山本太郎「事務所、辞めました!
これ以上迷惑かけられない」
福島の子どもたちのため覚悟の決意表明 俳優の山本太郎が、27日、自身のツイッターで所属事務所のシスカンパニーを辞めたことを報告した。(シネマトゥデイ) 【雑感】良くも悪くも日本的なオトシマエのつけ方だな。
前述したように、震災前であれば国内で反原発運動を展開していたのは左翼系市民にほぼ限られていた。主に社民党系もしくは社民党とも友好関係をもっている勢力、およびグリーンピースなど海外のエコ勢力に感化された市民など。
まことに残念な事だが、大昔から反原発運動の理論派が危惧した事態が今回の震災によって全て起こってしまっている。以前から抱えていた原子炉の問題・電力コストの嘘・震災に対する危機管理の甘さ・行政の組織的欠陥などなど。未だに起こっていないのは再臨界ぐらいのものだろう。これは現場が決死の努力で食い止めている状態だ。
だから
山本太郎氏の行動は特に政治的問題にはならない。今は反原発が世界的メジャーな世論だからだ。
真の保守ならば、「番組降板」→「迷惑かけるから退職」という流れにしない環境をつくるべきだ。電力会社も芸能事務所も肝が小さいイメージを全世界に喧伝してしまう。世間というものは細かい事情は見ない。現象を単純にステレオタイプに加工して納得するものだ。
したがって、いくら
山本太郎氏が事務所をかばっても、「ちょっとデモに参加しただけで仕事を奪い会社を辞めさせられる」という形に見なされる。さらに尾鰭がついて「日本は中国や北朝鮮なみに人権侵害を平気でやる後進国」とレッテルをつける海外メディアも現われるかもしれない。
危機の時こそ逆に批判勢力に対しては鷹揚に構えなければならない。
この過剰反応は一種の保身行動だ。目障りなモノに蓋をする行為、これが原発の安全対策を疎かにさせ、事故後の対策も責任の擦り付け合いで遅々と進まない現状に通じているのだ。
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清らかな水から茶の湯ができ花鳥風月を感じる心から俳句、短歌が生まれた。放射能はそう言ったものも汚染されるわけですね。反原発は日本美を守ろうとする人々から本当はおころべきだと思います。
むしろ山本太郎をキャスティングして日本版チャイナシンドロームみたいな映画を撮ったらヒットするんじゃーないかな
金もうけできれば左翼的世論を取り上げてもいいじゃん。