ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

ストレス解消活劇 12 「あずみ」 

あずみ」 
上戸彩の華麗な殺陣 
オダギリジョーの怪演冴え渡る

 

 
【公開年】2003年  【制作国】日本  【時間】142分  【監督】北村龍平
【原作】小山ゆう
【音楽】岩代太郎
【脚本】水島力也 桐山勲
【出演】上戸彩あずみ)  原田芳雄(小幡月斎)  小栗旬(なち)  成宮寛貴(うきは)  小橋賢児(ひゅうが)  金子貴俊(あまぎ)  石垣佑磨(ながら)  佐野泰臣(ゆら)  鈴木信二[俳優](あわ)  永山瑛太(ひえい)  山口翔悟(こもろ)  北村一輝(井上勘兵衛)  松本実(飛猿)  オダギリジョー最上美女丸)  岡本綾(やえ)  榊英雄(長戸)  遠藤憲一(佐敷一心)  清水一哉(佐敷二斎)  坂口拓(佐敷三蔵)   りょう(襲われる母親)  伊武雅刀(浅野長政)  佐藤慶(南光坊天海)  竹中直人(加藤清正)
          
【成分】ファンタジー 勇敢 かっこいい 時代劇 17世紀初頭
      
【特徴】上戸彩氏の細腕が軽やかに舞う殺陣を愛でるための映画。時代考証やストーリーなどは無視して上戸彩のアクションに注目すべし。オダギリジョー氏の怪演がまた素晴らしい。
 
【効能】むさ苦しい野蛮な男どもが涼しげなギャルによってバッタバッタと斬られていく様は痛快かつ萌え。
 
【副作用】血飛沫が飛び、地面には血糊が広がる様は邦画の割にリアル、気分が悪くなるかも。
 
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。


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やはり、最上美女丸が最高
 
 結論からいうと、上戸彩氏のチャンバラアクションは成功だ。この映画は時代劇ではない。華奢でボーイッシュの上戸彩氏が「美しく」太刀を振り回す様を鑑賞するための映画である。それ以外を求めるのは野暮だろう。
 時代考証も物語の設定も看過すべきだ。これを問題にしたら「赤影」も「変身忍者アラシ」も「風雲ライオン丸」もレッドカードだろう。
 
 僅かながら感心する場面がある。北村一輝氏の茶筅髷が良く似合っているし、馬上で短筒を構えるシーンも格好いい。毒を塗った手裏剣に腕をやられ、ジワジワ弱って死んでいく同僚忍者の様がリアリティある。オダギリジョー氏の怪演も素敵だ。死屍累々に地面に血糊が染込んでいる様もリアルだし、セット担当者やエキストラの努力に敬意を表する。
 上戸彩氏の殺陣もなかなか綺麗だ。きっとダンスの練習をしたのだろう。少なくとも、大河ドラマ「新選組!」の沖田総司役の藤原竜也氏よりは上手い。
 
 ただ、どうしても納得がいかない場面がある。せっかく育てた忍者を仲間同士で殺し合いをさせて最強を選抜するのは、どう考えても戦力の損失であり、戦略戦術として最低最悪、愚かの極地だ。
 娯楽アクションにナンセンスな思想をもっともらしく入れるのは良くない。ナンセンスギャグとして観客が捉えていれば良いが、一見シリアスな映画の効果で本気で考える人間が出てくるかもしれない。(余談1)
 
(余談1)現実に日本は合理主義のアメリカに敗北している。日本軍はコストのかかるメカを開発したり、「名人」を育てるのに気をとられていたが、アメリカは平均点の取れる兵員を大量育成し不足は低コストの平均点メカを大量生産することで補った。
 戦後、日本は平均点主義で復興したが、今またバランスが崩れている。
 
晴雨堂スタンダード評価
☆☆☆ 良
 
晴雨堂マニアック評価
☆☆☆ 佳作

 
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