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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

龍馬伝(3) TVドラマ評[六] 

龍馬伝』サントラ第2弾が5月に発売!
 
 大ヒット放送中のNHK大河ドラマ『龍馬伝』。作曲家・佐藤直紀によるオリジナル・サウンドトラック第2弾が5月26日に発売決定! さらに、若手ピアニストの急先鋒、清塚信也が演奏する「龍馬伝紀行II」が『龍馬伝紀行』(4月4日~)のテーマ曲としてオンエアされます!(CDジャーナル)
 
【雑感】私にとっては興味深いことなのだが、時代劇が大嫌いな連れ合いは「龍馬伝」を毎週欠かさず観ている。私が中村吉衛門氏の「鬼平犯科帳」などを観ようとすると大声で抗議するのに。
 福山雅治効果か? いや、それだけでない。連れ合いは「たそがれ清兵衛」も喜々として観ていた。連れ合いが嫌っているのは歌舞伎由来の型にはまったメイクや台詞でチャンバラする時代劇が嫌いなのだ。これは理解できる。
 
 前の記事でも指摘したが、通常の大河ドラマとは一線を画している点が随所に見られる。カツラやメイク、画質、正確な土佐ことば、リアル龍馬風(実際はどうだったかは疑問だが)、総じて体臭が漂いそうなリアル幕末を描写しようと心がけている。
 
 それに加えてテーマ曲も凝っている。これまでの大河ドラマは、勇ましい曲調が大半を占める。それは舞台となる時代が源平合戦・戦国時代・赤穂浪士といったように「戦(いくさ)」がメインの物語が圧倒的に多いという事情があった。
 今回の幕末明治維新も日本の内乱期なので、勇壮な曲となってもいいのだが敢えてその型はとらず、どこか悩める青少年を連想するような調子としている。そして主人公龍馬も福山雅治氏が演じている事もあって、従来の野太く楽天的な龍馬ではなく、時代に翻弄され悩める田舎の若者といった趣だ。

 これまでの常識やヒエラルキーが崩れていく予感、今まで経験したことが無い混迷の時代、これらを前にして未だ漠然としながらも何かを志向しようと悩みもがく、まさに時代と格闘する若者の姿に今の日本人は自身の置かれている不安定な境遇とすり合わせ、ある人は共感し、ある人は龍馬のようにありたいと思うのかもしれない。
 
 邦夫氏の一件は、ご本人には極めて失礼だが、私は新手の不愉快なギャグにしか聞こえなかった。
 

 
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