劇場版「相棒」の誤算? 近頃の現象[一〇〇七]
劇場版『相棒』の大ヒットを阻む
『テルマエ』と『アナ雪』の脅威
「こんなはずではなかった」「当初の計画が狂った」――。
人気ドラマシリーズ『相棒』を放送するテレビ朝日局員から、こんな声が聞こえてくる。水谷豊主演の同ドラマは、テレ朝を支えるキラーコンテンツ。その3本目となる『相棒‐劇場版III‐巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』が、26日から全国公開された。(日刊サイゾー)
【雑感】「相棒」は私も好きでよく観ている。犯人の多くは決して悪人とはいいがたい知能犯たち、訳あってやむを得ず犯罪に手を染める羽目になったその道のスペシャリストや知識人たちだ。この部分は「刑事コロンボ」や「警部補 古畑任三郎」とも共通している。イギリス紳士のような訳アリ刑事・杉下右京警部が腰低い上品な物腰と丁寧な言葉づかいで、犯人に匹敵する知識を披露し犯人の専門分野に理解と共感を示しながらを追い詰めていくのが特徴だ。
「テルマエ」は覚悟していただろうし、多少の楽観もあったと思う。「テルマエ」の続編がこの時期に公開されることは事前に判っていたし、多くの続編映画は前作のようなホームランにはならないからだ。こういう場合はむしろシリーズ化された映画のほうが強い。多少のマンネリズムも固定客の存在でカバーできる。
単なる続編映画では無意識に1作目以上のものを期待して落胆してしまうパターンが多いが、シリーズ化された作品では素朴に作中の登場人物に会う事を目的にする。「男はつらいよ」で新機軸なんか求めない、寅さんに会うのが目的だ。「釣りバカ」で環境問題やサラリーマン批判なんか期待しない、浜ちゃんたちを観て安心したいのだ。
今回の「相棒」も右京たちを拝むのが目的、予告編にあるように熱帯雨林の中をパリッとした乱れない背広姿で彷徨する右京を観たいのだ。
だが、今回の「アナ雪」は私も誤算だった。友人や映画レビュー仲間たちから続々と「良かったで」との感想が届く。ディズニーの宣伝工作に負けたのか?
しかし毎年新作を繰り出すディズニーの作品に、私は特に魅力を感じたことはなかった。アメ公・・、失礼、アメリカ人特有の偽善と狡猾さを感じてしまうのだ。それからキャラデザインも生理的に好きになれない。
もちろん、私は食わず嫌いではないので、一応は目を通す。劇場では観ないが後で必ずDVDで確認する。
私ほどディズニー嫌いではなくとも、ディズニーアニメのセンスにイマイチ感を抱いている日本人は少なくないはずだ。かつてはディズニーアニメが世界を席巻し、手塚治虫氏はディズニーコンプレックスに陥っていた事は有名な話だったが、今は違う。日本のアニメが世界をリードしている。
日本の子供たちはディズニーよりもプリキュアやピカチューやワンピースを見る。
それにしても今回の成功の一因は何だろう? 話題作であればなおさらへそ曲りの私は半年後のDVDレンタルを待つので、当面は未観状態だから作品内容について何とも言えない。
ただ、これは私がよく言う事なのだが、日本語吹替の拙さ、吹替の脚本と声優の演技で原版の俳優の演技が台無しにされてしまう事が多々あるといつも感じてしまう。そのためどちらかといえば字幕派になってしまう。映画の内容が難解の場合は字幕の後で吹替(字幕よりも吹替の方が情報量が多い)も観るが、概ね俳優の生の演技を観たいゆえ字幕を優先する。
これが今回の「アナ雪」では秀逸のようだ。「アナ雪」はミュージカルでもあるため劇中歌がよく出る。従来の吹替では歌唱力のある声優の確保が難しいため歌の部分のみ吹替せず字幕付きで流す。ところが本作では声優が日本語訳された劇中歌を歌うのだ。
これはディズニーの周到な販売戦術でもある。公開する国ごとに、その国の言語で歌詞を付けその国の声優に歌ってもらう方針のようだ。字幕になるとまだ読み書きが不得手の幼い子供もストレス無く映画を観賞できる。
そしてこのディズニー側の要求に、声優を務めた松たか子氏と神田沙也加氏は完璧に応えたようである。予告編を覗いただけだが、松たか子氏は見事な歌唱力と声で忠実に作品世界を日本語で描写していた。
これはディズニーの勝利だ。



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反原発漫画「美味しんぼ」批判。 近頃の現象[一〇〇六]
スピリッツ編集部がコメント
4月28日発売の「ビッグコミックスピリッツ22・23合併号」(小学館)に掲載された「美味しんぼ」について、福島第1原発の見学から帰ってきた主人公らが原因不明の鼻血を出したとする描写に対し、風評被害を招いているとして批判が集まっている。(ねとらぼ)
【雑感】雁屋哲氏らは反原発志向だから、当然ああいう内容になる。
反原発の急進派Twitterを眺めていると、もっと酷い内容が流布されている。具体的データまで公開している。彼ら彼女たちの言い分を総合すると「風評被害? とんでもない!事実だ!現実だ! 政府の甘言に惑わされるな! 東日本から、いや日本から脱出するんだ! いい加減に目を覚ませ!」
それらの主張に比べたら、「美味しんぼ」はまだぬるい描写だ。
実在の人物まで登場させて発表するのだから、雁屋氏自身が取材し批難に耐えうるだけの材料を集め、自身も鼻血や倦怠感を感じたという事なのだろう。覚悟の上の作品発表だろう。
ここは是非とも第三者主催による公開討論を行ってどちらに分があるか論証するべきだ。
ところで、「美味しんぼ」ではチェルノブイリ原発事故発生直後に山岡史郎の口を借りてヨーロッパの農産物は危険だと警告し、安全なのは南半球のオーストラリアの農産物だと主張されていた。それ以降、「美味しんぼ」は再々オーストラリアを題材にしていた。
で、ビール党の私は当時からドイツビールやチェコビールを飲んできた。今のところ、身体は何ともない。



