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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「タイタンの戦い」 家族と一緒に感動しよう〔21〕

タイタンの戦い」 
サム・ワーシントン得意の葛藤ヒーロー。


 

【原題】CLASH OF THE TITANS
【公開年】2010年  【制作国】亜米利加  【時間】106分  【監督】ルイ・ルテリエ
【原作】
【音楽】ラミン・ジャヴァディ
【脚本】トラヴィス・ビーチャム フィル・ヘイ マット・マンフレディ

【出演】サム・ワーシントンペルセウス)  ジェマ・アータートン(イオ)  マッツ・ミケルセン(ドラコ)  アレクサ・ダヴァロスアンドロメダ)  ジェイソン・フレミング(カリボス/アクリシオス王)  レイフ・ファインズ(ハデス)  リーアム・ニーソン(ゼウス)  ティン・ステイペルフェルト(-)  ルーク・エヴァンス(-)  イザベラ・マイコ(-)  リーアム・カニンガム(-)  ハンス・マシソン(-)  アシュラフ・バルフム(-)  イーアン・ワイト(-)  ニコラス・ホルト(-)  ヴィンセント・リーガン(-)  ポリー・ウォーカー(-)  ルーク・トレッダウェイ(-)  ピート・ポスルスウェイト(-)  エリザベス・マクガヴァン(-)

【成分】ファンタジー ロマンチック パニック 不気味 勇敢 かっこいい ギリシア神話

【特徴】一応、81年に公開された「タイタンの戦い」のリメイクになるが、粗筋、設定は大幅に改編されている。
 2つの勢力の板ばさみにあって葛藤するヒーロー役といえばサム・ワーシントン氏、「ターミネーター」では人間と機械、「アバター」では人間とナヴィ族、そして本作では人間と神の狭間で苦悩するキャラ、なかなか良い味を出している。
 しかし、急ごしらえに3Dにしているような感がありスケールの大きさは疑問だ。無理に3Dにせず通常の映像のほうがより魅力が出たのではないか。

【効能】ギリシア神話の世界が楽しめる。夏場に観るとより雰囲気が楽しめる。子供が夏休みのときに家族で鑑賞するに最適。

【副作用】ギリシア神話とは異なる展開に不快感。3Dの良さが感じられず拍子抜け。

下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。記事に直接アクセスした場合は、この行より下がネタばれになりますので注意してください。  
この期に及んで、
なぜアンドロメダをアフリカ系にしないのだ!


 高校生の頃、前作の「タイタンの戦い」が封切られた。ペルセウス役はギリシア彫刻にありそうな風貌、白いペガサスに跨り王女アンドロメダを救う。アンドロメダ姫は当時清純派女優だったジュディ・バウカー氏が扮した。金髪の三十路女性に高校生だった私は悪友らと「オバサンやん」と顔を顰めたが、いざ作品を観ると「うわっ、綺麗な身体」「肌きれい」と感動した。(余談1)
 スケベ少年の目線で観てしまった「タイタンの戦い」だったが、別にエロチックな作品という訳ではなく、素直な正統派ギリシア神話の映像化といった感じだ。

 あれから30年近くたって制作された本作では、やはりそのまま全く同じストーリー同じイメージというのは藝が無い。だから新基軸を期待したのだが、少し期待しすぎたかな?という思いを抱いた。
 81年版では悪い意味で「特撮」まるだしの映像だった。今回はCGが発達しているので一見するとリアルな映像、壮大な映像が続くのだが、迫力を感じることができない。

 81年版は「特撮」まるだしながらも、世間一般が抱く神話の持つ神秘性や美しいイメージを前面に押し立てた内容だった。だから今回は生々しい映像で勝負するのかと思いきや、そうでもない。
 サム・ワーシントン氏の泥臭さは気に入っている。前回と異なり強く美しい女性が登場するのも好きだ。メデューサがけっこう可愛らしい美人なのもグッド、神話ではペルセウスアンドロメダを妻に娶るのだが本作ではふってイオとくっ付く、この改編も嫌いではない。

 ただ、効果音が安っぽいし、3Dで観ていると顔の間近に5cm×20cmの画面が浮いて見えているような感じになって、映画館の大迫力大スクリーンにはどうしても見えない。壮大なスケールで描くアクション大作らしい迫力をラストを迎えても感じることができなかった。

 21世紀の映画なのだから、せめてアンドロメダ役は神話通りにアフリカ系女優を充ててほしかった。

(余談1)アンドロメダ姫は白人として描かれる事が多い。81年版は金髪の清純派を充てた。本作では黒髪のフランス美女が扮していたのだが、実はギリシア神話ではエチオピア王とカシオペア姫との間に生まれたので、アフリカ系の風貌のほうが説得力があるのだ。

 81年版は金髪清純派女優が担当するのはやむを得ないだろうが、現代は白人至上主義も崩壊しつつあり、アフリカ系やアジア系の進出著しいハリウッドなので、2009年版「スタートレック」や「アバター」に出演したアフリカ系アメリカ人女優ゾーイ・サルダナ氏がアンドロメダに扮し、サム・ワーシントン氏とラブシーンを展開するとばかり思い込み疑わなかった。一連の作品から彼女がアンドロメダに扮する流れだったはず、と勝手ながら私は予想していたのだが。

 ゾーイ・サルダナ氏なら気品と知性と慈悲のあるアンドロメダ姫を演じるに足る女優のはずだ。恒例の海辺に半裸の状態で縛り付けられ生贄にされる場面も、彼女なら美しく演じられる。スケベの私だから期待しているのではなく、ギリシア神話がそうなっているのであり、有名絵画も大半はポルノチックに描いているのだ。但し絵画は白人として描いているが。

 結果は、白人社会にとっては無難な形となり、私はガッカリした。ギリシア神話を知らない保守派白人の陰謀か?
 
晴雨堂スタンダード評価
☆☆☆ 良
 
晴雨堂マニアック評価
☆☆ 凡作

 
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タイタンの戦い [DVD] デズモンド・デイビス;レイ・ハリーハウゼン 81年版
 

  

 
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