ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

渡部陽一 近頃の現象[四百八十三] 

戦場からこんにちは
 
【雑感】60年代から80年代に青春をおくっていた方なら、戦場カメラマンあるいは戦場ジャーにリストと聞いたら、ロバート・キャパやユージン・スミス、あるいは石川文洋氏・一ノ瀬泰造氏、そして本多勝一氏だろう。彼らに憧れている方々から見れば、「戦場カメラマン渡部陽一氏がタレントのようにお茶の間番組にレギュラーのごとく出演している事に違和感を持つだろうと思う。バラエティ番組に出まくり、本当に戦場で仕事しているのだろうかと疑う人や、「戦場カメラマン」という芸名のピン芸人と勘違いしている人までいる。
 
 渡部氏のブログサイトを観れば、仕事をやっている事がわかるだろう。下積みフリーランスのジャーナリストはみなそうだが、彼もまた港湾の肉体労働で取材費用を稼いでは海外へ行くを繰り返した。
 本多勝一氏はかつて面がわれるのはジャーナリストとして不利、と指摘してCMやTV番組に出まくる落合信彦氏らを批判した事があったが、取材費用捻出を考えたらTV出演は率が良くて美味しい。顔が日本で売れれば「作品」が売れる。作品が売れれば次の企画も立て易い。
 
 ジャーナリストによっては、米軍側取材が多いことを批判的に観るかもしれない。本来ジャーナリズムは双方の懐へ飛び込んでの取材が不可欠、実際に本多勝一氏は「戦場の村」などで米軍側・南ベトナム側・そして米軍が戦った南ベトナム解放戦線側・北ベトナム側からの取材を行っている。
 
 しかし今は楽観的な夢や希望に満ちていた60年代とは違う。経済のグローバル化が進む一方で文化や価値観の閉鎖性や非寛容性が目立つのが21世紀の現代だ。かつてイスラム勢力はマルコムXが未来を見れるほど寛容性と希望があった。基督教の歴史は魔女狩り・異端審問・異文化への侵略と破壊の連続、それに比べればイスラムはまだマシだった。
 ところが強硬派は非イスラムに寛容でなくなってきた。
 
 それでも日本人はイスラムにも顔が利いた。欧米列強に善戦している日本に憧憬すら抱いてくれた。ところが小泉純一郎氏の極端な親米路線で一部のイスラム勢力から完全に敵性民族となってしまった。現地に溶け込み活躍しているNGOの職員ですら殺されてしまう。貧乏な日本人旅行者でも国籍が経済大国日本というだけで拉致され首を刎ねられる。
 双方の懐に飛び込んでの取材は、不可能となりつつある。
 

渡部陽一氏のサイト案内
戦場からこんにちは 
 

 
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[ 2010/11/04 09:03 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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