックにキリンビールの提燈が天井からぶら下がっている。みな陶器のジョッキにビールを注いで乾杯をやっている。実際の捕虜たちの様子を捉えた写真でも、麒麟ビールの瓶ビールが傍らに写っていた。

バルトの楽園・酒保風景2
 
 この写真では中央に座る将校たちが久留米の劣悪で虐待が横行している施設から一気に待遇が良い板東俘虜収容所に移されたものだから、ビールが飲める環境に戸惑っている場面。
 テーブルにはキリンビールのラベルを貼った瓶が確認できる。

 推測だが、当時のキリンビールは現在のものより遥かに濃厚で芳香がよくドイツビールに近い味だったのではないかと思う。ドイツから技術を学びドイツ式ビールを醸造していたのだから。

【公開年】2006年  【制作国】日本国  【時間】134分  【監督】出目昌伸
【原作】
【音楽】池辺晋一郎
【脚本】古田求
【言語】日本語 ドイツ語  
【出演】松平健(松江豊寿中佐)  ブルーノ・ガンツ(クルト・ハインリッヒ少将)  國村隼(高木繁大尉)  高島礼子(松江歌子)  大後寿々花(志を)  松平健(松江豊寿)  阿部寛(伊東光康少尉)  中山忍(マツ)  中島ひろ子(たみ)  タモト清嵐(林豊少年)  佐藤勇輝(幼い頃の松江)  三船史郎(松江の父)  オリヴァー・ブーツ(カルル・バウム)  コスティア・ウルマン(ヘルマン・ラーケ)  イゾルデ・バルト(マレーネ・ラーケ)  徳井優(広瀬町長)  板東英二(南郷巌中佐)  大杉漣(黒田校長)  泉谷しげる(多田少将)  勝野洋(島田中佐)  平田満(馬丁宇松)  市原悦子(すゑ)
 

 
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崩れていく橋下徹教育改革 近頃の現象[九百四十八] 

セクハラ>「007の様な行動」と否定 
校長が顛末書

 
 児童の母親らへのセクハラ行為で処分された大阪市立小の民間出身の男性校長(59)=更迭=が、セクハラの意図を否定する顛末(てんまつ)書を提出していたことが、市教委への情報公開請求で分かった。英国のスパイ映画を引き合いに、保護者から情報を得るため気を引く「007の様な行動」をしてしまったとも記している。この前校長は現場復帰を前提に研修中だが、市教委内には反省を疑問視する声がある。(毎日新聞)
 
【雑感】私が担当の教育委員会に所属していたら、たぶん顛末書を見るなり大爆笑しただろう。もっとマシな言い訳を考えられないものか。小中学生ではないのだ。もうすぐ還暦のいい歳こいたオッサンだ。しかも児童たちを教育する教諭たちを束ねる校長職にいた身だ。もし私が言い逃れするなら「今まで務めた職ではこのやり方で業績も職場雰囲気も良くなったので小学校でも通用すると過信した」と強弁するだろう。これとて無茶なゴリ押し論理だ。
 ふざけているか、ナルシストが過ぎて人格に問題があるのか、いずれにせよ浮世離れしており児童たちの範となれる状態ではない。
 
 この元校長だった人と同一人物かどうか確認できていないが、同じく民間から登用された同じ59歳の校長は入学式や朝礼で自分の自慢話ばかりを並べたそうである。自慢話をするなとは言わぬ。笑いを誘う程度にさり気なくいうぐらいは構わない(ジョージ・ブッシュ氏が大統領時代に母校で「成績がCでも大統領になれる」と言って喝采と笑いを得た)が、単なる自慢では退屈なだけだ。会社の老先輩の自慢話を適当に相槌うって聞くのがどれだけ苦痛か、そしてこんな奴みたいになりたくないと思ったものだ。
 
 この民間人校長の制度は任期満了まで他の職に就けない制度欠陥があるそうだが、しかし校長として不適格であることをこの期に及んでも堂々と顛末書に記す者を復帰させてしまうと、ますます橋下徹氏をはじめ維新の信用が崩れ、幼稚な右翼児童の集まりと世間から見なされる。
 校長というのは教諭のようなプロの教師である必要はないと思っている。むしろゼネラリストとしての能力が試される。ただ、この有様では単なる勘違いのお山の大将でしかない。お山の大将は自分の腕力や立場にまかせて周りを従わせるしか能が無い。ゼネラリストは内憂外患に臨む覚悟と技能がいる。既にこの者は更迭された。
 
