ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

タマラ・ド・レンピッカ 晴雨堂の晴耕雨読な日常[三十一] 

タマラ・ド・レンピッカ、関西でも開催

 「美しき挑発 レンピッカ展 -本能に生きた伝説の画家」 好評開催中です!(兵庫県立近代美術館 2010.5.18)
 
東京でのレンビッカ展
東京での展覧会ポスター。緑の服の女性は実の娘キゼットがモデル
 
【雑感】今年の春、東京渋谷でアール・デコの象徴的な画家であるレンビッカの展覧会が催された。5月に東京での展覧が終わって、それが関西にやってきた。兵庫県立美術館で7月25日まで開催。
 
 TVで展覧会のCMが流れた。なんとマドンナの歌がBGM、CM監督はよく理解されている。レンビッカマドンナが尊敬する画家なのだ。
 
 上記紹介のポスターに彼女の代表作が掲載されている。ツバ広帽子に緑のドレスを着た若い女性像だが、パッと見はお洒落なイラストという感じである。
 お気づきのように、妙に艶かしい。乳首や臍や腹筋線が描かれている。ヨーロッパの所によっては、緑の衣装は娼婦を象徴しているともいわれているし。
 
 現代の感覚でもスタイリッシュでセクシー、これがレンビッカの得意とする絵画である。マドンナの志向ともダブるかもしれない。
 
 また、レンビッカの生き方はマドンナの心を動かしたと思う。というのも、レンビッカは自分のプロデュース力に長けたエンターティナーであるからだ。
 レンビッカはポーランドのインテリ階級で生まれ育ったのだが、ポーランドの宗主国のように影響力を発揮した帝政ロシアで青春時代を過ごし、そこで絵画にも描いた美男子の夫を策を労してゲット、帝政ロシアが革命で倒れるとパリへ逃れる。
 パリでは持ってきた財産を切り崩して生活していたが、一大決心をして家計のために画家を志す。私なら現在もそうだが工場で地道に働いて家計を支える、大抵の場合はそんな生き方しかできないし、それが一番硬い。ところがレンビッカはそんな発想はしない。手に職があるわけでもなく、肉体労働をする体力もない、画家が自分のスタイルにあったからという程度で、昔から絵が好きで画家を志していた訳でもない。
 
 彼女はどうも一から絵を学びモノにしたようだ。また新基軸の表現も、当時流行っていたアール・デコ調を取り入れて、刺激的に売れそうなスタイリッシュな絵を描いた。藝術的野心というよりは、自分を高く売り込み鑑賞者を楽しませる、そういう志のような気がする。当時の彼女のスタイルはグレタ・ガルボそっくりの映画俳優みたいな華やかさで演出していた。
 ステージで勝負してきたマドンナにとって、レンビッカは尊敬する大先輩かもしれない。
 

 
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