綾瀬はるか、
“天然キャラ”封印し大河への思い熱弁 2013年に放送されるNHK大河ドラマが『八重の桜』に決定し、主演を女優・綾瀬はるかが務めることが22日、同局より発表された。大河初出演に綾瀬は「新島八重さんの心意気を一生懸命演じたい」と使命感を口にした。普段は突拍子も無い“迷言”で話題を集めることも多い綾瀬だが、この日はその天然キャラは鳴りを潜め、真摯に意気込みを語った。内藤愼介チーフプロデューサーは「綾瀬さんは器の大きい人で品のある方。もっと大きな器に放れば、もっと大きくなる方だと思った」と期待を込め、新たな魅力を引き出す構えだ。(オリコン) 【雑感】近年のNHK
大河ドラマは、主人公を男女交互にする。昨年は男性、今年は女性、来年は男性、再来年は女性だ。
舞台となる時代は菅原文太氏の「獅子の時代」以来だろうか、幕末から明治・大正・昭和初期へと続く。
新島八重、幕末から明治・大正・昭和初期までの歴史ファンにはよく耳にする名前だと思う。烈女である。猛女である。同志社の新島襄の妻として知られているが、同志社のイメージとはかけ離れた闘う女戦士のような人生、
綾瀬はるか氏には似合っているかもしれない。
NHKは主人公を毒抜きする。基本善人にするのは構わないが、完全に去勢して軟らかい人間にするのでつまらなくなる。たとえば家康など、脇役・敵役にまわる物語では権謀術に長けた悪の帝王のボスキャラ然としているが、滝田栄氏が主役で家康を演じたときは見ていて気持ち悪いほどの善人になってしまって、大坂夏の陣で秀頼を討った時などは「なんで秀頼を殺したのだ!」と癇癪を起こす始末、ありえないと失笑したものだ。
女性が主人公になった時でも同じ、全員個性の無い良妻賢母型のキャラになってしまう。「女太閤記」しかり「春日局」しかり、見ていて「おいおい、そんな頼りないキャラちゃうやろ! もっとずぶてこい、周囲を喰ってしまう大人物のはずやろ」と憤懣ばかり募った。
今年の「江」も同じだ。もうちょっと頭が良くて喧嘩が強そうなキャラのはずではないのか。それに家光以前の女性は正座なんかしない、胡坐か方膝立て座りだ。
もし
新島八重を良妻賢母型の人間にしたら、私は激怒する。彼女は大砲・鉄砲を撃って闘ったり、政治的闘争をやったり、波乱万丈の人生をおくっている。夫とは夫婦というより同志的関係だろう。現代のカップルに例えたら、日本では該当する夫婦が見当たらない。ヒラリーとビルのクリントン夫妻が近いかもしれない。
ただの良妻賢母キャラにしたら、「江」と同じくスベる。
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