「臨場」 新レギュラー加入で新展開 【雑感】検視官心得の一ノ瀬和之が立原管理官が指揮する捜査一課へ異動し、一之瀬の後任は検視補助官小坂留美巡査部長が警部補に昇進して就任、小阪のポジションには地域課のお巡りさんだった永嶋武文が就く。この永嶋役はチオビタドリンクCMで
菅野美穂氏と共演していることで顔を広く知られている
平山浩行氏が担当。
シリーズ中盤なので物語の内容は良く言えば安定期、悪く言えば惰性期に入ってきているか、毎回意表を突く登場人物がラストで犯人になるのだが、今日のエピソードは最初から予測ができた。
レギュラー交代はマンネリ気味の空気に変化をつける意味合いがあるだろう。
さすがに新任の刑事部長五代恵一はシーズン初回ほどでしゃばらなくなってきたが、前任の懐深いゼネラリスト小松崎刑事部長が食堂でいつものカレーライスを食べている姿を見つけた倉石や立原がすすんで報告しにいくのと違い、五代の場合はボスの威厳を確認したいのか毎回お気に入りの庁舎内理髪店で髭を剃ってもらいながら呼び付けるパターンが多い。立原や倉石に一定の信頼のみせ権限を与える姿勢は見せているが、必ずいやみと保身は忘れない。
小松崎が署員食堂でいくら好物とはいえ毎日同じカレーライスを食べているのは、幼い頃に生き別れた実母のカレーライスが背景にあった。この五代が庁舎の理髪店で顔剃りをする背景になにがあるのか楽しみだ。小松崎と同じくシリアスで人間味あふれるトラウマか何かがあれば面白いのだが。心の冷たい警察官僚で売っているので、物語としてはそのイメージを覆すエピソードを設けてキャラクターに深みを持たせる可能性があると思うし、そうでないと詰まらん。
さて、来週は一課へ異動した市ノ瀬が再び登場する。チーム立原には右腕の主任として活躍する坂東警部補がいる。30代前半の市ノ瀬より20も歳上の叩き上げ刑事、しかし階級は同じ警部補だ。どういう同じ課で若いライバル出現に坂東がどう動くか楽しみである。
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も怒鳴りあってばかりのような気がして、その後観てません
でした。
うちの親が面白いよと言うので最近また観はじめました。
けっこうおもしろいですが、あの床屋のシーンはどうも...。
(昔はあそこは官床“カンドコ”といってました)床屋のおやじさ
んの前でぺらぺら捜査のことをしゃべるのはドラマだなあと思
います。