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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

藤井裕久 近頃の現象[三百三十一] 

財務相後任に菅氏、
国家戦略相は仙谷氏兼務


 鳩山首相は6日、体調不良を理由に辞意を示した藤井裕久財務相(77)の辞任を了承し、後任に菅国家戦略相の起用を決めた。
 菅氏の後任の国家戦略相は、仙谷行政刷新相が兼務する。 (読売新聞)

【雑感】確かに職制上では堅実で無難な人事だ。財務省は国庫を管理し各省庁に運営資金を配分する要の役所なので、実務面では省庁の首座だ。したがって財務相も首相に次いで権限と影響力があり、これまで次期総理候補や総理経験者が担当することが多かった。閣僚ナンバー2の副総理であり、鳩山総理の下で閣僚たちを束ねる国家戦略相を務めている菅直人氏が財務を担当するのは至極当たり前だ。

 ただ、懸念されるのは経済政策について菅氏は未知数であるということ。それと私が気になるのは左派護憲系列の市民運動出身者であるところだ。この手の市民運動の業界は、それら主義主張を代弁している社民党の言動を見れば判るように傾向として「経済」「利害」を軽く見る。ヒューマンで立派な意見が多いのは結構だが利害関係の恐ろしさを敢えて無視したり知らなかったり、理念優先になりがちだ。もちろん、その中で管氏は実務面でも頭角をあらわした人物なのだが。
 
 対して藤井裕久氏は財務省の前身旧大蔵省の大臣経験者であり、さらに大蔵省の要の主計局の官僚だった。そのうえ高級官僚養成大学ともいえる東大法学部を出ている。意味なく輝かしい肩書きを並べたのではない。これは藤井氏の財政通であり官僚にも睨みが利く能力を現している。
 田中角栄のように学歴の後ろだて無く自分の実務能力と実績を頼りに蔵相を経験し首相にまでなった人はいるが、そんな人は稀だ。学歴の無い人間がトップに立つという事は学歴がある者以上のスーパーマンにならなければならない。

 凡人の身になって想像してみよう。子供のころから勉強漬け受験漬けで東大法学部を出て首尾よく日本を支配する財務官僚になった平々凡々の秀才が早稲田慶応あるいは東京工大出身の大臣の下で働くとどんな気持ちになるのか。仮に角栄のように「小卒」という極端な例なら逆に自分に無い能力を感じ羨望を持つかもしれないが。判りやすくいえば、若くしてトップに立ったタイガー・ウッズ氏や石川遼氏なら「凄い」と納得できるのに、自分より2・3級程度下で日陰にいた後輩が突然自分の前に立つのは納得できないものである。
 凡人が従いやすいのは自分たちと同じ道で極めた「先輩」である。東大法学部・大蔵省主計局出身の藤井裕久氏は官僚への重石になるし、長い議員歴と蔵相経験は閣僚に対しても重石になる。 

 そういう意味で菅直人氏では官僚も財界も不安がるかもしれない。経済についてのコメントは好意的にいえば楽観的で、中立的にいえば未知数、悲観的にみれば無知素人ということになる。
 

 
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[ 2010/01/06 23:53 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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