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晴雨堂は議員定数削減に反対である。 近頃の現象[一〇〇五]
統計開始以降初めて―島根県
島根県は28日、2014年4月1日現在の推計人口が69万7489人となり、1920年の統計開始以降、初めて70万人を下回ったと発表した。推計人口が最も多かった55年(4月1日現在)の92万9066人に比べると、約4分の1減った。島根県の人口は、都道府県別では全国で2番目に少ない。(時事通信)
【雑感】マスコミや世論はこぞって議員定数削減の大合唱だが、私は反対である。
過去にも何度か言及したが、「一票の格差」と「議員定数削減」を同時に単純に解消するとなれば、過疎県である島根県や鳥取県、そして我が郷里高知県から議員を出せなくなる。折衷策をとったとしても、過疎県の発言力後退は避けられず、関東や関西などの大都市圏の主張ばかりが通る事になる。
そもそも「一票の格差」と「定数削減」を同時に行う事を合唱する自体、既に大都市圏の無知蒙昧で身勝手な主張であり、地方の事を全く考えていない動かぬ証拠である。
過疎県の切り捨ては即ち社会的少数者や社会的弱者切り捨てに通じる。日本の2倍以上の人口を誇るアメリカでは日本の半分近く少ない議員数である事を引き合いに出す輩がいるが、アメリカには独立国なみの権限を持つ「州」という地方自治体があるから国政が上手く回るのだ。
日本では自治体の権限自体がもともと弱いうえに、自治体も財政難から目先の不満を唱える世論に迎合して定数削減を行い議会が弱体化しているのだ。
定数削減をしたところで、財政難解消の足しにもならん。単なる国民世論向けの言い訳の儀式に過ぎない。それどころか、議院内閣制の日本では最大与党が総理を出す習わしゆえ、議会の弱体化は組織力のある巨大与党の独占につながり、それは行政の独裁につながる。
さらに正気の沙汰とは思えぬのは、これらにプラスして「議員報酬削減」まで主張する輩がいる。報酬だけでなく、公共交通機関無料パスやその他移動費の補助まで「議員特権」だと決めつけて廃止を目論む輩がいる。政治の楽屋裏を知らぬ大半の主権者にウケが良いように目先の綺麗事を並べて国政をジリ貧にする魂胆か?
仮に「一票の格差」「定数削減」「報酬削減」を断行したとしよう。
我が郷里高知県はたった76万強しかいない。いま住んでいる堺市より少ない人口があの広い県に住んでいるのだ。徳島県はやや多い78万、香川県は99万、最も経済的に恵まれている愛媛県は140万、四国四県あわせても400万満たない。狭い大阪府には880万以上もいるのに。
下手をすれば選挙区は県単位ではなく四国選挙区に統合され、愛媛と香川以外はだだっ広い選挙区に議員一人になってしまう。一口に四国といっても、徳島・高知・香川・愛媛はそれどれ方言も違うし経済状態も違う。各地域で抱えている問題が違うゆえ、議員は広い四国を回って政策調査をしなければならない。そこへ報酬削減と交通費補助が廃止になったら、それこそ議員の視界に過疎県や過疎市町村は入らなくなる。
「一票の格差」と「議員定数削減」などと相矛盾する事を行うなど愚の骨頂である。「一票の格差」のみの解消を目指し、定数はむしろ加増し、報酬は据え置きだ。
ニュースの街頭インタビューで通行人が「議員、減らさないかん」「報酬もらいすぎ」と発言するたびに、語弊を恐れずに敢えていえば「こいつら半殺しにしたろか」と思ってしまう。地方を殺す発言だからだ。都会人の無知蒙昧傲慢不遜極悪非道な発言にしか聞こえん。背景にある建物から、だいたい東京の千代田区とか大阪の梅田が多い。
目先の感情論や利害に惑わされると、困るのは我々主権者だ。気が付いた時は首が絞まり切っているぞ。



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今日の昼御飯(2) 晴雨堂の晴耕雨読な食生活[百六十五]

【雑感】日曜の昼は手を抜きがちになる。連れ合いは二歳児の息子にはちゃんとした食事を調理して食べさせるが、自分の分はレトルトのカレーで簡単に済ませた。私もレトルトのカレーを食べるつもりだったが、先ほどの買い物でキムチを買ったことを思い出して韓国のインスタント袋麺「辛」ラーメンにした。
上記写真の通り、食器洗いの手間を省くため学生時代のように丼鉢に盛り付けず鍋のまま食べる。付け足す具材はキムチと乾燥ワカメ。インスタントラーメンに不足しがちの栄養素のかなりの部分はこれで補える。珈琲カップに入れているのは健康に良いとされる南アフリカ産ルイボスティー。
以前の記事にも書いた事があるが、90年代初頭の頃、大阪生野区の町工場で働いていた時に職場近くの韓国食材店で輸入物の「辛」を見つけた。赤い袋で良く目立つ、ハングルばかりになった韓国の製品には珍しく漢字を前面に立てているデザインに惹かれた。何より香辛料を効かせた辛いモノが好きだった。
しかし、購入してさっそく調理してみたら、スープは化学調味料臭くて不味く、麺はゴワゴワしている割にコシは無く大味、ハッキリいって二度と買わんと思ったものだ。が、いつの間にか品質改善がなされていて旨いインスタントラーメンに変貌した。

