FC2ブログ

ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

死刑廃止論(2) 近頃の現象[五百三十三] 

死刑制度、存廃含め検討=江田法相
 
 江田五月法相は21日の閣議後の記者会見で、死刑について「(いったん執行すると)取り返しがつかない。制度としてあることが世界中の状況からみていいのかどうかも考える時期に来ている気がする」と述べ、制度の存廃も含めて省内で議論を進めたいとの考えを示した。(時事通信)
 
【雑感】江田五月氏らしい発言だ。
 
 私も一部は同感である。冤罪を安易に発生させてしまう警察と検察の体質が非難されている現状を鑑みれば、執行すると取り返しが付かない制度は問題だろう。冤罪の問題が私を積極的死刑制度支持派に踏み込ませないでいる。

 しかしである。私は消極的死刑支持派であって死刑廃止論者ではない。犯罪者の身になって考えれば、死刑廃止がどれだけリスクを産むか明らかだと思う。死刑が犯罪を抑止する効果については廃止論者から判で押したかのように「死刑があるからといって犯罪は減らない」との疑問が並べられるが、逆に死刑を廃止する事によって「犯罪が減る」とも限らないのだ。むしろ犯罪者が安心して罪に対する重みを軽く見てしまう危険がすらある。
 
 それから「世界中の状況からみていいのかどうかも考える」というのは、「革新系」や「新保守」がよく使う論法だ。「世界の潮流」だとか「欧米では」とか。
 しかし、世界の潮流がいつも「正しい」とは限らない。
 
 20世紀前半まで欧米列強は全世界に侵略の魔の手を伸ばしアジア・アフリカを植民地にしていった。先進国は後進国を侵略し植民地にするのが当時の世界の潮流である。これは正しいのか? 世界の潮流が全て正しければ、その欧米に倣って帝国主義大国になろうとしたかつての大日本帝国も正しいということになってしまう。
 馬鹿の一つ覚えみたいに、何でもかんでも世界の潮流に従う必要は全く無い。

 現行法を弄らないまま死刑だけを廃止したら、モラルハザードが起きる。凶悪犯罪を起こしても、極刑は無期懲役、無期懲役だと模範囚なら10年少々で出てこれる。被害者側は安心して暮らすことはできないし、国家を信用しなくなる。
 

 
 blogram投票ボタン にほんブログ村 映画ブログへ
ブログランキングに参加しています。
関連記事
スポンサーサイト



[ 2011/01/21 18:18 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
映画処方箋一覧
晴雨堂が独断と偏見で処方した映画作品。
下段「日誌」項目は晴雨堂の日常雑感です。
メールフォーム
晴雨堂ミカエルに直接ご意見を仰せになりたい方は、このメールフォームを利用してください。晴雨堂のメールアドレスに送信されます。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール
↓私の愛車と野営道具を入れたリュックです。

晴雨堂ミカエル

Author:晴雨堂ミカエル
 執筆者兼管理人の詳しいプロフィールは下記の「晴雨堂ミカエルのプロフ」をクリックしてください。

晴雨堂ミカエルのプロフ

FC2カウンター
2007年10月29日設置
当ブログ注目記事ランキング
当ブログで閲覧数の多い順ランキングです。
設置2013年6月13日
ブログランキング
下記のランキングにも参加しております。ご声援ありがとうございます。
  にほんブログ村 映画ブログへblogram投票ボタン
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
124位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
64位
アクセスランキングを見る>>
タグランキング
晴雨堂の関心度が反映されています。当ブログ開設当初は「黒澤明」が一位だったのに、今は・・。
訪問者閲覧記事
最近のアクセス者が閲覧した記事を表示しています。
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
リンク