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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

反原発運動 近頃の現象[七百六十六] 

集団ヒステリー」発言を批判 
福島社民党首

 
 社民党の福島瑞穂党首は15日の常任幹事会で、石原伸晃自民党幹事長が反原発の動きを「集団ヒステリー状態」と指摘したことについて、「自民党は命を大事にしたい人々の気持ちを全く理解できない利権政党だ。生身の生き物の感覚から本当に遠くなっているのが自民党政治だ」と批判した。 (時事通信)
 
【雑感】集団ヒステリー」というのは言い過ぎだったな。当然、反原発の姿勢をとり続けてきた社民党福島瑞穂氏は、ここぞとばかり突っ込む。「命を大事にしたい人々の気持ちを全く理解できない」などと扱き下ろす。

 石原伸晃氏の気持ちも解らぬではない。当ブログで何度も指摘したが、反原発運動にしろ環境保護運動にしろ、経済を軽視しすぎるきらいがある。では雇用が悪化して失業者があふれる事を覚悟の上で運動を推進しているのかといえば、そうでもないのだ。覚悟どころか、そんな事態になったら雇用悪化の責任をまた政府のせいにして批難する。これは推測ではない。実際にかつての私は運動の内部に身を置いていたから知っているのだ。
 
 言い回しが難しい。デリケートな問題は誤解されるし、マイナスイメージに任せて曲解もされるし、気がつけば、「ええ? 何でそんな話になるの?」と驚愕する。
 石原伸晃氏は少し迂闊だったか。3月11日以前であれば「集団ヒステリー」と批判しても良かったが、今は反原発運動家が長年にわたって指摘した問題点が現実に起こってしまったのだ。言いたい事は解るがもはや説得力はない。
 
 私が「想定外」という言葉に説得力を感じないのも、以前に反原発運動家から耳にタコができるくらい聞かされてきた事ばかりだったからだ。
 そしてこういったシチュエーションでは政府は「嘘」をつく。正確には、無数にある事実を「編集」したものなのだが。私の知人には政府側の人間や電力会社側の人間が複数名いるが、当初は苛立ちを露わにしたメールをよこしていた。「きちんとHPで公開してるのに、なんで見もしないで騒ぐのだ!?」
 残念だけど、隠蔽や嘘で塗り固める習性がある。組織が大きくなればなるほど。少なくとも、自分たちの利害に抵触する事実は本能的に隠そうとするのも人間という生き物の習性である以上、意味が無い。
 実際に、「数値はもっと大きいではないか」「最初からメルトダウンを知ってたんやないか」という話ばかり。絵に描いたような典型的な人災オンパレードだ。
 
 だから、そういった方々には、「嵐が過ぎるまで堪えるしかない」と申し上げてきたが、何人かは怒って音信を絶たれた。けっこう私はリアルに現実的な助言を述べたのだが。ビートルズの「Let it be」と同じだ。
 若干名は、「あとになって、意味が解った」と言ってくれたが。

 社会全体がナーバスになっているので、言葉に気をつけていても「極悪人」にされてしまう時代だ。ちょっとしたことで曲解されたり、マイナスイメージで解釈されたり、乱暴に決め付けられたりする。

 「ミカエルは反原発派なのか? 原発推進派なのか? どっちやねん?」て批判もよく受ける。このブログを読んでいれば解るはずなのに。ハッキリと消極的肯定派だと。
 原発事故に対する指摘は反原発派が予想した通りで、それは評価しているが、経済に無頓着な点も見逃していないだけだ。推進派の長所と短所はその逆パターン。私はそれらを自分なりに正当に吟味しただけの話だ。
 
 私は何度も言ってきた。物事には全て効能と副作用がある。100%間違いも無いし100%正解も無い。どんなしょーもない占いでも人を絶望から救う事があるが、どんなに素晴らしい宗教や思想でも大量虐殺の口実になる。諸先輩がたの失敗を教訓に辿り着いた考え方である。そしてこの考え方を周囲に唱え続けて30年近く経つ。ブログでも何回も言ってきた。当ブログの映画処方箋で行っている作品評価方法もこの思想が土台となっている。

 反原発・原発推進などと二元論でスッパリ切ることができる輩のほうが、夢想家で現実逃避だと私は断定する。そういう輩の方が机上の空論だ。
 ミカエルは知識バカなどと批判する輩がいるが、それも大いなる誤解だ。たしかに若干の知識はあるが、人生経験も人並みは積んできたし、あまり人が経験しないような事も経験してきた。

 普段は気にしないのだが、調子が悪いときだと、ワカランちんちんな批判にはムカつく。ちっくと愚痴になってしまった。
  

 
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[ 2011/06/15 19:44 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(1) | CM(4)
ミカエルさん、こんにちは。
ミカエルさんの映画レビュー、ブログなどをずっと読ませてもらって、私は人の意見を「この人はこういう理由でこう考えるんだな」と受け入れることができるようになったし、「私はこういう理由でこう考える」というふうに、落ち着いて考えることを学びました。
ミカエルさんの文章は、いつも意見の根拠がきちんと示されているので、私と意見が違っても、「なるほど」と納得させられています。
これからも発信されるのを楽しみにしています。
[ 2011/06/15 20:52 ] [ 編集 ]
ソング氏へ
 
 ちっくとナーバスになっていました。ありがとうございます。

> ミカエルさん、こんにちは。
> ミカエルさんの映画レビュー、ブログなどをずっと読ませてもらって、私は人の意見を「この人はこういう理由でこう考えるんだな」と受け入れることができるようになったし、「私はこういう理由でこう考える」というふうに、落ち着いて考えることを学びました。
> ミカエルさんの文章は、いつも意見の根拠がきちんと示されているので、私と意見が違っても、「なるほど」と納得させられています。
> これからも発信されるのを楽しみにしています。
[ 2011/06/16 01:53 ] [ 編集 ]
やあミカエル!!!
鼻息荒いな(笑)

ところで『わからんちん』で一休さんのOPを懐かしく思い出させてもらったが、よく見たら、『ちん』がもひとつ多かったな。

たまってるな。
[ 2011/06/17 11:09 ] [ 編集 ]
ハリーよ
 
 わからんチンチン、屁理屈コネコネならべて、話の流れを折ったり、すり替えたりする輩はすかん。
 
 会議でもよく居る。質問してきたんで、丁寧に説明してたら揚げ足取りのオンパレード、話が半時間で終えるはずが2時間も脱線してしまう。
 
 批判する側も、チャチャ入れる側も、考えて言うてもらいたいもんや。それが全体の利益になるかどうかをな。
[ 2011/06/17 22:11 ] [ 編集 ]
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やっちまったなっ(©クールポコ)さすが石原閣下とDNA酷似する血液を体内に循環させてるだけあって、たまにポロッと余計なこと言うよな [ニヤリ/]福島党首も相変わらずというか、良い塩梅に攻撃し...
[2011/06/15 23:05] 時々時事爺
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