ところで、こないだ書斎の整理をしていたら上記写真にあるチラシが見つかった。もうとうの昔にキャンペーン期日は過ぎているが、チラシの保存状態はなかなか良い。
あの頃は少女時代がブレイクしてKARAが続いた。次にやってくるKポップ美女ユニットはどんな人たちかなと思っていた頃にこのT‐ara!が日本進出。
当時はまだ日韓関係は今ほど悪化はしていなかった。韓流ドラマ全盛でどのチャンネルでも放送されていたような感がするし、韓流に悪態をつく人々は一部の偏狭で愚かなエセ右翼に限られていた。なんだか遠い時代になったような気がする。
これはどの国どの民族どの主義者にもいえる事だが、視野狭窄に陥るとろくな事がない。特に日本は八百万の神の国であり、海外のモノとも上手く共存していた。七福神が良い例だ。日本生まれの神様は恵比寿様のみ、あとはインドや中国の神様だ。これを知らずに右翼を名乗る人がもしいたならモグリである。
平仮名・片仮名・漢字約二千字・アラビア数字・ローマ字を義務教育の段階でマスターする。韓国朝鮮のように漢字を外字扱いして排斥しない。居酒屋へ行けば和洋中韓の料理を楽しめるし店によってはこれらに加えてメキシコや東南アジアやインドも楽しめる。
大和民族の誇りがあるなら、海外の偏狭ナショナリズムに安易に反発してヘイトスピーチを繰り出せぬはずである。



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金姸兒騒動にみる韓国の過ぎたるナショナリズム。 近頃の現象[一〇〇四]
ソトニコワを誹謗中傷
「私が間違いを犯したの?」
韓国内を騒然とさせたソチ五輪フィギュア女子、キム・ヨナの採点問題は、国際スケート連盟(ISU)が韓国スケート連盟の不服申し立てを受理したことで、新たな局面を迎えた。韓国内では勝訴の自信をのぞかせ、勢いに乗ったキム・ヨナのファンはネット上でISUのチンクワンタ会長の辞任を求める署名活動を展開する始末。一方、ロシア側は五輪から2カ月近くを経ての提訴に「荒唐無稽だ」と困惑を隠せず、キム・ヨナを抑えて金メダルを獲得したアデリナ・ソトニコワはフェイスブックが誹謗中傷で炎上、「私が間違いを犯したの?」と打ちひしがれている。(産経新聞)
【雑感】まず、大手嫌韓メディアの急先鋒である産経新聞の記事なので、ある程度は割引で読み取らなければならないが、事実関係のみを吟味しても韓国の一部のナショナリズムは大らかさが無く劣等感に満ちている。しかも行動が短兵急が過ぎ度を越している。(余談1)金姸兒選手が練習拠点を一時期カナダに移したのも、過ぎた行動をとるファンの存在ではないか?
ソトニコワ選手個人への誹謗中傷などはとんでもない話で、そんな事をすれば真央シンパであるソトニコワ選手はますます親日になり嫌韓になるだろう。
そして、これほど「熱心」な抗議行動を展開されると、人情として逆に平昌五輪では自国選手贔屓の採点を露骨に頻発させるのではないかと警戒心を抱かれる。どの競技でも公正かつ客観性を確保するため概ね審判は第三国出身者を充てているのは、どうしても人間というものは本能的に自分側を贔屓に見てしまう事を考慮しての事だが、今回の抗議行動を裏返せば自国選手が不本意な結果を出すたびに「他人のせい」にして抗議されかねない。
ソウル五輪でもボクシングの試合で判定を不服の韓国選手が座り込み、韓国側コーチが審判に暴力を振るって乱闘騒ぎ。競技が中断され審判団は主催者(韓国ソウル)に対し抗議の退席した事件は未だに印象に残っている。
このままでは平昌五輪が思いやられる。日本は逆に言わなさ過ぎるので国益を失うが・・。
(余談1)例えば、韓国系アメリカ人たちが米国内での市民運動で慰安婦像を建立したり「日本海」と「東海」併記運動を展開するというのは、今は良いかもしれないが、かつて日米開戦で日系人が丸ごと拘束され収容所へ送られた歴史を鑑みればわかるように、米韓関係が険悪になるとたちまち韓国系アメリカ人は丸ごと敵性勢力扱いになってしまう。
太平洋戦争時、多くの日系二世たちがアメリカへの忠誠を示すため米軍に入隊し日本軍と戦った。戦後、進駐軍の一員として日系兵士や将校は通訳として活躍したのは有名だ。日系人にとって祖国はアメリカであり、日本は父母の故郷に過ぎない。ましてや現代の日系人にとっては先祖のルーツの国でしかない。
同様にアフリカ系アメリカ人にとっても、アレックス・ヘイリー著「ルーツ」で一時期アフリカ回帰現象が起きたが、あくまでアフリカは発祥の地であってアフリカ人である前にアメリカ市民である。
日系・アフリカ系に限らず他の移民たちも同様なのだが、韓国系だけはアメリカ人であってもルーツの国への帰属意識を強く持つ。国籍をアメリカに移しても以前として祖国は韓国であるかのようだ。米国内での慰安婦像建立や「東海」問題もそうした感情から出ている。
韓国系アメリカ人を支持した議員たちは、明らかに苦笑い顔で「有権者の〇〇%は韓国系なので・・」を真っ先に理由に挙げている事から、言い分を理解し支持しているというよりは票田のためにやっている事は明白だ。
人間関係がいつまでも晴とは限らない。明日は嵐になる事もあり得る。それは国際社会でも同じだ。韓国のナショナリズムは逆に韓国の国益を損ない逆に自分の首を絞める事になる危うさがある。



