舛添要一氏離党へ 週内の新党発足目指す 自民党の舛添要一前厚生労働相が週内の新党結成を目指し、離党の準備を進めていることが21日、わかった。自民党と改革クラブの参院議員が参加を決めており、すでに政党要件を満たすために必要な国会議員5人を確保。さらに数人の参加も見込まれ、10人前後で結党する見通しだ。(産経新聞) 【雑感】なんや、結局離党するのか。機を見るのに長けている舛添氏のことだから、党内の人望の無さを痛感したかもしれない。新党を足がかりに、きたる東京都知事選を狙うのかな? 今の自民党では総裁になれても総理にはなれないし、その総裁すらなれないと踏んだのか?
もともと自民党というのは保守連合党である。派閥という保守政党が連合して自民党を形作り、派閥の勢力バランスを考えながら党内の役員や行政の大臣ポストを振り分けていた。
しかし与党でなくなれば連合する意義も激減する。
だからといって自民党が分裂解体してしまうと二代政党制にはならない。自民党にはもっと踏ん張って欲しいのだが。
よく批判の的になっているのが、長老や古参たちの往生際の悪さだ。自民党結党始まって以来の大敗なのだ。人事を大幅に刷新して執行部の平均年齢を50代前半くらいに若返りをさせるくらいの大鉈が必要なのだが、それができないところが自民党の弱さだ。
一見すると硬直したカルト政党のようにも見られている社民党だが、社会党から零落れたときに人事を一新し、当時一年生議員だった30代半ばの辻元清美氏を党中枢に置いた。さらに土井たか子氏自ら一線を退き、当時40代の福島瑞穂氏へバトンタッチした。女性の党幹部を大幅に増やした。これらによって、新たな支持者を開拓して辛うじて現在の勢力を維持し、結果的には政権与党に返り咲いたのだ。
自民党はその程度の党内改革すらできていない。河野太郎氏の起用は遅すぎるし、小泉ジュニアの人気に頼るのも情けない。
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