真央、4連覇で初の五輪代表
全日本フィギュア フィギュアスケートの全日本選手権最終日は27日、
バンクーバー五輪代表最終選考会を兼ねて大阪・なみはやドームで行われ、五輪出場枠「3」のうち残っていた2枠を争った女子で
浅田真央(中京大)が4年連続4度目の優勝を遂げ、選考基準を満たして初の五輪代表に確定した。(時事通信)
【雑感】久々の200点超え、
真央ファンにとっても安堵の瞬間だろう。いよいよ、来年は金妍兒選手と対決だ。
今日のフリーを観て思ったのだが、やはり大仰なクラシックのBGMで重厚な演技よりも、SPのように軽やかに妖精のような演技が似合っている。
それにしても
鈴木明子選手の復調はめざましい。表情の演技もなかなか良い。紅い衣装と彼女の大きな瞳は舞台映えする。一方、
中野友加里選手はSPの大きく背中を魅せた衣装に続いて、全身タイツ型の火の鳥をイメージした衣装、彼女は身体の線の美しさで勝負する傾向がある。一時、普通のスカート型のフィギュア衣装でドーナツスピンをやったが、私はフリーの衣装のほうが迫力あるスピンに見える。
中野友加里選手は気の毒というか運が無いというか、195点台なら普通は大差で優勝できるほどの得点なのだが、今大会はレベルが高い。オリンピックを狙うのは今大会で最後と発言しているらしいが、たしかにまた4年頑張るのは辛いかもしれない。できれば、2年後ぐらいに突然踵を返すように「オリンピックに挑戦する」とぶちあげるのを密かに期待しているのだが。
ハイティーンの中高生選手も育ってきている。かつての渡部絵美選手や伊藤みどり選手の時代はトップは孤高の存在だった。今では選手層が厚い。(余談1)
それから諸先輩方には失礼だが体型も様変わりした。むかし、欧米のフィギュア選手を見て技術もさることながらスレンダーで腕脚の長い体型の美しさでも差を感じ、欧米人に比べて胴長短足の日本人体型では金メダルを取るのは難しい、欧米人の審査員たちで評価されるフィギュアは所詮ヨーロッパの競技だと子供のころは思った。
が、今は違う。
真央ちゃんのビールマンスピンは欧米人選手よりも美しい。
真央ちゃんの「後輩たち」のビールマンスピンやスパイラルもなかなかのしなやかさだ。
一方、フィギュア大国といわれていたアメリカでも、近年は日系や中国系の選手が台頭している。フィギュアの勢力図は確実に変わった。
バンクーバーオリンピックまで日が無いのでルール改定は無いとは思うが、欧米勢力がいまの現状を快く観ている、あるいは容認するとは思えない。
陸上競技はアフリカ系で占めるのが当たり前になったのと同じように、フィギュアも東アジア系で占めるのを当たり前と思う空気になってきているとは、まだ思えない。
(余談1)藤澤亮子選手のサロメは少し無理があった。14歳で、しかも体型はまだ幼い。サロメは金妍兒選手でないとダメだろう。
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