原発撤退などを株主が提案へ
29日の総会で 関西電力が29日に大阪市内で開催予定の定時株主総会に、株主124人が原子力発電からの撤退を求める議案を提出した。別の株主36人も建設から30年以上たつ高経年化炉の廃炉を念頭に自然エネルギーへの転換を求める議案を提出した。関電が株主招集通知で明らかにした。関電の取締役会は反対を表明している。(毎日新聞) 【雑感】一応日本は議会制民主主義の資本主義国家だから、
株主総会という「議会」で会社を運営するのが建前である以上、これから各電力会社はこういった議案への対処に苦慮することだろう。
脱原発議案自体は別に昨日今日始まった訳ではない。実は反原発勢力が電力会社の株を買って、株主として総会に議案提出をする事はあった。私がその戦術を初めて聞いたのは90年代の前半。
反原発運動家たちの勢力を考えたら、せいぜい議案を提出するのがやっと、取締役会も総会全体も取るに足らない存在だった。マスコミも朝日新聞を除けば概ね原発推進支持なので、ニュースにしない。しても小さな雑報記事だ。
大昔から反原発運動家たちが声高に並べていた「予言」通りの事態が起こってしまった今となっては、もはや取締役会は無視する訳にはいかんだろう。
ところで、近ごろ著名人の反原発発言が取り沙汰されるようになった。こないだは俳優の
山本太郎氏、今回は小説家の
村上春樹氏か。
上記、リサーチは
村上春樹氏の反原発言動への反応だ。私は共感に票を投じた。
今まで反原発の声は圧殺されすぎていたから、今がちょうど良い。原発屋たちが安全対策に徹底してもらうためにも、電気の本当のコストを国民が思い知っていただくためにも、必要である。
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