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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

和食が世界遺産? 近頃の現象[八百三十二] 

世界遺産>「和食の登録目指せ」 
農水省検討会が最終報告

 
 日本の食文化の世界無形文化遺産への登録を議論していた農林水産省の検討会(会長、熊倉功夫・静岡文化芸術大学学長)は4日、登録を目指すよう求めた最終報告を取りまとめた。農水省は今後、文化審議会にはかったうえで、今年度末までのユネスコへの申請を目指す。(毎日新聞)
 
【雑感】食文化を世界遺産? そんなんできるんか? と思ったが、私の不明だった。既にフランス料理や地中海料理など前例はあるらしい。
 
 登録申請、悪くは無い。和食は健康食として世界的に注目されているし、食の欧米化が進んでいる日本でも見直され始めている。その機運を追い風に、世界に和食をアピールする事で逆に世界的外圧に弱い性分の日本人に自国の食文化の良さを思い知らす効果が期待できる。
 
 実際、和食は健康に良い。我家の日常的な食卓は、玄米飯に具沢山味噌汁、これにキムチや焼魚がつく程度であることを何度か当ブロクで紹介した。
 そんな生活を続けているおかげか、一時は80キロを超えていた体重はこの数年74キロあたりで安定している。代謝が衰えてきているので、二十歳前後の66キロあたりににはなかなか戻らないが。
 
 大豆が身体に良い事はけっこう以前から知られていた。味噌汁の味噌には抗癌作用があるとの研究結果を学生の頃に聞いた事があり、現在は世間の常識として定着している。
 NHK大河ドラマ「葵徳川三代」で津川雅彦氏扮する家康が朝餉をとりながら「味噌汁は欠かすでないぞ。身体に良い」と西田敏行氏扮する息子秀忠に諭す場面がある。実際の家康が味噌汁の効能を知っていたかどうかは知らないが、少なくともこのドラマが放送された2000年当時では常識になっていた。
 
 我家で味噌汁の具材によく入れる茸類も免疫力アップに効果があると言われているし、魚介類や海藻類も消化器系や循環器系に良い影響がある。効能は知らなくても何となく身体に良さそうという認識は世間も持つようになった。

 逆に取り過ぎるとまずい食材がある。子供の頃の私が大嫌いだった牛乳や肉だ。肉の食べすぎは身体に悪い事はさすがに世間も知る事になっているが、牛乳も取りすぎも良いとはいえないらしい。
 たしか元朝日新聞記者の本多勝一氏が牛乳より山羊の乳の方が身体に良いと記事に書いていた。成分上、牛乳より母乳に近いそうである。本多氏は私の父母とほぼ同世代、小中学生時代を戦中にすごした世代はけっこう山羊の乳を飲んだ人がいる。
 しかし戦後のアメリカ化によって山羊の乳は生産性の悪さから駆逐され牛乳が主流になった。この牛乳が実は発癌性があるのではと牛乳文化のヨーロッパから研究データが出た。もちろん、牛乳そのものが正味の悪ではないと私は思っているが、少なくとも牛乳の生産方法や流通システムなどが原因で身体に悪い食材になっているのではないかと疑いがあがっている。
 
 伝統的な和食に牛乳は使わない。肉もあまり使わない。必要な蛋白質は大豆や魚介類から取る。そもそも私が好物である食材の殆どが身体に良いとされるものばかりだった。
 我家では誕生日などにケーキをつくったり、冬の寒い日はシチューにすが、牛乳ではなく豆乳を使用する。またバターやヨーグルトは牛乳由来だが、消費者団体関西よつ葉から仕入れている。 

 親は小学生時代を食糧難の戦中戦後に過ごしたので、牛乳や肉が嫌いな私の姿勢はトンデモナイ事であり、よくビンタされた。「アメリカの子供は肉をもりもり食べてるぞ!」とよく説教された。
 しかし、そんなアメ公の食生活は成人病の元であるのは現代医学が証明しているのだ。正しかったのは「好き嫌いはいけん!」「甘えるな!」「肉嫌いなんて贅沢やぞ!」と怒鳴られビンタされてきた私だった。私が正義なのである。
 連れ合いは「あんたは人の言うことを聞かん奴だ」と批難するが、上記のような事例を子供の頃に何度も体験すると、もはや人の説教は聞けない体質になってしまった。逆に説教返しを行って、おまんらの誤った悪常識を完膚無きにまで粉砕しちゃる。
 
晴雨堂参考書籍案内
乳がんと牛乳──がん細胞はなぜ消えたのか ジェイン・プラント
乳癌と牛乳の因果関係を記した論文。著者自身が癌の再発に苦しみ、最終的にたどり着いた結論が牛乳断ちである。近年、注目されている学説だ。


 
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[ 2011/11/05 07:56 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(4)
こんにちは。

和食が世界遺産になったら、何だか贅沢な食材、、というか庶民には手が届きにくい食材になってしまうようでちょっと寂しい気がします。特に食の大切さに気づいたばかりの私にとっては。