 ゼネラリスト失格と見なされた訳だし、教員の資格は無いので教師にもなれない。ならば、残りの任期は用務員か警備員として学校施設の維持管理にまわってもらった方が良いのではないか。
 あっ、すでに配属されている用務員や警備員たちが大迷惑だな。
 

 
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[ 2013/10/12 11:13 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

「駅馬車」 ストレス解消活劇〔85〕 

駅馬車」 
黒澤明監督が感動した西部劇の金字塔!

 

  
【原題】STAGECOACH
【公開年】1939年  【制作国】亜米利加  【時間】99分  
【制作】
【監督】ジョン・フォード
【原作】アーネスト・ヘイコックス
【音楽】ボリス・モロス リチャード・ヘイグマン W・フランク・ハーリング ジョン・レイポルド レオ・シューケン ルイス・グルーエンバーグ
【脚本】ダドリー・ニコルズ
【言語】イングランド語       
【出演】ジョン・ウェイン(リンゴ・キッド)  トーマス・ミッチェル(ブーン医師)  クレア・トレヴァー(ダラス)  ルイーズ・プラット(ルーシー・マロリー)  ジョン・キャラダイン(ハットフィールド)  ドナルド・ミーク(ピーコック)  ジョージ・バンクロフト(カーリー保安官)  アンディ・ディヴァイン(バック)  バートン・チャーチル(ゲートウッド)  フランシス・フォード(-)
      
【成分】スペクタクル パニック 不気味 勇敢 かっこいい 西部劇 1880年代 アメリカ 
  
【特徴】いうまでもなく西部劇の金字塔であり、西部劇だけにとどまらず活劇全般の教科書ともいえる。特筆すべきは1時間半余りの短い尺で登場人物全員の人間模様を描きながらアパッチ族と現代のカーチェイス並の迫力で死闘を描いている点である。構成力は完璧以上のできと言いたいほど見事だ。
 本作ではまだ若いジョン・ウェインジョン・キャラダインが出演している。

 ただし、アメリカ先住民を得体の知れない非人間的な侵略者であるかのように描いているため、近年の人権意識や民族意識の高まりでアメリカ本土では上映されなくなっている。

 黒澤監督が感動した作品としても知られている。
      
【効能】活劇を制作しようと思っている人にとっては教科書になる。
 
【副作用】アメリカ先住民を醜悪に描いているため不快感。
 
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朝鮮学校へのヘイトスピーチ 近頃の現象[九百四十七] 

<京都地裁>在特会街宣に賠償命令 
「人種差別で違法」

 
京都朝鮮第一初級学校(京都市南区)の校門前で行われた学校を中傷する大音量の街頭宣伝などヘイトスピーチ(憎悪表現)で授業を妨害されたとして、同校を運営する京都朝鮮学園(京都市右京区)が、「在日特権を許さない市民の会在特会)」と元メンバーら9人を相手取り、3000万円の損害賠償と同校の半径200メートル以内での街宣活動禁止を求めた訴訟の判決が7日、京都地裁であった。橋詰均裁判長は在特会の街宣を「著しく侮蔑的な発言を伴い、人種差別撤廃条約が禁ずる人種差別に該当する」と認定。学校事業に損害を与えたとして在特会側に1200万円を支払うよう命じた。学校周辺の街宣活動についても請求通り禁止を命じた。(毎日新聞)
 
【雑感】在特会」に百歩譲っても、京都地裁での判決は当然だ。理由を以下に述べる。
 
● 国際法は朝鮮学校の味方である。
 朝鮮学校を他の文科省監督の一条校(普通の小学校・中学校・高校など)と同様の待遇にするように、とユネスコから何度も日本政府は勧告を受けている。
 
● 神聖な旭日旗に泥を塗る行為である。 
 上記に関連して、京都朝鮮第一初級学校とは日本の学校でいうところの「小学校」である。初級学校児童の前で神聖なる旭日旗を掲げながら怒号を浴びせる構図は、諸外国から見れば誠に醜悪である。旭日旗が子供たちをイジメているように見える。
 どうしてもやりたければ、初級学校ではなく朝鮮総聯事務所に対して行うのが筋だ。大和魂は弱い者虐めをするスピリッツだとの誹りを受けてしまう。日本の恥だ。
 
