2月の金曜カレー 【雑感】昨日は久しぶりに金曜カレーにした。 前日の晩、連れ合いとの話し合いで私がカレーをつくることになった。夕方、帰宅すると台所にはカレーに入れる食材が既に切ってザルに入っている。連れ合いが朝のうちに包丁を入れたのだ。私が切ると馬鈴薯も人参も火が通りやすいように薄く切ってしまうからだ。
ついチャリンコ旅行をやっていた若い頃からの習慣で平べったく薄く切る癖がついている。家庭でつくるカレーはゴロゴロ大きめに切った方が食べ応えがあって美味しい、というのが連れ合いの感覚らしい。私もどちらかといえば大き目の馬鈴薯・人参の方が好きなのだが、自分がやると生理的に細かく切ってしまう。
さっそく、中華鍋にオリーブ油をひき玉葱からいためる。ご覧のように玉葱も大きめカットだ。私が切ると微塵切りなのだが。これだとなかなか火が通らないし、油も少し多目にいる。
適当に黒胡椒などを入れながら炒めていく。その横で別の鍋にコンソメスープをつくる。少し隠し味に醤油も入れて味を調える。お湯で具材を煮るだけの人が多いが、私はカレールーを入れる前段階で既に野菜コンソメとして食べられる状態にしておくのだ。
カレールーはハウスの「スパイシーブレンド」辛口とS&Bの「ゴールデンカレー」辛口のブレンドだ。既製のカレールーでも他社製品同士を混ぜることでコクが出る。
さらに海上自衛隊の海軍カレーに倣って、インスタント珈琲の粉末を少量のほか、特製香辛料をやや多目に入れて香りをつける。日本カレーは味は良いのだがインドカレーのような芳香がイマイチ欠ける。私が入れた秘密の香辛料でインド並みの香りが放たれた。
ご飯は、最初に紹介した盛付写真のように玄米とする。このところ、吉野家の牛丼を控えて玄米飯にしたので便通がことのほか良い。
晩の8時半ごろに連れ合いが帰宅。風呂に入ってもらっている間にカレーを温める。例によって連れ合いには私の風呂の温度は高過ぎるらしく、湯舟に水を入れる音がする。
連れ合いが風呂から出て髪を乾かし食卓についたところで一緒にご飯を食べる。例によって「風呂に入っている間に先に食べたらいいのに」「私に貸しをつくる魂胆か?」などといらん事を詮索する。
食べ始めた当初は普通に美味いと言っていたが、食べ終わる頃になると大袈裟に泣きそうな顔をつくって「辛い・・辛い・・」と怒鳴り始め、「自分のことしか考えてない」「私が辛いの苦手なん判ってるやん!」と非難し始めた。
私としては連れ合いに辛さの素晴らしさを判っていただきたいし、きっと判っていただけ美味いと認識してくれるものと信じている。その証拠に以前は苦手だったキムチも、浅漬けの段階なら積極的に食べるようになったではないか。この時代、味覚の幅を広げなければサバイバルに打ち勝てない。そんな反論を私は並べた。
すると連れ合いはこないだのバレンタインデーの牛丼を思い出し、「お前は異常なんじゃ! あんなに七味と生姜かけたら牛丼の味が消えるやろ!」私はすかさず、吉野家の調味料と食材を使い切っているだけだ、あれで牛丼が台無しになるのなら、最初から吉野家は紅生姜も七味も置かねば良いのだ、牛丼だけで勝負すれば良いのだ、と反論。
「ああいうたら、こう言う。もう知らん」「残りのカレー、全部責任もって始末してや」と捨て台詞。私は納得できず、そもそも私という人間を知っていながら、なにゆえ私に調理を任せた? 私の料理を食べる意思と覚悟が君にあったからではないのか、と突っ込むと、連れ合いは日本アカデミー大賞へと話題を変えた。
たぶん、このブログを連れ合いが見たら、「事実無根」「嘘だ」と主張するかもしれない。立場が違えば、事実解釈も異なるからな。
それにしても昨日のカレー批判はいつもよりキツい。こないだの牛丼の一件が伏線として効いているのかもしれない。
ああもボロカスに言われるのであれば、LEEのルーを使えば良かった。10倍カレー、20倍カレーでは辛すぎて気の毒だろうと気を遣って通常の辛口にしたのだが、私は傷ついた。 ブログランキングに参加しています。
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