FC2ブログ

ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「トラ・トラ・トラ!」 ストレス解消活劇〔5〕  

トラ・トラ・トラ!
エンタメ戦争映画としては名作。

 

 
【原題】TORA! TORA! TORA!
【公開年】1970年  【制作国】日本国 亜米利加  【時間】143分  【監督】リチャード・フライシャー 舛田利雄 深作欣二
【音楽】 ジェリー・ゴールドスミス
【脚本】 ラリー・フォレスター 菊島隆三 小国英雄
【出演】マーティン・バルサム(キンメル太平洋艦隊司令長官)  山村聡(山本五十六海軍中将)  ジェイソン・ロバーズ(ショート将軍)  ジョセフ・コットン(スチムソン陸軍長官)  三橋達也(源田少佐)  ジェームズ・ホイットモア(ハルゼイ中将)  東野英治朗(南雲中将)  E・G・マーシャル(ブラットン大佐)  田村高廣(淵田少佐)  千田是也(首相近衛公爵)  内田朝雄(東条英機)  安部徹(大西参謀)  エドモン・ライアン(ベリンジャー中将)  島田正吾(野村駐米大使)  ジョージ・マクレディ(ハル国務長官)  エドワード・アンドリュース(スターク海軍作戦部長)  マコ(吉川猛夫)  キース・アンデス(マーシャル大将)  野々村潔(東郷外相)     
 
【成分】・スペクタクル 勇敢 切ない かっこいい 戦争 40年代 第二次大戦
 
【特徴】日米合作による真珠湾奇襲を描いた名作。当時の特撮技術を駆使した映像は今みても迫力がある。
 日本とアメリカが監督・脚本を共同担当しているので、史実にも特に不快な誤りは無く、脚色の範囲ないとして割り切れる。
 日本側監督は黒澤明氏が担当するはずだった作品としても知られている。深作欣二監督には失礼なのだが、もし黒澤監督がやっていたら・・、と思う場面もある。
 
【効能】鮮やかな空中戦に胸のすく思いを味わうとともに、今と変わらない役人の融通の無さドン臭さを学べる。
 
【副作用】南雲司令官の最終判断にイラっとくる日本観客がいるかもしれない。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。  珍作ファンタジー「パールハーバー」のおかげで再び名作として再評価された戦争映画。この映画の特色は、アメリカ資本の映画ではあるが監督と脚本を日米共同で行っている。だから両国スタッフが納得できる形で進めているため、内容も史実から逸脱している部分は少ない。もちん、作品として形にするために一部の史実が編集・脚色されてはいる。しかし「パールハーバー」のようにアメリカ人観客のウケを狙った露骨な過剰演出は無い。
 
 この映画では水戸黄門で有名な東野英治郎が艦隊司令長官南雲中将に扮している。他に十津川警部がハマり役だった三橋達也が航空参謀役に「兵隊やくざ」の田村高廣が爆撃隊指揮官役で出演している。キャストも日米双方から出演。よくアメリカ・中国・韓国などの戦争映画で描写される日本兵に違和感を感じることが多いが、この作品では違和感はあまり無い。
 
 CGの無い当時では最高の特撮技術で真珠湾攻撃の模様が再現されている。娯楽目的のシンプルなエンタメ戦争映画ではあるが、アメリカ軍上層部の思惑や、現代と同じく当時から無能?な日本の外務省など、リアリティある要素が盛り込まれ観るべきところは多い。 
 
 余談だが、アメリカ機とのドッグファイトのとき、零戦が増槽を付けたままなのが気になった。空中戦の時は身軽になるため切り離すはずである。
 撃墜王の海軍士官坂井三郎氏の著作にも、増槽を切り離すのを忘れたために主翼タンクや胴体タンクの燃料が全て増槽に流れてしまったため、燃料計がゼロを指して慌てた記述があった。
 増槽は日本軍がはじめたシステムで、航続距離を稼ぐために戦闘機の腹下に取り付けるオプションの外付燃料タンクだ。現在では世界中の軍用機が採用している。知らない人が見たら投下用の爆弾と勘違いするだろう。
 

 
晴雨堂スタンダード評価
☆☆☆☆ 優
 
晴雨堂マニアック評価
☆☆☆☆ 名作

 
【受賞】アカデミー賞(特殊視覚効果賞)(1970年)
  
晴雨堂関連作品案内

  
晴雨堂関連書籍案内
真珠湾の真実 ― ルーズベルト欺瞞の日々
検証・真珠湾の謎と真実―ルーズベルトは知っていたか
真珠湾攻撃総隊長の回想 淵田美津雄自叙伝
9・11事件は謀略か―「21世紀の真珠湾攻撃」とブッシュ政権
真珠湾 日本を騙した悪魔
 

 
 blogram投票ボタン にほんブログ村 映画ブログへ
ブログランキングに参加しています。
関連記事
スポンサーサイト



はじめまして。

以前から気になっていた映画なんですが、

なぜかみることのなかった映画です。

映画もすごいと思いましたが

この記事もすごいですね。

近いうちにみてみたいと思います。
[ 2007/12/13 15:50 ] [ 編集 ]
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://seiudomichael.blog103.fc2.com/tb.php/101-b8150723

トラトラトラ! トラトラトラ~、恋は一途~、フーッ! 日本軍の真珠湾攻撃を題材にした映画です。 真珠湾攻撃の映画といえば、比較的最近に作られた「パール・ハーバー」が記憶に新しいが、 それよりも前に作られてました。 日米合作の超大作ですよ。 めちゃくちゃ..
[2009/04/27 19:44] カフェビショップ
映画処方箋一覧
晴雨堂が独断と偏見で処方した映画作品。
下段「日誌」項目は晴雨堂の日常雑感です。
メールフォーム
晴雨堂ミカエルに直接ご意見を仰せになりたい方は、このメールフォームを利用してください。晴雨堂のメールアドレスに送信されます。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール
↓私の愛車と野営道具を入れたリュックです。

晴雨堂ミカエル

Author:晴雨堂ミカエル
 執筆者兼管理人の詳しいプロフィールは下記の「晴雨堂ミカエルのプロフ」をクリックしてください。

晴雨堂ミカエルのプロフ

FC2カウンター
2007年10月29日設置
当ブログ注目記事ランキング
当ブログで閲覧数の多い順ランキングです。
設置2013年6月13日
ブログランキング
下記のランキングにも参加しております。ご声援ありがとうございます。
  にほんブログ村 映画ブログへblogram投票ボタン
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
130位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
66位
アクセスランキングを見る>>
タグランキング
晴雨堂の関心度が反映されています。当ブログ開設当初は「黒澤明」が一位だったのに、今は・・。
訪問者閲覧記事
最近のアクセス者が閲覧した記事を表示しています。
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
リンク