● 逆に在日朝鮮人の結束が高まり、日本に対する憎悪を煽る。 
 朝鮮学校では右派市民が言うところの「反日教育」をやっている訳だが、神聖なる旭日旗を掲げながら子供たちに向かってヘイトスピーチという罵詈雑言を投げつければ、朝鮮学校が行っている「反日教育」を裏付ける結果になる。つまり児童の段階から「日本人は悪」を植え付ける事に「在特会」は結果として加担している。
 朝鮮学校へ通う児童・学生たちは在日コリアン60万人の中でも特に民族意識が強い人たちである。また、本来の母語(ウリマル)を完璧に覚えたいという動機で入る者や、あるいは朝鮮学校の多くはスポーツの強豪校なので身内に朝鮮籍がいる事を利用して入るノンポリも存在するようである。それら政治的に距離を置く人たちまでも「反日」へと変質させてしまう。
 
 「在特会」は本当に日本の国益を考えているのであれば、朝鮮学校への示威は止めるべきだ。朝鮮総聯側の主な言い分は「在日同胞は日本の厳しい差別下に置かれている」「不当な弾圧を受けている」なのだが、イメージとしてそれを裏付けてどうするのか? 「在特会」の立場に立ってみても「利敵行為」にしかならない。一部のネット上では「右翼団体は実は在日?」との疑いを投げかけるサイトが既に存在する。
  

 
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[ 2013/10/07 22:05 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(2)

第1752回「ファンレターをだしたことある?」 

こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当加瀬です(^v^)/今日のテーマは「ファンレターをだしたことある?」です。皆さんは、憧れのスターや、芸能人はいますか?加瀬はたくさんいます!結構ミーハーな性格なので、ステキな方がいたら、比較的簡単に目移りしてしまいます(笑)!これまでに、憧れの方に何度ファンレターを出そうとおもったか…。試しに手紙を書いてみたのですが、実際書くと何を伝えたいのか分から...
FC2 トラックバックテーマ:「ファンレターをだしたことある?」


 
【雑感】基本的に、ファンとは遠くから見守るべき、と考えている。精神的接触は求めないし、求めてはいけないと思っている。
 だからサイン会などではサインをお願いした事はあるが、改まってファンレターを出した事は1回しかない。
 ファンレターを出した相手は、一般の芸能界に属す人ではなく、ポルノAV関係の女性である。基本的に私はメジャーにあまり興味が無い。
 
 近頃はインターネットのおかげで、ホームページやblogやTwitterなどから「コメント」という形でダイレクトにファンが意志を伝えることができる。その結果、大昔に比べるとファンと芸能人との垣根はかなり低くなった感がある。
 私もネットを使って「ファンからのファンレター」ではなく「善意の第三者もしくは応援者からの意見具申」という形でよくコメントをする。
 

 
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「Uボート」 ビールのある光景〔1〕 

ベックス(BECK'S) ドイツ・ブレーメン産 
Uボート TVシリーズ完全版」 
潜水艦映画の金字塔!



【紹介】ビール党の私としては、ビールが印象深く登場する映画を紹介したい。特にドイツビールファンなので、当カテゴリーの第1回は「Uボート」を挙げるしかないだろう。

 「Uボート」で登場するビールのシーンは、まずは冒頭の士官クラブで繰り広げられる出撃前のドンチャン騒ぎ。

機関長と艦長
士官クラブのカウンターで話し込む艦長(右)と機関長(左)。

 この写真はカウンターでビールを注文する場面。左側の機関長は出産をひかえた妻からの連絡が無いのでソワソワと煙草をくわえている。その機関長をやや心配そうに話しかける艦長。
 中央の女性は艦長から注文を受けた生ビールをビアグラスに注いで持ってきた。ビアグラスの形状はチューリップとスニフターの中間ぐらい。チューリップ型は文字通りチューリップの花のような形でワイングラスのように脚がついている。スニフターはワイングラスをやや寸胴にしたような形である。
 女性は歳の頃30代前半くらいの豊満ポッチャリタイプ。こんな女性がビールを持ってきてくれると豊かな気分になれる。

