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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「カティン」を見た。 晴雨堂の晴耕雨読な日常[二十四] 

カティン」を観た。

【雑感】やっと観た。この手の作品は東京の格調高い(マニアック)映画館で公開され、大阪はひと月遅れで封切られる。

 上映映画館は大阪梅田スカイビルにあるシネ・リーブル梅田。駅から私の足で徒歩10分程度。ハッキリ言ってアクセスは悪い。スカイビルは一応梅田界隈の観光スポットになっているのである程度の集客はあるかもしれないが、堺在住の人間にとって都心は難波なので梅田へ行くだけでも遠く感じる。ましてや梅田駅から離れたところに建っているスカイビルの映画館へは余程興味のある名作でない限り行く気がしない。ところが、このシネ・リーブル梅田はけっこう私好みの映画を上映してくれるのである。
 
 以前は10月になるとスカイビルの広場でビールのお祭りをやっていた。だから毎年1回はスカイビルに足を運んでいたものだ。ビルの敷地内にはけっこう広い公園があって、酔いつぶれそうになったときは散策して身体を冷やした。ビルの地下は昭和初期の街並みをイメージしたレストラン街があり、掘り出し物のビールを置いてある店もあって、もし茨木市や吹田市などの梅田経済圏に住んでいたら頻繁に通っていたかもしれない。
 
 「カティンの森」は、アンジェイ・ワイダ監督の総決算的映画と評する人もいるだろう。「灰とダイヤモンド」や「地下水道」からのファンならそう思う者が多いはず。青年時代からワイダ監督は撮りたかった作品だからだ。
 ただ、私には時代劇になりつつある第二次世界大戦の記憶の風化に待ったをかける叫びのように見えた。作中で登場人物が東と西から迫りくる死の気配に不安がる顔、その顔は当時中学生から高校生くらいの年頃だったワイダ監督自身が見ていた顔である。自分自身の顔であり父母の顔であり親戚や友人たちの顔である。
 
 時代劇になりつつあるのか、近頃は「パールハーバー」や「オーストラリア」「真夏のオリオン」といった大戦を知らない若者にウケるファンタジーにしてしまう傾向があるが、ここでワイダ監督のビンタがとんだように感じる。
 

 
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