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「スター・トレック イントゥ・ダークネス」 寂しさをまぎらわす時に〔26〕
スタトレの世界を継承しつつ別の作品へ。
【原題】STAR TREK INTO DARKNESS
【公開年】2013年 【制作国】亜米利加 【時間】132分
【制作】
【監督】J・J・エイブラムス
【原作】ジーン・ロッデンベリー
【音楽】マイケル・ジアッキノ
【脚本】ロベルト・オーチー レックス・カーツマン デイモン・リンデロフ
【言語】イングランド語 一部クリンゴン語
【出演】クリス・パイン(ジェームス・T・カーク) ザカリー・クイント(スポック) ゾーイ・サルダナ(ウフーラ) ベネディクト・カンバーバッチ(ジョン・ハリソン) ジョン・チョー(ヒカル・スールー) サイモン・ペッグ(モンゴメリー・“スコッティ”・スコット) カール・アーバン(レナード・“ボーンズ”・マッコイ) ピーター・ウェラー(マーカス提督) アリス・イヴ(キャロル・マーカス) ブルース・グリーンウッド(パイク提督) アントン・イェルチン(パヴェル・チェコフ) ノエル・クラーク(-) ナズニーン・コントラクター(-) アマンダ・フォアマン(-) ディープ・ロイ(-) クリス・ヘムズワース(ジョージ・カーク) ジェニファー・モリソン(ウィノナ・カーク) レナード・ニモイ(スポック) アイシャ・ハインズ(-) ジャック・ローファー(-) リー・レハーマン(-) スコット・ローレンス(-)
【成分】不思議 パニック 不気味 勇敢 絶望的 かっこいい
【特徴】前作で全く新しいスタートレックの物語が始まった。歴史が変わってしまい、優等生のエリート士官だったカーク船長がやんちゃな若者に、スポックとウフーラが恋人関係に。全く新しいスタートレックの物語が観れると思っていたら、ウイリアム・シャトナー版をよく言えばオマージュ、悪く言えばパロディに終わっている。
【効能】迫力あるアクション場面にストレス解消。
【副作用】物語の展開が平凡で失望。
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小保方博士が不正をやったと断定した石井俊輔氏にも不正疑義か。ひょっとして「不正」は学会の裏常識? 近頃の現象[一〇〇三]
新たな万能細胞「STAP細胞」の論文に不正があったとされる問題で理化学研究所の調査委員長を務めた石井俊輔・理研上席研究員が25日、自身の論文に不正の疑義が出たことを理由に委員長を辞任した。調査委は、STAP細胞論文の不正問題で著者の小保方(おぼかた)晴子・理研研究ユニットリーダーから出された不服申し立てについて審査中。最終報告の取り扱いや、再調査の判断に影響が出そうだ。(毎日新聞)
【雑感】面白い展開、というか期待していた展開なんやな、これが。
そもそも、小保方晴子氏がなぜ「悪意のない間違い」と浮世離れした主張を堂々とするのか、そして彼女の上司である笹井芳樹氏が理研の利益を守る立場、保身に走る姿勢をとりながらも小保方氏を擁護するのか、答えは簡単ではないのか。
小保方晴子氏は単に諸先輩や周囲の流れに合わせていただけ、仮に小保方氏を運送会社のトラックの運ちゃんとしよう。制限速度50キロの道を皆で100キロの速度で飛ばしていたら、たまたま先頭を走っていて目立っていた小保方車が捕まって50キロオーバーの速度違反、すると会社が突然カマトトぶって「50キロもスピード違反をやっていたとは信じられない」と断罪し、社内調査で「小保方トラックが突出して違反をしていた。目に余る」との結論を出した当の担当者がスピード違反をやっていたのだ。
小保方氏にとっては内部の「常識」に従っていただけなのに急に所属組織がカマトトぶって極悪人扱いしてきたら、反発するのは無理からぬ事だろう。だからこそ、「未熟」は認めても「不正」は認められないし、堂々と記者会見で反論できるのだ。若くて未熟な研究員だからこそ、偉い先輩のやり方を真似るからな。
職場でもある。製品の寸法を0.03ミリ以内の誤差に旋盤加工するのが規格なのだが、たまに0.05になってしまう時がある。そんな時は「まあ0.07くらいまでは品質に問題ない」と流してしまう。つまりここで裏規格が登場する。
どこの職場でも裏の基準や規格や常識がある。大学の卒論にしても、書式と字数が規格内に収まっていたら多少の内容の悪さには目を瞑って通す。まさか高度な学術論文でも同様の事が多々あるとは思わなかったが。