機関長とトムセンと艦長
左から、カウンターの艦長とトムセンと機関長。

 上記場面は、本作の主人公で物語の語り部ヴェルナー少尉が便所から出た時に広がる光景。艦長たちがビールを飲んでいるカウンターは便所の横にある事が判る構図だ。
 左端に艦長の後ろ姿、その横に1級鉄十字勲章を叙勲された盟友トムセンの姿、袖口に金の三本線の袖章から彼もUボート艦長であることが判る。少し離れて俯き加減の機関長、妻の事が心配で酒盛りどころではなさそう。トムセンは舞台に上がって叙勲のスピーチをした後、戦友の艦長の隣にやってきたようだ。カウンターには飲みかけのビアグラスがいくつも並んでいる。
 因みにヴェルナー少尉は、ひょうきんで悪戯好きの次席士官に付き合ってしこたま飲まされ泥酔寸前。

醒めた態度の先任士官
乱交を冷静に眺める先任士官(左)
その後ろでは歌手(赤ドレスの女性)を口説く次席士官?


 出撃前の大宴会はますます乱闘乱交の様相を呈してきたが、堅物の若い先任士官(日本風にいうと副長)は相変わらず制服をカッチリ着こなしビアグラス片手に醒めた表情で周囲の状況を客観的に眺めている様子か。
 袖口の袖章に2本の金線がある事から海軍中尉である事が判る。(因みにUボートの艦長は大尉)ただ、ヴェルナーでも第2ボタンに2級鉄十字勲章のリボンを飾っているのに彼に勲章が何も無いことから、出撃経験に乏しい事が判る。出撃直後の潜航テストでも、次席士官がニタニタ笑い航海長は余裕の表情なのに、彼はヴェルナーほどではないが艦が軋む音に驚いている。
 なのに先任になれたのは何故だろう? ヒトラーユーゲントの団長を経験したことが高く評価されたのか? 古参の機関長は次第に先任への不快感を露わにしていく。しかし、魚雷発射の指揮ぶりは艦長の助言があったとはいえ3隻撃沈の戦果、もともと表情に乏しいとはいえ沈没時では冷静さを保ち、負傷した航海長を必死に介護するなど、立派に先任の務めを果たしていた。
 2時間バージョンや3時間バージョンでは割愛されているが、完全バージョンでは先任が抱く信念はヒトラー信者だからではなく、婚約者を連合軍の空襲で失った悲しみが背景にある事が描写されている。
 
 先任士官の後ろで同じ2本線の袖章の若い士官が巨乳の熟女シャンソン歌手に言い寄っている。画面ではよく判らないが、特徴から次席士官かもしれない。歌手の太腿に頬ずりしたりとなかなか親密だ。次席士官はこの後で炭酸水を歌手の股間に吹き付け、怒った彼女が追い掛け回す。

艦長とトムセン

 上記写真はカウンターで些か真面目な話をしているトムセンと艦長。酩酊状態の髭面トムセンは酒のアテにゆで卵を食べ、艦長は辛気臭くビアグラスのビールを一気に飲む。ビアグラスのビールは光の加減かもしれないがやや色が濃いピルスナーに見える。フランスの軍港とはいえドイツ海軍の士官クラブだから本国からビア樽を仕入れているかもしれない。
 艦長はあまり酒がすすんでいないのか、あるいはアルコールに強いのか、まだしらふだ。2人の襟元のネクタイの結び目あたりには1級鉄十字勲章が光っている。
 2級勲章はリボンだけを第2ボタンのホールに引っ掛けて飾るが、1級はネクタイのように襟に飾る事が多い。


 さて次に登場する酒盛りの場面は、物語もラスト近くになっている。物語の大詰めであるジブラルタル海峡を突破しようとして英軍の返り討ちにあい一度は沈没してしまうが乗組員全員の必死の復旧で辛くも浮上し連合軍の攻撃を逃れてイタリアの目的地へ航海する途中の場面。

兵曹長が持つペックス

 浮上する前、艦長は乗組員に対し「浮上に成功したらビールをふるまう」と約束、上記写真では約束のビールを手に深海からの生還を祝う乗組員たちが英軍のティペラリーソングを歌いながら乾杯するところだ。向かって右側の兵曹長が右手で握っているビール瓶、写真では判りづらいが映画ではペックスのラベルがハッキリと確認できる。

