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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

プルトニウム 近頃の現象[六百四十七] 

枝野長官、プルトニウム影響阻止に全力

 「このこと自体は大変深刻な事態でありますが、そのことによる周辺部への影響をいかに阻止し、収束させるかということに、今、全力を挙げている状況です」(枝野幸男官房長官)

 枝野長官はこのように述べた上で、検出されたプルトニウムについて、「燃料棒から出ている可能性が高い」として、「燃料棒が一定程度溶融したことを裏付けるものだ」との認識を示しました。

 そのうえで、「事故の影響によって高い濃度のプルトニウムが検出されるならば対応が必要なので、引き続きモニタリングを続けていく」と述べました。(TBS)

 
【雑感】事故発生の初期の段階、まだ建屋が吹き飛んでいない頃に原子力に詳しい友人は「もう炉心熔融が始まっているのではないか」「現場は廃炉を前提に復旧しているのではないか」と指摘した。修理して再稼動する事は既に考えておらず、放射能を漏らさないよう決死の作業をしているのではないか、そのため東電首脳に精細な報告をあげる余裕がないのではないか、だから記者会見ではしどろもどろの要領を得ない説明になってしまっているというのだ。
 
 今にしてみれば、友人が指摘した通りだ。東電の会見の内容を知るたびに、現場は厄介な「上司」をもって大変だなと同情する。なにしろ政府の枝野官房長官が廃炉方針を考えている段階に及んでも東電は廃炉にしない可能性をまだ捨てていないのだ。
 
 あれだけの惨事で見た目の破壊加減で、よく原子炉は潰れずに残ったものだと感心する一方で、しかし既に周辺機器はダメージを受けて冷却水が循環しない状態なのであるから、本体は完璧でも配管などは破損してもおかしくない。プルトニウムの検知と、周辺施設のトレンチ(溝・塹壕)に高濃度の放射能物質を含んだ水が溜まっている事実は、来るべきものが来たというべきだろう。
 
 それにしても記者会見はもう少しどうにかならぬものか。プルトニウムが漏れた原因を調査中というのはどういう意味なのか。破損箇所を調査中というニュアンスには聞こえなかった。漏れた原因を調査中のように聞こえた。何故だろう。
 プルトニウムは自然界には殆ど存在しない物質だ。長崎原爆やチェルノブイリ事故や六ヶ所村の核処理施設問題などで盛んに出てくる単語であり危険性が指摘されている。原子炉から出ている事は少なくとも間違いない訳で、東電首脳部の気苦労を理解したいが、その理解したい気持ちを削ぐ会見の仕方、どうにかならんのか!
 
 現場が粗末な非常食を食べて作業に臨んでいる事を発表する神経も解らない。現場が一生懸命やっていることを喧伝したい意図は理解できるが、それ以前に東電や保安院の現場を蔑ろにしている姿勢が露になっただけ、本当に事態を収拾したい意志があるのかどうか疑わしいことを暴露しただけではないか?
 もう浮世離れはやめようや。原子力は不本意ながら必要の保守的立場の私でもイラつく。
 

 
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[ 2011/03/29 20:48 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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