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笹井芳樹の立場。 近頃の現象[一〇〇二]
小保方氏を指導の笹井氏
STAP(スタップ)細胞の論文問題で、論文執筆の中心メンバーである理化学研究所発生・再生科学総合研究センターの笹井芳樹副センター長(52)が16日午後3時から、東京都内で記者会見を開いた。(読売新聞)
【雑感】自分が置かれている立場を淡々と語った、そんな印象だ。それ以下でも以上でもない。
製造メーカーにたとえたら、発生・再生科学総合研究センターは理研の「神戸工場」にあたる。笹井芳樹氏はそこで副工場長か製造部の部長をやっているようなものだ。そして小保方晴子氏はその下で生産ラインの班長をやっている。小保方班長が手掛ける製品でクレームが出た。直接の上司である笹井氏がついに矢面に立った訳だ。
笹井氏は組織を代表する立場である一方で、一科学者として共著者に加わっている。理研の責任者として論文撤回を妥当とする判断をする一方で、科学者としてSTAP細胞を否定する訳にもいかないか。



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第1828回「お菓子にいくらまで出せる?」
こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当の山本です今日のテーマは「お菓子にいくらまで出せる?」です。最近、百貨店とお菓子業界がコラボして「高級なお菓子を販売します!」というニュースを耳にすることが増えました興味があるので、調べてみるのですが値段が高い一般庶民にはかなり厳しいお値段でしょんぼりしてしまいます笑ところで皆さん、お菓子にいくらくらいまでなら出せますか??山本はガム中毒者なので、ガ...
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【雑感】私がよく買うのが森永ビスケットの「Choice」だ。

ほのかにバターの香りがあって、珈琲との相性が良い。私は書斎でPCを睨みながらよく食べる。Choiceを食べるときは珈琲はブラックで飲む。下手にミルクなんか入れると、せっかくの珈琲の香りとChoiceのバター風味が楽しめない。

森永ビスケットといえば、1923年発売開始のMaryがトラディショナルで好きなのだ。口にほおばったときに漂う牛乳の甘さと小麦の香ばしさがグッドだが、シンプル過ぎてお菓子感覚が薄い。そのため乾パン代わりに備蓄食料にもしている。
その点このChoiceはまぎれもなくお菓子だ。Maryに遅れること15年後に発売、これはビスケットというよりバタークッキーだ。
森永ビスケットは7種類ほどあったような気がするが、私が購入するのはこのChoiceとMaryと1960年発売のmoonlightの3種類にほぼ限定している。シンプルな菓子ゆえ飽きがこない。
近所のスーパーで一箱180円弱で売っている。これを1週間ほどもたせる。以前であれば1人で一気に小一時間で全部食べたものだが、連れ合いが血糖値について執拗に警告してくるので1日に4枚程度にしているのだ。(隠れて、隠しおやつを食べる時が多々あるが)



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第1831回「増税後!削っている費用はありますか?」
こんにちは!FC2トラックバックテーマ担当の西内です今日のテーマは「増税後!削っている費用はありますか?」です。皆さんは、増税したという実感わいていますか?私は普段は1,000円程度の買い物しかしないので増税後もなかなか実感がわいていなかったのですが、先週末に10,000円以上の買い物をしたときにあ〜消費税高い!高くなってる・・・と実感しました実感してからは、ちりも積もればだと思って食費をできるだ...
FC2 トラックバックテーマ:「増税後!削っている費用はありますか?」
【雑感】今のところは無いが、息子が若干の障害を抱えているのでリハビリ指導を受けるのに銭がいる。
以前は食材の大半を基督教系の消費者団体と左派系の消費者団体から購入してきたのだが、次第に近所のスーパーの安売りへと移行しつつある。熱心な消費者運動家に言わせると、スーパーの安売りはリスクがあるそうなのだが、背に腹は代えられない。幼い息子には良いモンを与えて親は安物を食う毎日だ。
そうなってくると必然的にやり玉に挙げられるのが私の晩酌代である。そもそも私がエコロジーに関心を持つきっかけの一つとなったのがビールであり、ドイツのバイエルンで1516年に施行された「ビール純粋令」(余談1)が私のエコ思想の根幹になっている。したがって、ビールの質を落とす事は私の思想を捨てることであり、捨てるとなれば、エコロジストである連れ合いにもエコロジーを捨てさせ一蓮托生を求める事になる。
私は発泡酒は飲まない。副原料を使ったビールも飲まないし、それをビールとは認めない。麦芽100%にこだわる。普段飲むのはハートランドの瓶ビール。なければプレミアムモルツかヱビスの缶ビール。それもなければ最近になって麦芽100%を打ち出したキリン一番搾り。
以前は晩酌にドイツ産のビールをよく飲んでいた。レーベンブロイ・ペックス・ホルステン・ケーニッヒピルスナーなど。地ビールエチゴビールなどもよく取り寄せた。
だが近所の酒屋からは次第に外国産ビールが姿を消して、今やアメ公の・・、失礼、アメリカのバドワイザーかオランダのハイネケンだけになってきた。
ドイツビールを飲める機会は、天王寺公園で毎年秋に催されるオクトバーフェストか、友人と極たまにドイツビールを出してくれるビアホールかレストランに行くのみ。普段はハートランドだ。
アルコールを分解する酵素が少ない連れ合いは酒が飲めず生まれながらにして酒文化を知らない、だから酒は無駄遣いの対象にしか見えない、何か不愉快な事があると「発泡酒にしろ!」と圧力をかけてくる。
いよいよ、ビールが飲めなくなってきたら、ビールよりほぼ半分の値段のドイツ産ノンアルコールビールを取り寄せる。連れ合いは「そうまでしてビールが飲みたいのか?アホちゃう!」と批難する。
それなら私は書道家である連れ合いの高そうな筆と硯をぶち壊すと牽制する。有段者で師範代なのに書道教室を開かない、能力があるのにそれを稼ぎに応用しないのも無駄ではないか。
そんな膠着状態が続いている。
(余談1)バイエルン公ヴィルヘルム4世が制定した法律。ビールの品質劣化を取り締まるため、麦芽・ホップ・水以外の材料を使うことを禁じた法律である。後に酵母の存在が確認されると酵母も材料に、また当初は大麦麦芽のみだったようだが小麦麦芽も加わる。
この法律は厳格にドイツ国内で守られてきたが、対象とするビールが生産物だけでなく国内を流通する外国産にも適用されていたため慢性的に経済摩擦を起こしていた。とりわけ、副原料を喜々として使うアメ公・・、失礼、アメリカからの圧力は激しかったと噂されている。
現在は事実上「ビール純粋令」は法律としての効力を失ってしまったようだが、それでもドイツ国内の醸造業者たちの多くは「ビール純粋令」に則った生産を続けている。
当然の事ながら、私は「ビール純粋令」を強固に支持する者である。4月23日がその記念日だ。再来年は制定500周年、その日は飲みまくるつもりだ。



