閣僚辞任は4人目、
「政権末期の象徴」との指摘 菅内閣での閣僚辞任は、松本龍氏で4人目となった。
最近では、自民党の安倍政権でも、閣僚が次々に辞任する事態が起こった結果、短命政権に終わっており、「政権末期の象徴」との指摘が出ている。
安倍政権では、安倍首相が2007年6月、自殺した松岡利勝農相の後任に赤城徳彦氏を起用したが、赤城氏の政治団体に不適切な会計処理問題が発覚したことに加え、顔にばんそうこうを張って記者会見に臨み、理由を明確に説明できなかったこともあり、同年8月に更迭した。安倍氏は内閣改造で新たな農相に遠藤武彦氏を起用したが、今度は遠藤氏が組合長を務めた農業共済組合が、国から補助金を不正受給していた問題が発覚、遠藤氏は就任8日目に辞任に追い込まれた。
約3か月で農相3人が交代する異常事態で政権基盤は弱体化し、安倍氏は同年9月に退陣に追い込まれた。(読売新聞) 【雑感】辞任の記者会見の時、
松本龍氏は半泣きの顔になっていた。ということは、
菅直人氏を引き摺り下ろすための撹乱工作ではなさそうだな。
ホンマに地かな? ゼネコン出身らしいが、下請けの土建屋にもあんな口のききかたしていたのかな?
いずれにせよ、知事は大臣の部下でも下請けでもない。県民に選ばれた代表者である。それを政府の復興政策を担当する立場の人間が被災者の代表でもある知事たちへの暴言は、被災者へのパワーハラスメントであること明々白々。「傷つけたとしたら」と昨日コメントしたが、これ自体がまだ罪の自覚がない動かぬ証拠である。担当医が患者に対して殴る蹴るをしたに等しい。
辞任は当然だが、これこそ精神的苦痛を与えたのだから
松本龍個人としても岩手宮城両県民数百名に対して資材を全て投じてパンチ1丁にでもなって損害賠償をやってもらいたい気持ちだ。
さて、読売新聞は安倍政権を例に挙げて「政権末期」と評価しているようだが、私は
菅直人氏と安倍晋三氏は比較できないと思う。
安倍氏は政界名家の御曹司で、少年時代から一国の宰相が射程に入っていた。
菅直人は市民運動出身者で20世紀までの政治状況では宰相など夢のまた夢どころか不可能だった。
それから左派系市民運動家もヤクザに似たような感覚があって、警察にしょっ引かれたり逮捕されたり、あるいは周囲から集中砲火を受けたりすると、逆に活き活きする。
元左翼や極左と交流のある古参の運動家は、逮捕歴は政府と闘った証したる勲章だし、周囲からの批難や攻撃も「敵が怒れば怒るほど、自分は良い仕事をしている」という発想がある。
菅直人氏も四面楚歌状態を楽しんでいるのではないかと思っている。これぞ総理になった醍醐味というか。
松本龍氏はたぶん菅総理を尊敬している事だろう。おそらく松本氏の東京の事務所も地元の事務所も後援会も、そして自宅も世間様の批難の火砕流に晒されて炎上、身内たちはノックアウト状態になっているはず。松本氏にとって人格や人間性を全否定されたのは生まれて初めての体験であるはずだ。
しかし
菅直人氏は萎えない。松本氏はきっと菅氏を尊敬していることだろう。
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