平野復興担当相、就任後初の被災地訪問
岩手、宮城両県知事と会談 平野達男震災復興担当相が9日、就任後初めて東日本大震災の被災地を訪問し、岩手県の達増拓也、宮城県の村井嘉浩両知事とそれぞれ会談した。(産経新聞) 【雑感】平野達男氏は終始低姿勢で、被災自治体との関係修復に努め、さらに「同等の立場で徹底的議論をしたい」とまで発言した。知事を下請け扱いした前任者とは大きく変わって微笑外交だが、平野氏の態度が当たり前の常識であって特に誉めるべきではない、前任者がアホだっただけなのだ。
平野達男氏はたしか東北出身議員で、大学は農学部、農林水産省で技官をやっていた人物だ。九州男児を担当にせず、最初から東北出身の農政のプロである平野氏を
復興担当相にすべきだったのだ。菅氏の人選ミスだ。
ことわっておくが、私は九州にも友人がいて九州男児を侮辱するつもりは全くない。前任者が一連のパワハラの原因を「自分は九州の人間であるから」だと公の場で明言しているから、その大臣の公的発言を重くみてやっているだけである。批難するなら私ではなく前任者だ。
前任者は環境問題では有能だったらしいので口禍ごときでの辞任は無念だろうが、被災者へのパワハラはこれまでの実績を帳消しにするくらいの重罪だ。
さて、震災復興担当という役職、私はイマイチ納得がいかない。現行法ではこれが限界なのか?
いろんな対策会議が立ち上がったが、あくまで「連絡窓口会議」「意見とりまとめ会議」であって、全権を掌握して復旧復興を推し進めるものではない。
危機管理の練度が高い欧米では、特命全権の委員会をつくって総理以下各省庁が委員長の指示に従う方法をとりそうなものなのだが、日本の復興特命大臣は単なる一閣僚だ。
それでも、
総理と復興相の意志統一ができていて、権限面で復興相の手に負えなくなってきたときは総理が命令したり調整するなどして復興相をバックアップしたら済む事だが、菅直人氏は昔から良いとこ取りの性格なので、下の者はいつ梯子をはずされるか怖くて及び腰になるかもしれない。
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