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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「女子高生VS狼男」 おバカになって愉快になろう〔26〕 

女子高生VS狼男」 
興味深い俳優が出演している。




【原題】NEVER CRY WEREWOLF
【公開年】2008年  【制作国】加奈陀  【時間】91分  
【監督】ブレントン・スペンサー
【原作】
【音楽】マイケル・リチャード・プロウマン
【脚本】ジョン・シェパード[監督]
【言語】イングランド語
【出演】ニーナ・ドブレフ(ローレン)  ピーター・ステッビングス(シャレド)  ケヴィン・ソーボ(レッド・タッカー)  スペンサー・ヴァン・ウィック(カイル)  ショーン・オニール(スティーヴン)  キム・バーン(-)  メラニー・レイシュマン(アンジー)  ラザフォード・グレイ(-)  
        
【成分】笑える 不思議 パニック 不気味 かわいい セクシー コミカル 狼男 ホラー 喜劇
   
【特徴】ホラーというよりは、少しお色気があるコメディ。パッケージイラストでは日本風の女子校生の制服を着た少女が弓矢で武装して仁王立ちになっているが、そんな場面は無い。前半は妖しげなホラーとして丁寧に物語が展開していくが、後半から急展開して戸惑う。
 あのカナダのスタートレックと呼ばれているSFTVドラマ「アンドロメダ」のデュラン・ハント艦長が狂言回しの貧乏臭い役で大立ち回りをする。ファンにとっては貴重映像。
 ヒロインのブルガリア系カナダ人ニーナ・ドブレフ氏はけっこう私のタイプである。
  
【効能】男性はニーナちゃんの初々しさに萌え、女性は狼男のピーター・ステッビングス氏の妖しげな魅力に萌えかもしれない。
 
【副作用】出演者たちに思い入れの無い人にはクダラン映画。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。  
パッケージイラストは誇大なので注意。
 
 アルバトロスが紹介するカナダ産B級ホラー。手垢がついたシチュエーションに早すぎる展開、内容に対してバッケージの誇大イラスト。典型的な場末ホラーだが、けっこうアタリだったりする。

 まず狼男。人間の姿でいる時は渋くて怪しげな二枚目、話を盛り上げる。ちょうどバイオハザードのアイザックス博士をスリムにセクシーにしたような感じだ。彼はヒロイン宅の隣に越してきて、フェロモンを放ちながら熱視線を送り続ける。
 
 狼男に恋慕されるヒロインはニーナ・ドブレフ氏。カナダ人なのに苗字が東欧系だと思ったら、やはりブルガリア系カナディアン。日本人ウケしそうな長い黒髪の可愛らしい女の子だ。モデルあがりの俳優なのか、スタイルは良いが演技はまだまだ発展途上のようだ。しかし、今後伸びそうな気配を感じる。(あくまで私の主観)
 
 ヒロインは物語後半でボーガン片手に狼男と対決するのだが、それに助太刀する冒険家がなんとケヴィン・ソーボ氏である。SFドラマが好きな人ならご存知のようにカナダの「スター・トレック」で名高いSFドラマ「アンドロメダ」(余談1)の主人公だ。本作で彼はヤラセ冒険ドキュメントのエセ冒険家を演じている。頼りになるのかならないのかよく判らない狂言回し的役どころ。
 
 ヒロインに懸想する同級生のダサ坊も魅せ場がある。弟が「姉貴のどこがええの? 汗臭いし、毛深いし、ムダ毛剃ってるとこ見たらゲッだぜ」と言えば「そこがたまらない」と少しフェチかかっている。(余談2)
 しかしカッコ良いところがある。隣人狼男に噛まれ、ヒロインの目の前で変化していくのだが、ヒロインに逃げろと言い便所に篭って鍵をかける。ヒロインを守ろうとする自己犠牲的行動がニクイ。ただ噛まれ方が悪かったのか、中途半端な変化しか起きず犬になり損ねた人間で、動きも犬そのものという情けなさ。

