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ミカエル晴雨堂の晴耕雨読な映画処方箋

晴雨堂ミカエルの飄々とした晴耕雨読な映画処方箋。 体調に見合った薬膳料理があるように、 料理に合う葡萄酒があるように、日常の節目に合った映画があります。映画の話題をきっかけに多彩な生活になれば幸いです。詳しいレビューは「続きを読む」をクリックしてください。

慰安婦問題 近頃の現象[八百四十九]  

情に訴え続けた李大統領 
政権末期の“過去カード”

 
 日韓首脳会談での李明博大統領の慰安婦問題をめぐる発言は、当初の予測よりも強く、情に訴えるものだった。李大統領は会談の冒頭、「経済問題の前に過去の歴史の懸案、従軍慰安婦問題について話さねばならない」とクギを刺した。(産経新聞)
 
【雑感】右翼的新聞らしい産経の論評だ。実際その通りだ。前の盧武鉉大統領の時もそうだが、韓国の歴代大統領というのは政権末期になると求心力が失速し、身内が不正で検挙されたりと周囲から攻め崩されて政権基盤が弱体化する。(余談1)そこで世論の支持を多少でも回復させるために反日カードを利用する。早い話、日本をだしにしているのだ。
 
 むかし、在日コリアンの知人と晩飯を食べたとき、慰安婦のことで議論になった。幸いにも彼は冷静な人間で、癇の触る意見や考えを聞いても、相手に対し激昂や軽蔑をむやみにする事はない。だからこそ私も敢えて在日コリアン世論を刺激するような意見が言えた。
 私はやはり日韓条約との整合性が問題になると思う。問題のある条約とはいえ、残念ながらあれで日韓との戦後補償の問題は一応の決着がついている。補償額にしても、被害者からすれば甚だ足らないと思うのは当然だが、当時の日本には決して軽い負担ではない5億ドルだ。
 条約とは国家間で取り決めた法規である。それをむやみに蔑ろにするべきではないし、異議がある場合は相手国を批判する前に条約を結んだ自国政府に対してなされるべきだろう。日本では「国際常識」からズレているかもしれないが、多くの世論は原爆や東京大空襲などの責任の所在を日本政府とし、直接アメリカを批難する事は少ない。

 知人の在日コリアンは苦笑いしながら「国益を考慮しているのか」と、私の姿勢を解釈した。たしかに国益もあるが、それ以上に私が気になっていたのは法律の整合性である。条約の拡大解釈が罷り通るのであれば、私が極右なら「日韓条約を拡大解釈して慰安婦補償が通るのであれば、現憲法下でも拡大解釈で十二分に核武装ができるやんか」となる。
 法律を無視したり拡大解釈をすることは、私は危険だと思う。今は慰安婦問題に利するかもしれないが、別の局面で副作用が起きる恐れがある。
 そもそも、日本の軍国主義の論拠となった帝国憲法や天皇制も拡大解釈につぐ拡大解釈だった。韓国の姿勢が日本の保守反動を喜ばす事になってしまったら、皮肉な話だ。 

(余談1)韓流時代劇を観てつくづく思うのだが、日本の時代劇ならば権力の座にいたものが失脚しても路頭に迷う事はあまり無い。命を拾ったら、そこそこの生活で生き長らえる。後醍醐天皇も足利義昭も権力の座から転がり落ちても殺されはせず、庶民から見れば優雅な隠遁生活をおくった。けっしてボロをまとってホームレスにまで落ちることは無い。ところが韓流ではそれがありえるのである。
 これは時代劇の世界だけではなく、実際の韓国社会を反映したものだろう。北も失脚すると権力だけでなく財産も奪われて最低の生活に落とされるという話を聞いた事がある。
 
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[ 2011/12/19 10:56 ] 日誌・・近頃の現象 | TB(0) | CM(0)
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