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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

ACジャパン「あいさつの魔法」 優れた短編映画テレビCM 

ACジャパン CM あいさつの魔法 
フルバージョン

  

 
【雑感】東日本大震災によって民放スポンサー各社はCMを自粛し、空いた時間はメディア関係企業の出費により運営されている非営利団体ACジャパンのCMで埋め尽くされた。
 そのため、事情を理解していない視聴者から抗議や脅迫がACジャパンやそのCM出演者に寄せられる結果となったが、実際問題として似たようなCMを延々流れるのはあまり愉快ではない。もっとも、嫌ならテレビを消してラジオやインターネットで情報を得れば済む事だ。
 
 さて、そのACジャパンのCMの中で、この「あいさつの魔法」も批判された作品である。私はカウボーイハットのようなものを被った少年がバタ臭くて気に入らない。途中で出現するガールフレンドらしきヒロインも、なんだか典型的な「太郎・花子」の花子さんキャラで好かん。
 何より、友達が「ぽぽぽぽ~ん」と増える設定が安直で、全能なる主人公の意思の力による「魔法の言葉」と称す怪しげな呪文で「トモダチ」が出現するという物語は、自己中心的性格の増長と他者への人権侵害を促進させる危険思想の香りがする。
 しかしながら、あくまで危険思想の臭いを私が感じているだけの話なので決定的な証拠は無い。だからCMは批判しない。

 このCMの良さは、私のような嫌悪感を持っている者でもつい「両端にいるサイとマンボウが登場するバージョンは無いのか?」「えっ? スカンクもいたのか?」と強い興味を持ってしまわせるところにある。
 フルバージョンは滅多に放送しない。犬やウサギが登場する短縮バージョンが圧倒的に多く放送され、うなぎやライオンが登場するバージョンは少なく、サイやマンボウなどに至っては殆ど放送されない。だから、主人公とヒロインのもとに集うトモダチたちの中で一番端のサイやマンボウのバージョンは無いのか?と強い好奇心を抱いてしまうのである。
 
 また、聞くところによると「ぽぽぽぽ~ん」というフレーズは、保育園幼稚園から小学校低学年にかけての年齢層児童に憶えられ口ずさむ現象が起こっている。
 私が思う良いCMの条件、1にシンプルかつインパクト。2に制作費が安い事が重要である。3に、できれば憶えやすく流行語になりそうなフレーズの三拍子を満たしていることになるか。
 CMの流し方も上手い。各キャラクターを満遍なく流すのではなく、よく流すキャラと殆ど流さないキャラといった具合に「差別」することで一部バージョンに希少価値を発生させ、私のような否定的視聴者までもサイ・マンボウバージョンが流れると家事を放り出して観させてしまうように仕向ける。考えたな、ACジャパン
 

 
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私、このCM好きなので、フルバージョン見れて
うれしいです。スカンクまでいたのかっ!
知りませんでした。

体の向きを変えたラインダンス風ふりつけと
スローテンポのメロディが昭和的懐かしさです。
(男女キャラも)

まあ発想は自分勝手かもしれませんが、私は
その時代逆行気味のところが好きですねえ。
子供が一斉に口づさむなんて、めったにない
ですもんね、いまどき。
[ 2011/04/02 12:34 ] [ 編集 ]
A君へ
 
> スローテンポのメロディが昭和的懐かしさです。
> (男女キャラも)

 まさにセンスが昭和ですね。たぶん、わざと昭和にしたのでしょう。いまどきの萌えキャラでやってしまうと、少し疲れるかなと思います。保育園児や幼稚園児には圧倒的に「あんぱんまん」が支持されていますが、それと同じです。
 私は昔から「あんぱんまん」が嫌いなのですが、つい多彩なキャラを観てしまうのです。似てますね、このCMは「あんばんまん」と同じです。

> まあ発想は自分勝手かもしれませんが、私は
> その時代逆行気味のところが好きですねえ。
> 子供が一斉に口づさむなんて、めったにない
> ですもんね、いまどき。
 
 まさしく「あんぱんまん」的思考であのCMは作られています。けっきょく、子供に訴えるには子供の論理でいくしかないのでしょう。
 「あんぱんまん」も小学校中学年くらいになると急速に卒業していき、高橋留美子氏らの漫画へと移行します。
 なんか心の奥で興味をひきつけたり安心させたりする効果があるみたいです。
[ 2011/04/02 14:03 ] [ 編集 ]
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