児童ポルノ禁止法改正案、
自・公が今国会提出へ 自民、公明両党は、児童ポルノ画像などの氾濫を防ぐための「児童買春・児童ポルノ禁止法改正案」を議員立法で今国会に提出する方針を固めた。
画像を個人が取得して保管する「単純所持」の禁止が柱だ。法案提出は、今国会の会期延長の動きに伴って急浮上したもので、民主党も法案協議に応じ、合意に至れば賛成する方向だ。(読売新聞) 【雑感】そうくると思った。復興関連法の成立がなかなかできない事から、実績づくりに持ち出す、その魂胆は見え見えだ。民主党も強い向かい風に倒れそうな状況だから、特に抵抗せず合意するだろう。
「児童」の概念自体が曖昧な状態なのに、背景や連鎖を考慮せずに規制だけが布かれる。16歳の女性が結婚できるという事は、16歳から堂々と子作りできる事も意味するのだが、ポルノと子作りを分けて考えるというのは説得力が無いしナンセンスだ。
さらに、成人年齢を欧米なみに18歳に引き下げる議論も進められているそうではないか。児童からいきなり成人、というのもおかしな話だ。
言葉狩りと同じで、本質を間違えて捉えるかぎり、禁止の法律をつくっても事態を悪化させるだけだ。もともと日本は裸文化や性風俗に大らかで、むしろ思春期になったら性行為の経験を積ませる文化があった。万葉集や古今和歌集の恋歌を見れば伸び伸びしている。江戸時代でさえも、貞淑云々を厳しくこだわっていたのは武家社会で、庶民は少なくとも性については自由奔放だった。厳しくすればするほど、実は女権を侵害されてきた歴史だった。
状況を本当に好転させたいと思っているのであれば、私は安易に規制に乗るべきではないと思っている。欧米はやっている、なんて植民地的発想は論外だ。日本は日本だ。
ブログランキングに参加しています。
- 関連記事
-
スポンサーサイト