ミカエルさんは牛乳・肉嫌いだったんですね。本能的に身体のシステムが自衛していたとは、素晴らしいです。わたしの場合は、牛乳飲むと周りから褒められるからいつの間にか好きになっていったのでしょう(身体も拒否しなかったあたりも残念な気がします)。

幕内秀夫さんの粗食をテーマにした本も今ではわたしの基本になっています。粗食弁当も欠かさないようにしてますし。ただ友人や仕事上の付き合いも大事にしたいので、ハレの日には楽しむように(多少の肉や乳性品も場合によっては摂ってしまうこともOKと)してます。

今の時代はおいしいだけで選んでると健康を害するような食材だらけでそうでないものを選ぶのに本当に苦労します。

午前は排泄の時間という事で朝食抜きを勧めている説も、甲田光雄メソッドをはじめ、いろいろ出ていますが、中途半端な朝食抜きしか実行できず、あれこれ試しているところです。やはり年齢と共に代謝が落ちる関係上、朝食抜きは今後のテーマでもあります。確かに身体も軽くなるし頭もすっきりしてくる気もします。これに早朝ウォーキング加えたら最強かなぁなんて思うんですけどね(笑)。
[ 2011/11/05 12:01 ] [ 編集 ]
デビハリ氏へ

> 和食が世界遺産になったら、何だか贅沢な食材、、というか庶民には手が届きにくい食材になってしまうようでちょっと寂しい気がします。特に食の大切さに気づいたばかりの私にとっては。

 その懸念はありますね。今以上に和食が世界中に普及すると、それまでありふれた食材だったものが高嶺の花になる恐れがあります。鰯にしても私が学生の頃までは日本沿岸で自給率100%の安い庶民の魚でしたが、ジワリと高くなっています。
 それに和食に欠かせない大豆の多くは輸入に頼っています。世界的には大豆は家畜の飼料に使われることが多いですが、これが人間の食用に大挙まわされ、さらに天候不良などが重なれば、醤油や味噌が窮地に追いやられます。

> ミカエルさんは牛乳・肉嫌いだったんですね。本能的に身体のシステムが自衛していたとは、素晴らしいです。わたしの場合は、牛乳飲むと周りから褒められるからいつの間にか好きになっていったのでしょう(身体も拒否しなかったあたりも残念な気がします)。

 しかし大変でしたよ。「好き嫌い」「わがまま」「甘えん坊」「過保護」など、様々な軟弱児童レッテルを貼り付けられ迫害されましたから。それに当時は喘息もちでしたから、身体が弱い事を「好き嫌い」のせいにされていました。そういう面で大人の悪常識には憎しみを持っています。
 止むを得ず、給食の牛乳は最初に一気飲み、肉などは一気喰いです。後に回すと食事が遅くなって迫害の標的にされます。

> 幕内秀夫さんの粗食をテーマにした本も今ではわたしの基本になっています。粗食弁当も欠かさないようにしてますし。ただ友人や仕事上の付き合いも大事にしたいので、ハレの日には楽しむように(多少の肉や乳性品も場合によっては摂ってしまうこともOKと)してます。

 その方が良いですね。人間関係悪化も健康を害する有害なストレスになります。何でも「過ぎたるは及ばざるが如し」ですよ。

> 午前は排泄の時間という事で朝食抜きを勧めている説も、甲田光雄メソッドをはじめ、いろいろ出ていますが、中途半端な朝食抜きしか実行できず、あれこれ試しているところです。やはり年齢と共に代謝が落ちる関係上、朝食抜きは今後のテーマでもあります。確かに身体も軽くなるし頭もすっきりしてくる気もします。これに早朝ウォーキング加えたら最強かなぁなんて思うんですけどね(笑)。
 
 これは賛否分かれますね。断じて朝ごはんを抜かしてはならないと主張する人も多いし、私もその説に賛成です。朝食を抜かした児童の学習能力や成人の労働能力が減退しているデータなどが根拠です。
 たぶん、原始時代のような生活なら朝食抜きにするべきなのでしょうが、現代社会では逆に合っていない恐れがあります。私の夜勤など最たるもので、そもそも現代社会は生物としては過酷な環境です。ですから食だけでなく生活スタイル全てトータルで捉える必要があります。
[ 2011/11/07 11:21 ] [ 編集 ]
「乳がんと牛乳」で私もブログに書きました。今後ともよろしくお願いします。
[ 2012/08/29 12:27 ] [ 編集 ]
戦後史の激動氏へ
 
 拝見いたしました。こちらこそよろしく願います。

 癌に苦しめられた方が様々な方法を試して辿り着いた結論が牛乳断ちという話、はじめて聞いた時はそれもありそうな話かな、と思いました。昔から牛乳の問題点は指摘されていて、学校給食にパンと牛乳を主食とすることに異論を唱える人も若干名はいました。
 
 戦前は山羊の乳が広く出回っていましたが、戦後はアメリカ主導で牛乳とパンへの転換がはかられた歴史があります。また搾乳量は牛の方が多いので資本の論理も強く働きました。

 
[ 2012/08/30 18:35 ] [ 編集 ]
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