FC2ブログ

ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

「あしたが消える どうして原発?」梅田でも上映  

あしたが消える どうして原発?」 
シネ・リーブル梅田でも上映!

 
 ソ連・チェルノブイリ原子力発電所の事故から3年後の1989年、福島第一原発の関係者を取材したドキュメンタリー作品。被ばくしながら作業にあたる労働者など、原発に直接かかわる人たちの当時の生の声を収録し、テレビ放映や劇場公開はなかったものの地域のホールなどで細々と上映されてきた。まるで2011年の福島第一原発事故を予言するかのようなコメントに驚かされる。(シネマトゥデイ)
 
【雑感】チェルノブイリ事故当時、世間の感覚や御用学者の主張は、ソ連の未熟な技術力と運用体制の稚拙さと人権意識の低いロシア人気質を原因にして、日本は世界有数の技術力と徹底した管理体制と高い人権感覚と人命優先だから、あんな事故は起こらないと結論付けていた。
 ところがそんな日本でも裏では劣悪な状態で働かされている原発労働者の存在を反原発派市民から指摘されていた。当時の私もそういった噂を耳にしたものだ。

 シネマトゥデイの記事にもあるように、この手の映画は市民有志の手によって公民館や会議室などで細々と上映される作品である。残念ながら観る人も世間一般から見れば左翼や反原発に傾倒しているマニアックな人間だけだ。映画の存在自体も一般には知られることはない。
 今回の惨事でやっと映画館上映となった。しかしその映画館もメジャーな映画館やシネコンではなく、マニアックな映画を上映する小さな映画館。しかし劇場公開されるだけマシか。
 
 この期に及んでも反原発派の視点に偏っているとの見方をする方もいるだろうが、残念な事に今回の福島第1原発の事故とその後の事故対応が、映画の主張を裏付けてしまった。原発を推進もしくは維持するのであれば、拒絶したり無茶に否定をせず、なおさら謙虚に反原発のこの映画の主張に頭を垂れるべきだろう。
 いまや、ソ連よりもお粗末だと批判されているのだから。
 
 繰り返し言うが、私は反原発派ではないので反原発運動に参加する方々との接点はあったものの一緒に行動する事はなかった。何故なら電力や経済をあまりにも軽く見過ぎる点が納得できなかったからである。
 おぞましいのは、敵対者から学ばない姿勢である。第二次大戦時、日本はアメリカ文化や英語を排斥したが、アメリカは日本の専門家を増員して日本を学び弱点を突いた。この失敗を日本は何度も繰り返している。
 チェルノブイリ以降、先進国の原発は安全対策に予算を投入しているのに、日本の力の入れ具合は消極的だった。否定したいが福島第1原発が雄弁に証明してしまった。事故が起きない事を前提にしてしまったのだ。


 シネ・リーブル梅田は梅田駅からやや北に離れた巨大なスカイビルの3階にある。駅から歩くと私の脚では15分くらいかかるか。しかしせっかくの機会なので鑑賞されてはいかがだろう。 


 
 blogram投票ボタン にほんブログ村 映画ブログへ
ブログランキングに参加しています。
関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する
映画処方箋一覧
晴雨堂が独断と偏見で処方した映画作品。
下段「日誌」項目は晴雨堂の日常雑感です。
メールフォーム
晴雨堂ミカエルに直接ご意見を仰せになりたい方は、このメールフォームを利用してください。晴雨堂のメールアドレスに送信されます。

名前:
メール:
件名:
本文:

プロフィール
↓私の愛車と野営道具を入れたリュックです。

晴雨堂ミカエル

Author:晴雨堂ミカエル
 執筆者兼管理人の詳しいプロフィールは下記の「晴雨堂ミカエルのプロフ」をクリックしてください。

晴雨堂ミカエルのプロフ

FC2カウンター
2007年10月29日設置
当ブログ注目記事ランキング
当ブログで閲覧数の多い順ランキングです。
設置2013年6月13日
ブログランキング
下記のランキングにも参加しております。ご声援ありがとうございます。
  にほんブログ村 映画ブログへblogram投票ボタン
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
映画
170位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
レビュー
84位
アクセスランキングを見る>>
タグランキング
晴雨堂の関心度が反映されています。当ブログ開設当初は「黒澤明」が一位だったのに、今は・・。
訪問者閲覧記事
最近のアクセス者が閲覧した記事を表示しています。
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム
リンク