  現在、世界で流通しているドイツビールではナンバーワンの出荷を誇るビールがペックスである。産地はドイツ北部のブレーメン。ラベルのトレードマークにはブレーメンを表す「鍵」の紋章が取り入れられている。(ブレーメンの紋章にある鍵は角度が違うが)
 ピルスナータイプのビールで鮮やかな黄金色、抜栓するとホップの芳香が爽やかに広がる。後口にはホップの苦味と麦芽の香りが余韻として残る。ドイツビールの中ではクセが少なく、これがドイツビールでは最も世界で流通している要因かもしれない。初めてドイツビールを飲む友人にはペックスをよく勧める。
 どちらかといえば、よく冷やして飲んだ方が美味い。あるU-boat関連の書籍では、任務を終えて戻ってきたU-boat乗組員は髭を剃り風呂に入って着替えてから「よく冷えたブレーメンのビールを飲む」とあった。このペックスの事だろう。

 何故、ブレーメンのペックスがドイツ海軍御用達のようになっているのか? 私はまだ知らないが、同じ北部には海軍基地として有名なキール港があり、ブレーメンは昔から造船が盛んで軍艦も建造していた事から関係しているのか?
  
機関長とペックス
 
 同じ場面で、復旧作業の陣頭指揮を執りながら壊れた機械や機具を次々と修理し精も根も尽きて機関室の隅で眠りこける機関長に毛布を掛けてやるところ。毛布を持ってきた機関兵の手にはペックスの瓶がはっきり映っている。
  
【原題】DAS BOOT 
【公開年】1981年  【制作国】西独逸  【時間】313分  
【監督】ウォルフガング・ペーターゼン  
【原作】ロータル=ギュンター・ブーフハイム
【音楽】クラウス・ドルディンガー
【脚本】ウォルフガング・ペーターゼン
【言語】ドイツ語 一部イングランド語   
【出演】ユルゲン・プロフノウ(艦長)  ヘルベルト・グリューネマイヤー(ヴェルナー少尉)  クラウス・ヴェンネマン(機関長)  フーベルト・ベンクシュ(先任士官)  ベルント・タウバー(航海士)  マルチン・ゼメルロッゲ(次席士官)   マルティン・マイ(ウルマン見習士官)  アーウィン・レダー(ヨハン機関曹長)  ウーヴェ・オクセンクネヒト(兵曹長)   クロード=オリヴィエ・ルドルフ(アリオ機関兵)   


 
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2013年堺市長選挙(3) 近頃の現象[九百四十六] 

<維新の会>堺市長選完敗 
あかんわ橋下さん 
人気支えた女性たち離反 ぐらつく地方議員

 
 わずか1年前には「首相にふさわしい人」のトップを競っていた橋下徹日本維新の会共同代表(大阪市長)が正念場を迎えている。参院選での不振に続く堺市長選完敗で「常勝神話」は崩壊した。橋下氏は終わったのか--。それを知るには大阪の街を歩いてみるしかない。(毎日新聞)
 
【雑感】毎日新聞は朝日新聞と並んで左派よりの記事を書く。今回の堺市長選では「橋下はもう終わりだ」と言わんばかりの論調だ。
 
 たしかに女性からの支持を失う事は致命的な痛手になる。慰安婦発言騒動は橋下徹氏や保守の中の右派が主張するような「本筋とは異なるネガティブキャンペーンを張られた」としても、常軌を逸している。何故なら、人は論理よりも強いイメージに左右されるからだ。百歩譲っても、「誤解」を誘発させるリスクが最大限に高いと思われる発言を敢えてしたのだから、橋下徹氏の自業自得と断言しても差し障りない。
 
 また、やはり論理的にも私は納得できない。というのも、橋下氏はポルノや風俗などに理解を示してきた人ではなく、むしろベクトルは規制推進を向いていた。ポルノに従事する人たちの社会的地位向上に努めてきた訳ではない。そんな御仁が唐突な慰安婦発言である。根底に女性蔑視や風俗やポルノを卑しむ心根があると見なされても仕方がない。

