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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

今日の晩御飯(21) 晴雨堂の晴耕雨読な食生活[五十一]  

の刺身
 
100510_2207鯨の刺身.jpg
 
 環境省の国立水俣病総合研究センターは9日、クジライルカを食べる習慣がある和歌山県太地町の全住民の3割にあたる1137人を調査し、全国の他地域と比べて平均で4倍超の水銀濃度を毛髪から検出したと発表した。(読売新聞)
 
【雑感】などと言っているが、私はクジラを喰う。
 
 連れ合いが昨日から今日にかけて南紀へ一泊旅行に出かけた。そのお土産が上記の写真に写っているの刺身だ。ケータイ内臓のカメラで撮影したので解像度がイマイチ、どこか焼肉ぽいが正真正銘の肉だ。久しぶりに食うとやはり旨い。
 
 私が南紀に住んでいた頃は、は当たり前の食材だった。70年代半ばに大阪へ越してから、二束三文の、下手したら捨てるところのコロ(の皮と皮下脂肪)がオデンのタネに使われることを初めて知った。なるほど良いだしがとれる。黒い皮のウラの部分がモチモチとした食感、これがまた気に入った。ところが、私が高校生になった頃あたりから安いネタのはずのコロまで手に入らなくなってしまった。今では鯨料理店で1000円くらいの値がついているとか。
 
 まこと絶滅が危惧されるから、あるいは資源保護の目的から捕鯨を禁止する、という理解で私は納得しようとした。ところが「環境保護」を標榜する某団体の姿勢や態度は「イルカクジラは賢くて可愛い動物、それを殺すとは言語道断」である。実際、それに感化された若者、言い換えれば鯨を食べたことのない世代、と些か険悪な口論になったこともある。
 
 もし、彼ら彼女が「資源保護のために漁を反対する」「太地町住民の健康のために身体を張って啓蒙する」というのであれば、私は理解と支持を示したかもしれない。だがあからさまな「イルカ可哀相」「イルカ・鯨を食べる野蛮人め」という態度だ。上から目線の欺瞞と偽善には怒りを通り越して呆れる。
 どの運動にも言えることかもしれない。「人民のため」「市民のため」と言いながら、自分の身を人民・市民より一段上に置きたがり、上から目線でモノをいう輩をよく見かけるが、そんな人が人民・市民に奉仕する気が無いのは明白。それと同じで態度で馬脚を現している。
 
 南極海ではオーストラリアが政治的圧力をかけ、捕鯨については友好国であるアイスランドからの輸入にもチョッカイをかける。この鯨肉が最後の肉になってほしくない。
 
 因みに、ビールはホップの香り爽やかなハートランドにした。
 
100510_2138ハートランド.jpg
 
 ヱビスとならんで昔ながらの100%麦芽ビールである。アオい瓶が洒落ている。ヱビスは大々的に販売拡大を展開して今やどこの酒屋やコンビニでも売っているいるが、このハートランドは販促が控えめでマニアックペースを守っているところが好感を持つ。
 

 
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