「龍馬伝」、郷里の評判は?
高知といえば
桂浜にある坂本龍馬の銅像がシンボルとなっている。今年は大河ドラマ「
龍馬伝」の影響で観光客が多い。
たぶん、地元の高校生の一団だと思うが、浜の岩場に登って「黒船じゃ!黒船じゃ!」とはしゃいでいた。
海津見神社龍王宮から見た
桂浜の東側。ここがメインの観光スポットである。「
龍馬伝」のオープニングを撮影したのはどの辺りだろうか?
一見すると海水浴ができそうな浜だが、潮の流れがきつく遊泳には適さない。そのため禁止されているのだが、しばしば禁を破って泳ぎ流されて溺れてしまう人がいるらしい。

これは龍王宮から見て西側の浜。長い浜が延々続く。果たして「
龍馬伝」のロケはどの辺りか?
龍王宮の裏手の丘に龍馬直筆の手紙の数々を展示している龍馬記念館と鰹のたたきが美味い国民宿舎
桂浜荘がある。
【雑感】昨夕、伯父の家で馳走になった。
伯父は大の龍馬ファンなので、今年の龍馬フィーバーぶりと「
龍馬伝」の評判を聞いてみた。
県内全域福山龍馬一色と思いきや、龍馬で賑やかなのは高知市周辺に限られているようだ。高知市から数十キロ離れた我が郷里は特に変わりはないらしい。
福山龍馬たちの土佐弁はどうなのか聞いた。私はけっこう正確な土佐言葉だと思っているのだが。むしろ今時の若い高知県人にはお祖父さんお祖母さんが話す古い土佐弁に聞こえるのではないか。
ところが伯父伯母の反応はイマイチだった。「福山は力み過ぎ」「大袈裟、あんなに強う発音しない」「まっこと、とさらりと言うところを、
まっこと、ときつう言う」
普通に土佐弁を話せていたのは、
広末涼子と島崎和歌子だったそうだ。高知出身の女優だから当たり前か。県外の人には
福山雅治の土佐弁と
広末涼子の土佐弁の区別はつかんだろう。
高知の人間にとっては、やはり母語である土佐弁に厳しいが、伯母は「でも、いごっそうの雰囲気は出ちゅう」とキャラについては誉めていた。「いごっそう」というのは標準語で「快男児」のことをいう。頑固で気骨がある信念の男子で、天変地異にも動じなく酒豪であることなど。
それから伯父伯母は坂本龍馬の生家と岩崎弥太郎の生家の位置関係も問題にしていた。まるで同じ城下町で近所付合いをしているように描写されている事に違和感をもっている。地図を見れば判るように、坂本や武市らが住んでいる高知市周辺と岩崎弥太郎が住んでいる高知県の安芸地方はかなり離れている。徒歩では一泊ぐらいしなければ行けない。ところが「
龍馬伝」では女の子1人が気軽に往き来しているようになっているので、「えっ?」となるわけだ。
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