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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

豊田章男 近頃の現象[三百六十] 

答弁にいら立ち、
豊田章男社長の低姿勢に好感も…米公聴会


 トヨタ自動車豊田章男社長は24日の米下院の公聴会でトップ自ら謝罪と反省を繰り返すことで、大規模リコール(回収・無償修理)問題の収拾の糸口にすることを狙った。議会側は豊田社長の低姿勢ぶりは好感したものの、肝心の欠陥隠しの有無などでもあいまいな答弁には、いら立ちを隠さず、トップ登場が米国でのトヨタ不信一掃につながったとは言い難い状況だ。(毎日新聞)
 
【雑感】豊田章男氏は良い戦術を取った。公聴会では通訳を介して日本語で議論と釈明を展開したのだ。豊田氏に英会話能力が無い訳ではない。高校時代と大学時代にアメリカへ留学し、アメリカの大学院で経営学の学位を習得している。MBAだから、日本ではこれにぴったり合致する学位は無いが、修士あたりに相当する。だから、その辺の英会話教室に通っている人たちよりも達者であり、しかも専門的な話も英語でできる人なのである。
 
 ところが敢えて通訳を介す方法をとった。会話能力と議論能力は別であり、下手に喋れるからと英語で挑戦するとエライ目にあう。アメリカの法廷劇や政治劇を観れば一目瞭然だろう。激しい突込みが展開されるのである。予定調和で完結しがちな日本の国会や会議とちがって、言葉による戦争だ。日本ではせいぜい声が大きな奴が勝ったり、相手により多く酒を飲ませた奴が勝つ、口喧嘩のレベルだが、アメリカは戦争だ。口喧嘩でも言葉の格闘試合でもない、戦争である。
 特に中間選挙を控えているので、トヨタと利害対立している地域から選出された議員などは、ここぞとばかりに正義の騎士ぶりを有権者にアピールする絶好の機会である。普段よりもテンションは高く、攻撃も苛烈を極めるだろう。「悪の帝国トヨタを追い詰める有能な議員」というイメージを出そうと必死だ。
 しかし、難しい込み入った議論はできないとして通訳を介す方法をとれば、発言を通訳する間(ま)が生まれる。その時間を有効に利用して、米議員たちに土俵際に追い詰められても態勢を立て直す時間をつくれる。下手に正面から論破を試みたら揚げ足を取られて悪の商人に仕立て上げられる。ひたすら低姿勢で嵐が過ぎるのを耐えるしかないのだ。
 
 せっかく景気が下げ止まりつつあるときにトヨタの損害は製造業に身を置く私としても怖いのである。ここは乗り切ってもらいたいものだ。
 豊田章男氏には好感を持っている。トヨタ建て直しのために社長になったので単なる世襲社長ではない。営業畑の人間だが、製造業の現場で行われているQC活動や改善活動を営業にも導入したり、自身も車が好きで国際C級ライセンスを持っているから、全く製造現場や技術開発の現場を知らない人間ではない。ゼネラリストとして正しい姿勢をとってきている点は好感を持つ。
 

 
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[ 2010/02/25 16:55 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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