「ミートマーケット ゾンビ撃滅作戦」
銃撃・格闘技・女バンパイア・H場面盛り沢山 【原題】MEAT MARKET
【公開年】2000年
【制作国】加奈陀
【時間】91分
【監督】ブライアン・クレメント 【音楽】ジャスティン・ハグバーグ
【脚本】ブライアン・クレメント【言語】イングランド語
【出演】クレア・ウェストビー(-) ポール・ペドローサ(-) テレサ・サイモン(-) チェルシー・アレントセン(-) カム・パイプス(-) ケン・ピータース(-)
【成分】笑える パニック 不気味 セクシー コミカル バンパイア ゾンビ
【特徴】自主制作レベルの規模で制作したゾンビ映画。全編に渡って陳腐かつコミカルな場面が続く。低予算を反映して、出演者たちも監督の友人知人か、知人俳優か、あるいはアルバイトのエキストラか、そう思えるような演技力とスタイルである。
これはホラーではなく、自分も映画制作スタッフになった気分で内輪笑いするための作品だ。
【効能】短い映画の中に期待シーンが中途半端に盛り沢山、盛り下がった気力が復活する。
【副作用】銭と時間の浪費感・損失感で暫く気分が悪くなる。
下の【続きを読む】をクリックするとネタバレありの詳しいレビューが現れます。記事に直接アクセスした場合は、この行より下がネタばれになりますので注意してください。
エド・ウッド臭さのあるゾンビ映画 噂によると僅か数十万円で制作したそうなので、ほとんど自主制作の規模であり、ゾンビメイクをした監督自身が作中冒頭に登場して挨拶をするノリも自主制作の気分である。(余談1)それがDVD化されて日本でも一部マニアでウケているわけだから監督たちは幸せ者である。日本ではイマイチ望めない羨ましい制作環境だ。
監督が撮りたいモノを好きなように撮った感があり、スタッフも俳優たちも仕事というよりは趣味の延長で楽しんで制作に参加している雰囲気が滲み出ていて、観ているほうも楽しくなる作品である。
つまり、これはゾンビ映画というジャンルには入るかもしれないが、ホラー映画ではない。友人たちが自主制作したエロチック・アクション・コメディ・ゾンビ映画を楽しむ感覚で観るべきだ。但し、やはり一応ゾンビ映画なので、人肉を生のまま喰らう場面はきちんとグロク撮れている。ビールや肴を前にして観るのは勧められない。
キャラは定番通り、元特殊部隊で銃器の扱いに慣れているヒーローとその相棒の美女、町が崩壊し助役たちも死体かゾンビになっているのに平常通りの会議を続ける市長に、ゾンビを飼うマッドサイエンティスト。それに加えて新機軸はゾンビに関節技を仕掛けるキレた覆面レスラーに、ノースリーブの黒いレザースーツに身を包んだレズっ気のある女バンパイア三人組が主人公たちと合流してゾンビの大群に立ち向かう。(余談2)
昔の8ミリ映画かビデオ映画の感覚で楽しめば納得できる作品だ。ゾンビ映画はホラーから独立したジャンルなのだと実感させる一品である。
(余談1)白いクリームを分厚くゴテゴテ塗りたくっただけかと思ったら、意外にしっかりしたメイクだった。ラテックスか?
(余談2)三人のバンパイアは主人公たちに「ゾンビより私たちバンパイアのほうがスタイリッシュよ」という。たしかに特に美女ではないが黒のレザースーツに白い牙は似合っており、銃を撃つ姿も様になっている。
さらにお約束?なのか、バンパイアたちはセックス好きで場末のポルノのようにエッチしたりレズったり主人公を誘惑する。
晴雨堂スタンダード評価
☆ 不可
晴雨堂マニアック評価
☆☆☆ 佳作晴雨堂関連作品案内ミートマーケット 人類滅亡の日 [DVD] ブライアン・クレメント
ミートマーケット 地獄からの脱出 [DVD] ジェイソン・ロバートソン
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エド・ウッド臭さのあるゾンビ映画 噂によると僅か数十万円で制作したそうなので、ほとんど自主制作の規模であり、ゾンビメイクをした監督自身が作中冒頭に登場して挨拶をするノリも自主制作の気分である。(余談1)それがDVD化されて日本でも一部マニアでウケているわけだから監督たちは幸せ者である。日本ではイマイチ望めない羨ましい制作環境だ。
監督が撮りたいモノを好きなように撮った感があり、スタッフも俳優たちも仕事というよりは趣味の延長で楽しんで制作に参加している雰囲気が滲み出ていて、観ているほうも楽しくなる作品である。
つまり、これはゾンビ映画というジャンルには入るかもしれないが、ホラー映画ではない。友人たちが自主制作したエロチック・アクション・コメディ・ゾンビ映画を楽しむ感覚で観るべきだ。但し、やはり一応ゾンビ映画なので、人肉を生のまま喰らう場面はきちんとグロク撮れている。ビールや肴を前にして観るのは勧められない。
キャラは定番通り、元特殊部隊で銃器の扱いに慣れているヒーローとその相棒の美女、町が崩壊し助役たちも死体かゾンビになっているのに平常通りの会議を続ける市長に、ゾンビを飼うマッドサイエンティスト。それに加えて新機軸はゾンビに関節技を仕掛けるキレた覆面レスラーに、ノースリーブの黒いレザースーツに身を包んだレズっ気のある女バンパイア三人組が主人公たちと合流してゾンビの大群に立ち向かう。(余談2)
昔の8ミリ映画かビデオ映画の感覚で楽しめば納得できる作品だ。ゾンビ映画はホラーから独立したジャンルなのだと実感させる一品である。
(余談1)白いクリームを分厚くゴテゴテ塗りたくっただけかと思ったら、意外にしっかりしたメイクだった。ラテックスか?
(余談2)三人のバンパイアは主人公たちに「ゾンビより私たちバンパイアのほうがスタイリッシュよ」という。たしかに特に美女ではないが黒のレザースーツに白い牙は似合っており、銃を撃つ姿も様になっている。
さらにお約束?なのか、バンパイアたちはセックス好きで場末のポルノのようにエッチしたりレズったり主人公を誘惑する。
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