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第1830回「帰り道に寄り道してしまうところ」
こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当藤本です今日のテーマは「帰り道に寄り道してしまうところ」です。最近はあたたかくなって「すぐに家であたたまりたい!」ということも減ってきたのではないでしょうか皆さんは学校や、会社、どこか寄られた時の帰り道「ついついこの場所によってしまう」という場所ありますか?わたしはご飯屋さんなんですが帰り道に大好きなうどん屋があるんでついつい寄ってしまうんです。。帰...
FC2 トラックバックテーマ:「帰り道に寄り道してしまうところ」
【雑感】映画ブログを運営しているので映画館と言いたいところだがマクド(マクドナルド)が多い。
職場近くにマクドがある。昼勤時は寄らないのだが、夜勤明けは身体が消耗してカロリーの高いものを欲するのか無性にマクドに行きたくなってしまう。いつも注文するのはシンプルなソーセージマフィンとハッシュポテトとホットコーヒーのセットにホットアップルパイを付ける。
当ブログの読者は「ミカエルは反米を公言しているくせに喜々としてマクドに行ってる」と批難するだろう。いかにも私は反米でありアメリカ料理をこき下ろしてきた人間であり、特にアメリカを象徴するビール「バドワイザー」を糞味噌にけなしてきた人間である。マクドなんて毎日食べていたら成人病になるとまで言ってきた。
だが、私は反米ではあるが博愛精神の人間でもあるのだ。「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉があるが、私は坊主は憎くても袈裟は好んで着用する人間なのである。
そもそも日本民族の真骨頂は八百万の神の精神。排他的島国根性のイメージがある日本人だが、文化の吸収については驚くほど開放的で呉越同舟でも平気なのである。だから一神教の人達から見れば奇異に見えるお宮参りに神社へ行って結婚式はキリスト教の教会へ行って法事は仏教のお寺に行く事に違和感を全く感じない。
一時そんな感覚は国際社会では非常識ではないのかと思っていたが、世界平和を推進するにはむしろ呉越同舟に違和感を感じない八百万の精神こそ世界人民が支持しなければならないと思うようになった。
マクドの料理はハッキリ言って身体に悪い。これは当のアメリカ人も指摘している。しかしあくまで毎日三度の飯がマクドなら成人病リスクが高まるが、たまに夜勤明けで食うのは構わん。夜勤で身体が疲弊すると無性にカロリーが高いものを欲する、普段は肉を食べないのにマフィンに挟んでいる豚肉ソーセージが美味い、これは生理的に意味があるのだろう。日常にアクセントをつけなければ気分も沈滞する。
カロリーの高いものを食べたら、カロリー消費を促進させる効果のある珈琲を飲む。頭が活性化するとおもむろに携帯電話を取り出してメールやTwitterをやる。スマートフォンやタブレットならもっと便利かもしれないが、私はガラケーにこだわる。



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理研に未練があるのか?晴子ちゃん。 近頃の現象[一〇〇一]
「別の人が成功」主張
新しい万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文問題で、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)は9日午後の記者会見で、「STAP細胞はある」と明言した。英科学誌ネイチャーに発表した論文の撤回については「STAP現象が間違いであったと発表することになる」と述べ、同意しない考えを明らかにした。(時事通信)
【雑感】論文を一度撤回してしまったら、仮に後から第三者がSTAP細胞作製に成功した場合、手柄はその第三者のモノとなる。第三者が科学史に残るノーベル賞級の「発見者」となり、小保方晴子の名前は表舞台から完全に消える。
すでに理研関係の調査委員会は「小保方単独による捏造」と烙印を押している訳で、研究者としての信用は地に落ち研究者としての前途が絶たれたも同然の現状では、彼女にとってSTAP細胞の存在は生命線だ。撤回はできないだろう。