 女性からの支持というのは勢力維持をはかる上で重要である。女性が担い手の産業というのは安定感があり、波風にもめげない強さがある。コミックマーケットが「悪書追放」という名の言論弾圧に耐え発展してきたのは若い女性が担い手だからだ。市民運動でも女性が中心の運動は発展する。逆に中高年の男性ばかりの運動体は尻すぼみになりやすい。あくまで私の経験上だが。
 だから、橋下徹氏の場合は、大阪のおばちゃんを敵に回す事は自殺行為なのである。

 ただ、前の記事でも述べたように、共産党や公明党などの鉄の組織を味方にした竹山修身陣営に対し、維新勢力は14万票もとっているのである。根強い支持層が広範囲にいる証拠である。これが負け戦馴れをしている共産党や社民党なら「事実上の勝利者は俺たちだ」とポジテェブに考えるし、さらなる結束を強めるだろう。
 今までが勝ち過ぎたのである。今回の戦で瓦解するようでは、やはり維新では「仕事」は任せられない事を証明することになる。軽薄な右翼児童たちの憂さ晴らし集団であったことを認めるだけだ。
 

 
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[ 2013/10/04 22:10 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)

「オオサカオクトーバーフェスト2013」後編 

オオサカオクトーバーフェスト2013」 
今度は飲み友達と仕切り直しだ!


オクトバーフェスト 舞台
ディアンドル姿の女性司会者と踊る観客の子供たち
 
【雑感】まだ残暑が残る9月14日は連れ合いと息子を連れて行った。上記写真のように小さな幼子たちも来場してアトラクションに参加するので、楽しんでいただけるのではないかと思ったからだ。だが、前述したように文句タラダラ言われる羽目となった。
 
 そこで、今回は飲み友達と飲みなおす事にした。すっかりオクトバーフェストに相応しい秋らしい陽気となった9月28日に行ったのだが、ただ私の方は夜勤明けのため万全のコンディションという訳にいかず、やむを得ず濃厚なパイツェンやドゥンケルは避けて爽やかなピルスナーを選んで飲むことにした。
 飲み友達は前回の記事をみて私のフトコロ具合を憐れんでくれたのか自家製の肴を持ってきてくれた。彼もよく料理をする人で、この日はモヤシのナムル風とチーズを生ハムで包んだオードブルだった。私も冷凍枝豆ぐらい持ってくるべきだった。
 けっして悪口ではないが、オクトバーフェストで売られる料理は高くて量が少ない。
 
ラーテベルガー
 
 一杯目はラーテベルガーのピルス。このピルスナーはまだ飲んだことが無い。旧東ドイツ地方の醸造所らしいから今まで目にしなかったのかもしれない。ビール通の話によると東ドイツのビールは社会主義政権下でマイスターが弾圧冷遇され、銘柄の個性が消滅してどれも平板で不味いものになったという。しかし東西ドイツが統一されてからは東ドイツの醸造所の多くは西側に吸収合併されたり、あるいは競争に負けて淘汰された。このラーテベルガーもそんな激動の中を切り抜けてきたのだろうか。
 味はけっこう麦のコクを感じて美味かったように思う。
 
ホフブロイ・サマービール
 
 二杯目はホフブロイのサマービール。夏らしく爽やかな芳香なのに麦芽のコクを感じる不思議なビールだった。売り子の女の子から1リットルジョッキを指さして「にぃちゃん、あれでいきませんか」と言われたが、夜勤明けの内臓は耐久力が無くとても挑戦する気になれなかった。他の銘柄のビールをもっと楽しみたい。
 
ビットブルガー
 
 日本でもポピュラーなビットブルガーピルス。イベントチラシには「オオサカ初登場」とあったが何故だろう? 私は何度も飲んだ事があるのだが。「オオサカオクトバーフェスト」では初登場という意味だろうか?
 
