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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「人体の不思議展」 近頃の現象[五百三十] 

「人体展で苦痛」提訴へ 
京都の名誉教授「会場に死体、生活侵害」

 
 京都市左京区で開催されている「人体の不思議展」(23日まで)について厚生労働省が「標本は遺体」との見解を示している問題で、会場近くに住む生命科学が専門の大学名誉教授が、「死体が展示されているため精神的苦痛を受けた」として、主催する同展実行委員会(大阪市北区)に損害賠償を求め、20日にも京都地裁に提訴することが19日、関係者への取材で分かった。(産経新聞)


 
【雑感】言論と表現の自由を強く標榜する者として、まことに申し訳ないが提訴された「名誉教授」氏には怒りを感じてしまう。やむを得ない事情からの提訴であると信じたいが、提訴しなければならない必然性が解らない。後々の弊害のほうを感じる。
 
 古代エジプト展を観に行った人がミイラを観て精神的苦痛を感じ主催者を提訴するなんて事もあり得る。ミイラも立派な死体だ。あれは死体ではなく文化財だと意識して見学する人は何人いるだろうか? 多くはやはり数千年も腐らずに残った死体と思って観ているのだ。
 そんな「死体」と「人体の不思議展」で展示されている特殊処理された人体標本の「死体」とどんな違いがあるのか? 基本的に変わりはないし線引きは難しい。
 
 さらに、拡大解釈すれば化石人類の標本も「死体」だ。化石から死体を連想して精神的苦痛を感じる人も出てくるかもしれない。いちいち、博物館を提訴していたら運営は成り立たない。
 
 くだんの名誉教授氏はもちろんやむを得ず正当な理由で提訴されたのだろうが、「精神的苦痛」の乱用は避けるべきだ。でないと「精神的苦痛」の価値が下がって周囲の理解を得にくくなるし、「精神的苦痛」に対する反発も大きくなる。

 例えば、古代エジプト展でミイラという死体を展示した事で精神的苦痛を感じて提訴したとする。逆に古代エジプト学会やファンが、「古代エジプトやミイラ文化を学んだり関心を高める貴重な機会を奪われそうになり、エジプト学会への発展が阻害され、研究者・学習者に不安と精神的苦痛を与えた、として逆提訴するかもしれない。
 
 キリが無い。
 
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[ 2011/01/19 23:19 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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