一連の騒動で、あの劇的な記者会見の時より面やつれしたようだ。前回では弁達者でよく通る自信に満ち溢れた声だったが、今回は腹に力が入っていない。あの時、まさかこんな晴子ちゃんになってしまうとは誰が予想しただろうか?
しかし、やはり平素の晴子ちゃんは弁がたつ頭の回転が速い人である事を窺わせる。レジメがメモのようなものを持っていたようだが、けっきょく「原稿」を見ずに話し切った。話したいと思う内容は全て頭に叩き込んでいるようだ。
私も大勢の人の前でマイク握って話した事があるが、非常に緊張して、場慣れしても話したい事をうっかり言い忘れてしまったり、言わんでもいい事を言ってしまうなど失敗が多い。
素人なら緊張で言葉が出ずに押し黙るものだが、彼女は流暢だった。2時間以上に及ぶ会見、しかも突っ込み慣れした記者からの集中砲火に挑むのだ。涙を流したり感極まって語調が乱れる事はあったが、パニックになって思考停止による沈黙は無く概ね頭の中は冷静だった。
佐村河内守氏のような他者を延々と批難して「名誉棄損で訴える」などと分を弁えない発言はなかった。調査委員会の調査については柔らかい言い回しでの批判に留めている。あくまで、忙しい中での調査で事実関係の把握は不十分との見解とし、自分に十分な弁明と説明の機会を与えてくれたら、と訴える。
記者の執拗な突っ込み質問に激高する事も無い。一言「なるほど」と答えるのみ。かつて私はある有名大学の複数の女学生と議論した事があったが、彼女らは頭が良いはずなのに突っ込まれると激高して机を叩き泣き出してしまうので議論にならなかった。そのため若い女性には偏見を抱くようになったのだが。
佐村河内氏と比べては失礼かもしれないが、小保方氏は非常に記憶力が良く一貫して冷静だ。それだけに気になるのは、結局のところ肝心な事は答えなかった事だ。会場使用料二十数万円は小保方氏の自腹で2時間以上も時間使いながら。
理研に在籍し続ける事に未練があるのだろうか? 私には中途半端な会見にしか見えないが、理研が聞いたら強烈なブラフになるのだろうか?



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第1827回「お花見に持って行きたいもの」
こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当のほうじょうです今日のテーマは「お花見に持って行きたいもの」です。桜が咲いたというブログをちらほら見るようになりました!もう桜は終わってしまった、という地域や、まだまだこれから、桜前線待ち!という地域もたくさんあると思いますが、あなたの街への春の訪れはどんな感じですか~?今日のテーマでは、お花見に持って行きたいもの!を教えて下さい。定番のお弁当のおか...
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【雑感】やはり、カメラかな。

上記写真は、一週間ほど前に夜勤帰りに撮影した。先週末には天気が下り坂になり花散らしの嵐になるとの予報があったので、青空をバックにした櫻を撮っておきたかった。実際、こないだの土日は散々な天気だった。しかも寒の戻りで一気に季節がひと月ほど逆戻り、花見できるようなコンディションではなかった。
以前の私はこんな季節になると一眼レフ2台と28ミリレンズと200ミリレンズと500ミリレフレックスレンズの3本の交換レンズにモータードライブ機能のあるワインダー、レッドフィルターと偏光フィルター、カラーフィルムに白黒フィルムを装備して散策したものだ。
しかし近頃は重たいカメラ機材を持ち歩くのが面倒になってしまった。携帯電話内蔵のカメラも進化して一昔前のデジカメよりも高性能、だから殆ど携帯電話だけで済ませている。上記写真も携帯電話で撮影した。
カメラ以外に持っていくもの、もちろん麦酒だ。缶ビール専用のクーラーバックに入れて持っていく。



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安倍の憲法解釈変更も韓国の日韓条約無視も許されない。 近頃の現象[千]
自民党の石破幹事長は、集団的自衛権の行使を容認した際の自衛隊の活動範囲について、「日本の平和と安全に重大な影響を与える事態が起きたときは遠隔地で活動することもあり得る」と述べました。(TBS系)
【雑感】これは十数年前の話、まだ90年代末だったか。
当時、私は友人との関係から護憲派の市民運動に関わっていた。運動の現場ではよく仲間と議論をしたものだが、私は保守的な姿勢は捨てなかったので特にフェミニストからよく攻撃された。
その議論の中でたびたび従軍慰安婦問題が話題になった。私は「日韓条約で解決済み」を主張したが、議論に加わっていた法学部の学生は「いや法解釈で訴える事ができる」と反論し、在日コリアンの知人は「君は間違っている」と私を批難した。
間違っている、と言われて私はキレてしまった。なぜ「間違っている」と言い切れるのだろうか? 私は以下のように反論した。
「不本意な条約でも条約は条約、国家間で結ばれた法律だ、立派な国際法だ。それを如何なる理由があろうと反古にする無法がまかり通れば、法秩序の崩壊だ」
護憲派の彼ら彼女らはなおも私を批難する。「強制的に従軍慰安婦にされた女性たちの苦しみをお前は解ろうとしないのか!」「お前は人道より国益を考えすぎだ」
私は言い返す。「保守右翼やったら、こんな事を考えるやろうな。『なんや、日韓条約を反古にされることが許されるんやったら、憲法改正なんてしんどい事せんでも、憲法解釈を変えたら今でも核武装できるやんけ!』とな。 日韓条約を蔑ろにすることは体制権力にエサをやる事につながるんやぞ! わからんのか」
彼ら彼女らは半ば嘲笑を浮かべて「そんなアホな。日本の核武装は国際世論が許さないし、それこそ日本の信用が落ちる。荒唐無稽や」「お前は慰安婦にされた女性の苦しみを解ろうとしない冷たい人間や」と人格攻撃を始めた。
さて、あれから十数年が経過した。どちらの言い分が正しいかは明らかだ。



