晴雨堂の書斎は40℃。 晴雨堂の晴耕雨読な日常[271]
富山市39.5℃
23日も北陸で40℃近い高温
きょう22日は東・西日本の内陸や日本海側で気温が高く、山越えの風が吹き降りてフェーン現象が起きた地域で記録的な暑さとなった。あす23日(木)は西日本の太平洋側できょうより気温が下がるものの、日本海側を中心に引き続き極端な高温が予想される。熱中症など健康管理に十分注意が必要だ。(ウェザーマップ)
【雑感】そうだったのか。どうりで鈍い頭痛がすると思った。
私は中層五階建ての最上階に住んでいる。築40年の集合団地なのか、最上階は夏の炎天で焼けた屋根の熱をダイレクトに天井へ伝える。天井を触ると熱いのだ。
だからいくら風通しを良くしても、ベランダへの打ち水や洗濯物やベランダ菜園で気化熱を利用しても焼け石に水状態だ。
それでもエコロジストの連れ合いはエアコン導入を頑なに拒んだ。エアコンに使う消費電力をゼロにすれば二酸化炭素の排出抑制に貢献するという二昔前のエコ常識を信じていたからだ。寝苦しい熱帯夜は氷枕で暑さを紛らわしたものである。
ところが子供を授かってから連れ合いは「母親の判断」をした。体温調節が未熟な赤子にとって真夏の我が家は殺人的である。そこで取り敢えず寝室だけにエアコンを設置した。
ただし全室にエアコンを取り付ける経済的余裕は無い。私の狭い書斎はもちろんエアコンは無し。ホームセンター安売りしていた卓上の扇風機だけで済ませている。20年前以上前に購入したのだが、未だ現役で働き続けている優れものだ。
さて、今日は仕事が休みなのでパソコンで事務作業をしながら部屋の整理整頓をやっていたのだが、日中は鈍い頭痛に悩まされた。こまめに水分をとっているが頭痛は治まらない。明確に痛いのではなく漠然と気持ち悪いのだ。
ふと温度計を見ると40℃を指していた。猛暑日の割に風があり、湿度計も60%だったので涼しく感じていたが、気温が徐々に身体を傷めていたのかもしれない。
公式に堺市の気温が39.7℃ということは、実際は40℃を超えているとみてよさそうだ。特にウチの団地なんかは天井が熱いのでエアコンをつけても室温が下がるのに時間がかかる。



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「芳華」 青春回帰〔52〕

【原題】芳华
【英題】Youth
【公開年】2017年 【制作国】中華人民共和国
【時間】136分
【監督】馮小剛
【制作】中国人民解放軍八一電影制片廠 他
【原作】嚴歌苓
【音楽】
【脚本】嚴歌苓
【言語】中国語
【出演】黃軒(劉峰) 苗苗(何小萍)
【成分】パニック 悲しい かっこいい 勇敢 スペクタクル 戦争映画 1970年 中越戦争
【特徴】2017年の中国映画大ヒット作である。
中国の軍隊には人民への宣撫を目的とした藝術部門が存在する。本作の撮影に関わっている八一電影制片廠も中国軍の映画撮影所であるし、軍人の肩書で俳優や舞踏家のキャリアを出発させる芸能人も少なくない。
上記掲載のタイトルイメージはヒロインの美脚、片方はバレエシューズ、もう片方の緑の運動靴は当時解放軍兵士が履いていた軍靴、解放軍藝術団に所属する若者たちの立場を象徴している。
物語は、解放軍兵士として藝術団で舞台稽古に励む若者たちの恋愛と哀しみとを描いたノスタルジックな青春劇だ。
なお、主役の黃軒氏は日中合作映画「KU-KAI」で空海の親友白楽天に扮した事で日本でも名を知られている。
【効能】青春の淡いトキメキがよみがえる。中国の近現代文化に興味を持つ。緑色の人民服でコスプレしたくなる。中国の男優・女優の清純さとセクシーさを両立させたイメージに萌え。
中越紛争の闇を垣間見る。
【副作用】軍隊映画というより少女漫画の学園モノようでガッカリ。
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