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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

脱原発は可能か 近頃の現象[七百三十八] 

原子力安全強化へ協力=日仏首脳会談
 
 菅直人首相は25日午後(日本時間同日夜)、フランスのサルコジ大統領とパリの大統領府で会談した。菅首相は、東京電力福島第1原発事故に対してフランスから技術支援を受けていることに謝意を表明。原子力を安全に利用していくための日仏協力などについて協議した。(時事通信)
 
【雑感】結論からいうと、脱原発を日本で行うのは無理だ。
 
 反原発派が指摘する「自然エネルギー開発予算の少なさ」は一理ある。原子力が巨大利権となって、原子力を造らなければいけない環境へもっていく政官財の利権ネットの陰謀も解る。私自身も当ブログで指摘した。ただ、その一方で反原発派の言い分も鵜呑みにしないことも合わせて述べてきた。
 
 たとえばチェルノブイリ事故を起こしたソ連、そのソ連を引き継いだロシアは原発を無くしているのか? チェルノブイリ事故に敏感に反応し、世界有数の高度なリサイクルシステムを導入し、なおかつ環境保護を党是とした緑の党の勢力が強力で一時期は政権与党にも参画したドイツでさえも、原発はある。
 
 何が言いたいのかといえば、反原発派は地熱発電で一定の効果を挙げているニュージーランドを例にとり、リサイクルエネルギーや自然エネルギーでも十分可能性がある事をよく言うが、原発の有る国と無い国の違いはいったい何なのか考えたほうが良い。

 何が違うか? 技術力? 経済力? もちろんそれもあるけど決定的な要素ではない。何が決定的なのか?
 それは巨大な人口を抱え巨大な経済圏を構成し巨大な産業を維持する必要に迫られた国々が原発に頼っているのだ。例えば原発に頼っていないニュージーランドなどは高い技術力と国民1人当たりの経済的豊かさはあるが、人口は少ない。失礼な言い方かもしれないが、コンパクトな国家だから脱原発も「容易」だったのだ。

 原発に頼っている国々で日本以外に真っ先に浮かぶのは、アメリカ・ロシア・中国・インド・ドイツ・フランスイギリス・ブラジル・アルゼンチンなど。
 経済先進国とか発展途上国といった区分けは関係ない。多くは巨大な人口を抱え、巨大産業を展開している国々である。早い話、莫大な電力を必要としている国々、大きく経済を回していく必要に迫られている国々である。現代社会は経済を回すに電力は不可欠。経済が遅滞するとどういうことになるのか? いまの日本経済を見れば一目瞭然である。
 
 反原発派は、原発敵視を優先するあまりに経済を見ないのが問題だ。筋金入りの反原発派は帰農運動もセットにして一定の覚悟で動いているが、多くの似非反原発派は「原発止めろ」「景気良くしろ」「雇用をなんとかしろ」など物理的に矛盾した都合良過ぎる要求を政府や社会にするから困ったものだ。
 前にも述べたが、私は消極的原発肯定派である。今より増えてほしくはないが、現状で無くすのは無理だと思っている。孫正義氏が休耕田を利用した太陽パネル発電を提唱して頑張っているが、今すぐ事は動かない。エネルギー転換も経済力がいる。経済には動かす電力がいる。
 それと法整備だ。電力事業の緩和をもっと進めなければならないが、地域独占企業である電力会社がそれを受け入れることはありえないだろう。現実問題として、当分は嫌でも原発の世話にならなければならない。
 
 確実にいえるのは、脱原発の風を一時の花火にしないことだ。日頃から考え、日常生活で微力ながらも脱原発に努める事が大事である。
 いま世間では節電で大騒ぎしている。家庭に限っていえば私は慌てない。何故ならクーラー無しの生活は10年近く前から実践しているからだ。私が原発を肯定したからといって短兵急に批難したくなった輩は、人を批難する前に自分の生活を棚卸するべきだろう。
 私は夢は見るが幻想は見ない。 


 
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[ 2011/05/26 00:20 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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