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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「龍馬伝」(12) TVドラマ評[二十二] 

龍馬伝」最終章へ
 
【雑感】オープニングは今までのとはかなり趣を異にして、龍馬が風化して見える演出をとっている。第3シーズンでは溶岩流をイメージした背景に仁王立ちする龍馬を下から見上げるアングルで闘志満々の表情を捉えているのに対し、今回はアングルこそ変えていないが龍馬が何か色褪せ消えていくような雰囲気にも見える。暗殺へのカウントダウンを意識しているのか?
 
 衣装も変わった。脱藩するまでを描いた第1シーズンでは生家の裕福さを表しているのか小奇麗な格好、脱藩して海軍操練場に参加する第2シーズンではお馴染みの黒が色褪せ茶色になったようなボロの素浪人風袴姿、長崎亀山社中時代の第3シーズンでは紋付の古着風袴姿。第2と第3は昔から定着している坂本龍馬のイメージだろう。
 そして最終章第4シリーズでは黒紋付に仙台平の袴と小奇麗になっている。実際、現存している龍馬の写真には明らかに黒紋付の仙台平風の袴姿、いわゆる正装姿であり(些かくたびれているが)、時代劇でお馴染みの茶色く色が剥げた素浪人の風体ではない。郷里高知に坂本龍馬の蝋人形を展示している龍馬歴史館も素浪人体の龍馬では無く黒紋付袴スタイルにしているが、本作の大河ドラマでもそれを採用した。
 
 「馬関の奇跡」はTVドラマの限界なのか? 悪く言えば手抜き、好意的に言えばファンタジーぽく描いていて、今までがリアル風味幕末だっただけに拍子抜けしてしまう演出だった。
 高杉晋作が三味線もって白兵戦・・、なんて言って良いのやら・・。
「坂の上の雲」での海戦シーンはかなり生々しい描写だったので、TVドラマだからできないという訳ではないと思うのだが。
 
 清風亭会談は特集番組の再現ドラマなどでは、ごく普通に和気藹々と時代劇的に一献酌み交わす程度の描写が多いのだが、本作では時代劇というよりハードボイルドタッチでカッコイイ。これはワクワク・ドキドキものだ。
 蒼井優氏扮するお元、史実でもこの会談に立ち会った人物として知られているが、彼女の興奮した表情が素敵だ。かつては単なるおめでたいボンボンのお侍と思っていた龍馬が、本当に何かやってくれる凄い人なのだ、と興奮する表情、良いね。後に起こる「いろは丸沈没事件」では、坂本龍馬は世論操作のために紀州藩を非難する歌を流行らせるが、蒼井お元も一役かうのだろうか? 楽しみだ。
 

 

 
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