 ヒロインは怪しい隣人からただならぬ淫靡な妖気を感じて怯える。観客から見ても隣人はスケベ心まるだしの目つきでヒロインを見ているのだが、何故かヒロインの弟も同級生も「彼は気があるんじゃない」程度で気にとめない。それどころか、弟はすっかり隣人を慕うようになり、隣家の改装を手伝ったりする。
 ヒロインは天体望遠鏡を隣家の窓に向けて狼男を監視する。ヒロインの視線に気付き、狼男はこれ見よがしに上半身裸の姿を見せ、ワザと電灯を消して光る目を見せる。時には見られていると判っていながら売春婦を連れ込み殺すところを見せる。
 ヒロインは精神的に追い詰められているだけでなく、いつの間にか肉食の隣人に感化されて、神経質なベジタリアンだったのにフライドチキンを貪り喰うようになる。
 
 狼男隣人はヒロインの家族や友人の信用を得ていくという形で外堀を埋め、コッポラ監督「ドラキュラ」のようにジワジワ舐めるように落とすのかと思いきや、上映時間が90分程度なので後半からいきなり強硬手段に出る。ヒロインは自宅に逃げもどるが、弟が隣人に拉致される。
 そこでヒロインはボーガンと矢を準備し、わざわざ戦闘モード高めるのか黒革ジャンに着替え隣家に乗り込む。パッケージイラストのような女子高生の制服は着ないし矢を雨あられと射掛ける場面も無い。放った矢は狼男の俊敏な手で簡単に掴まれ、殆ど一戦も交えないまま組み伏せられ、上着を脱がされて上半身ブラ一枚にされる。ヒロイン危うし。
 
 さて、ニーナ・ドブレフ氏は高校生役だが実年齢は19か20、成人しているのでオッパイぽろり程度のお色気場面を私も含め男たちは期待したと思うが、プロダクションは彼女を清純派で育てるようなのでセクシー場面は無い。
 狼男が良い味だしていただけに、90分枠ではきつ過ぎたか。後半の展開が唐突で不自然だった。
 
(余談1)「アンドロメダ」の原案はなんと「スタートレック」と同じジーン・ロッテンベリ氏だ。カナダでは人気番組らしい。
 宇宙船アンドロメダの冒険を描いた1話完結の連続TVドラマで、ケヴィン・ソーボ氏は主人公ディラン艦長を演じる。艦長の参謀には「ジェイソンX」で殺人鬼ジェイソンと対決する女性科学者に扮したレグザ・ドイク氏が扮している。
 
 気のせいかもしれないが、B級SFやホラーにはカナダ出身の俳優が多いような気がしてならない。「スクリーマーズ」のロイ・デュプイ氏や、「ドーン・オブ・ザ・デッド」のサラ・ポーリー氏も、「ダイアリー・オブ・ザ・デッド」の出演者たちもカナダ系が多い。
 
(余談2)私も解るような気がする。
 因みに英雄ナポレオンも臭いフェチだ。ジョセフィーヌはブルーチーズの匂いがしていたとか。
 

 
晴雨堂スタンダード評価
☆☆ 可
 
晴雨堂マニアック評価
☆☆☆ 佳作



 
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ミカエルさん今晩はコメントありがとうございました
エコーさせていただきます。
だいたいこのパターンで狼男かヴァンパイアかなるって感じですよね
主人公役のニーナさんはきれいな方でした今後が楽しみな女優さんです
舞台としてはこじんまりとしてるし激しい描写が多いわけでもないし
被害者も少ないけど最後まで楽しめました。
アルバトロスの女子高生VSシリーズは結構楽しみなんですよね
[ 2010/02/18 21:10 ] [ 編集 ]
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ローレン(ニーナ・ドブレフ)の家の隣に越してきたジャレド(ピーター・ステッビングス)は、高校生の彼女からするとオジサンではあるが、何か気になる雰囲気があった。
[2010/01/08 19:02] I am invincible !
JUGEMテーマ:映画 制作年:2008年  制作国:カナダ  上映メディア:TVM  上映時間:91分  原題:NEVER CRY WEREWOLF  配給:アルバトロス  監督:ブレントン・スペンサー  主演:ニーナ・ドブレフ      ピーター・ステッビングス      ケヴィ...
[2010/01/10 17:43] La.La.La
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