ヴァルシュタイナー

 次はヴァルシュタイナー、この頃になると繊細な味覚は鈍くなってきたが、しかしドイツのピルスナーは美味い。日本ではヱビスと発泡酒の違いくらいならその辺のオッサンでも判るだろう。だがキリンラガーとサッポロ黒ラベルとスーパードライの違いが判らん人は大勢いる。また日本の地ビールのピルスナーも一様に味と香りに大差はない。
 ところがドイツのピルスナーはどれも個性豊かなのだ。しかも日本のピルスナーと違って芳香が素晴らしい。ドイツ式のビールをつくる地ビールも同じだ。
 
スパーテン
 
 意外だったのはこのスパーテンだった。既に2リットル飲んで嗅覚と味覚が麻痺しているのか、日本の地ビールのピルスナーに近い味に感じた。
 
ケーニッヒ・ルートビッヒ・ドゥンケル
 
 ピルスナーばかりだと愛想無いのでドゥンケルにも手を出した。ケーニッヒはピルスナーが美味いのだが、ここでは置いていなかった。
 この後も何か飲んだような気がするが覚えていない。
 
 翌日は爽やかな二日酔いだった。頭痛も吐き気もない。さすがはドイツビール。これがヱビスやプレミアムモルツでは多少は不快感が残るし発泡酒にいたっては吐き気に悩まされるところだ。これは私個人の感想であり、あくまでドイツビールと私との相性が良いのだろう、と言っておく。
 しかし平衡感覚がまだ正常ではなく、雲の上を歩くような感覚になる時があった。そんな身体をおして、私は堺市の主権者の一人として1歳児の息子を負ぶって市長選の投票所へ向かった。
 

 
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堺市長選挙 近頃の現象[九百四十五] 

維新敗北 橋下氏「堺市民と大阪市民は違う」
 
 橋下氏は30日、大阪市役所で記者団の取材に応じ、堺市長選敗北による大阪都構想への影響について「堺市民と大阪市民の判断は違う。維新といえば都構想だ」と述べ、都構想実現を目指す方針に変わりはないと訴えた。(産経新聞)
 
【雑感】こないだの日曜日は堺市長選投票日である。もちろん、私は堺市の「主権者」の一人としてやや二日酔い気味の身体を押して投票に行った。(なぜ二日酔い気味なのかは後日記す)
 
堺市長選ポスター
 
 女性誌の表紙のような写真は市長選挙のポスターである。誰が考えたのか知らぬが、なかなか面白い。谷村美月氏は堺出身だったのか。できれば、話題となったスキンヘッドで投票を呼び掛けてほしかった。
 
 さて、今回の選挙は少し異色だった。自民・民主相乗りというのはべつだん地方選挙では珍しくない。ところが、いつもはそんなオール与党体制に反旗を翻し負けると判っている戦を仕掛けてくるのが共産党だったのに、なんと現職竹山修身氏支援なのである。以前なら独自候補を擁立させたものなのに。平素は何かと野党として市政を批判してきた共産党が現職候補を応援するとは何か違和感があって気持ち悪い。
 
 大阪維新の会橋下徹氏はそんな竹山陣営をオール与党の相乗りを指摘して堺市や大阪府の改革が阻害されると訴えたが、竹山陣営は巧く切り返した。堺を守るため一丸となった、と。
 都構想が実現すると堺市は3つ程度の特別区に分割される。分割されてはたまるか!と日頃の恨み辛みは忘れて堺市内の与野党が団結して大阪市からやってきた侵略者を迎え撃った、と。
 
 前回の記事で対立候補の西林克敏氏を厳しく批判してしまったが、少し可哀想にも思う。竹山氏と一騎打ちで戦ったのに、マスコミが竹山氏と並んで話題にするのは橋下徹氏だ。ニュースで論評するとき、竹山氏のアップ写真の隣には対立候補の西林氏ではなく橋下氏の顔写真、これでは橋下氏が堺市長選に立候補していたかのようだ。
 
 ただ、マスコミは「維新大敗」と連呼するが、私はそうは思わない。あれほど維新にとってネガティブな報道がなされ、さらに選挙戦では鉄の組織を誇る共産党や公明党までが竹山陣営に味方し、維新はいわば孤立無援の闘いをやった訳である。その割にはなんと14万票も獲得したのである。もっと泡沫候補なみのジリ貧になっていてもおかしくないのにだ。しかも私の地元である南区では西林陣営の方が勝っていたという。
 共産党がいつものへそ曲がり的に独自候補を出していたら、維新の方が少差で勝っていた可能性もある。
 
 最後に私は誰に投票したのかというと、市長は竹山氏へ、市議補選は共産党候補に入れた。竹山氏では大きな変革は望めないが維新のようなチョンボはやらないだろう。共産党は体制権力へのチェック機関としては有能だ。
  

 
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[ 2013/10/01 23:27 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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