金妍兒、オーサーコーチと決別 フィギュアスケートの金妍兒(キム・ヨナ)が、バンクーバー冬季五輪金メダルの喜びをともにしたブライアン・オーサーコーチと決別した。(聯合ニュース) 【雑感】いずれは、こんな日がくるのだろう。コーチと選手の共通の目的は達成された今、モチベーションを維持するのが大変だ。五輪直後の世界選手権で
金妍兒選手は精彩を欠いていたし、今年の初夏ぐらいからオーサーコーチとの信頼関係に水を差すような噂やニュースも飛び交った。一番有名なのは、真央ちゃんがオーサーコーチ招聘を画策しているとの憶測情報だ。
コーチとの決別があるとすれば、この時期だろう。お互いに相手から三行半を突きつけられたと言い合っているようで、円満決別でないのは残念だ。
陸上や水泳、あるいはスピードスケートといった具体的成績に挑戦する競技であれば、オリンピックの金メダルを獲得してからも世界新記録という永遠のテーマがある。どんなに速く走っても、どんなに高く飛んでも、間髪を入れず誰かがまた世界新を出してしまう。世界記録保持者という栄誉は儚いものである。だからこそ挑戦は続くのだ。
しかし審判の主観が大きく入り込む藝術的な競技は、その時の判定基準や審判団の価値観で大きく左右される。全く同じ演技をしても、トリノでは金を獲れてもバンクーバーは入賞がやっとといった事もあり得るのだ。
だから、モチベーションとコンディションと身体の線を維持するとともに、次大会の判定基準や審判団の顔ぶれなど傾向を吟味してプログラムを編み出していく。単純にもっと速くもっと高くを追求して結果が出るものではない。
金妍兒選手がどのように立て直していくか、興味が尽きない。
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