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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

カチンの森(2) 近頃の現象[三百八十八] 

ポーランド大統領機墜落 
和解寸前…ロシア苦悩

 
 ポーランド政府専用機墜落事故で、ロシアは原因究明から遺族受け入れまで、細かい配慮を行ってポーランド政府に全面的に協力する姿勢を示している。同国の国家元首を受け入れて和解に踏み切ろうとする矢先の悲劇とあって、ロシア政府も大きな衝撃を受けていることは間違いない。事故後の対応には、ようやく訪れたポーランドとの関係改善の芽をつんではならない、という思惑が色濃くにじんでいる。(産経新聞)
 
【雑感】予定では、式典は二度に分けて催すものだった。4月7日はロシア主催による式典で両国の首相が参列した。10日に行われる予定だった式典はポーランド主催で、両国の大統領が参列する予定だったらしい。ポーランド側主催をロシア側主催よりも一枚格上にするところがロシア側の配慮か? だがそれがかえって大きな悲劇を生んだ。
 
 映画「カティンの森」の通りだとすれば、カチンの森でポーランド軍将校1万数千人が肉牛の屠殺と全く同じ要領で殺されていった。
 なぜこんな非常識な事件をソ連のスターリン政権は行ったのか? ポーランドを安定支配するため、反抗分子になりえる知識人や技術者が狙われ、特にポーランド軍の将校が対象になった。たぶん有能で愛国心のある将官や将校が根こそぎ殺され、能力は二線級でソ連に従順な軍人が生かされた。
 これはカンボジアのポル・ポト政権が自国の安定支配のために高卒以上の「知識人」を全て虐殺したのと同じ発想だ。スターリンも自国民を躊躇なく大量虐殺する輩、それが祖国の国力減退につながることになっても、権力維持を優先させる。ましてや外国ポーランドであれば良心の呵責ないだろう。
 
 1940年のカチンの森でポーランドの国防を担う1万数千の指揮官や技術者が殺され、70年後またしてもポーランド国政中枢を担う大統領以下要人の多数を失った。ロシアがこの期に及んで世情不安にするような謀略をするとは考えられないが、嫌でもロシアの陰謀を疑ってしまう人が大勢でてくるだろう。
 
 アンジェイ・ワイダ監督はロシア主催の式典のほうに参列したので、難を逃れた。


 
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[ 2010/04/13 16:26 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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