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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

江尻美保(7) 近頃の現象[四百七十六] 

耳かき店員ら殺害初公判、
遺体の白黒写真示す

 
 東京都港区で昨年8月、耳かきサービス店従業員江尻美保さん(当時21歳)と祖母の鈴木芳江さん(同78歳)が殺害された事件で、殺人罪などに問われた千葉市美浜区、元会社員林貢二被告(42)の裁判員裁判の初公判は、19日午後も東京地裁で続き、検察側の証拠説明が行われた。
 被害者の遺体の写真などが法廷の小型モニターに次々と映し出され、裁判員が顔を紅潮させたり、涙をぬぐったりする場面もあった。
 検察側は、鈴木さんの首の刺し傷の状況などを撮影した写真を、モノクロに加工してモニターに映したほか、江尻さん宅付近のマンションに設置された防犯カメラの映像も再生。
 事件当日、林被告が江尻さん宅に侵入した後、外に飛び出してきた江尻さんの母親らが、「助けて、110番、早く」などと絶叫している場面などが流された。(読売新聞)

 
【雑感】そういえば、ヒチコック監督の代表作に「サイコ」がある。サイコ・サスペンスというジャンルの開祖となった金字塔的映画である。
 
 BGMは不安感を煽る名曲、ヒロインは物語が始まって間もなく謎の「老婆」によってバスルームでめった刺しにされて殺されるという新機軸。
 公開年は1960年、ヒチコック監督ほどの巨匠であれば潤沢な予算が獲得できる上に興行的にも失敗する可能性が低いので、十分カラー作品として発表できる時代なのだが、敢えて白黒映画にした。その理由とは、聞くところによれば当時として凄惨を極める殺害場面、しかも物語の主人公であるはずの美女がシャワーを浴びている途中でいきなり包丁で何度も刺されて殺される前代未聞の展開、観客へのインパクトが強すぎるとの懸念から生々しいカラーはやめて白黒にしたそうである。
 一種の都市伝説だが、当時撮影されたカラーバージョンがどこかに現存しているとの噂が存在する。
 
 さて、「サイコ」はあくまで架空の映画の世界である。観る方はフィクションと割り切ることができるが、本件の場合は現実である。しかも多くの人は人間の遺体というものを普段は見ない。ニュース映像などではモザイクをかけて遺体を見せないようにするのが日本の感覚である。
 公平かつ冷静な判断も問われることになるが、裁判が終わった以降の裁判員の心理的ケアが今後の問題になる可能性が出てくるだろう。
  

 
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[ 2010/10/20 23:23 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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