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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

東京電力株式会社 近頃の現象[六百五十二] 

「5、6号機も廃炉に」
東電会見に住民怒りの声

 
 東京電力勝俣恒久会長が福島第一原発1~4号機について、「廃炉にせざるを得ない」「(避難指示の解除は)数週間では厳しい」などと述べたことを受け、福島県内各地で避難生活を送る住民からは、「5、6号機も廃炉に」「一刻も早く先行きを示せ」などと、改めて怒りの声が上がった。(読売新聞)
 
【雑感】こないだ、東京電力の国有化話がニュースになったが東電側は否定した。しかし現実問題、国有化は避けられないような気がする。
  
 さしあたって、福島第1原発をなんとかしなければならない。廃炉でも莫大な資金と人員を割かなければならないので、現状可能な最小限の損害に抑えたとしても、東電はこれから数十年に渡って何万何億と支払い続けなければならない不良債権を抱えることになった。
 不良施設の管理維持費だけでも大変なうえに、地域住民への補償がこれから待っている。直接関係する自治体の双葉町と大熊町住民への損害補償は当然の事として、さらに今回の事故による避難区域や屋内退避区域に該当する自治体住民への補償も当然の事ながらやらなければならない。目の前にある補償だけでも気が遠くなる金額になりそうだ。
 
 さらに、福島県や茨城県の農林水産物は大打撃を受けている。被災を免れた企業も原発問題で経営に大きな支障を受けている。その責任も問われるだろうから、訴訟が乱発して裁判費用もかかるだろう。補償の範囲はもはや際限が無い。東電側は密かに責任は感じながらも法的に回避できそうな責任については断固として拒否するだろうから、延々と終わりの無い法廷闘争が続く。
 
 東電の信用は著しく低下するので株価も暴落する。株主も訴訟を起こすかもしれない。社員や組合とも紛争が発生しこれも訴訟となるかもしれない。加えて計画中の原発建設は凍結せざるを得ないだろうから、関連企業へのペナルティもあるはずだ。
 今後のことを考えたら、もはや国有化しか残されていないような気がするのだが・・。
 

 私たちの生活も影響がある。原発の見直しで万々歳ではない。少なくとも電気料金値上げは覚悟しなければならない。
 そもそも原発が何故ふえたのか? 山河を潰す水力発電ダムは造れない。ダムを増やしたところで、建設経費に見合う発電力が果たしてあるかどうか? 治水の面でも疑問視されている。火力発電は莫大な石油や石炭を使う。CO2排出量も大きい。中東が不穏な状態で火力に頼れない。太陽光発電や風力発電は、前にも述べたが巨大産業を支える力にはなっていない。
 残るは原子力だが、これは少ない燃料で大きな発電力があるから日本は次第に原子力へとシフトしていった。発電力単価は水力や火力より遥かに安く抑えられている。ここまでは池上彰氏が出演している時事番組でも盛んに説明されていることだが、池上氏が意識してなのか?無意識なのかは解らないが説明を省いているのがあった。それは安全対策にかかるコストである。
 
 施設の安全対策だけに銭をかければ良いという訳ではない。一時ドイツやアメリカなどでは原子炉の廃炉や建設計画中止が相次いだことがあった。それは事故が起こった場合の周辺住民の安全対策に銭がかかるからである。日本の場合、福島第1原発の雄弁に物語っているようにその「安全対策」を疎かにする事で電気の単価を安く抑えていたのだ。
 本当は原子力の電気も安くはないのである。福島第1原発の例でも判るように、無理に安くしていたのだ。
  
 これから西日本も原発を見直さなければならない。もしまともに対策を行えば電気代は高くなるはずだ。
 

 
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[ 2011/03/31 02:24 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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