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第1825回「FC2何年生?」
こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当藤本です今日のテーマは「FC2何年生?」です。突然ですがFC2をご利用されて皆様何年経っておりますでしょう?つい最近始めた!という方もいらっしゃるでしょうがわたしはそんなテーマを掲げておきながらFC2歴は今年で4年生です。。まだまだ歴史には程遠い期間なのですが・・これからも愛すべきFC2のために運営ともに頑張っていきたいです!「できたときから使ってる...
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【雑感】当ブログが始まったのが2007年5月7日だから、来月で七年生になる。
ブログ新参者と思っていたら、あっという間に7年。ブログ記事も2千を超えた。初期の頃は三日坊主で終わるかもしれないと思っていたし更新頻度も低かったが、けっこう続くものだ。
7年も経つと社会情勢も個人的環境も大きく激変する。連れ合いと二人暮しだったのが息子が生まれて三人暮らしになり、勤め先も変わったりした。
自分は若いつもりだったが、こないだ息子を抱いてコンビニで買い物をしていたとき、何気に天井の角に設置されている店内監視用のミラーが目に入り、息子を抱く自分の顔が鏡に映り、なんやこのオッサンは?と驚いた。歳相応の顔になっていた。
私にとって20代の7年間と30代の7年間はさほどの違いは無かった。大学を出て数年ほど、という感覚がなかなか消えず、人生の制限時間はまだまだ先の話と思っていた。どちらかといえば顔に皺が出にくく若く見られるタイプだったので、40を過ぎても「楽勝や」と思っていた。
さすがに40代の7年間は身体的変化が顕著になる。当たり前の話だが、もうすぐ50歳になるのだ。江戸時代であれば孫がいて当たり前の歳ごろ、若干の戦慄を感じる。
7年間の間に、ブログの内容もずいぶん変わった。当初は映画ブログではなく、とりとめのないとりあえずのブログだったので、とるに足らない日常の出来事を短文で書いていた。やたらと食べ物ネタが多い。
しかし変わらない部分もある。政治ネタが主になっている「近頃の現象」というカテゴリー、すでに2007年7月に第1回を書いている。内容は想田和弘監督「選挙」が大阪十三の第七藝術劇場で上映される事をとりあげた。
このブログが映画ブログになるきっかけでもあり、政治ネタ時事ネタが多い「近頃の現象」の出発でもある。
晴雨堂関連作品案内



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第1826回「好きな缶詰めは?」
こんにちは!FC2トラックバックテーマ担当の西内です今日のテーマは「好きな缶詰めは?」です。皆さん、好きな缶詰めはありますか?私は、今少しだけ?有名になっているタイカレーの缶詰めを探しまわっている次第です・・・自分でよく買う缶詰めは、カットトマトの缶詰めです!少しだけ味付けしてパスタソースに使えるし、ドバッとカレーに入れても美味ですよ〜あとは、なぜか実家からの荷物にかなりの高確率で入っているツナ缶...
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【雑感】上記写真はマルハニチロ食品HPからの参照である。
私の一押しはこの鰯のトマト煮だ。学生の頃はけっこう近所のスーパーなどでよく見かけたのだが、近頃は姿を消している。まだ製造販売しているようだが、生産数を減らしているのだろうか? それとも販売地域を限定しているのだろうか?
この鰯の缶詰、醤油ベースの「味付」や味噌で煮込んだ「みそ煮」、鰻の蒲焼き風に「蒲焼」はけっこうコンビニなどでも見かけるのだが、青魚特有の臭みが残っていて温めて熱いうちに食べるとそこそこ美味いが、少しでも冷めてしまうと臭いが気になってくる。またキャンプなどでは食器を洗っても臭いがなかなか落ちない。(余談1)
その点トマト煮は概ね払拭できていて冷めても気にならない。トマトの酸味で魚臭も中和されている。当然の事ながらパスタとの相性は抜群だ。
チャリ旅していた頃は飯盒飯やカレーに飽きるとパスタ料理をつくった。飯盒でお湯を沸かし半分に折ったパスタを入れて茹で、茹で上がるとコッヘル(余談2)にうつしてオリーブ油で炒めながら鰯のトマト煮を箸でほぐしながら放り込み、ケチャップと唐辛子と黒胡椒を添加しながらかき混ぜる。
野営ではなかなかのイタリアンな御馳走である。
(余談1)飯盒で飯を炊くとき内蓋に鰯の「味付」や「蒲焼」を入れて飯と一緒に温める人がいるが、私は臭いが嫌でやらない。私の祖母もそれが嫌いだった。
(余談2)登山用の携帯鍋、通常は大鍋・小鍋・フライパンの3点セットだが、フライパンはすき焼き鍋にしか見えん。私はよく大鍋でメインディッシュをつくり小鍋で味噌汁を作った。フライパンは使い勝手が悪いので皿がわり。
所帯をもってオートキャンプをするようになると、多少は荷物の積載に余裕が出てきたので、調理用のコッヘルとは別にお椀や皿代わりにするコッヘルを購入した。



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